「勝負あり!!そこまで」
クロノ・ハラオウンの試合終了宣言を聞いた局員達は沸いた。そして
「かめんはずして」
俺は通信機でレジアスに仮面を外すように指示した。
結果的に俺のBJは世に認められた。当たり前だ。BJを装着した管理局のトップがAランク魔導師に圧勝した。勿論相手をしたフェイトはこのことを知らず、俺の見る限り本気で相手をしていた。これは審判をしていたクロノ・ハラオウンも認めた。それから管理局は変わった。
BJを支給したことで、現場における死傷率は大幅に低下した。また能力があっても魔力がないため評価されなかった局員が大勢昇進及び現場へ投入された事で、現場の指揮系統などが大幅に改善、同時に魔導師不足も改善に方向にむかっている。私の知っている原作とはまったく違うものになってしまった。しかしそれはそれ。これはこれ。
そして陸と海の関係も少しは改善された。海の人間は優秀な人材を陸に派遣、現場の横取りなどを禁止した。レジアス中将もレアスキル保持者を毛嫌いしていたのを改善し認めるようになり、海との関係修復に力を入れた。
管理局が変わっていく中、俺も今後の人生を決めることにした。5歳程度で人生を決めるのは早いと思われるが、このミッドでは能力があれば年齢一桁でも就職可能だ。しかし問題はある。
「許しません!」
「・・・」
「あなたからも何か言ってください!!」
「お前の言いたい事は分かる。しかしこれだけの能力がありながら・・・」
「この子には「普通」に暮らして欲しいんです」
「わたしは・・・ふつうにはなれない」
「「アウイン」」
「わたしはみんなとちがう。なんでみんながわらうのかも、なくのかも・・・かんじょうがない。おかあさんもわかってるでしょ?わたしにはしゅうだんせいかつはむり」
「・・・」
「それに、むきげんのまりょくりみったーの、そうちゃくぎむもある」
「魔力リミッターに関してはレジアス中将にはお世話になっている。それにこれから先アウインは・・・ロストロギア級の扱いになるかもしれん。ならば今の内に・・・」
「れじあすはわたしに「ふつう」のみちをいくようにいってくれた。でもそれはせけんがゆるさない」
「なぁ?アウインの管理局への就職に賛成してやってくれないか?」
「アウイン・・・分かりました。処で仕事内容は?」
「かいはつがめいんで、あとはじむかんけい」
「分かりました」
俺はこうして管理局に正式に入社する事になった。これで俺も社会人だ。社会人のルールはある程度把握している。
入社が決定しオモイカネのメンテナンスを実施する事になった。しばらく酷使していたのでちょうどいいタイミングだった。
管理局第18研究所 デバイス管理及び開発室
初めてオモイカネと出会った場所に訪れた。何か色々変わっており、大きな石があった。
「おひさしぶりです」
「アウインちゃん久しぶりだね。色々噂は聞いているよ」
「またよろしくおねがいします」
「出来ればアウインちゃんがここに配属されてほしいけど、レジアス中将がそれを許さないからね」
「ん?おい、どういうことだ?」
「聞いてないのか?アウインちゃんは中将直下に配属されるぞ?」
「管理局第1研究所のことか?」
「ああ、あそこはトップクラスの研究所だ。並みの人間じゃあ入れない」
「ああ、それに資金も豊富だ。あそこにアウインが・・・」
「ねぇ?」
「なんだい?」
「あのいせき?みたいなのは?」
「ああ、あれかい」
大人の話を遮って俺は石の遺跡がなにかを聞いた。
「これは石の本だよ」
「ほん?」
「そう、これと同じ形をしたものが、オモイカネが発掘された場所を中心に12枚発掘されていてね、殆どは崩れたり文字が分からないものばかりだけど、この一枚は何とか文字が分かる程度に形を保っている」
「これは・・・・・じゅもん・・?」
「え?」」
「し・か・・・・お?な・・・・した・・い?な・・・もて・・・・さら・・」
「アウインちゃん!!」
「なに?」
「読めるのかい?」
「わからない。でもすこしよめる」
「「・・・」」
「もじがかけてわからないけど、ぜんごでよめればつなげることはかのう」
「この石版は全部で12枚。今オモイカネの発掘された場所の更に下から13枚目が発見された。これは偶然じゃあない。オモイカネを起動できた事、そしてこの文字を読めたこと・・・アウインちゃん?」
「なに?」
「この仕事を是非君に頼みたい。そしてミッドの歴史を解明してくれ」
「・・・わかった」
俺はこの古代の遺跡を分析する事になった。しかしあの親父の友達は熱いな。親父からは歴史オタクで特にベルカの時代を語らせると止まらないとか。
???「これは・・・いい素材かもしれない」
書き貯めはここまでです。
また不定期に戻ります。