無表情、無感情で行くリリカルなのは   作:yudaya89

30 / 50
第30話「メンテナンスは定期的に」

高町との模擬戦後、彼女自身に反省する箇所、改善する箇所、上官と部下との関係性について伝え、今回の模擬戦は明らかに上官に対する反逆行為である事も伝え、罰として反省文50枚を言い渡した。俺これでも彼女達より階級上なんで、よって必要措置と思ってます。今回の件については彼女も心底落ち込んでいるようだったので、少し甘い気がするが、上への報告は取りやめる事にした。

 

 

 

 それから間も無くして俺には一時的に本局への帰還するように辞令が降りた。理由は簡単で、管理局のシステム更新のためだ。元々俺が構築したシステムであるため俺が定期的なメンテナンスを実施する必要がある。日々バージョンUpや簡易メンテは実施しているが、不要なプログラム等の削除は難しい。よって今回ミッド全体での大規模なシステムメンテナンスを行うこととなり、メンテナンス実施中は日によってシステムを一時的にオフラインにし、再起動する必要がある。その場合デジタル管理から人員によりアナログ管理に移行される。一区画毎に行うことは時間的、人為的に不可能であるため、4区画毎に行うことにしている。メンテナンスには約10日間を予定しており、その間各区画の人員を大幅に移動し、対応する必要がある。勿論事前にシミュレーションしており、大きな混乱は生じないようにしているが、実際どうなるかは不明確だ。俺?俺はメンテナンスの際、オモイカネ経由でシステムと連動しているため、完全に無防備となる。まぁ管理局内なので警備等は不要とした。

 

 

 システムメンテナンスの日取りや内容は極秘扱いとなり、俺とレジアス、その他5名程度の将校しか予定を知らされていない。そして本局のメンテナンス日を本局で行われる公開意見陳述会に合わせて実施する事になった。当初は別日に行うように俺から申請したが、公開意見陳述会で本局に人員を集めるため、費用等の関係から同日となった。

 

 あと原作であったアインヘリヤル・・・あれ白紙になっているから。そもそもあんなもの造る予算と人員があるなら首都防衛に廻せと・・・その事をレジアスに伝えたところ「なら、どうやって首都を守護するんだ?」と嫌味満載で反論されたので、首都防衛隊を組織し、人員が揃うまで私の部隊から派遣し、人員育成を行った。アインヘリヤルの開発費用、開発期間の半分で部隊が仕上がったのでレジアスに「できたよ」ってそれとなく報告書を渡したら少し悲しい顔をして自宅に帰ってしまった。俺が作製した部隊作製マニュアル様様である。

 

 

 

本局

 

「あういん・あるぱいんいっさ、ただいまきかんしました」

「ああ、処で機動6課どうだったんだ?」

「ほうこくしょ、おくった」

「貴様の口から聞きたい」

 

 俺は機動6課の問題点を説明した。

 

「やはりか・・・」

「ぶたいさくせいけいけんのとぼしいわりには、がんばってる」

「当たり前だ!まったく!!」

「きげんわるい?」

 これじゃあ話にならない。横にいる秘書であるオーリスに話を振った。

「おーりす?なんでふきげん?」

「レオーネ・フィルス(法務顧問相談役)ラルゴ・キ-ル(武装隊栄誉元帥)ミゼット・クローベル(本局統幕議長)があなたと話がしたいと」

「わたしがひきぬかれることをおそれてる?」

「その通りです。お話になられますか?」

「むり」

「・・・即答ですね」

 

 

 

 当たり前だ!!今日、この日のために俺がどれだけ苦労したか!!各部署への手回し、シミュレーション結果から予想される不具合への対応策の構築、それに対する人員の確保・・・6課の視察を行いながらの平行作業・・・今レジアスと話しているこの時間は、ある意味休憩時間を含んでいる。

 

 

「わたしのきゅうけいじかんは?」

「「・・・」」

「わたしのおくったほうこくしょ・・・よんだ?」

「「読んで(います)いる」」

「じゃあ・・・わたしのきゅけいじかん・・・」

「何がほしい?」

「めんてごの、ゆうきゅうきゅうか」

「約束しよう」

「やぶったら・・・はりせんぼんのむ?」

「・・・」

「・・・」

「お三方には勤務の都合上、難しい事を伝えておきます」

「おねがい」

 

 絶妙なタイミングで話を逸らすオーリスを俺は恨まない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで、わたしのまりょくりみったーについては・・・」

「・・・アウイン・アルパイン一佐・・・いやアウイン・・・その話だが・・・」

「そう」

「すまない、やはり管理局での無期限永住が決定した」

 

 

 俺がこれまで出した成果・・・というよりも結果が大きすぎてテロリスト等の過激活動家の標的になり、俺が本局外で活動すると、周りに被害を与える可能性があるため、以前はレジアスのお陰で魔力リミッターまでとなっていたが、この度本局での永住、簡単に言えば監禁となりました。

 まぁ上記は建前で、恐らく薬とかで洗脳されるのだろう。勿論これを指示、決定したのは最高評議会だからね・・・レジアスも逆らえない。

 

「いつから」

「・・・」

「めんてなんす、しゅうりょうご?」

「すまない!!」

 

 

 

 俺が介入した事でレジアスの考え方は大きく変化した。しかしスバル中島、ギンガを確認している時点で、最高評議会、ジェイル・スカリエッティと繋がっているのは間違いない。そしてメンテナンス中に管理局本部、機動6課が襲撃される可能性は確定事項である。そもそも俺が介入したのってここ最近であり、レジアスとゼストが地上事件における人員・戦力不足に悩んで、レジアスが人造魔導師や戦闘機人の研究を初めたのは20年くらい前・・・いや、無理だから。阻止とか無理だから。

 

 

「れじあすがあやまることはない。これはうんめい」

「運命だと?」

「そう、わたしは、かんりきょくに・・・かんりきょくのいしずえになるのがうんめい」

「運・・命・・・礎・・!!」

「そう、わたしは、かんりきょくを・・・れじあすの・・・れじあすのしそうをたいげんさせるためにうまれてきたの、だから、しゃざいはいらない」

「!!」

「れじあす、いろいろてまわししてくれてありがとう。こういうばあい、わらえばいいとおもうのだけど、わたしはわらえないから・・・おれいだけいっておく」

「「・・・」」

「じゃあもうじかん」

 

 俺は姿勢をただし

「それでは、れじあすちゅうじょう、しつれいいたします」

 

 

そして

 

 

        「いままでありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          れじあすをしんじて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            よかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           うまれてきたいみをあたえてくれて

 

 

 

 

 

 

 

       

 

 

 

 

 

 

            ありがとう」

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。