魔法科高校の劣等生と優等生、加えて問題児   作:GanJin

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早速、二話を書いてみました

まだまだ、未熟ですが楽しんでいただけたら幸いです

2020/04/07:修正しました。


面倒ごとは次から次へとやってくる

 あの後、摩利に職員室まで案内され、事情を知っていた教師は特に文句も言うこともなく、禅十郎に自分のIDカードを渡してくれた。

 既にお昼を過ぎ、新入生はほとんど学校から去っている。今の時間では、入学式の手伝いをしていた生徒くらいしか残っていない。

 生徒が少ない現在、折角だから学内を少し見学してから帰ろうと校内をぶらついていた。

 そして、ある廊下の角を曲がろうとすると。

 

「あら禅くん、お久しぶり」

 

 よし直ぐ帰ろう。

 目の前に現れた少女を見た瞬間、そうと心に決め、今来た道を戻ろうとした。

 

「こーら、挨拶したのにどうして逃げるの?」

 

 振り返った瞬間、その少女に後ろから制服の襟を掴まれる。

 

「うげっ」

 

 その所為で喉が圧迫し変な声を上げる禅十郎。

 そのまま後ろに倒れそうになるところを踏ん張って耐えてみせた。

 

「お久しぶりです。では、自分はこれで」

 

 掴まれたままの状態でさっと挨拶をして立ち去ろうとするが、相手はそうはいくかと、襟を掴む力を強くする。

 

「挨拶したから良いって話じゃないのよ?」

 

 掴む力が予想以上に強く、このまま帰してくれないと理解し逃げることを諦めた。

 それに気付いたのか、襟を掴んでいた少女は振り返るときには手を放してくれた。

 禅十郎の目の前に立っていたのは、小柄でありながらもかなりのグラマラスな体型をしている少女であった。

 彼女はこの第一高校の生徒会長である七草真由美。

 家庭の事情で禅十郎とはよく知った仲である。

 因みに知人や友人からは禅という愛称で呼ばれることが多く、彼女もその愛称で彼を呼んでいる。

 

「ご無沙汰しております。七草先輩、お元気そうで何よりです。ご家族はお元気ですか?」

 

「もう、随分と硬い口調ね。昔みたいにしてもいいのに……」

 

 ちょっとだけ不貞腐れている真由美に禅十郎は少し意外感を覚えた。

 

「それを渡辺先輩にやったら、思いっきり鳩尾を喰らいました。なので、当分はこの口調で行こうかと……」

 

「どうせ、すぐ化けの皮なんて剥がれちゃうわよ?」

 

 悪戯っぽく笑みを浮かべる真由美に禅十郎は溜息をついた。

 

「猫被ってる七草先輩だけには言われたくないで、イデデデデ……」

 

「あらあら何のことかしら。ねぇ、禅君?」

 

 禅十郎の耳を先程よりもずっと強く引っ張る真由美。

 

「満面の笑みを浮かべながら、人の耳引っ張らないでさい。淑女のすることじゃないですよ」

 

「あら、私を淑女扱いしてくれるの?」

 

 笑みを浮かべて、真由美は手を耳から放した。

 

「イッテー……。そりゃあ、俺の知ってる中では先輩は間違いなく淑女ですからね。あいつと違って」

 

「あいつって、摩利のことじゃないわよね?」

 

「姐さんは淑女扱いしてもいいと思いますよ、彼氏の前ではありえないくら……」

 

 その直後、彼の後頭部に物凄く硬いモノで殴られた衝撃が与えられた。

 

「アダッ!」

 

「あら、摩利いたの」

 

 いつの間にか、禅十郎の後ろには丸めたノートを持っている摩利が立っていた。

 真由美は話をしているうちに摩利がこちらに近づいていることに気が付いており、彼が変なことを口にするのではないかと思い、そのまま無視していたのである。

 結果は上々で、余計な一言を口に仕掛けて摩利の鉄拳制裁が彼を襲った。

 

「ああ、禅がまた姐さん呼ばわりするから注意しようと思ってな」

 

 笑みを浮かべる二人に禅十郎は頭を抑えつけて、二人を睨みつけた。

 

「ひでぇ、生徒会長と風紀委員長が揃って後輩苛めなんて……」

 

「苛めじゃないわよ? ね、摩利」

 

「ああ、これは口の悪い後輩への躾だな」

 

 そんなことを口にする上級生二人に禅十郎は呆れた。

 

「御二人さん、苛めってやられた方が思ったら苛めになるんですよ?」

 

「だって、禅君ならそう思わないでしょ?」

 

 悪戯っぽく笑みを浮かべる真由美に禅十郎はガックリと項垂れる。

 

「俺に女性に苛められて喜ぶ趣味はないっすよ」

 

 

 

 

 

 

 

 その後、真由美達に昼食を誘われ断る理由がなかった禅十郎は(ほぼ無理矢理)生徒会室に行く(連行される)ことになった。

 生徒会室に入るとそこには既に何人かの生徒がいた。

 この部屋にいる時点で、彼らが生徒会役員なのだと予想するのは容易だった。

 

「会長、彼は? 記憶が確かなら新入生だと思いますが」

 

 最初に禅十郎について尋ねてきたのは男子生徒だった。

 第一印象で生真面目な性格であることが思い浮かぶ人だと禅十郎は思った。

 真由美がちらっと禅十郎を見て、挨拶しなさいと目で言われると彼は軽くお辞儀をした。

 

「新入生の篝禅十郎です。よろしくお願いします」

 

 そう挨拶をすると男子生徒は納得した顔をしていた。

 

「篝……。ああ、例の」

 

(例の?)

 

 すぐさま真由美の顔を見るが、真由美はふいっと他の方を見ている。怪しいのは見え見えだった。

 因みに生徒会室にいた女子生徒二人のうち小柄な方は名前を聞いて、顔が青ざめていた。

 絶対に碌なことを言っていないと容易に想像できた。

 

「生徒会副会長の服部刑部だ。会長から話は聞いている。中学時代、上級生十人以上をまとめて相手にして全員を病院送りにしたり、全科目0点を叩きだしたり、加えて魔法の出力を誤って家を火事にしたりと問題行動ばかりするらしいな」

 

(なんじゃそりゃ!?)

 

 全く身に覚えのない(わけではない)話が出てきて、禅十郎は真由美に視線を向ける。

 真由美は素知らぬ顔を浮かべており、取り合おうとしなかった。

 そんな二人のやり取りを見ていた女子生徒二人のうち背の高い方はクスリと笑みを浮かべており、小柄な方は禅十郎の顔を見て少しばかり怯えていた。

 

「しかも、今回は入学式を欠席するとは……。まったく当校に進学したのなら、そのような問題行動を起こさないよう心掛けなさい。特に魔法の扱いに関しては充分に気を付けるように」

 

 先輩としてのアドバイスのつもりなのだろうが、正直此方からしてみれば、有難迷惑な話である。

 何せ、その話にはかなり話に尾びれが付いているのだから。

 

「七草先輩、服部先輩に何吹き込んだんですか?」

 

 この話を捏造したであろう人物に禅十郎は問いただす。

 

「あら、何の事かしら?」

 

「惚けないでください。明らかな捏造ですよね!?」

 

「えー、そう? でも間違っては無いわよね、結果的に」

 

 笑みを浮かべる真由美に、流石の禅十郎は口元をひくつかせる。

 

「そうですけどね、結果だけを言ったら内容がガラッと変わりますよ! ああ、そうですよ! 確かにやりましたよ! でも明らかにニュアンスが違ってるじゃないっすか!!」

 

「禅君、事象を改変するのが私達魔法師なのよ。事実を改変することだってするわ」

 

「カッコいいこと言って誤魔化さないでもらえますか!」

 

「まぁまぁ落ち着け。中条が完全に怯えてしまっているだろ」

 

 ヒートアップする禅十郎に摩利が宥めようとする。

 中条と呼ばれる見た目が幼女である女子生徒が禅十郎を見て、獰猛な獣と出会って怯える小動物のようになっている。

 

「いや、それ以前に俺の名前出した時点で怯えられてるのに納得がいかないんですが!? というか渡辺先輩、完全に一枚噛んでますよね!?」

 

 摩利の口元がやや上がってにやけており、確実に彼女が怯えている原因を作った一人であるのは明白だった。

 

「さーて、何のことやら私には分からないな?」

 

 完全に知らを切る摩利に禅十郎はこの会話に混ざっていない最後の一人に目を向けた。

 

「市原先輩も何か言ってやってくださいよ。このままだと俺、問題児扱い確定っすよ」

 

 真由美による誤解を解こうと書記の市原鈴音に懇願する禅十郎。

 

「いえ、問題児では?」

 

 真顔で言う鈴音に、味方が一切いない禅十郎はガックリと項垂れた。

 ただし彼女は助け舟の出さないわけではなかった。

 

「会長、渡辺さんも篝君を弄るのはそれくらいにしてあげてください」

 

「でも、リンちゃん」

 

 もう少しだけいいでしょ?と言う目をしている真由美に市原は淡々と話を続ける。

 

「あまり過度にやりすぎると『先輩』から制裁が来る可能性がありますが、それでも構わないと言うのであれば、これ以上は止めません」

 

 『先輩』という言葉で真由美と摩利は苦い顔をしていた

 

「冗談がキツイな、市原」

 

「冗談だと思いますか?」

 

 真面目な顔で言う市原からは本気でやるという意思が伝わり、真由美と摩利は後輩弄りを止めることにし、昼食にしようと用意をするのであった。

 

「市原先輩、ありがとうございます」

 

「いえ、御二人を止めるのが私の役割ですから」

 

 禅十郎は市原に頭を下げお礼を言った。だが、禅十郎は気付くことはなかった。この時、市原が何を思って二人を止めていたのかを。

 その後、生徒会室で昼食を食べ終わってすぐに帰ろうと思っていたのだが、ここで面倒なことが起こった。

 

「あ、そうだ。禅君、風紀委員会に入ってくれない?」

 

「はい?」

 

 真由美の突然の話にキョトンとした顔をする禅十郎。

 

「会長、話が唐突過ぎると思いますが」

 

 市原が禅十郎の気持ちを代弁してくれた。それに禅十郎は首を縦に振って肯定する。

 

「そう? お願いしてくれれば、やってくれると思ったんだけど」

 

「俺、どんだけお人好しなんですか?」

 

 誰でもそうだが、禅十郎もやりたくないことは極力やらないようにしている。頼まれたからと言って易々引き受けることはしないのだ。

 

「私の頼みは基本聞いてくれると思ってたんだけど?」

 

「時と場合によります。俺は先輩の忠犬じゃありませんよ」

 

 忠犬という表現に摩利と市原が吹いた。

 禅十郎を知っている二人からしてみれば、真由美と禅十郎の関係があながちそれに近いものだと思っているからだ。

 

「そう? 私の頼みを断ったことがあったかしら?」

 

「それは先輩が幼少時から面倒を見てくれたからです。これはその恩返しです」

 

 それはある意味忠誠心と言えるのではないかとここにいる人は思ったが、誰一人としてそれを言うことはなかった。

 

「会長、ここは生徒会長として勧誘するべきだと思いますが」

 

 話が進まないと思った服部が真由美に提案する。このままで話が脱線するのは目に見えていた。

 

「それもそうね。じゃあ、改めて…。禅君、生徒会選任枠であなたを風紀委員に任命したいと思っています。引き受けていただけますか? 勿論、無理強いはしません」

 

 姿勢を正して、普段人前に出る態度(禅十郎は『猫被りモード』と呼んでいる)で禅十郎に風紀委員会になるよう頼んだ

 

「理由をお聞きしても?」

 

 真由美が表面的に真面目になったので禅十郎は砕けた口調を止めて質問した。

 

「リンちゃん、説明してくれる?」

 

 真面目な態度でも市原をリンちゃんと呼ぶことに笑いそうになったが、禅十郎はどうにかそれを堪えた。

 

「まず風紀委員に任命される枠は委員長を含めて合計九つ存在します。任命する方法は全部で三つあり、職員室、部活連、そして生徒会がそれぞれ三人ずつ選ぶことになっています。現在、前年度卒業生により生徒会枠が二人余っている状態です。期限までまだ一週間ほどありますが、今後のことを考えるとなるべく早く決めるべきだと思い、生徒会は篝君を任命する案が出たため、あなたをここにお呼びしました」

 

(だったら、最初からそう言ってくれれば良かったんだが…)

 

 市原の説明を聞いて、心の中で愚痴をこぼした。

 

「風紀委員の主な任務は魔法使用に関する校則違反者の摘発と、魔法を使用した争乱行為の取締役だ。風紀委員は生徒会役員同様、CADの所持を許可されるが、危険を伴う仕事でもある。相当の実力者でもなければ、この仕事は務まらない」

 

 その後、摩利が風紀委員の仕事についてざっくりとした説明をした。

 

「では自分にはその適性があると……?」

 

 一年生でありながら他の上級生を押し退けるほどの素質が自分にはあるかと質問した。

 

「少なくとも君をよく知っている私と真由美と市原はそう思っている。同級生でも近接戦闘において君と並ぶ者はほぼいないだろうし、私を含めた上級生もわずかだ。それに君の性格からしてこの仕事は向いている」

 

「……なるほど」

 

 予想外に彼女達からは期待されているらしい。

 確かに禅十郎の家系は近接戦闘、主に魔法を使用した徒手空拳に特化している。

 剣術で名の知れた『千葉家』と同様に道場を開いており、禅十郎も幼い頃からそこで体術を習い続けてきた。厳しい修練を乗り越えてきた禅十郎の実力は間違いなく折り紙付きなのだ。

 それを知っている真由美と摩利と市原は禅十郎の実力を評価して選定したのである。

 市原と摩利の説明を一通り聞いて、少し考え込む禅十郎。

 しかし、答えを出すのにそこまで時間がかかることはなかった。

 

「分かりました。風紀委員の役目、謹んでお受けいたします」

 

 期待してくれるのであれば断る理由はなかった。

 

「ありがとう。色々と大変だと思うけど頑張ってね」

 

「はい。ご期待に沿えるよう尽力いたします」

 

「それじゃ、明日の放課後から風紀委員会本部に来てくれ」

 

 こうして禅十郎は風紀委員に任命されることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日。風紀委員の活動初日でかなり面倒なことが起こっていた。

 放課後の校門前にて新入生の一科生と二科生が騒ぎを起こしていた。

 

「いい加減、諦めたらどうなんですか?深雪さんはお兄さんと帰ると言ってるんです」

 

 二科生の眼鏡をかけた少女が一科生の生徒達に向かって啖呵を切っていた。

 

「僕たちは彼女と相談することがあるんだ!」

 

「そうよ! 司波さんには悪いけど、少し時間を貸してもらうだけなんだから!」

 

 新入生総代の深雪のことで揉め事が起こっていた。

 一科生の男子生徒と女子生徒の言い分に、二科生の男子生徒が威勢よく笑い飛ばした。

 

「ハン! そう言うのは自活中にやれよ」

 

「相談だったら予め本人の同意をとってからにしたら? 高校生にもなってそんなことも出来ないの?」

 

 二科生の赤毛の女子生徒も相手を怒らせるような態度に、一科生の男子生徒がキレた。

 

「うるさい! ウィードごときが僕たちブルームに口出しするな!」

 

「大体何でウィードのくせに盾突くんだい? いいか、この魔法科高校は実力主義なんだ。実力において君達はブルームに劣っているんだ。つまり存在自体が劣ってることになる。身の程をわきまえたらどうだ?」

 

 本来なら禁止されている差別用語を口にした一科生の男子生徒に二科生の眼鏡の少女が真っ向から反応した。

 

「同じ新入生じゃないですか。今の時点で一体どれだけ優れていると言うんですか!」

 

 この少女の言葉が火種となり、最後に話していた男子生徒が腹を立てる。

 

「どれだけ優れているかだって? だったら教えてやるよ」

 

「面白れぇ。是非とも教えてもらおうじゃねぇか」

 

 売り言葉に買い言葉とはまさにこのこと、二科生の男子生徒も挑発的に応じた。

 

「これが、才能の差だ!」

 

 一科生の男子生徒が特化型CADを二科生に向け、魔法を発動しようとしていた。

 二科生の男子生徒が腕を伸ばして突っ込もうとした。

 そして、その男子生徒とほぼ同時に二科生の赤毛の女子生徒が懐から伸縮警棒を取り出し、即座に特化型CADを持った男子生徒に向けて警棒を振り切ろうとしていた。

 

「だめっ!」

 

 魔法の使用は法律で規制されており、学内であっても例外ではない。

 学内での魔法使用は生徒会および風紀委員が許されており、一般の生徒が使用した場合、厳重に罰せられることになっている。

 深雪はそれを止めようとしたが、彼女の兄である達也がそれを制した。

 

「お兄様!?」

 

 なぜ止めようとするのか深雪には分からなかった。

 だが、深雪が恐れていた最悪の事態は起こることはなかった。

 深雪は一瞬目を離して達也を見ていた隙に、目の前の状況が一変していたことに驚いた。

 まず、男子生徒が腕を抑えてうずくまっており、彼の特化型CADはいつの間にか地面に転がり落ちていた。

 そして、赤毛の女子生徒が伸縮警棒を振り切ろうとしたその手を、突如現れた人物が左手で拳ごと掴み、女子生徒の動きを止める。彼女と同時に動いた男子生徒は突然のことに驚いた顔をしていた。

 深雪が驚いたのはあの一瞬で第三者が割り込んできたことであった。

 

「双方そこまで!」

 

 声を張り上げて、周りから注目を集める。

 第三者は風紀委員の腕章をしていた。

 そして、そこにいたほとんどの一科生がその人物を知っていた。

 二科生にも彼を知っている人物が数名ほどいた。

 

「何であんたが……」

 

 その内の一人は第三者によって動きを止められた赤毛の女子生徒だった。

 

「これ以上の行為は校則違反、それ以前に犯罪行為とみなされるぞ!」

 

 そんな彼女の呟きを気にせず、第三者は周囲に言った。

 

「この騒動、風紀委員としてこの俺、篝禅十郎が仕切る! 異論は認めん!」

 

 そして、これが第一高校の『問題児』と呼ばれるようになる篝禅十郎が注目を浴びるきっかけとなる出来事であった。




はい、いかがでしたでしょうか

原作に沿って書いていくつもりですが、原作に出てこない所も書いていくつもりなのでちょっと話が長くなるかもしれません

でも、あまり退屈させないよう頑張っていきます!

それでは今回はこれにて

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