騎士王がロキファミリアに入るらしいですよ 作:ポジティブ太郎
投稿が少し遅れてしまいましたが、少しずつ更新スピードを上げていければと
思っております。
【ロキ・ファミリア】入団翌日。ロビーにて。
「え~と、嬉しいお知らせやでー、よう聞きや。
なんと、昨日新たな団員が増えたでー」
今から紹介するわ、とロキ。
「初めまして、私の名前はアルトリア・ペンドラゴンです。
皆さんよろしくお願いします!」
と簡単な自己紹介をするアルトリア。
団員たちは、「あ、昨日食堂で大食いしてた子か!」とか「あの子、メチャ可愛いな!」などと各々様々な反応を見せる。
しかし、彼女の誠実さや漂っている神秘的な雰囲気を感じた団員たちは、
誰一人として彼女の入団に反対する者はいなかった。
それどころか、彼女をほとんどの者が好印象に捉えていた。
その後、アルトリアは個人的に団員たちに挨拶をして回る。
大半の団員たちに挨拶を済ませた時、軽く肩を叩かれ呼び止められた。
「わぁー、アルトリアお人形さんみたい~、私の名前はティオナ・ヒリュテだよ。よろしく~」
天真爛漫なアマゾネスの少女が自己紹介する。
ティオナ・ヒリュテ Lv.5の冒険者 二つ名は、
ファミリアの中核を成す第一級冒険者の一人。
性格は明るく誰とでも臆すことなく接することができる。
自身の得物である大剣を振り回し、モンスターを蹴散らしていく前衛の役割を担っている。
「はい、よろしくお願いします ティオナ。」
アルトリアも挨拶を返す。
「あっ、あなた新入りの子ね。私の名前は、ティオネ・ヒリュテよ。そこにいるティオは私の双子の妹。これからよろしくアルトリア。」
今度は、落ち着いていて女性らしい、ティオナとは対象的な双子の姉ティオネが
話しかけてきた。
ティオネ・ヒリュテ Lv.5の冒険者 二つ名は、
ティオナの双子の姉。
ティオナと同じく、ファミリアの中核を成す第一級冒険者。
普段は冷静沈着なのだが、キレると口調が荒くなる。
団長であるフィンに思いを寄せている。
ロキファミリアきっての
「これからよろしくお願いします ティオネ。」
ヒリュテ姉妹との挨拶を終え、残りの団員たちに挨拶をして回る。
「お互いがんばろうねっ!」 「困ったことがあればすぐに言って!」
など、皆温かい言葉をかけてくれた。
だが、柱にもたれかかっている一人の
「あぁ?テメエは昨日の大食い女かぁ~、雑魚に興味はねぇーよ。」
挨拶に来たアルトリアを見下す男。
ベート・ローガ Lv.5の冒険者 二つ名は、
第一級冒険者。
好戦的な性格であり、自分より格下の相手を見下す言動を取ることが多い。
強烈な蹴りでモンスターを屠っていく。
さすがにこの発言にはアルトリアも黙ってはいない。
「ほう、私の実力を知りもしないのに雑魚と決めつけますか。
あなたの方こそ全然強そうには見えませんが。」
アルトリアがベートに言い返す。
「んだと!テメエやるか?」
ベートがキレて、ロビーの空気が一気に緊迫する。
「いいでしょう。しかし、手加減はしませんよ。」
アルトリアも静かに言う。
ベートとアルトリアが、今まさに一触即発の状態であったが、
「ストップやベート、アルトリアたん。ベート、今はアルトリアたんの
入団祝いなんやで、たまには普通に歓迎できへんのか?」
ロキがすんでのところで仲裁に入り、事の原因であろうベートを咎める。
「.....ちっ」
ロキの注意に不貞腐れたのか、ベートは舌打ちをして何処かに行ってしまった。
「ま、まあベートはいつもあんな感じやけど、根は良い奴なんやで。
ツンデレ狼なんや」
とロキが言う。
「.........」
そうとはいえ、アルトリアはベートに全くと言ってよいほど好感度が持てなかった。
挨拶をして返された言葉があれなのだ無理はない......
「今から、執務室に行くで、フィンとリヴェリアとガレスがいるはずや。」
ロキが一緒に行くで、とアルトリアと手を無理やり繋ぎ、執務室に向かっていった。
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「失礼します。」
ひと声かけながら部屋に入るアルトリア。
「やぁ、アルトリア。入団おめでとう。これから僕たちは同じファミリアの仲間であり、家族だ。よろしく頼むよ。」
新入団員であるアルトリアに祝いの言葉をかけるフィン。
「はい。こちらこそ、よろしくお願いします。フィン。」
「あ、アルトリアたん。ここにいるのがリヴェリアや。ファミリアの
フィンの隣に立っているエルフとドワーフの人物を紹介するロキ。
「誰が
戯れ言を言うロキに呆れながら、自己紹介するリヴェリア。
「儂の名はガレス・ランドロックじゃ。よろしくのぉ~。」
自前の顎髭をさすりながら言うガレス。
「はい。よろしくお願いします。リヴェリア、ガレス。」
リヴェリア・リヨス・アールヴ Lv.6の冒険者 二つ名は
都市最強の魔道士。二つ名のとおり、九つの魔法を使いこなし、
攻撃魔法によるモンスターの殲滅、回復魔法や防御魔法によるサポートなどの
彼女の後方支援によって、ファミリアのダンジョン探索における安全が保証されて
いると言っても過言ではない。
エルフということもあり、容姿端麗で美しい翡翠の髪を持っている。
また、ロキに
性格であったためである。
ガレス・ランドロック Lv.6の冒険者 二つ名は
都市最強の冒険者の一角。オラリオ最高の
前陣の中で戦う役においても、さらに前で戦う超前陣特化型。
ドワーフの性格上、大胆で豪快である人物だ。
「アルトリア、まだ聞いていなかったんだが、君の年齢はいくつだい?
あと、出身地を教えてくれないかな?」
フィンが教えてほしいな、と言ってくる。
リヴェリアとガレスも同様な表情だ。
(あちゃー、しもた。 アルトリアたんの事情、フィンたちに言っとらんかったわ。
でも、同じファミリアなんや、このまま隠し続けるのも変な話や。
アイズたんたちには、もうちょい後から言えばええけど、フィンたちには早く言ったほうがええな。)
「........」
ロキに言ってもいいのか、という視線を向けるアルトリア。
「アルトリアたん、言ってもええよ。」
とロキが言う。
アルトリアは、少し怪訝そうな顔をしているフィンたちに、先ほどロキに話したことを
彼らに話すのであった......
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「まさか、この世界の人間ですらないなんて......」
「こんな話は聞いたこともないのぉ~」
「信じられん。」
話を聞き終わった彼らは、驚愕し、呆然と呟く。
「では、なぜアルトリアは、容姿が少女のようなんだ?」
話に聞いた年齢だともっと成長した容姿のはずだろう、と
疑問に思うリヴェリア。
「私は、15歳で『選定の剣』という剣を王の選定において引き抜いたことで、不老の身となり肉体的成長が止まったためです。」
今の話を聞き、3人だけではなく、ロキも再び驚愕する。
高度な器への昇華。つまり、レベルアップにおいての副作用として、老化の早さを抑えるという効果はあるのだが、老化を完全に止める方法など3人は知らなかったからだ.....
「この話を聞いた時は、驚いたし未だに信じられないけど、君はもう僕達の
フィンが告げ、リヴェリアとガレスも頷く。
「はい!よろしくお願いします。」
アルトリアが満面の笑みで答えた。
が、次の瞬間....
「きゅるるる~」
聞き覚えのある
アルトリアが顔を真赤に染めながら、お腹を押さえていた。
「アルトリアたんは、いつでも腹ペコやな~。でもそこが、萌えるでーーーー!!」
ロキが一人興奮し、叫びまくる。
「じゃ、じゃあそろそろ食事にしようか!」
フィンが(前にも似たようなことがあったような....)と思いつつ言う。
アルトリアは、昨日同様に目を輝かせながら食堂へ向かっていく。
ロキとフィンは、彼女の『食』への愛を見ていて微笑ましかったが、
(どうか食べ過ぎないでくれ)という一抹の不安も残していた。
ロキファミリアの面々の個性が強すぎる......。
次回は、アルトリアが恩恵を授かる? そして、アイズとの絡みも?