無表情、無感情で行くリリカルなのは   作:yudaya89

20 / 50
 
 2か月ぶりですが、覚えて頂いているでしょうか?

 今後これぐらいのペースで投稿したいと思います。


第20話「6課指導します」

 

 機動6課への移動の道中、再度6課の資料に目を通した。やはり部隊設立に関して少し強引に事を進めた箇所が幾つかある。設立にはハラオウン(リンディ、クロノ)が後見人として名を連ね、更には伝説の三提督も非公式ではあるが関わっている・・・まぁこれで部隊が設立出来なければ、無能としか言えないな。

 

 1部隊の設立に3提督が非公式であるが関わっている・・・この話を聞いた他の部隊長はかなり御立腹だった。当たり前だ、部隊長の八神ハヤテが何をするにも3提督の名前を利用した際、要請された側はそれを断る事が出来ない。勿論八神がそんな事をするはずないと3提督が判断した上での話だが、そもそもその判断基準は一体何処に記載しているんだ?八神より優秀でそれこそミッドの平和を考え、管理局に入職してきた人間はごまんといる。その中で何故八神だけなのか?もしも3提督の名前を利用して強引に他部署から引き抜きを行った場合、どのような責任を取るのだろうか?それとも非公式であるため、有事の際は「全て八神ハヤテ2佐が独断で行ったものです」という声明を出すんだろうな。

 

 

 まぁ、新しい管理局の仕組みに馴染めなかった時代遅れの老人達の最後の希望ってやつか。

 

 

「だい6はんざいぼうしか、アウイン・アルパイン1とうりくさ。ほんじつ、こだいいぶつかんりぶ、きどう6かにはいぞくとなりました」

「古代遺物管理部 機動六課隊長、八神はやてです。着任確認しました」

「ほんじつからよろしく」

 

 着任のあいさつはスムーズに終わり、査察のお仕事を開始した。6課の新人たちはすでにガジェットとの実戦は済ませている。しかし

 

 

「やがみたいちょう、しんがたガジェットのほうこくがすんでませんね?」

「やがみたいちょう、けいりほうこくにミスがあります」

「やがみたいちょう、しんじんにはBFへかんそうして、しゅっげきさせてください。くうちゅうでデバイスがうごかなかったらどうすんですか?」

 

 

 ごめん、ガチでこの部隊ヤバいわ。事務仕事がまったく進んでいない。事務が進まないから本部への報告も遅れてしまう。貴重な情報が他部隊と並列化出来ない。よって被害が増悪する可能性がある。

 

 

「やがみたいちょう?」

「・・・何でしょうか?」

「ただちに、たかまち、ハラオウン、りょうめいをここに。げんじこくより、6かはじむしごとをゆうせんしてしょりしてください」

「し、しかし、有事の際は・・・」

「もんだいありません。わたしがしょりします」

「しかし1等陸佐はリミッタ―で能力が制限されていのでは?それに広範囲の場合、一人では「やがみにとうりくさ?」は、はい」

「もういちどいいます。もんだいありません。6かは、げんじこくをもってじむしごとをゆうせんし、しょりしなさい。これはめいれいです」

「り、了解しました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3時間後

 施設にアラームが響き渡った。どうせガジェット関係だろ?うわぁ、結構広域にガジェットが展開しているな。という事は、あいつ・・・スカリエッティが6課のデータ収集をしようとしているな。今回は俺が出撃するのだが、あちら側にはあまりこちらの手の内を見せたくない。ではどうするか・・・よし、あいつを使おう。

 

 

 あいつ・・・不可視だし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヘリで現地まで移動し状況を確認した。報告通り広域にガジェットが展開されており、これを撃破するには普通一個小隊以上の戦力は必要になる。しかし今この場には俺しかいない。

 

 この状況を打破するのはリミッターの有無に関わらず無理だ。俺の能力は攻撃型では無く、寧ろ後方支援系の能力だ。デバイスで攻撃を補ったとしても体力等が不足する。体力を補うと攻撃力が不足する。

 

 ならばどうする?簡単だ。無いなら作る。作るのが無理なら持ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

「でてきて、グラトニー」

「※※※※※※※※※!!!」

「うん。ぜんぶたべちゃっていいよ」

「■■■■■■!!―――■■■■!!!」

「うん。おねがい」

 

 

 

 機動6課

「な・・なんやあれ」

「どうして、ガジェットが消えていく・・・」

「この広範囲を一人で・・・」

 

 

 隊長陣から驚きの声が漏れる。

 

 

 

 

 グラトニー

 

 違法施設で作られた人造魔導生命体。生命活動に魔力が必要であり、無機物、有機物に関わらず体内に取り込む事で魔力に変換可能。試作で2体作成されたが攻撃力を重視した結果、制御が困難となった。

 

 簡単に説明すると、都市等にこいつを離す。都市の全てを喰い荒した後、樹や土を喰らいながら他の都市に移動する。資料によると惑星ひとつ壊滅させる能力がある。

 

 契約内容は、好きなだけ喰わせてくれ。それ以外の時は俺の魔力を供給する。因みにこいつの不可視は俺には通じない。生きている以上、電気信号で位置は分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 そうこうするうちに、ガジェットの掃討が完了した。

 

 

 「じょうきょうしゅうりょう。きとうします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。