クアットロを尋・・・ではなく指導したあと、俺はレジアスのもとに向かった。レジアスの部屋に行くまでの間に数名の部下が待機していたため、私が別の配置場所に移動するように命令した。これでゼストによる被害は最小限になり、尚且つスムーズにレジアスの元に到着できる。話し合いの前に無駄な戦闘で冷静な判断が出来ない状態になっては話し合いをする意味がなくなる。
レジアスの元にたどり着き、ノックをし部屋の中に入る。そこにはいつものように机に座るレジアス、横には副官のオーリスがいた。しかし何時もと違うところがあった。レジアスの表情だ。いつもの険しい顔ではなく、神妙な面持ちで何かを待っている様子だった。
「れじあすちゅうじょう、しつれいします」
「どうした?何か問題か?」
「いいえ」
「では何のようだ」
「もうすぐ、ぜすと・ぐらんがいつ がここにきます」
「・・・」
「しってた?」
「ああ」
「かこ、なにがあったかしらない、でもいまあなたは、しんではいけない」
「そんなつもりはない」
「そう、ならここに、わたしがいてももんだいない」
そして
「失礼する」
丁寧にノックがされてから扉が開いた。ゼスト・グランガイツのご登場だ。
「レジアス。久しぶりだな」
「ああ、そうだな、ゼスト」
「ゼスト・・さん」
「早速お前に問いたい。俺はいい、お前の正義のためになら、殉じる覚悟がある。だが、俺の部下達は何のために死んでいった」
「ゼスト・・・確かにワシはスカリエッティと戦闘機人関係で繋がってきた。8年前お前の部隊が全滅したあの研究所に関してもワシは知っていた。だが信じてくれ!あの日まさかお前達があの研究所を襲撃した事も、部隊が全滅した事も、全て!!後から報告書で知った!」
「そんな話!!信じられるか!!」
まぁ普通、信じないだろう
「れじあすは、ほんとうにしらなかった。それはほんとう」
突然の私の発言にゼストはレジアスから私に視線を向けた。
「君は?」
「だい6はんざいぼうしか、あういん・あるぱいん1とうりくさです」
「君が!!君があの第6犯罪防止課のアルパインだと!!」
「そう、せけんにはべつのじんぶつぞうをながしている」
「そうか。では先の言葉の意味はなんだ?」
「れじあすはあなたをまきこみたくなかった。だからあのひのぜんじつに、あなたにべつのにんむをあたえるといった。でもあなたはそむいた」
「確かにそうだ。スカリエッティとレジアスが通じていないかを確かめたかった。だから」
「でもそれがげんいんでぶたいがぜんめつした。たしかにれじあすのあくじはゆるされない。でもそれとあなたのぶたいがぜんめつしたことはかんけいない。すべてたいちょうであるあなたのせきにん」
「・・・」
「かこのすべてのつうしんをかくにんした。れじあすがあなたのぶたいをぜんめつさせるしじはだしていない。これはしんじつ。だかられじあすのことばもしんじつ」
「・・・レジアス・・・すまない」
「ゼスト、あの頃のワシは、ミッドのためと称して犯罪スレスレの改革、そして戦闘機人計画をスカリエッティに・・・本当に愚かな行為だった。
しかし!アウイン・アルパイン、彼女のお陰で目が覚めた。そしてお前と目指した正義とは何かを再認識する事が出来た。だからゼスト・グランガイツ!もう一度ワシと共に正義を!」
「・・・すまないレジアス」
「どうしてだ!どうして」
「俺は8年前殺された。しかしスカリエッティによって人造魔導師として復活したが、当時の技術は不完全だった。だからもう肉体が・・・持たないんだ」
ゼストの言葉を聞いたレジアスは呆然としていた。気持ちは分かる。数年以上会わなかった戦友に会えたと思ったら、もう直ぐ死ぬと告白されれば呆然とするだとう。レジアスのそんな姿を見るのは忍びないので、ゼストに一枚の紙を渡した。そこには
あなたの体最近大丈夫?
近くの物が見にくくなった
腰が痛い
ひざが痛い
階段を上ると息切れする
そんな時、管理局で体の検査をする事で、何が体に不足しているかが直ぐにわかる!
筋肉? ビタミン? 管理局では彼方の健康も守ります
これを機に、体の管理始めてみませんか?
管理局本局受付 0689-15873-69587
「「は?」」
レジアスとゼストは、私が渡した紙を見終わると同時に同じ言葉を発した。
「すこしならじゅみょうをのばせる」
「「本当か!?」」
「ほんとう」
「・・わかった。管理局にもう一度尽くしたい。この体、アウイン・アルパイン一等陸佐に預けたい」