魔法科高校の劣等生と優等生、加えて問題児   作:GanJin

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はい、どうもです

来週辺りから、更新のスピードが下がるので、出来る限り更新してます

天気が崩れ過ぎて嫌になります

それではお楽しみください

2020/04/08:修正しました。


図書館前にて

 図書館前では、生徒と襲撃者の小競り合いが繰り広げられていた。

 襲撃者はCAD以外にもナイフや銃火器を持ち込んでいるが、三年生を中心とする応戦側はCAD無しにも拘わらず、襲撃者達を抑え込んでいた。

 将来を約束された彼らの実力は流石と言わざるを得ないものであった。

 その中で上級生に混ざって襲撃者と交戦するレオがいた。

 

「おらぁぁぁー!」

 

 武器を持っている相手に臆することなく立ち向かっている姿は上級生に引けを取らない。

 レオは自分が得意とする硬化魔法を身に付けている物に掛けることにより、彼は全身を覆うプレートアーマーを着ているのと同じ状態となっていた。左手に装着しているプロテクターを兼ねたCADも硬化魔法によって強度が上がっており、相手の攻撃を受け止めても壊れる気配が無かった。

 その為、腕に少し自信がある程度の襲撃者達にはレオにダメージを与えることができなかった。。

 さらに一人ノックアウトしてレオは辺りを見渡す。

 先程まで拮抗していた戦況が少しずつ襲撃者側が劣勢に立たされ始めていた。

 CADを持った生徒が増援に来たことで生徒側に勢いがつき、襲撃者を圧倒しているのである。

 この状況からレオはここも無事鎮圧すると思っていた。

 近くで一科生の三年生が何者かに倒されるのを見るまでは。

 金属で殴られる音と男子生徒のくぐもった呻き声を耳にし、何事かとレオは即座に上級生を倒した者を視界に捉える。

 

(あいつは……!)

 

 そこに立っていたのは明らかに先程まで倒した襲撃者とは発している気配が違う男だった。

 戦闘スーツを纏い、身の丈以上の金属製の棒を携えた男を見た瞬間、レオの直感が危険信号を発した。相手から感じるのは明確な敵意と殺意、そして敵を屈服させる技術は明らかに素人ではなくプロの技であると確信した。

 生徒が男に向けて魔法を発動しようとしたが、相手との距離が数メートルしか離れておらず、即座に懐に入られ棒を叩き込まれる。

 

(あんな距離じゃ、意味ねぇだろうが!)

 

 同じ光景を見たことがあるレオにとって、あの生徒の行動は間違いだと思った。

 だが、それも束の間、男はレオを次の標的に定めたらしく、こちらに向かって突進してきた。

 

「やるしかねぇか!」

 

 振り下ろした棒をレオは左手で防御する。

 だが、先程までの襲撃者が持っていた金棒のようにいかなかった。

 

「ぐっ……」

 

 相手の武器が想像以上に硬いのだ。

 それでもレオは臆せずに下から男の腹部に殴り掛かる。

 一方、その攻撃を男は避けようとせず、その身で受け止めた。

 拳が決まった時、レオは違和感を感じた

 拳が確実決まったにも拘らず、男は何食わぬ顔でいるのである。

 

(こいつ、まさかっ!)

 

 レオが何かに気付いた瞬間、ニヤリと男は笑みを浮かべた。

 僅かに気を抜いてしまったレオは男の次の攻撃への対処に遅れた。下から振り上げられた渾身の一撃を腹に受けてしまう。

 

「だはっ!」

 

 硬化魔法で硬い鎧に守られているとはいえ、衝撃までは完全に抑えることは出来ず、レオは蹲るように倒れた

 

(こいつ、俺と同じ……いや、それ以上の……)

 

 動けなくなったレオを男は一瞥し、次の獲物を探し始めた。

 その光景を近くで見ていた学生達は揃って戦慄した。

 レオや他の上級生をあっという間に倒した男を彼らは恐れた。

 明らかにあの男は学生が対処できるレベルではないのは明白であり、運悪くここには学生の中でも社会に通じるほど突出した戦闘技術を持っている者はいなかった。

 他の襲撃者は力押しでどうにかなったが、あの男は違う。間違いなく戦い方を熟知している者の動きだと多くの者が理解した。

 だが、彼等は気付いていなかった。その男はずっと一種類の魔法しか使っていないことを。

 生徒は誰一人としてそれが分からないまま、男に倒されていく。

 そして男と同じような人物がもう一人いた。

 その人物は男と同じ近接戦闘に慣れている戦闘スーツを着た女だった。彼女は武器を持っていないが、徒手空拳で生徒達を倒していく。

 彼女は生徒達にとっては厄介極まりない相手であった。

 

「くそ、速い!」

 

 女の相手をしていた生徒はそう愚痴った。

 恐らく自己加速術式と思われるが、ここまで速い魔法師を彼等は見たことが無かった。

 離れて魔法を放とうとしても、女の動きが予測できない所為で照準がつかない。

 女は学生達の放つ魔法を全て掻い潜りながら、確実に一人ずつ戦闘不能にしていく。

 その光景が少しずつ襲撃者に勢いを取り戻させていき、戦況は再び拮抗し始めた。

 いや、正確には学生側が劣勢に立たされて始めていた。

 確かに彼らは魔法の技能は優秀であるが、ほとんどが実戦を潜り抜けた軍人でも警察官でもない。慣れていないが為に、一部の生徒達が異常な強さ見せつける男女の存在によって冷静さを失いかけ始めていたのである。

 このままの勢いに負けしてしまうのかと思われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この瞬間までは。

 

 

 

 

 

 

 

 同時刻、図書館前のある場所で、襲撃者の増援が駆けつけていた。

 本来の目的を知っている彼等は、それを確実に果たす為についさっき制圧された場所から逃れ、ここに移動してきたのである。

 ここの襲撃者の殆どが魔法師が社会的に優遇されているのが気に食わなかった。

 自分達よりも裕福で、幸福で、喉から手が出るほど欲しい物を持っていることが気に食わない。

 だが、彼らは社会的に高い地位を得ている魔法師がどれほどの激務をこなしているのか、気付こうとしない。自分達の都合の良い見方しか信じようとしない彼らは、自らの主義主張の為なら何をしても構わない確信犯と呼べる者になっていた。

 故に、その中でも相当思い込みの激しい者は魔法師を目指す生徒を殺すことに全くの躊躇いが無かった。

 

「死ねやぁぁぁ!」

 

 その一人である男は目に入った女子生徒を刺そうと、ナイフを持って襲い掛かる。

 それに反応した彼女は即座に反撃しようとするが、魔法の発動が間に合わない。

 今からでは援護も間に合わない。

 そんな時だった。この場に一陣の風が吹き、襲い掛かろうとした男が女子生徒の目の前から消えた。

 実際は男がその場から消滅したわけでは無い。男は横に吹っ飛ばされた、という表現が正しかった。あまりにも早すぎた為に彼女には消えたようにしか見えなかった。

 そして、男が消えた代わりに目の前に現れた人物に彼女は目を見開いて驚愕する。

 最初の彼女の目に焼き付いた印象は黒。

 全身真っ黒の服装に黒のヘルメットを被った人物が殴るポーズを構えた姿で突然目の前に現れた。

 彼女の頭は目の前の状況に理解が追い付かなかったが、彼女は更に理解できない光景を目に焼き付けた。

 その光景は彼女だけでなくここにいる生徒達や襲撃者達でさえも驚愕させる。

 彼等の目に焼き付いたのは彼女を襲撃した男の末路だった。

 男はここにいる全員が見上げるほど高く吹き飛ばされていた。空高く吹き飛ばされた男は軽く乱回転しながら地面へと自由落下し地面に叩きつけられた。

 地面に強打した男はピクリとも動かなかった。男が飛ばされた距離はざっと見ても三十メートル。あまりにも衝撃的な光景を見て、誰もが唖然としていた。

 男は殴った構えをゆっくりと解いて状況を確認するためか全体を見渡す。

 掌と拳を合わせて、ゴキリと音を左右の手で鳴らし、更に首筋に右手を当てて、首を回して更にパキパキと音を鳴らす。

 その音で周囲にいた襲撃者達は我に返った。

 

「クソっ!」

 

「よくもっ!」

 

 周囲にいた四人の襲撃者が動いた。金棒やナイフなどの武器を携え、突如現れた男を囲むように襲い掛かる。

 だが、彼等が近づいた瞬間、男を中心に全員が一斉に吹き飛ばされ、意識を失ってそのまま倒れ込んだ。

 殆どの者が何が起こったのか見て分からないだろうが、動体視力を鍛えた者は今の男の動きを正確に捉えることが出来た。

 その中には先程の攻撃から回復していたレオもいた。彼は男の動きが想像を越えたものであり、衝撃的な光景に開いた口が塞がらなかった。

 

「おいおい、あんなのありかよ……」

 

 まだ立ち上がれてはいないがレオは男がどうやって四人を撃退したのかを見えていた。

 ヘルメットの男は、始めに右手を高速で引いて背後の男の顔面に肘打ちを叩き込んだ。

 その後、そのまま正拳突きの構えをとり、正面の男の鳩尾に拳を叩きつけた。

 そのまま伸ばした手を左にスライドさせて横から来る男の顎を拳で殴り昏倒させる。

 最後に残ってしまった襲撃者はその光景に驚きを禁じえず、その場から退避しようとするが既に遅かった。ヘルメットの男は最後に残った襲撃者が逃げる前に顔面へ渾身の一撃を叩き込んでいた。

 

「ははは、マジかよ。右手だけで全員ノックアウトしやがった」

 

 彼の驚愕を理解できる者は残念ながら近くにはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 謎の男が襲撃者四人を一瞬で倒すのを別の所で摩利と服部が見ていた。

 

「何者ですか、あの男は?」

 

 男の動きに驚愕しつつ問いかける服部に摩利は首を横に振った。

 

「分からん。襲撃者の味方、と言う訳ではなさそうだが」

 

「別口の産業スパイの可能性もありえます。念のため、あの男も無力化しておくべきかと」

 

「気が早いぞ。別に私達を害する者と決まったわけではない」

 

「ですが……」

 

 摩利の言い分に一理あるが、それでも服部は食い下がる。疑わしきは罰せよと言うつもりはないが、不確定要素の対処はすべきだと服部は考えていた。

 だが、男は第一高校の生徒に一切手を出していなかった。明らかに襲撃者を狙って動いていた。

 

「それより先にここの騒動を片付ける。アレの対処は後ででも構わないだろう」

 

 摩利の言う通りであり、これ以上話をしても時間の無駄だと判断した服部は渋々摩利の判断に従うことにした。

 

「服部は棒の男を無力化しろ。女の方は私がやる」

 

「……分かりました」

 

 そう言うと服部は摩利は別れ、行動を開始した。

 

(それにしてもあの男は何者だ? 警察でもなければ軍人でもない。だが、あの動きは間違いなく相当の実力者だ。そんな奴が何故ここに?)

 

 いくつもの疑問が沸き出るが、摩利は早急に事態を収束するために動くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 突如として現れたヘルメットの男の進撃は続く。

 襲撃者の中には魔法師もおり、彼を止める為に魔法を放つが、飛ばされたあらゆる物体が男に当たった瞬間に勢いを無くして地面に落ちていく。

 彼等の攻撃を児戯だと言わんばかりに真正面から受けながら前進していく姿に誰もが戦慄する。

 それでも戦意を喪失せずに襲い掛かってくる者はいた。

 だが、男に迫った襲撃者達はすべて一撃で殴り飛ばし、恐怖で身動きが取れない者も容赦なく殴って気絶させ、無力化していく。

 そこには男も女も一切関係なく、理不尽という名の暴力が襲撃者達に襲い掛かる。

 せめてもの救いと言えば、ブランシュに感化された生徒は殴るのではなく投げ飛ばして動けなくするぐらいだ。

 それでも手心が一切無く、容赦無い男の暴力に対する恐怖は襲撃者だけでなく学生にも影響を与えていく。

 先に心が折れたのは襲撃者達だった。

 何人もの同胞が赤子のように簡単にあしらわれ、敵う事のない絶対的な力を間近で見せつけられ徐々に戦う気力を失っていった。

 その恐怖は伝染し、新たに一人、崩れるように膝をついた。

 手にした得物は手からするりと抜け落ち、カランと音を立てた。

 それが合図となったかのように、一人、また一人と膝をつく者が現れ始める。

 中には降参だと声を上げる者、平伏し地面に額をこすりつける者さえいた。

 降参する者は徐々に増えていくと男は完全に戦意を失った者に追い打ちをかけなくなった。

 だが、襲ってくる者に対して男の拳は止まらない。僅かでも戦意がある限り、彼の拳は止まらない。

 付近に獲物がいなくなると男は新たな標的を見つけ、そこへ走り出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 摩利の指示通り、服部は金属棒を携えた戦闘スーツの男の相手をしていた。

 他の生徒は服部の邪魔にならないよう、その場から離れて様子を窺ったり、他の襲撃者達への対処に動いていた。

 服部の援護をしないのは彼等と服部とでは実力に差があり、服部の邪魔をしてしまうと思ったが故だった。

 加えて、服部は校内でも指折りの実力者で名が通っており、戦闘スーツの男を無力化してくれると期待していたのだ。現に服部は男を近づけさせることなく、魔法で追い詰めているように見えた。

 だが、服部の内心は余裕が一切無かった。

 

(やりにくい!)

 

 対等に戦っているように見えて、服部が悪態をつきながら男とやり合っていたのだ。

 魔法の技量では服部が圧倒しているはずだった。

 しかし実際は男は服部と互角に渡り合っている。

 服部が押しているのだが、なかなか決め手が当たらない。

 男は服部の動きを予測して、彼の魔法を捌ききっていた。

 そして、それと同時に服部は自分の目の前で起こっていることに驚かされていた。

 

(硬化魔法のバリエーションがここまであるのか)

 

 服部の考えている通り、男の使用している魔法は殆んどが硬化魔法なのである。

 魔法による空気弾を全身に掛けた硬化魔法で防いでみせた。電撃を放てば、棒に硬化魔法によって座標を固定し、通常では不可能な急旋回で避けてみせた。

 男は硬化魔法のことをかなり熟知している。それも服部が予想もしない使い方をいくつも使って数多の魔法を使っている服部と互角に渡り合っている。

 一つのことを極めた者がここまで厄介だとは服部は思いもしなかった。

 この時、服部はある言葉を思い出していた。

 

―――――それは服部先輩の中での『常識』がそう言ってるだけでしょう?

 

 それは以前、禅十郎に言われた言葉だ。

 

(くそ、なんで今になって!)

 

 禅十郎の言っている事に間違ってはいない。魔法のすべてを語れるほど偉くはないと思っている。だが、服部の中のある感情によってそれを認める気になれなかった。

 正直に言うと、服部は禅十郎が嫌いである。

 『苦手』ではなく『嫌い』。それは達也にも抱かなかった感情であった。

 禅十郎の言ってる事は間違っていないのだが、彼の言い方が気に障る。尚且つ真由美からの信頼も相当厚いのがその感情をさらに加速させる。

 ブランシュの件を話してもらった時にも、禅十郎がそこにいることに服部はショックを受けた。生徒会副会長である自分を差し置いて、禅十郎を頼った事が気に入らなかった。あの場にいて話を聞かずに余計な考え事をして、とてもではないが服部が抱く優秀な魔法師の像とはかけ離れていた。

 だというのに、上級生からその実力と人間性を自分よりも評価されたという事実が納得いかなかった。

 それでも上級生として感情を抑制しなければとしばらく忘れていたのに、今になってそれを思い出し、苛立ちがこみ上げてきた。

 そして、それが服部に隙を与える結果となってしまう。

 服部の放った魔法の照準がずれてしまったのだ。

 

(しまった!)

 

 男もそれを好機と見るや服部との距離を詰め、男の得物が服部の腹部を強打する。

 

「かはっ!」

 

 肺の中にあった空気が一気に抜け、痛みに耐えきれず、服部は倒れた。

 すると男は別の生徒を襲うかと思いきや、棒の端を持って高く振り上げた。

 服部は朦朧とする意識の中、男の目を見た。

 男の目は初めて会うはずの服部を酷く睨んでいた。

 彼の目に宿る感情は怒りだった。

 服部は何故これほどの怒りを自分に向けられているのか分からなかった。

 だが、男はそんなことお構いなしに、怒りを服部にぶつけようとする。

 この二人の温度差は持つべき者と持たざるべき者の違いにあった。

 服部は男の魔法技能が厄介だと感じていたが、男は服部が多くの魔法を使用していることに怒りを覚えていた。

 もっと自分に魔法技能があれば、こんなことにならなかったと男は自分に振りかかった理不尽が許せなかった。

 硬化魔法だけしか適正がない所為で、飼殺された男はもっと華々しい未来を望んでいた。

 折角、魔法師として認められたというのに行き着いた先がただの実験台。

 こんな理不尽しかない魔法社会は間違っている。男はそう思うことで現実から目をそらし続けていた。魔法を使える者にはそれ相応の待遇があってしかるべきだという考えを支持してくれたのは皮肉にも反魔法国際政治団体ブランシュの司一だった。

 彼は男の怒りを理解してくれた。こんな差別があってはならないと。故に男は彼に協力した。自分より恵まれている魔法師を叩き潰す為に。

 

「俺は……無能なんかじゃない!」

 

 高々と上げられた棒が男の怒りを纏って一気に振り落とされる。

 それを見て誰かが悲鳴を上げた。近くにいた者達は反射的に目を背けてしまう。

 男が叫んだ直後、ガラスを引っ掻いたような不快な騒音が聞こえたのだが、それを気にする者はこの場にいなかった。

 甲高い金属音が響き渡った。

 だが、それと同時に硬い物体が肉に当たる生々しい音は聞こえなかった。

 金属音の後に聞こえたのは金属が地面に落ちる無機質な音。

 その音に多くの者は奇妙に感じた。

 恐る恐る視界を戻すと、そこには新たな変化があった。

 長さの半分以上がが斬り飛ばされた棒とそれに驚愕する男。

 そして服部を挟み、戦闘スーツの男に相対する形で新たな人物が参戦していた。

 その人物は抜き身の刀を携え、男に切先を向けた。

 

「っ……」

 

 男は切先を向けられて、たじろぎ、即座に後方へ跳んだ。

 新たに現れたのは第一高校ならば多くの生徒が知っている人物だった。

 何せ、ついこの間、下手をすれば停学処分になるほどの事件を引き起こしていたからだ。

 

「よぉ、服部。珍しく苦戦してるじゃねぇか。手を貸そうか?」

 

 剣術部二年の桐原武明が刀を携えて参戦するのだった。




いかがでしたか?

今回は入学編であまりスポットが当たらない人達に頑張ってもらいました!

桐原は割と好きなキャラなので、ちょっと出番を増やしました

これからもいろんなキャラをこんな感じで書いていきます!

それでは、今回はこれにて

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