無表情、無感情で行くリリカルなのは   作:yudaya89

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 思いつきで書きます


第01話「その少女。無表情、無感情」

 私は30代にもう直ぐなるおっさん。PCのデータを整理してたら、懐かしいアニメの

映画版を見つけて、視聴していた。嫁さんに

「この声のわかるか?」

「いや、解からんよ」

「○○だよ~」

「え?あの人?ドラマに出ている?」

「そうそう。中学生の頃に一度声優したんだよ」

「そうなんだ~」

「そろそろ寝るかな」

 俺はベッドに横になり明日の仕事に関して考えながら寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 え?何ここ?目を覚ました俺は見知らぬ部屋に居た。見渡すと何処か女の子、そう5~6才ぐらいの女の子の部屋ッポイところに居た。そこへ

「おはよう。よく眠れた」

 母親?と思わしき人物からあいさつされた。少し混乱しているが、怪しまれぬよう

「おはよう」

 あれ?なんでこんな喋り方?

「もう直ぐ朝ごはんだから、着替えて降りてきなさい」

「わかった」

 おいおい。俺は「おはよう、母さん」、「解かった」って言った筈なのに、どうして勝手に変換されているんだ?そうだ、まず状況確認しよう。鏡はあるか?しかし

「できたわよ~降りてきなさい」

 お呼びだ。ここはアドリブでいくしかないな。覚悟を決めて階段を下りていく、そして

「おはよう」

 父親らしき人物へ挨拶をし、テーブルの食器の種類から自分の場所を確認後、その席にについた。

「さぁいただきましょう」

「いただきます」

 黙々と朝食を食べる。

「アウイン?今日は何する予定かな?」

 父親がこちらを向いて話した。そうか、俺の名前はアウインか。俺は子供が答えそうな定番を答えた。

「みてい」

 なんでだ~俺は「今日は公園で遊ぼうと思ってる」って答えようとしたはずなのに・・・

「アウイン?いつも言っているが、たまには外で遊びなさい」

「あなた・・・アウインは・・・」

「・・・そうだったな」

 何これ?何この状況。すげ~暗いぞ?

「じゃあ、そろそろ行って来る。」

「今日は何時ごろに帰るの?」

「いつも通り、18時には帰るよ。」

「わかったわ。いってらっしゃい」

「いってきます」

 俺は朝食を食べ終え、自分の部屋に帰った。

 

 

 どういうことだよ?ええ?意味がわからない。1時間ほど考えたが、まったくわからない。とりあえず、顔でも洗うか。俺は洗面所へ向かった。鏡を見た瞬間俺は・・・

「ラピス・ラズリ・・・」声が出た。機動戦艦ナデシコの劇場版のみに登場するキャラで、ホシノルリと同じように、人工的に作り出された「妖精」。そうか

アウイン→ラピスラズリの構成鉱物の一つ。そういう事か。だから感情、表情がない。状況が読めてきた。俺はとある場所の夫婦の間に出来た子供。しかしその子供には表情、感情がない。ってことは通常の子供ではない。公園にいっても他の子と、コミュニケーションが取れない。よって公園デビューが完全に失敗。そのせいで夫婦間にも亀裂が出来る。言葉が勝手に変換されるのも、彼女が喋るはずがない内容を喋ろうとすると、何かの影響で勝手に変換される。ようやく今の状況が解かった。

 

 

 

 

 で、ここは何処の国?そこが一番の問題だ。目の前のPCで調べてみるか~。

ミッドチルダ?管理局?え?何?地球じゃない?ん~でも聞いたことがあるぞ?

確か~

 

 

 

 

 

 

 

 

 リリカルなのはの世界かよ!!!!


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