大洗"学園"の、ある自動車部員の物語   作:けんとん

12 / 20
俺「さーて今日もUAチェックするかー」→「アイエエエエエエエエエ!?UA5000!?UA5000ナンデ!?」


本当にありがとうございます。
それを記念して頑張って早めに仕上げました。

<注意>

あ ん こ う 踊 り の 描 写 が あ り ま す ! ! !ち ゃ ん と 女 子 で す ! ! !


やったぜ。



第十一話 with:St.Gloriana with:???

「報告します。全車両、最低限自走可能な状況まで整備終了。学園艦に帰還後、明日再整備を行います。学園艦の発艦時間は?」達也が言う。

 

「夜の7時です。皆さん、お疲れ様でした。」副会長が返す。

 

「了解ー。じゃあ私からそう伝えて解散って言っておくね」「ナカジマさん、お願いします」

 

 グロリアーナとの練習試合を黒星で終えた大洗学園の戦車達は、それから行動不能ポイントで戦車を最低限自走可能なレベルまで整備。多少硝煙の匂いがたちこめる戦車を男子の整備隊員が運転して学園艦まで帰還し、それからきっちりと整備を行うてだてになった。

 

 

その整備終了の報告を受けたことを副会長が生徒会長に伝えると、会長は少し諦めた顔で

 

「いやーみんな負けちゃったねー、というわけで」目の前にいる、さっきまで戦車に載っていた少女たちに残酷な事実を告げた。

 

『ギクッ…』面々の苦い表情が、

 

「あ、逃げちゃだめだよ?あんこうスーツは全チーム全員分のを用意してるから」

 

「ああー」「もうやだ…」「嫁入り前にこんなのは…」「根性で乗り切るしかない!」諦めの表情に変わる。しかしーー

 

「まぁでも、負けちゃったのは私たちの責任だしねーー、ということで、連帯責任をとってーー」突如生徒会の2人が焦りの表情になる。そうだ!そうだろ!それでこそ生徒会だ!

 

「えっ!?」「会長、まさか!?」「にしし…」

 

 

 

 

「というわけで整備終わってすぐで悪いけど、男子自動車部から2人ほど貸してくれない?太鼓役で」

 

「2人か…1年になげつけておくか。すぐ伝えます」達也の部長らしさがようやく発揮された。

 

 

 

「あのー、会長私たち女子自動車部はもしかしてー」ナカジマが期待の面持ちで会長に聞くがーー

 

 

 

 

「女子はみーんな、連帯責任だよ!やってね。やらないと部費削減するから」

 

 

 

 

 

「…」ナカジマが電話を取り出し、女子自動車部に電話をかけた。

 

「今から私の言う所まで集合!!!早く!!!」

 

 

 

 

 デデーン 大洗女子 あんこう踊り

 デデーン 女子整備隊 あんこう踊り

 デデーン ヒューマンコンビ 太鼓役

 

 

 

 

======

 

 

アアアン アン アアアン アン

 

 

 

アアアン アアアン アン アン アン

 

「ふえぇ~」ユッサ「もうやだお嫁に行けないよ!」タユン

 

あの子 会いたや あの海越えて

 

「仕方ありません!」ユッサ「恥ずかしいと思えば恥ずかしいのです!」タユン「…」ストーーーン

 

あたまの灯は 愛の証

 

「…」タユン「…」ペタン「…」タユンタユン

 

燃やして 焦がして ゆーらゆら

 

「…」タユン「…なんでこっち見るぜよ」たゆんたゆん!ばるんばるん!ゆっさゆっさ!!!ぷるんぷるん!!!

 

燃やして 焦がして ゆーらゆら

 

「…これが圧倒的戦力の差か!」スラッ「…くっ!」ストーン

 

こっち来て アンアン

 

「こっ、根性ーーー!!」ストーン『はいーー!!キャプテン!』バルンバルン!!ユッサユッサ!!「…なんでや!」スラッ

 

逃げないで アンアン

 

「これじゃレースクイーンの方が100倍マシだよ!」スラッ「全く」スラッ

 

波に揺られて アンアンアン

 

「まさかこんなことになるなんてぇ」タユン「部費の為だし仕方ないですよ」スラッ

 

 

 

ドコドコ…ドンドコ…

「こういう厄介事が回ってくるなんてあァァァんまりだァァアァ」「何なのだ、これは!?どうすればいいのだ!?」「そんなことよりあんこうが鍋たべたい」「わかる」

 

 

 

 

あした 会いましょ あの浜近く

 

「恥ずかしいけど…やるしかない!」タユン

 

あなたの灯は 恋の光

 

「そうよねぇ~みんな踊ってるんだしぃ~」ストーン

 

誘って 焦らして ぴっかぴか

 

「あい あい あい あい あいあいあーい!」ストーン

 

誘って 焦らして ぴっかぴか

 

「…」←悟った顔をしている

 

愛して アンアン

 

(牧人…もうこうなったら私の体を目に焼き付けなさいよ!)スラッ

 

泣かさないで アンアン

 

(…研人に見られた研人に見られた研人に見られた研人に見られた)スラッ

 

いやいいわよ アンアンアン

 

 

 

ドンドンドン…ドンドン…

(1年女子の方なんて直視できねぇよ俺達…)(でも記録映像は見るんだろ?)((主に副会長と野上さんを))

 

 

 

===========

 終わった。

 様子を見かねた男子自動車部の面々から全員にジュースの差し入れがあったが、大半の面々は浮かない表情でそれを受け取った。数人やりきった!という表情の者がいたが。

 

 

 

 

 時刻は午後5時を回ったところだった。

 

 

 整備隊の男子ーー ヒューマンコンビは1年女子のところに行っていて今はいないから6人だーー の面々は戦車達の前で、一生ネットのさらし者となってしまった女子4人になぐさめの言葉をかけていた。するとそこにーー

 

 

「皆さま、今日の試合はお疲れ様でした」「お疲れ様でございますのよ!」

 

 2人ともピンクのツナギから着替えたのだろう、聖グロリアーナの制服ーー 青いベストに青いスカートーー に身を包んだ整備隊長のリゼさんと今日は整備をしていたらしいローズヒップさんが、こちらに向かってきた。

 

 

「ええ、お疲れ様です。これから帰られる所では?」達也部長より速く光が返す。

 

「少し時間がありましたので、もういちどよく大洗の戦車を見ておこうと思いまして」リゼが返す。

 

 

 

「ーー私の32Rにはかないませんのよ!」「スバルをディスったな!法廷で会おう!日産はたしかに三菱よりは上だがな!」「LANCER is GOD 古事記にもそう書いてある」

 ローズヒップは結局凸凹コンビと仲良くなったようで、熱いDisりあいを展開していた。

 

 ちなみに車のレースは結局時間がなくなったので、

「今度ですわね!今度お休みが合った時そちらまで私が伺いますわ!あのアルテッツァのオーナーの方にもよろしくお伝えくださいですのよ!」

 

 

 と、約束事になっていた。はたしていつになるかな。

 

 

 

「…やはりこうしてみると、私達の戦車の整備の方が一枚上手ですかね」「ははは…まぁ僕らの専門は自動車"だった"んで」「だった?」リゼが聞き返すと、達也部長が返した。

 

 

 

「ええ。今は大洗の整備隊ですから。これから俺達ももっと勉強しますからね」

 

 

 

「そう…ふふっ。では皆様方に私からひとこと。 A leader leads by example not by force」

 

 

「???」光が口ポカンとなるがーー

 

 

「…人を導く者は、強制をするのではなく、自ら模範を示しなさい、ですか。ありがとうございます。ちなみにこれは誰の言葉を?」「あら。孫子ですわ」

 

 

 

「インテリ2人の会話にはついていけねぇや」

 

 

 

「ではまた。がんばってくださいね」「さようならでございますのよ!また連絡するですのよ!あとその茶葉は早めに飲みなさいですわよー!」「…ローズヒップ」

 今の整備隊にもいい言葉と、ぜひ飲んでくれとローズヒップからローズヒップという名前の茶葉をもらって、2人を見送った。それにしても2人とも可愛かったなぁ…ベクトルは正反対だったけど。

 

 

 

「リゼさん…かぁ」達也部長がふと漏らす。

 

 

『…ローズヒップさん、かわいかったなぁ』「昴お前もか」「三菱さんこそ」「…先輩、紅茶の淹れ方分かります?」「…なんとか」凸凹コンビも、すこしずづ、摩擦係数が下がっていく。

 

 

 

(少しずつだが、戦車道を通してみんな変わったーーかも)

 ニッサンと大初は、聖グロの整備隊の面々を見送る彼らを見て、そんなことを思っていた。

 

 

======

 

 その夜。学園艦に帰ってきた1年集団8人は、乗船口からすぐの所でIV号の先輩方を待ち構えていた。ちなみに戦車はすでに全車両、大洗学園に帰還している。明日、集中して整備を行う予定だ。

 

「…あっ、来たみたい」

 

 

 

 待っていた8人の存在を見つけ、西住みほを含めた5人は少し困惑した表情になる。すると、

 

「西住隊長、今日は何もできなくて、すいませんでした!」

 

『すみませんでした!』梓の言葉に7人がそれに続く。

 

「先輩たち、無線でしか聞けませんでしたがかっこよかったです!」「すぐ負けちゃうと思ってたのに」「私達も、次はがんばります!」「絶対がんばります!」5人が続き、

 

「僕達も、1年生だからといって手を抜かないようにがんばります!」「なので、これからもこのチームを」牧人と研人が更に続き、

 

『よろしくお願いします!』今度は8人揃って、そう言った。

 

 

 

 

みほを含めた5人の顔が、やさしい笑顔に変わった。するとそこに、

 

「これからは、作戦は西住ちゃんに任せるよ」「えっ」「あと、これ」

 

生徒会が来た。副会長は何かを手に持っているがこれはーー

 

 

ティーカップ5セットと茶葉、それに"to Friend"と書かれた手紙であった。

 

 

「せっかくだし、ここで読んでよ」会長の言葉に「ふぇっ、はい」少しとまどったが、みほは手紙を読み始めた。

 

 

今日はありがとう。

とてもおもしろい試合だったわ。

また公式戦で戦いましょう。

 

親愛なる友人へ

聖グロリアーナ女学院 戦車隊 隊長 ダージリン

 

 

「すごいじゃないですか!聖グロリアーナは好敵手と認めた相手にしか紅茶を贈らないとか!」「そうなんだー」「昨日の友は今日の敵、ですね!」

 

 

 わかりやすい説明だ。

 

 

「次は勝とうね!」会長の問いに、「はい!」みほは笑顔で、力強く答えた。

 

 

 

 

 

 公式戦ーー 第63回 戦車道 全国高校生大会ーー の抽選日まで、あと1週間。




<はじめに>
まえがきでも書きましたが、UA5000件突破、お気に入り40人突破本当にありがとうございます。

<あんこう踊り>
そろそろ女子のムフフなシーンを描写しないと読者の皆様にぶっ○される未来が見えたので書いた

<たゆんたゆん!ばるんばるん!ゆっさゆっさ!!!ぷるんぷるん!!!>
おりょうです。
トランジスタグラマーって最高だよね。

<まないたにまい>
でも貧乳には貧乳の良さがあるからこれもいいよね。

<2人のかけあい>
2人も横で繰り広げられているあんこう踊りを間近で見ているのでテンションがおかしなことになってます。

<野上さん>
おりょうの本名、野上武子です。

<ヒューマンコンビ>
研人 と 牧人 そういうこと OK?

<リゼさんも格言好き>
ダージリン様ほどではないですが格言を好みます。また、前回のお話で話していた逸話から、どうやら過去の戦争全般の知識に明るいようです。

<ローズヒップの茶葉>
酸味の強い種類だそうです。筆者はまだ飲んだことがありません。


<おわりに>
やっと全体のおおよそ1/3が終わりました。このペースで書ければ第一章は40話ぐらいで完結できると思います。がんばる。

<次回予告>

今日は厄日だわ!



とりあえず書けました!

6/25 23:00 投稿予定
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。