新武将の野望in恋姫†無双 ROTA NOVA 作:しゃちょうmk-ll
太閤立志伝6・・・合戦は決戦3で個人戦は剣豪3、箱庭要素も入れて城下町とか城の防衛機能とかいじれて、あと商人プレイで大名同士を争わせてそこに武器兵糧を売りつけていい感じに疲弊したところで本命大名けしかけるプレイとかしたい。
華佗の五斗米道による鍼の技は自らの氣を高め練り上げ、鍼を通して体内の病魔を直接治療するというもので元手はかからないし効果は抜群に高いがその分華佗本人の負担も大きく、重病人相手となると1日に行える診療にかぎりがある。
一方、タケマサの修めた薬の法は薬草、鉱石、動物の肝など様々な材料が必要となり元手もかかる上に処方を誤れば毒となってしまう。だが逆に言えば材用がそろって正しく処方すれば大勢の患者を診ることが可能になる。
因縁つけてきた商人の性根を叩き直し華佗の口入れで薬の販売を始めたタケマサたちであったが、薬を売る傍らで診察と処方を行ったことで腕のいい医者がよく効く薬を売っていると評判となり呂範と二人がかりで用意した生薬は飛ぶように売れた。
その日の診察を終え宿に帰ったタケマサたち。連日の売り上げを目の前に呂範は満面の笑みを浮かべはしゃいでいた。
「いやー、ホント飛ぶように売れたっすね師匠!うはうはってやつです!あたしこんな大金見たのはじめってすよ。師匠の客引きもすごかったっす!」
「香具師口上というやつだ。確かに売れたがもう在庫がなくなってきてしまっている。そのうちまた山籠もりだな、準備しておけよ子衡。」
「え~またっすか~、せっかく薬臭さも薄れてきたのに・・・。近所の子供に、ねぇちゃん変な臭いする~って言われたときは泣きたくなったっすよ」
連日の診察と薬の販売によって呂範の医学の経験もメキメキと伸びタケマサに比べると品質は落ちるがそれなりの生薬を調合できるようになっている。
薬を販売する傍らで診療を行ってきたが襄陽での疫病は思った以上に深刻らしく、それなりに高値で販売した薬もあっという間になくなってしまった。
ならばもう少し高値で・・・とも考えたが名声と金銭の双曲線を考慮するとこれ以上の値上げは損となる。
それにこの需要に対して二人で薬草採取しても焼け石に水、どこかで原料を仕入れてきてそれを加工するのが良いのだがあいにく伝手がな・・・・いこともない気がする
「子衡、出るぞ」
「え、こんな時間にっすか?」
夜もふけた時間ではあったが時は金なり、儲け話は時間との戦いなのである。早ければ早い方がいい。
価格が高騰している商品も、在庫がいっぱいじゃないからとのんきに放置していると城攻めに拉致られ終わったころにはブームが終わっているなんてことが多々ある。
交易とはこまめな確認と迅速な流通の確保が重要なのである。もし同じエリア内の商品が流行すれば移動用の数パーセントのシェアなどあっという間に分捕られてしまうのだ。
まだ明かりのついた家がぽつぽつみられる夜の街を歩き、訪ねたのは港近くの商店と倉庫が立ち並ぶ商業区の一角、この前焼きいれてやった商人の店である。
華佗の施術をうけたあの商人は目を覚ました時には妙にキラキラした目で爽やかな笑みを浮かべ非礼をうかべ帰っていった。キレイなジャイ〇ンばりの浄化っぷりでやったのは自分たちだが気味が悪かった。
夜中に訪ねてきた二人に対していやな顔一つせず出迎えタケマサの手を取りブンブン握手する商人
「これはこれは!先生御久し振りでございます!この前はお世話になりました。評判は聞いております、大層なご活躍で!」
「(すごい性格の変わりようっす・・・師匠ホントにただの治療だったんすか?)」
「(まぁあれだ、それだけこの男の心が病に冒されていたということだろう、タブン 人間、欲が絡むと心が歪むからな)」
心を入れ替えたというか頭の中をキレイキレイしたといった方がいいような人格の変わりっぷりである。
通された奥の部屋は一目で豪勢なつくりをしていることがわかるぐらい派手な内装で、壁には絵やら木製の像やらが置いてありこの商人の資産額の高さをうかがわせた。
「ささっこちらにどうぞ!だれか、お客様にお茶をご用意せよ」
主自ら椅子を引き、使用人にもてなしの用意をさせた。人が変わったような善人ぶりに面喰いつつも商人と話を進める。
「あれからどうだ、調子が悪いところはないかな?」
「えぇまぁ、先生方に治療していただいた後から憑きものが落ちたように心が晴れやかになりました!悪徳商売からは手を引き、誠心誠意商売させてもらっております」
「それは結構。それでたしかここ襄陽を拠点に船を使って商いしているとか」
「確かにそうですがこの前のことで住人の皆様をお騒がせしたようで少々・・・」
この商人は以前は随分あくどいやり方をしていたらしく評判が悪い。華佗の治療を受けてからは心を入れ替えたようだが悪名は下がりにくく名声は上がりにくいもので難儀しているようだ
「やはり苦労しているようだな。商売は信用が第一だがこればっかりは金だけでは補えんからな。そんなところにいい話をもってきたのだが・・・」
「ほぉ、いい話とは・・・詳しくお聞かせ願えませんかな?」
さっきまでキラキラと爽やかな笑顔だった商人の目が鋭くなる。心の病はなくなったようだがやはり根っからの商売人、儲け話には敏いようだ。
評判が悪く、貸しのある人間への儲け話。碌な話でないように思えるが商人から見てタケマサに自分を騙す利がない。
それにわざわざ自分に話を持ってきたということは他の商人との繋がりがないということ。ならば双方に何らかの利がある内容の可能性が高い
「なに簡単な話だ、己れが作る薬の材料を調達してもらいたい。」
「しかしわたくし共は以前それで失敗しておりますが・・・」
「同じ材料で毒にも薬にもなる、そういうものだ。持ってきてもらえれば己れが買い取り煎じて薬にする。悪い話ではないだろう、己れは金が必要でそちらは評判をよくしたい。」
質のいい薬を売り的確な診療で代金は薬代のみ、ここ最近タケマサの名は良医として襄陽内にとどまらず他の郡まで広がっている。
ならばそんな人間を心を入れ替え手伝っていると噂になればいくらか悪名もましになる。
「ほうほう、それは大変良い話ですな!それで材料に関してなのですが・・・」
「別にタダでとは言わん、そうだな~~~~~で・・・」
「む、薬の材料といって安いものではありません、せめて~~~~~~」「いやいやこのくらいは~~~」「ぐぐぐぐぐ、お世話にまりましたがこちらも商売ですので~~~」
「(すげぇ白熱してるっス。なんか原価率とか占有率とかもうついていけないっす・・・師匠って腕も立つわ医術は修めてるわ交渉もするわでめっちゃ多芸っすね~)」
「ならば販路襲撃を・・・・」「しかし商家との友好も考えると~~~」
そんな中に「失礼します、お茶をお持ちしました」と外から声がかかり白熱していた交渉も一旦中断となる。
入ってきた女中が丁寧に大きめの茶碗にすった生姜、柑橘系の皮などの薬味と共に塊状となった茶の葉を崩して入れ、湯を注いでいく。
「最近揚州の方から渡ってきたお茶です、どうぞ召し上がってください」
「」
「へぇ~これがお茶っすか~。あたし初めてっす」
茶の歴史は古く前漢の医学書『神農本草経』に記述がみられ、この時代では三国時代の書物「広雅」によると、茶は茶の葉を蒸して餅状に丸めたものをあぶってつき湯をかけ、みかんの皮、ねぎ、しょうがなどと混ぜて他の材料と一緒に煮るスープのようにして飲まれていた
主に貴族の飲み物で庶民に広がるのは宋の時代、日本で一般的な緑茶が飲まれだすのは明の時代とタケマサが生きてきた戦国時代とは茶の文化も違ったものになっている。
茶は周囲の影響をうけ品質が変化しやすく、長江流域で栽培された茶を都のある華北まで運ぶためには餅茶とよばれるように緊圧して輸送されていた。
タケマサとしても別に日本茶しか認めないといった偏った考え方はしておらず、明との貿易や南蛮商館との取引で中国六茶を嗜んだこともある。
ただ単純に好みの問題である。
「・・・・・・茶とはこういった飲み方をされるものなのか?」
「ええ、そうですが・・・どこかおかしかったでしょうか?貴人の方向けの商品ですのであいにく不勉強なところがあるやもしれませんが・・・」
「いや、初めていただくものでな。少々戸惑ってしまった」
「なんか体によさそうな感じっすね」
日本では京や駿河で交易品として扱われていた茶であるが軽い、利益率が高い、消費地が近いの三拍子そろった序盤のお供として優秀な品であった。
また茶によって古今東西の様々な武将と友好を築いてきたタケマサにとって一層思い入れのある品である。茶の2、3杯で主家を寝返るのもどうかと思うが
忠義が盛んに言われたのは江戸時代からで、戦国の時世では七度主君を変えねば武士とは言えぬとは言われたことを考えるとおかしくはないかも知れない。
薬で利益が出たらそれを元手に交易で荒稼ぎだ。そして茶の産地に投資しよう、喫茶に革命を起こしてやる。そう心に誓ったタケマサであった。
商人との交渉の結果、薬の原料を安定して仕入れることに成功したタケマサたちは拠点を構え、昼は診察と薬の販売・夜は薬の調合と呂範の医術師事と精力的に活動した。
その話は華佗たちの耳にも届いており、合間を見つけて様子を見に行こうという話になった。
昼間は客と患者で賑わっている診療所の前だが夕方になると客が引いてやや静かになる。そのころを見計らって華佗たちはタケマサ宅を訪ねた。
「ここがあのオトコのハウスねぇ~ん」
「いや、そうだけどなんだいその言い方は・・・」
「気にするでないだぁ~りん。もし、将殿はおられるか!」
「急患っすかぁー?うちは内科専門なんですけどとりあえず空いてるんで入ってほしいっす」
客はいなくなったが診療所の内部は呂範が忙しく動き回ってるようで何やらバタついている。修行もかねて生薬の調合を任されているようだ。
「あっ!華佗さんたちじゃないっすか、お久しぶりっす」
「やぁ久しぶりだね子衡君。将殿はいるかい?」
「ちょっとまってくださいね、師匠ぉ~華佗さんたちがいらっしゃったっす!」
タケマサは奥にいるらしく、呂範が声をかけると複数人がこちらにやってくる足音がした。
複数人?
「おぉ華佗殿ひさしぶりだな」「壮健そうで何よりだ」「貂蝉殿、卑弥呼殿もお変わりないようで」
奥から三人のタケマサが現れた。い、今起こったことをありのまm(ry
その光景に華佗はもちろん、さすがの漢女達も言葉を失っている。
「やっぱし師匠はまた港っすか。最近診療所は皆さんに任せっぱなしっすね、いったいなにやってるんすか?」
「ふふふ、それは」「完成してからの」「お楽しみだ弟子よ」
「いや、3人で話されるとうっとおしんで2人は戻って下さい・・・」
「それでは」「失礼する」「狭い場所だが」「くつろい「いや面倒なんで早くどっかいってください」さらばだ!」」
3人のうち2人は奥に戻り改めて華佗たちに向き合った。
「い、いったい何だったんだ・・・目の錯覚か?医者の不養生にはならないように気を付けていたんだが・・・」
「おそらく氣を使った技の一種ねぇ、あんな器用なことする人がいるとは思わなかったわぁ~ん」
「うむ、幻影ではなく実体を持っておった。それを3体も生み出すとはすさまじい手練れじゃな」
「ふふふ、おぼろ影の術という。詳しくは秘密だ」
不敵に笑うタケマサ1号、剣聖相手だと転で一掃されたり炯眼で消されたり、ピンポイントで本体叩き斬られたりする不憫な存在だ
「いいオトコに囲まれるなんて素敵だわぁ~ン。ご主人様も覚えてくれないかしらぁん」
何やらよからぬ想像をしているようでその鍛えられあげられた肉体をくねらせている
「貂蝉殿もお変わりないようで・・・」
「いやねんもっとよく見てちょうだぁい。今日のあたしは紫の下着でちょいワル小悪魔なのよ~ん」
「なるほど(頭が)ちょいワルですか」
こればっかりは万能薬でも華佗の氣功でも治せそうにない
場も落ち着いたところでお互いの近況方向と相成った。
華佗たちはあれからも貧困地区で治療を続けており重体な病人は粗方治療し終えたがまだまだ油断できない状態で、もうしばらく襄陽にとどまるようだ。
華佗やタケマサの尽力もあって襄陽の疫病は小康状態といえるが今度は襄陽以外の郡や荊州全体で疫病の兆しが見られ始め、医薬品に対する需要が高まっている。
そのため依然として生薬は売れており、最初のあたりは儲かって喜んでいた呂範だが最近では真剣に病の根絶を願うほどに忙殺されている。
タケマサも忍術によって三体の分身を出し製薬に勤しんでいる。
「ん?ではここにいるのは分身ということなのか。本体はなにをやっているだい?」
「それが港の方に行ってるらしんすけどあたしも詳しくは・・・。こんな忙しい時になにやってるんだか」
商人と手を組んでからタケマサは製薬は分身に任せ、商人の所にいったり港にいったり市場に行ったりとあれこれ忙しく動いている。
そのことに関して呂範にはただ「秘密だ」などとワルい顔で答えるのみで詳しいこと一つも言っていない
「まぁそのうち教えてやるからいまは医術の修行だ、そろそろ強壮剤について教えてやってもいいころかもしれんな」
「う~ん、うれしいような仕事がまた大変になるから遠慮したいというか・・・」
呂範がタケマサとであってからそれなりに時間は立ったがその期間呂範はひたすら医術に打ち込んできた。
診療の経験はないが製薬に関する知識と技術も順調に伸びてきている。
「ははっ元気そうでなりだよ。顔も見れたし、邪魔しちゃ悪いからそろそろ失礼するよ」
「えぇっダーリンもう帰っちゃうの~」
「日も落ちたしあんまり長居するのも迷惑だしな。それじゃ将殿、子衡君まだしばらく襄陽に留まるつもりだから何かあったら訪ねてきてくれよな」
「ねぇダぁーリン~あたし夜道が怖いの~だ・か・ら手をつないで帰ってもいいぃ?」
「な!?貂蝉貴様!その上目ずかい、漢女のか弱さを前面に押し出しだぁーりんと恋人つなぎでプチデートを演出するつもりじゃな!」
「すみません、ただでさえ夜中まで明かりをつけてご近所さんに迷惑かけてるんであんまり騒がないでほしいっす」
「「ごめんなさい」」
呂範も妙に図太くなって冷ややかな視線が板についてきた。あの頃の子犬のように初々しかった彼女はどこに行ったのやら
「あの者、いったどう見る貂蝉」
「うーん、導術まがいの技は使うけどこの外史に直接干渉したりとかはできそうにないわね~ん。ご主人様もまだ現れてないしどこからか紛れ込んだのかしら」
「あの者の使った術、おそらく大陸から渡ってきた導術が倭の国で独自に進化したものじゃろう。じゃが今の時代の技ではない」
「じゃあご主人様と同じ世界から来たってこと?」
「いやそこまで未来ではないな。おそらく戦国時代、忍術の最盛期あたりからやってきたのじゃろう」
「かなり腕は立つようだったけど、なにより・・・」
「うむ!まっこと良いオノコであった!」
「そうよね~ん、アタシも心に決めた人がいながらお腹のそこからキュンキュンしちゃったわ~ん」
「ヒッッ!」ゾゾゾゾ
「師匠風邪っすか?あたしの作った風邪薬飲みます?」
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