連続幼女殺人事件解決から3ヵ月後。俺は未だ一人での外出を許可されないままでいた。バリアジャケット(BJ)の最適化はほぼ終了し、現場からの評価はかなり高く、リンカーコアを持たない局員に支給される事になった。しかしここでこのBJの情報が漏洩しないように対策が必要となった。これは特に問題ない。セキュリティをかけて、万が一解除された場合、中のプログラムが消去されるようにした。勿論これだけでは安心できないので、誰に、いつ、どこで、誰が、何処の施設で管理されているかも情報化し、管理するようにした。勿論ここまでしても安心できないので随時更新はしている。これだけでも大仕事だが、オモイカネと俺なら数日で完了できる。
さてここで、彼女アウインの能力を紹介しよう。
アウイン・アルパイン
魔力光 ゴールド
魔力量 SS+
スキル ハッキング
魔力変換 電気
ハッキングと電気を使い、人間の脳へアクセスできる。しかし「脳」自体へのハッキングは条件が揃わないと出来ないが、「騙す」事は簡単に出来る。
我々人間が「物」を見たとき、例えばリンゴを見たとする。この時人間はそれを「リンゴ」と認識する。それがリンゴと知っているから。しかしここで眼球と脳の間にハッキングし、それがみかんと誤認識させることができる。これにより其処に誰も居ないのに、居るように思わせたり、逆に居るのに、居ないと認識させる事も出来る。簡単に言えば攻殻機動隊の少佐と同じ様なことが瞬時に出来る。彼女の魔力を電気に変換し、相手の体を通してハッキングする。人間は電気信号で活動している。ここに偽信号を入力してやれば、人間は動く事も、喋る事もできない。先の親子もこの能力で意識不明にした。
でも俺には関係ない。そもそも俺がしたのは悪夢を見せただけ。そこからのことは病院側の責任。あそこの病院は黒い噂が耐えないからな。親子が入院した病院は入院患者の60%が死亡退院する、ミッドでもかなり有名なブラック病院だった。大方臓器密売の商品になったのであろう。あそこに入院させた奴が悪い。そう思っていたら
「アウイン~」
「なに?」
「何してるの?」
「あたらしいかんりきょくようのぶきをせっけいちゅう」
「もう少し子供らしい事をしなさい」
「おかあさん?」
「何?」
「こどもがおもちゃのぶきであそんでる。これはこどもらしくない?」
「子供は設計はしないわよ?」
「・・・こどもじゃない」
「じゃあ何かな?」
「しょうじょです」
「・・・は~。わかった。そういえばアウイン?」
「何?」
「イチゴパフェあるけど」
「いる」
「じゃあ休憩する?」
「する」
昔も今も甘いものには目が無い
その夜、一通のメールがアウインに届いた。
レジアス
2週間後、本局にて小娘3人を相手に模擬戦をしてもらいたい。相手は管理局外の出身で、名前は高町なのは、フェイト・テスタロッサ。もう一人とは1週間後に模擬戦をしてもらいたい。もしも可能であれば連絡をくれないか?勿論何か試作のデバイスがあれば使用してもらって構わない。徹底的に痛めつけてくれたら、こちらとしては「かなり」うれしい。よろしく頼む。
PS 母親の許可はアウインでもらってくれ。
おいおいおっさん。俺に全部丸投げかよ。てか4歳児に模擬戦させるか?(外出禁止中に誕生日を迎えました。7/20です。)
また母親との戦いか。それにしても随分あれだな・・・ストレートな内容だな。ようは叩き潰せって事だろ?・・・・・
アウイン
しょうちしました。じょうけんがあります。
①しさくでばいすひようの50%をゆうし。
②こんごのけんきゅうしきんの30%ぞうがく。
③もぎせんででたひがいにかんしては、あういんにはいっさいせきにんがはっせいしないことをしょめんにて、さんていとく、レジアスしょうしょうのさいんつきでいただきたい
いじょうです。
PS、ははおやのせっとくひようとして300000ミッドをのちほどせいきゅうします。
「おもいかね、これをレジアスしょうしょうにへんしんしておいて」
「わかりました。アウイン」
これでよし!試作デバイスの完成を急ぐか。今夜も徹夜♪明日も徹夜♪
あれ?高町とフェイトって原作キャラだよな?
あ~闇の書事件終ったんだね。てか勝てるのかな?
待て!!!大きなイベント終ってるじゃん。俺殆ど関わってね~じゃん!!!
仕方ないから、各イベントがどんな風に終ったか調べておこう。次はJS事件か。あんまり好きじゃないんだよな。
次回主人公と対決。
更新遅くなると思いますが、ゆっくり見守ってください。