騎士王がロキファミリアに入るらしいですよ   作:ポジティブ太郎

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思ったより早く更新出来て良かったです!



第二話 腹ペコ王の実力?

今、アルトリアがいるのは北のメインストリートから一つ外れた

街路の脇に位置している【ロキ・ファミリア】本拠(ホーム)『黄昏の館』。

 

【ロキ・ファミリア】は、オラリオ屈指の冒険系ファミリアであるため、

この『黄昏の館』は他ファミリアの本拠(ホーム)とは、比較にならない程大きい。

 

(お、思ってたより大きいです。イリヤスフィールの城よりも

 大きいかもしれません。)

数々の塔の集合体であるこの建物は、屋敷というより

城に近い形状をしている。

最高階は、オラリオ全体が一望できる程の高さである。

 

「ほな、入るでぇ~♪」

自分好みの美少女をホームに連れてきたことで上機嫌になるロキ。

 

アルトリアは、ロキの案内でホーム内を見て回る。

中でも、彼女は『訓練場』に目が釘付けになった。

毎朝の鍛錬を欠かさず行っていた彼女にとって、鍛錬をする上で

かつてないほど最適な環境だと感じたからだ。

 

その後、ホームを一通り回り終えたロキとアルトリア。

ロキが口を開く、

「そや、今からうちフィン、ファミリアの団長のとこに顔出すけど

 アルトリアたんも一緒に来んかー。来たくなければ来んくてもええけどなー。」

 

「いえ、私も一緒に行かせてください。挨拶もしたいので。」

あくまで自分は客であり、決して礼儀を忘れてはならない。

と考えるアルトリア。

 

 

「よっしゃ、じゃあ行こかー」

ロキとアルトリアは、【ロキ・ファミリア】団長フィンのいる

執務室へと向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「フィンー、入るで~」

ノックするロキ。

 

部屋に入るロキとアルトリア。

 

「やあ、ロキおかえり、おや?お客さんかな?」

アルトリアと同じ金髪碧眼の小人族が出迎える。

 

【ロキ・ファミリア】団長 フィン・ディムナ。 また二つ名を【勇者】(ブレイバー)

都市最強の一角であるLv.6の冒険者。幼い外見に反し、

いつも泰然としており、悠然とした物腰の人物である。

二つ名のとおり、自分の得である槍を手に先頭に立ち仲間の士気を高める

姿はまさに【勇者】。

 

「はじめまして、アルトリア・ペンドラゴンです。神ロキのお誘いで

お邪魔させてもらっています。」

 

「【ロキ・ファミリア】団長のフィン・ディムナだ。今日はゆっくりしていくと

いいよ。」

 

と微笑を浮かべ、アルトリアを受け入れる。

 

「はい、ではお言葉に甘させていただき....あっ!」

突如、彼女のお腹から「きゅるる~」と可愛らしい(サウンド)が鳴り響く。

 

「うぉぉぉー、アルトリアたんマジかわええーーー!!!」

またもや、ロキの歓喜の雄叫びが響き渡る。

 

(しまった。お腹が空きすぎてつい... は、恥ずかしい。)

羞恥で顔を真赤に染めるアルトリア。

 

「よし!そろそろ夕食にしよう。ロキみんなを食堂へ呼んでくれ。」

フィンの素晴らしいフォロー。

 

アルトリアは、夕食という言葉を聞き、安堵する。

(これで、空腹に悩まされる必要はなくなります!)

 

フィン、ロキ、アルトリアの三人は食堂へと足を運ぶ。

「アルトリアたん、お腹いっぱい食べてなー」

 

「はい! ありがとうございます、ロキ。」

アルトリアは目を輝かせて言う。

 

しかし、このロキの一言が悪夢の始まりであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『黄昏の館』 大食堂

 

 

「皿、早く運んでー!」 「料理まだ出来ないのか!」「ま、まだ出来ない」

などと慌ただしい料理人(コック)たち。

そして、出来上がった料理は、すべて一箇所に運ばれていく.....

 

運ばれた料理の山が金髪碧眼の美少女によって平らげられていく。

そう、アルトリアによって.....

 

(はぁ~、なんて美味しい料理なんでしょう。士郎の料理も美味かったですが

 ここの料理も同じくらい美味しい! 独特の風味が素晴らしい...)

などと評価している間にも料理へと伸びる手は、止まらない、止まれない。

 

 

彼女の食べっぷりを見る料理人(コック)の顔が一段と青ざめていく。

フィンは、苦笑いし、あのロキでさえも引きつった笑みを浮かべている。

 

「ごちそうさまでした。料理人の皆さん、料理とても美味しかったです。」

彼女は自分のために料理を作ってくれた彼らに感謝の意を伝える。

が、最後に「まだ、腹八分目ですが」と付け加えた。

 

瞬間、場の空気が凍りつく。

なぜなら、彼女は、一人で夕食30人前を食したにも関わらず

腹八分目と言ったのだから........

 

まさに料理人泣かせである。

 

 

 

夕食後アルトリアは、ロキに執務室まで来るように言われた。

 

「失礼します。」

部屋に入ると、ロキ一人が部屋にいた。フィンの姿はない。

 

 

「おっ、来たなーアルトリアたん。実はなアルトリアたんに

話したいことがあるさかい、来てもらったんや。」

珍しく真面目な顔で話すロキ。

 

「話というのは何でしょうか。」

アルトリアも真剣な表情で聞き返す。

 

 

「アルトリアたん、うちのファミリアに入ってくれへんか?」




本当にアルトリアの食欲はとどまることをしりませんね(汗)
次話もこの調子で更新したい...
そして、たくさんの感想と評価ありがとうございます!
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