無表情、無感情で行くリリカルなのは   作:yudaya89

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第41話「質問?内容も回答も自分で見つけな」

 

 アウインside

 

ディエチ(10)を教育しているうちに、クアットロがヴィヴィオを覚醒させてしまった。予定ではチンク(5)を除いた全員に対し教育を実施する予定であったが、全体的に少し時間をかけすぎてしまった。現状教育済みなのはドゥーエ(2)トーレ(3)セッテ(7)オットー(8)ノーヴェ(9)ウィンディ(11)ティード(12)の計8名しか終わっていない。残りの4名のうち、クアットロ(4)は教育は必須であるため、クアットロを覗いたウーノ(1)、セイン(6)、チンク(5)の3名は後日教育を行うこととする。

 

 

「さくせんへんこう。めがねのせんとうきじんをかくほし、そのごのひょうてきを、じぇいる・すかりえってぃのみとする」

「了解」

「ゆりかごないのじょうきょうほうこく」

「先行部隊は3体の戦闘機人を回収し撤退。現在は後発部隊が艦内の監視を引き継いでいます」

「たかまちがわから」

「高町一等空尉は現在、金髪幼女の戦闘機人と戦闘中。ゆりかご最深部に居るメガネの戦闘機人は命令があれば即時確保可能です」

「ふぇいとは?」

「先発部隊が2体の戦闘機人を確保後も未だジェイル・スカリエッティに捕縛されています。先発部隊は手出しせずに撤退しています。現在会話を行っていますが、詳細は不明」

「りょうかい。たかまちがわは、かんしをちゅうだんし、めがねのせんとうきじんをそくじほかく。その後ヴぃーたさんとうくういをかいしゅう」

「了解。しかしヴィータ三等空尉を回収と言うのは?」

「ゆりかごはきどうじょうにあげる」

「よろしいので?」

「じぇいる・すかりえってぃのきょういくのため」

「了解しました」

「ふぇいとしつむかんは、じぇいる・すかりえってぃがわにねがえらないようかんしをかいし。ふしんなこうどうがあれば、そくじほうこく」

「了解しました。手助けしなくてよろしいでしょうか?」

「ふよう。じしんのこころのよわさがまねいたじたい。こちらにはかんけいない。そうでしょ?」

「仰るとおりです」

「では、ひきつづきよろしく」

「了解」

 

 

 

 

 さて、クアットロの教育を早々に実施し、ゼストへの対応に移行しなければ、本当にレジアスが死んでしまう。最後に話をしたとき、少し様子が変だった。

 

 

 絶対死なせない!!

 

 

 

 俺が行くまで

 

 

 絶対死ぬな!!

 

 

 俺の

 

 

 

 老後のために!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 クアットロside

 ディエチの反応が突然消えた・・・最初はただのセンサーの故障と思い、通信を行うも応答なし。艦内のカメラでディエチを探したけど何処にもいない。カメラを巻き戻して確認したところ、本当に突然ディエチは消えた。ただカメラの映像から突然消えた。

 

 

 まぁいいや。ディエチの捜索に時間がかかったのか、先ほどの女が私と陛下がいる部屋の扉を破って突入してきた。

 

 

「いらっしゃい。おまちしてました」

 

「こんなところまで無駄足ご苦労様」

 

「さて、各地で彼方のお仲間は、たいへんな事になっています~」

 私が女に各地で戦闘している仲間の映像をモニターで見せる。しかし

「どうして戦闘が終わっているの?」

 ゆりかごの外、お嬢様、No.13は戦闘を継続しているけど、ノーヴェ、ウィンディ、ティード等が画面に映らない。どうなっているの?

「はっ!」

 私が呆然としているスキをついて女が砲撃を行う。勿論女が砲撃したのは私の幻影。外の様子に一瞬取り乱したが、すぐさま冷静を取り戻して私はゆりかごの最深部から女にモニターで語りかける。

「これを見てもらえますか?」

 私は陛下に電流を流す

「すぐに完成しますよ。究極の戦士が」

 私の言葉で陛下は目の前の女が自分の母親をどこかに隠したと思わせる。そしてそれを信じた陛下は成長した姿で女に戦闘を仕掛ける。

 

 

「その子を止める事が出来たら、ゆりかごもとまるかもしれませんね

 

 さぁ、親子で仲良く、殺し合いを」

 

 

 モニターを消し、偽りの親子の殺し合いをゆっくり見物しようとした瞬間、私は意識を失った。最後に聞いたのは「標的確保」だった。

 

 

 気を失ってから一体どのくらいの時間が経ったのだろうか。私は真っ白な部屋の真ん中に座らされていた。体は椅子に拘束具で装着されており、体を大きく揺らしたが、びくともしなかった。そして私の目の前には一台のモニター?四角よく分からないモニターがポツリと置かれていた。

 

 

 しばらくして真ん中にある四角モニターに映像が映し出された。

「やったなぁ~」

「負けないよ~」

 白い猫とピンクのアニメが写っている。稚拙な作画、耳障りな声と感情の篭っていない棒読みの声、そして

「仲直り、仲直り」

「ごめんブ~」

 劣悪なシナリオと演出が目に余る。映像が終わりモニターが消えた。開始から終わりまで体感10~15分ぐらいであったが、この環境であればもしかすると1時間以上だったのかもしれない。私は

「私にこれを見せてどうしろっていうの?」

 誰も居ない空間に問いかけたが反応なし。まぁそのうち、あちらから何かアクションを起こすだろう。それまでゆっくりしていればいい。それにしても退屈よね。少しぐらいは・・・少し仮眠をと思った瞬間

「があああああッ!!体が!!!グァ」

 唐突に拘束具が体に食い込むぐらいキツク閉まった。体の激痛が走っているさなか、目の前のモニターに先ほどのアニメが写る

 

「やぁ、私はタマ~」

「ボクはブ~太郎だよ」

「ねぇねぇタマ~、あそこに何かあるよ?」

「なんだろうね~」

 

 

 

 

 

 終劇

 

 

「ハァ・・ハァ」

 私を締め上げていた拘束具が緩み、私は大きく息をする事が出来た。しかしまた時間が経過し睡魔に襲われると

 

「かっ!!があああッ!」

 拘束具が体を締め上げる。そしてそれと同時に始まるゴミ動画

 

「やぁ、私はタマ~」

「ボクはブ~太郎だよ」

「ねぇねぇタマ~、あそこに何かあるよ?」

「なんだろうね~」

 

 

 

「やったなぁ~~」

「そっちこそ~」

 

 

「あああ、おねがい  早く・・早く」

 

 

 このアニメはテンポが、限りなく絶望的に悪い。

 

 

 睡魔・・・体を締め付けられる・・・ゴミアニメ

 

 睡魔・・・体を締め付けられる・・・ゴミアニメ

 

 睡魔・・・体を締め付けられる・・・ゴミアニメ

 

 

「お願い!!誰でもいいから何か私に質問して!!お願い!!」

 

 

 

 

 クアットロ?今彼方はこう思っている

 「何故?自分がこんな目にあっているのか」と

 だから誰かに質問したい、そして回答して欲しい。

 

 

 残念でした。

 

 彼方は散々色んな人達の何かを奪ってきた。時には命令、時には気まぐれ・・・

 

 だから私は彼方の

 

「質問するという事を奪う」「睡眠という欲求を奪う」

 

 それらを返して欲しければ、自問自答しなさい。

 

質)どうして自分がこんな目にあったのか

 

A.敵に捕まったから → 不正解

A.拷問されているから→ 不正解

 

 

 正解

 「    」

 

 空白。私にも分からない。だから、私が納得できる回答を考えて。

 

 期間?

 

 大丈夫。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時間は無限だから

 


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