大洗"学園"の、ある自動車部員の物語   作:けんとん

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UA6000行くの速すぎィ!感謝の気持ちでアーナキソ
本当にありがとうございます。





サンダース戦の導入部分になります。


<注意>

・男オリキャラが新登場します

・今回もエリカは不憫

・ラブコメ回


第十三話 俺のビッグマグナムを見てくれ、こいつをどう思う?

ーー第63回 戦車道 全国高校生大会ーー 

第一回戦 大洗学園 対 サンダース大学付属サンダース高校

 

 

 

 

以前の練習試合と同じように、面々は朝早く学校に集合し、同じように車両に乗り込み、今回の試合会場へと向かった。

 

 

事前の練習試合と同様に生徒会&各車長&男女整備隊長&ヒューマンコンビの打ち合わせ通りでーー ちなみに今回から1年の2人は勉強も兼ねて正式にブリーフィングに呼ばれるようになったーー あるならば、

相手のサンダース高校は1回戦のレギュレーション上限いっぱいの10両の車両を持ち込んでくるはずだ。

 

ーーちなみに、秋山先輩が偵察行為を働いて入手してきた動画によると、サンダース高の主力戦車はM4シャーマンであるらしい。牧人が言うには、

 

 

「M3Leeのバージョンアップ型みたいなもんで、M3の弱点を改良したタイプの戦車、という感じですね。単砲になっている反面回転砲塔になっていますし、エンジンや装甲のグレードアップもなされているので、戦車単体の戦闘力としてはなかなかのものです。大洗の戦車でスペック的にいい勝負してるのはIV号と三突ぐらいでしょうか」と詳しく解説してくれた。

 

 通常、5両対10両の戦闘なぞ、よほど戦術が相手のそれを圧倒するか、もしくは各車両の動きが相手を凌駕していなければ勝てる戦いではない。

 

 

 しかし、この大会における基本ルール、それはさきの練習試合で行われた殲滅戦ではなく、フラッグ戦であった。

 

 

 

ーー各高校当日試合開始1時間前に1両、フラッグ車を審判団および相手チームにオーダーし、遠目の肉眼でも確認できるように既定サイズの旗を戦車につける。

 

 

その旗を掲げた車両ーー便宜上フラッグ車とこのあと表記するーーが撃破されれば敗北。

 

つまり、相手のフラッグ車を先に倒せば勝ち。

 

 

 

今の大洗学園にとっては少し勝機の見えるレギュレーションであった。

 

 

===

 

 

「整備終わったかー!」「みんなどう?」整備隊長と副隊長ーナカジマがそう声をかけると、

「ばっちりだぜ!」「旗の取り付けも終わって」「弾薬と燃料も補給して」「通信の調子も良好」「仕上げましたよ!」と、青い特注ツナギに身を包んだ面々が返す。

 

 

するとそこに向かってくるのは、サンダース高校の制服ーー グレーのブレザーに藍色のネクタイ、赤いスカートを履いたーー 身長の小さい女子と、背の高いそばかすの女子だった。

 

 

 

「こんな5両でよくも全国大会に名乗りを上げたわね」身長の小さい、茶髪を短いツーサイドアップにしている少女がそういう。

 

 

「ひっ…」「大丈夫っすよ秋山さん」面々を見て秋山先輩が驚いている様子だが、光がそれに優しく声を掛ける。恐らく偵察に行ったときにおともだちになったのだろう。

 

 

「貴様ら何しにきた!?」「試合前の交流もかねて、食事でもどうですか?」桃副隊長の問いにグレーのショートカットの背の高い少女がそう返し、「ああ、」会長はそう返した。

 

「おーい、乗員も整備隊も集合!ついでにオーダー交換もやるってよー!」そう会長が宣言した。

 

 

 

 

===

 

「…で、こっちがうちの整備隊長のジャックよ。よろしくね」

 

 

 サンダース高校の調理科が出展していた、ハンバーガーをほうばりコーラを飲みながらーー ちなみに乗員と整備隊の面々も食べたが、佐世保バーガーでなかなかの味だったーー 金髪ブロンドでラフな服装をした、おっぱいがおおきいサンダース高校の隊長である少女ーー名前はケイと言ったーーは、大洗整備隊の面々を前に整備隊長の紹介をした。

 

「Hey Guys and Girls! My name is Jack.Nice to Meet You!」と流ちょうな英語で自己紹介をしてくれた青年は、達也に右手を差し出した。

 

「Hello. My name is Tatsuya Katayama.Nice to meet you too」と達也が返し、硬い握手を交わした。

 

 

 

 

 そのジャックという青年、とにかく身長がデカかった。高校生なのに光と同じぐらいかそれよりも高い身長で、しかも筋骨隆々の肉体をして、上半身はタンクトップ1枚というまさしくアメリカの男という印象だった。あとーーぴちぴちスパッツを履いていただけだったのでーー股間がとてももっこりしていた。

 

(相手校の整備士は)(筋肉モリモリ、マッチョマンの変態だな)三菱と昴がそう聞こえないように小声で話していると、

 

「君なんかいろいろでけぇな!身長何センチあるんだ?」光が思わず日本語で話しかけた。

 

 

 

「あ、190センチ、あるよ。君は、僕と近い、だけど、僕の勝ち」少しカタコトだが十分に意味の伝わる日本語でジャックはそう言った。「おお、日本語だ」光がうれしそうに返す。

 

「へぇ、日本語話せるんですね。留学生ですか?」と達也が聞くと、「リュウガクセイ?」と返してきたので、「Sorry. Are you foerign students?」と返すと、

 

「Yes!! I'm from the United States 2 years ago. I came Japan to learn about TANK and SENSHA-DOU!」と返してくれた。

 

 

 

「…高校からの留学生で、戦車と戦車道について勉強するためアメリカから来てるんだよね」とナカジマがなんとか英語を理解する。

 

 

 

「きょうは、どっちも、がんばりましょう!Good Luck!」そう整備隊長に言ってくれたので、

 

「ああ。お互いに。Good Luck!」と達也が返しハグをした。

 

 

 

「…ふふっ」「小山、なんか顔がにやけてるぞ」「かっ、会長っ…!」

 

 

======

 一方、茶色の髪色をした少女はと言うと。

 

 

「アリサ先輩、久しぶりですね」「久しぶりねぇ、マキト」久しぶりの彼との再会に喜んでいた。

 

「それにしてもマキトが戦車を整備するなんてね。メールの時点で怪しいとは思ってたんだけど」「ははは…高校の友人に誘われて自動車部入部したら、訳あってこうなっちゃったんすよ。おーい研人、紹介したい人がいるんだがーー」

 

 

 研人とそれにうさぎチームの面々がついてくるのを見た牧人は、紹介を始めた。

 

「こいつは、俺の中学の時に仲良くしてもらってた人だよ。アリサって言うんだけど、これでもこの子は俺達の1年上で、サンダースの副隊長ですごい技術を持ってる人なんだよ」「これでもって何よ」面々から笑い声が飛ぶ。

 

 

「どうも。M3の整備を担当してます、光岡 研人といいます。半分俺のせいでこいつが戦車の整備をーー」研人が一歩前にでて自己紹介をそこまで言ったところで、

 

 

「はいはーいアリサさん質問があります!牧人とはどんな関係だったんですか?」あゆみが元気よく聞いた。「ちょ、おま、いきなり」と牧人が言いかけたが時すでに遅し。

 

 

 

 

「え?彼氏彼女の関係だったわよ?少なくとも今でもこいつのことはとても信頼してるし、いい男だと思うわよ」

 

「ただしシモいことはなりふり構わず言う奴だったけどね」「せめてそこは話を盛ってくれよ」

 

 

 

 

 

 

 

「(゚д゚)…」「あやちゃん、顔、顔!」「…はっ!

 

 

あやの顔が一瞬とんでもないことになったが、梓に指摘されてすぐに戻ーーらず、嫉妬を含んだ複雑な表情になる。

 

 

すると後ろからグレーのショートカットで、ガムをかんでいる少女が近づいてきた。

 

 

「ノロケはそれぐらいにしといたらどうだ、お前高校で別の男作ろうとしてるんだろ」「なっ…!ナオミ!ちょっとそれは…!」面々から困惑の声が上がる。

 

「あ、紹介が遅れたわね。私はナオミ。サンダースの3年で、戦車の砲手兼車長をやってるわ。今日はよろしくね」「スルーしないでよ!」

 

 

とまどいつつもよろしくお願いしますと面々が返し、当の牧人本人はというと

 

 

「あーべつにかまへんかまへん!他に良い男いっぱいいるだろうし!いい恋愛すればいいと思うわ!ははははは!」とお前は大阪人かと突っ込みたくなるような口調でのんきに語っていた。

 

 

 

すると何かを考えたあやが複雑な表情のままアリサの前に立って、本人にしか聞こえないような声でーー

 

 

 

 

 

「…牧人はわたしがもらうんだから」

 

 

 

 

「あら、そんなこと聞いたら私だってまだ完全に縁が切れたわけじゃないのよ」

 

 

 

「…試合、負けないからね」

 

 

 

「その言葉、そっくりそのまま返すわ。まぁせいぜい頑張りなさい」

 

 

 

 

 

こんな会話を交わし、あやは元いた場所に戻った。その表情はやる気に満ち溢れていた。

 

 

「よーし、今日の試合勝つぞ!梓!音頭取ってもっかい挨拶して!」「わ、わかったよ」

 

「改めて、今日はよろしくお願いします!」『よろしくお願いします!』7人が続くと、

 

 

「よろしく」「まぁせいぜい足掻くことねぇ。マキトには悪いけど」サンダースの副隊長2人はそう返し、ケイの元へ戻っていった。

 

 

 

 

======

 

試合開始15分前。会場にある戦車道関係者の観覧席にて。

 

 

逸見エリカ、赤星小梅、そして西住まほの3人はこの大会の視察に来ていた。

明後日彼女たちにとっての第一試合ーー対知波単学園戦だーーが行われることとなっていた。いずれ戦うであろう相手チームの車両の詳細であったり戦術データを得るというのが主な目的であった。…が、平たく言えば試合観戦のそれであり、

 

 

「けっ、結局5両しか持ち出せないなんて。終わったわね」「…エリカ」

 

 

エリカはいつもの如く大洗をけなしていた。

だって、辛いことに向き合わずに逃げた奴が、自分の気持ちをズタズタにした奴がいるのだから。そんなところはとっとと負けてしまえばいいのだ。

 

 

 

「エリちゃん、まだ試合始まってないよ?しかもサンダースのフラッグはM4。戦術によっては大洗にも十分勝機があるよ」

 

「…私は元副隊長、それにあのクソがいる大洗に勝ってほしくないのよ」

 

「そんな汚い言葉づかいしてるから片山さんとみほちゃんに嫌われたんじゃないの?」「…少し黙ってなさいよ。隊長からもこの脳内お花畑な副隊長候補に何か言ってやってくださいよ」「…そうd」

 

「えー。私は大洗を応援したいな。だってだいちゃんが整備した戦車が戦うんだもん!どの戦車整備したか当てようか!ねぇ!」

 

「…小梅、少し落ち着k」「うーんモニターからしか見えないけどーーあっ!S&D!?あの38tがだいちゃん整備したんだ!」

 

「…黙ってこうm」「あーじゃあフラッグ車か!精一杯応援しないといけないね!いけー!だいちゃんーー!」

 

 

「あっ!ちゃんと38t写してよもうカメラスタッフ!」「…これも戦車道か」「…フン」

 

 

 

 

 

小梅は我を忘れて大洗を応援していた。

だって、自分の思い人が、自分を助けてくれた人がいるのだから。

 

 

 

 

 

 

第63回 戦車道 全国高校生大会 1回戦 第4試合

 

大洗学園 対 サンダース大学付属サンダース高校

5両 対 10両

 

各高校フラッグ車

38(t) : M4シャーマン

 

 

 

Panzer Vor!

 




<はじめに>

そろそろストックがなくなりそうなので投稿ペースが落ちそうですが気長に待ってもらえれば幸いです。


<ジャック>

サンダース高校の3年男子です。戦車、ひいては日本の戦車道について勉強するために高校からサンダース高校に留学してきました。

イメージ?コマンドーのシュワちゃんまんまだよ(暴言)


<コマンドー>

そろそろ金曜ロードショーでまたやってくれねぇかなぁ
アレをみんなで実況しながら見るのは最高に楽しいんだよ


ハッ!コマンドー 応援上映…

<英語>

TOEIC650点英検2級の大学生(笑)な英語の語彙力ですが意味は通じると思う


<ラブコメの匂いがする>

3枚目キャラは取り合いになる展開だといいよね

ちなみに残酷な事実を先に書いておきますがアリサはタカシに振られます


アリサはタカシに振られます



…ハーレムっていいよね。


<エリカはやっぱり不憫>

サンダース戦が終わった後のあのシーンで必ず見せ場を作りますのでお待ちくださいませ!!!!!!



<恋は盲目>

小梅ちゃんもかわいい(真理)あんな性格のいい子がかわいくないわけがない、いやかわいい(吶喊隊長並の感想)


<おわりに>

久しぶりに劇場版を友人のガルパンおじさんと共に見返しましたが、やっぱりいいものですね。
あと、その流れでWOT Blitzはじめました。だいたいM3Leeでいのいちばんにやられているリアルうさぎさんチーム状態です。

感想、批評、つっこみ、評価などなどお待ちしております。



<次回予告>



vs.Thunders side:???

6/28 18:00 予定
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