騎士王がロキファミリアに入るらしいですよ 作:ポジティブ太郎
今、アルトリアがいるのは北のメインストリートから一つ外れた
街路の脇に位置している【ロキ・ファミリア】
【ロキ・ファミリア】は、オラリオ屈指の冒険系ファミリアであるため、
この『黄昏の館』は他ファミリアの
(お、思ってたより大きいです。イリヤスフィールの城よりも
大きいかもしれません。)
数々の塔の集合体であるこの建物は、屋敷というより
城に近い形状をしている。
最高階は、オラリオ全体が一望できる程の高さである。
「ほな、入るでぇ~♪」
自分好みの美少女をホームに連れてきたことで上機嫌になるロキ。
アルトリアは、ロキの案内でホーム内を見て回る。
中でも、彼女は『訓練場』に目が釘付けになった。
毎朝の鍛錬を欠かさず行っていた彼女にとって、鍛錬をする上で
かつてないほど最適な環境だと感じたからだ。
その後、ホームを一通り回り終えたロキとアルトリア。
ロキが口を開く、
「そや、今からうちフィン、ファミリアの団長のとこに顔出すけど
アルトリアたんも一緒に来んかー。来たくなければ来んくてもええけどなー。」
「いえ、私も一緒に行かせてください。挨拶もしたいので。」
あくまで自分は客であり、決して礼儀を忘れてはならない。
と考えるアルトリア。
「よっしゃ、じゃあ行こかー」
ロキとアルトリアは、【ロキ・ファミリア】団長フィンのいる
執務室へと向かった。
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「フィンー、入るで~」
ノックするロキ。
部屋に入るロキとアルトリア。
「やあ、ロキおかえり、おや?お客さんかな?」
アルトリアと同じ金髪碧眼の小人族が出迎える。
【ロキ・ファミリア】団長 フィン・ディムナ。 また二つ名を
都市最強の一角であるLv.6の冒険者。幼い外見に反し、
いつも泰然としており、悠然とした物腰の人物である。
二つ名のとおり、自分の得である槍を手に先頭に立ち仲間の士気を高める
姿はまさに【勇者】。
「はじめまして、アルトリア・ペンドラゴンです。神ロキのお誘いで
お邪魔させてもらっています。」
「【ロキ・ファミリア】団長のフィン・ディムナだ。今日はゆっくりしていくと
いいよ。」
と微笑を浮かべ、アルトリアを受け入れる。
「はい、ではお言葉に甘させていただき....あっ!」
突如、彼女のお腹から「きゅるる~」と可愛らしい
「うぉぉぉー、アルトリアたんマジかわええーーー!!!」
またもや、ロキの歓喜の雄叫びが響き渡る。
(しまった。お腹が空きすぎてつい... は、恥ずかしい。)
羞恥で顔を真赤に染めるアルトリア。
「よし!そろそろ夕食にしよう。ロキみんなを食堂へ呼んでくれ。」
フィンの素晴らしいフォロー。
アルトリアは、夕食という言葉を聞き、安堵する。
(これで、空腹に悩まされる必要はなくなります!)
フィン、ロキ、アルトリアの三人は食堂へと足を運ぶ。
「アルトリアたん、お腹いっぱい食べてなー」
「はい! ありがとうございます、ロキ。」
アルトリアは目を輝かせて言う。
しかし、このロキの一言が悪夢の始まりであった。
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『黄昏の館』 大食堂
「皿、早く運んでー!」 「料理まだ出来ないのか!」「ま、まだ出来ない」
などと慌ただしい
そして、出来上がった料理は、すべて一箇所に運ばれていく.....
運ばれた料理の山が金髪碧眼の美少女によって平らげられていく。
そう、アルトリアによって.....
(はぁ~、なんて美味しい料理なんでしょう。士郎の料理も美味かったですが
ここの料理も同じくらい美味しい! 独特の風味が素晴らしい...)
などと評価している間にも料理へと伸びる手は、止まらない、止まれない。
彼女の食べっぷりを見る
フィンは、苦笑いし、あのロキでさえも引きつった笑みを浮かべている。
「ごちそうさまでした。料理人の皆さん、料理とても美味しかったです。」
彼女は自分のために料理を作ってくれた彼らに感謝の意を伝える。
が、最後に「まだ、腹八分目ですが」と付け加えた。
瞬間、場の空気が凍りつく。
なぜなら、彼女は、一人で夕食30人前を食したにも関わらず
腹八分目と言ったのだから........
まさに料理人泣かせである。
夕食後アルトリアは、ロキに執務室まで来るように言われた。
「失礼します。」
部屋に入ると、ロキ一人が部屋にいた。フィンの姿はない。
「おっ、来たなーアルトリアたん。実はなアルトリアたんに
話したいことがあるさかい、来てもらったんや。」
珍しく真面目な顔で話すロキ。
「話というのは何でしょうか。」
アルトリアも真剣な表情で聞き返す。
「アルトリアたん、うちのファミリアに入ってくれへんか?」
本当にアルトリアの食欲はとどまることをしりませんね(汗)
次話もこの調子で更新したい...
そして、たくさんの感想と評価ありがとうございます!