魔法少女リリカルなのはSS -blaster-if   作:sennkage

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第三話 生活時々ハプニング

 

 なんやかんやで初入寮は済み、全員荷物の整理や必需品の購入が終わった。

 そして現在俺達は夜飯を作っている所だった。

 

 

「すいません。料理はしたことがなくて・・・」

 

「私も・・・・・・」

 

 

 そして申し訳なさそうにこちらに謝る2人、エリオとキャロが暗い顔でそういった。

 

 

「気にすんなって。寮生活初めてなんだろ?だったらできる奴ができることをする。それがいいんだって」

 

「そうですよ2人とも私も料理はできませんが掃除や洗濯などは得意です」

 

 

 俺とアイリは2人にそういった。

 まあ、俺が料理できるのは母さんのせいってのが一番大きいんだが・・・

 

 

「これから覚えてけばいいさ。・・・味見はしたのを出してくれよ?」

 

 

 プッ・・・と2人が軽く吹いた用に笑ったのを見て安心した。

 

 

「はい!僕もこれから頑張ります!」

 

「私も頑張ります!」

 

「そして敬語治ってないという」

 

「「あ・・・」」

 

 

 エリオとキャロは顔を見合わせて同時に笑った。

 こりゃクセになってるな。

 しばらくすれば大丈夫かね?

 

 

「ほらもうすぐできるから食卓で待ってろ」

 

「「はーい」」

 

 

 なんか弟と妹ができた感じだな。

 ・・・明日から新しい住人がくる。

 しかも4人か・・・そのうちの1人は家事できたらいいなあ・・・

 そうしないとさすがに手が回らなくなる。

 本格的に家事仕事おしえるか・・・?

 いや、まだ決まったわけじゃないから平気か。

 

 そんな風に考えていたら目の前の鍋がグツグツと音を立ててることに気付き火を止める。

 

 

「おし!できた!料理でメニューも何も決まらないとき活躍するこのカレーが!!」

 

「何を叫んでるんですかユウガ?」

 

「・・・・・・いや、なんとなく最初の頃は大変だったなーと思ってな」

 

 

 うん。最初はカレーすら作れなかったからな!

 ・・・馬鹿な事してないでさっさと注いでエリオとキャロにもっていこう。

 

 

 

ーーーーーー食堂ーーーーーー

 

 

 

「おーい!2人共できたぞー!」

 

 

 そう言ってユウガとアイリが皿を二つずつ持って食度へと入って来た。

 

 

「これはカレーですか?」

 

「なんだそのこれは本当にカレーなのか?みたいな言い方は」

 

「い、いいえ。本当に料理できるんだなと思って・・・」

 

「まあ、自然と・・・な」

 

「・・・?ユウガさん。カレーのほかに置いてある物はなんですか?」

 

 

 カレー以外においてある物に疑問を持ったのかキャロがそう聞いてきた。

 

 

「これはだな・・・」

 

「これは・・・?」

 

「カレーのトッピングだ!」

 

「「・・・トッピング?」」

 

 

 2人して?マークを頭の上に抱えているな?では説明しよう!

 

 

「そうだ。まずこの皿の上にあるのはチーズにベーコン、カットトマトだ。混ぜてカレーと一緒に食べるもいいし、そのまま単品でカレーと食べてもおいしいぞ。まあ、これは男性向けだな」

 

 

 そうエリオに説明すると言われた通りにカレーにかけて食べ始めたと思ったら目をか輝かせどんどん口に運んでいった。

 ・・・おおう。掃除機にすわれるゴミの用にカレーが消えてく。

 

 

「これはなんですか?」

 

「それは野菜を素揚げしたものだ。人参、ピーマン、玉葱、茄子だ。カレーと一緒に食べると甘味が広がるトッピングだ」

 

 

 そう言うとキャロの顔が少し歪んだ。

 

 

「なんか嫌いな野菜でもあったか?」

 

「えっと・・・人参が」

 

「なるほど・・・おし!キャロ1つ勝負しないか?」

 

「勝負・・・ですか?」

 

「そう勝負だ」

 

「内容は?」

 

 

 乗った!!

 

 

「何簡単だ。その人参をカレーと一緒に食べておいしいと感じたら俺の勝ちこれからも茄子料理を定期的に出すという案だ」

 

「・・・わかりました。キャロ・ル・ルシエその勝負受けます!」

 

「それじゃあどうぞ」

 

「・・・いただきます」

 

 

 キャロはそう言って恐る恐る口の中に茄子とカレーを含む。

 

 

「ふわあああ♪」

 

「ふ・・・勝った」

 

 

 満足そうなあの顔みれば勝敗は見なくてもわかる。

 

 

「おいしいです!なんでこんなにおいしいんですか!?」

 

 

 簡単な話である。純粋においしい野菜を選んで買ってきたからである。

 そこらへんのスーパーなどで売っている安売りの品物ではなく、農家がたまに出している個人店で売っている物を買ってきただけだ。

 そして個人店で売ってる物のは大抵が当日取ったものがほとんどだ。

 野菜も生き生きとしていて水気も甘味も市販のとは段違いである。

 まあ、時々ハズレもあるけどな。

 と以上のことをキャロに伝えると感心していた。

 

 

「エリオにはこっちの方法は使えなさそうだがな」

 

「え?」

 

 

 疑問に思ったキャロにエリオの方を見てみなと指で伝える。

 そして指の方向へとキャロが顔を向けた瞬間納得した顔になった。

 

 

「そうですね。これはエリオ君にはちょっと無理な方法ですね」

 

「だろ?」

 

 

 何故そう言ったかというとだ・・・すでにエリオのお替りが6杯目を超えているからだ。

 どこにそんなに入るんだと思いながら自分で作った料理を食べた。

 そしてどっかの誰かに似ていることを思い出した。

 

 ああ・・・スバルか。

 

 そういえばあいつ食堂で見てるこっちが胃もたれすると思えるほど食ってたな・・・

 あの光景は今でも衝撃的だ。

 3秒たったらランチの大盛定食セットが消えたからな。

 そして積み上げられた数は確か・・・26枚だっけか?

 この世の不思議の1つに入りそうなぐらい本当に不思議な光景だった・・・

 てかアイツよくサイフの中身空にならなかったな。

 

 

「ご馳走様でした!」

 

 

 そんな昔を思い出しているうちにエリオは食べ終わったようだ。

 

 

「お粗末様」

 

 

 にしても本当に食べたな・・・えっと枚数は12枚だと!?

 あの一瞬に5皿も食べたのか!?

 恐るべしエリオの腹・・・

 

 

「エ、エリオくんすごいね」

 

「え?あ!あはははは・・・・」

 

「まあ、カレーだから多めに作っておいて明日も食べようと思ったが・・・明日の分はなさそうだな」

 

「えっと・・・すいません」

 

「気にするな。あれだけうまそうに食ってくれれば作った方も嬉しいぞ」

 

 

 こうして俺達の夜飯は終わった。

 ・・・忘れられていると思ったか馬鹿め!フリードにはちゃんと焼いた肉を皿の上に乗っけて準備しておいたのさ!

 フリードは満足して眠ったとさ。

 

 

 

ーーーーー翌日ーーーーー

 

 

 ジリリリリリリリ!!!!!!!

 

 

 目覚ましが鳴る。

 

 

「んあー・・・もう朝か・・・アイ(ふにょん)・・・ふにょん?」

 

 

 アイリが起きてるか確認を取ろうと起き上がろうとした時だった。

 右腕を体の体重を支えるために手をついたら柔らかい感触があった。

 

 はて?俺こんなに柔らかい物手元に置きながら寝たっけか?

 

 確認のためにもう一回手を動かす。

 

 

 ふにょん。

 

 

「あ・・・」

 

 

 ・・・待て。今何か聞こえたよな?

 しかも俺が手を動かすのと同時に・・・

 考えられる最悪の可能性を想像できてしまった。

 今、俺が触ってる物はおそらくアレだろう。

 うん。そこはどうでもいい。いやどうでもよくないが。

 そもそも何故俺がそんな状況に陥っている?

 昨日は普通にベットに入って寝たはずだ。

 ・・・うん。間違いない。

 そこまで思い出して、一つ大事なことを思い出した。

 

 

「俺・・・部屋の鍵かけたっけか・・・・・・・?」

 

 

 そう寝る前に一度も鍵をかけた(・・・・・・・・)記憶がないのだ。

 だが、この感触はキャロではないだろう。

 胸なかったしなというか歳相応だろ。って俺は何馬鹿なこと考えてんだ・・・

 いや、それは今は置いておくとしてじゃあこの感触を持つ女性って誰よってわけだ。

 アイリ・・・はまず無いな。

 なんだかんだ言ってそこの一線は守ってるみたいだし。

 てことは現在この寮にいる女性ではないということ。

 そして客観的にみられると・・・まずい非常にまずい。

 今の俺見ず知らずの女性の胸を揉んでいるただ変態にしか見えない。

 その瞬間だった。

 

 

「・・・ユウガ?」

 

 

 その眠たそうな声を聴いた瞬間俺は現在俺の手の先にいる女性をシーツで包み全力で部屋を出た。

 そして向かってついたのは無人の部屋すぐに鍵をかけて落ち着く・・・

 

 

「って完全に犯罪者じゃねえか!?」

 

 

 今やったことを振り返るとただの誘拐である。

 

 

「・・・・・・気にしないでおこう。今はこの人が誰だか聞いた方が早そうだ」

 

 

 そう言ってユウガはシーツを丁寧にどけていった。

 そして顔が見えた。

 髪は金髪のロングヘアー顔は整っていて綺麗という言葉が一番あうだろう。

 と見惚れてる場合じゃなくてだな・・・

 

 

「すいません。起きてください」

 

「まだ眠いよアルフ・・・」

 

「俺はアルフって人じゃないですよ」

 

 

 寝惚けているのか肩をゆすった程度では意識が覚醒しきってないようだ。

 目がろとんとして眠たそうに瞼を何回も閉じかけている。

 

 

「はあ・・・仕方ない」

 

 

 パン!!

 

 

「うひゃあ!!?」

 

 

 驚いたのか女性は声を上げた。

 ユウガがやったのは猫だまし。

 相手の顔の前で手を叩くという動作だ。

 さすがにあそこまで吃驚するとは思わなかったが。

 

 

「え?え?・・・ここどこ?」

 

「えっと・・・いいですか?」

 

「あれ?君は確か・・・・・・」

 

 

 おっと?この人俺のことを知ってる?

 

 

「あ!思い出した。ユウガカムイ君だよね?」

 

「ええまあ」

 

「良かった~名前間違わないで・・・」

 

「俺のこと知っているんですか?」

 

「あ。うん。そういえば自己紹介がまだだったね。私の名前はフェイト・テスタロッサ・ハラオウン。新設される機動六課、ライトニング小隊の隊長だよ」

 

「・・・え?」

 

「あれ?まだ通達が行ってない?」

 

 

 急なことに頭の処理が追いつかない。

 えっと目の前にいる女性はフェイト・T・ハラオウン執務官ってことで、俺の上司にあたる人物。

 そして今、俺はその隊長を無人の部屋に連れ込み・・・あれ?やばくね?

 

 

「そうだ。ユウガ君でいいよね?」

 

「え?あ、はい」

 

 

 駄目だ一回思考をリセットしないと混乱する。

 

 

「ここってどこかな?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 

 冷や汗がダラダラと背中かから流れております。ええはい。

 今、その理由をどうやってごまかしつつ被害が無く話そうか考えている所です。

 

 

「ユウガ君?」

 

 

 ・・・ええい!考えていても仕方ない確認しながら順を追って説明すればなんとかなるだろう!

 

 

「えっとフェイト隊長」

 

「私事の時は堅苦しい話し方はしなくてもいいよ」

 

「は、はあ」

 

 

 なんだろうか毒気が抜かれるというかぽわぽわしていてなんか和むというか・・・

 いやそうじゃなくてだな。

 

 

「えっと、まず確認なんですが昨日夜どこまで記憶があります?」

 

「昨日?執務官の仕事が終わってからキャロとエリオがこの寮に住むって聞いたから見にきたら2人共寝ていて、その寝顔を見ていたら私も眠くなって・・・あれ?そこからの記憶がない?」

 

「あー・・・」

 

 

 間違いないわ。

 寝ぼけて偶然俺の部屋に入ってそのままベットに入ったって感じだろう。

 

 

「落ち着いて聞いてくださいね?」

 

「え?うん。大丈夫だよ」

 

「予想ですがフェイトさんはキャロ達の寝顔見た後、寝ぼけて俺の部屋のベットに入って寝たんだと思います」

 

「・・・・・・え?」

 

 

 ユウガの話を切った瞬間、石像のように硬直したフェイト。

 そしてようやく頭の目が覚めたのか現状を把握し始めた。

 私はユウガ君の部屋に寝ぼけて入って寝た。

 これは確かだ。だけどなんで誰も使ってなさそうな部屋に・・・?

 その時自分の身に纏っている物に気が付いた。

 これは・・・シーツ?

 そこからの想像は簡単だった。

 確かユウガ君はアイリちゃんと一緒の部屋で生活しているはず。

 その状態で私がユウガ君と横になって寝ている所を見られたら・・・?

 

 

 ボンッ!!!

 

 

 本当に音が鳴ったんじゃないかと勘違いするくらいフェイトの顔は赤くなった。

 えええととととそそそんなことしししててないいよ?!?!??

 動揺しすぎて頭の中で喋っている言葉ですら呂律が回ってない。

 そしてこの状況でユウガ君がここにいるってことは・・・

 

 

「ごめんなさい!!!!」

 

「顔が真っ赤になったと思ったら瞬間で理解するとかさすが執務官って所なのかねえ・・・」

 

「えっと!本当に他意は無くて・・・!!」

 

「あーわかってますから。とりあえず落ち着いてください。まあ、それがここにいる理由のひとつなんですが・・・」

 

「・・・アイリ?」

 

 

 さすがって言えばさすがなんだろうなあ・・・頭の冴えは確かにすごい少しの情報からそこまで結論を持っていくのは本当に頭がいい。

 

 

「当たりです。アイリはああ見えてユニゾンデバイスです。もし、視覚情報を映像化して印刷なんてされたら・・・・・・」

 

 

 ブルリとからだが震えた。

 そこからの想像は簡単だった。

 親に連絡が行き、その情報は機動六課の部隊長である八神はやての元へと行きどんな脅迫材料に使われるかわからない。

 ・・・ちなみにだが八神はやての腹が黒いということは割と周知の事実だったりする。

 まあ、今はそれはどうでもいいか。

 

 

「とりあえずデバイスは持っていますよね?」

 

「あ。うん」

 

「とりあえずその恰好ではまずいので服お願いします・・・」

 

 

 先ほどの驚きが強すぎて意識が服を着ているという認識を省いていたみたいであり、再び顔を真っ赤にして、フェイトはバルディッシュに頼みバリアジャケットを着こんだ。

 

 

「それでなんですがどうしましょうか?」

 

「どうするって普通に部屋から出ていけばいいんじゃないかな?」

 

「・・・ははは。そうですねー。こちらに近づいてくる足音が無ければそれも行けたんですがね・・・仕方ない。フェイトさんそこの窓から逃げてください」

 

「え?でもそれだとユウガが・・・」

 

 

 この後の展開を察したのだろう。

 だが、大丈夫だ。むしろここにフェイトさんがいることがヤバイ。

 何がヤバイって2人きりでいるとうことがだ。

 幸いアイリにまだ見つかってないから大丈夫だ。

 ・・・フェイトさんの服も俺がいた部屋には無かった。

 たぶんキャロ達の部屋にあるのだろうそれならまだ時間はあるから平気だ。

 

 

「行ってください。後のことはなんとかしますので」

 

「えっと・・・ごめんね?」

 

「服は後で回収しておきますので夕方ぐらいに取りに来てください」

 

「あ。うん・・・大丈夫?」

 

「はい。きっと大丈夫だと信じている自分がいると信じています」

 

 

 

 それだと駄目って言ってるんじゃないかなあ・・・と思いながらフェイトは窓から外に飛び出た。

 

 

 後にアイリから何故ここに毛布があるのか?とか何故女性の香りがするのかと延々と昼まで質問された。

 フェイトさんの服はアイリにトイレに行くと称しキャロ達の部屋に行き回収して隠しておいた。

 ただ一言だけ・・・頼むから下着だけは脱がないでください・・・!!!

 

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