魔法科高校の劣等生と優等生、加えて問題児   作:GanJin

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ご無沙汰しております。
リアルが中々忙しくて更新できませんでした。
今回は夏休み編と横浜騒乱編が同時に更新しています。
どちらから読んでも問題ない内容になっているので、好きな方から読んじゃってください。

それにしても「追憶編」が映画じゃなくてTV放送になるとは予想外です。
特番になるのか、それとも他の話も入ってくるのか、とても楽しみです!!


夏休みデート その2

 禅十郎と真由美がデートをすることになったのは九校戦でのことだ。

 新人戦のモノリス・コードで事故があった日、禅十郎が真由美の膝枕で眠る直前に新人戦優勝のご褒美として真由美とのデートを要求したのである。これまでの功績を踏まえればその程度はお安い御用だと真由美は快く承諾し、禅十郎が九州から戻ってきた翌日に都心でデートをすることになった。

 

「禅君、九州では何してたの?」

 

「いつも通り修行ですね。門下生を片っ端から吹っ飛ばして、師範と師範代に吹っ飛ばされて、清史郎の兄貴がボロボロになるのをゲラゲラ笑って、千香に悪態突かれて、海外から腕試しに来た人を返り討ちにしました」

 

「相変らず騒がしい所ね」

 

 物騒なワードが所々出てきているが、指摘するだけ無駄であることを知っている真由美は笑顔でスルーした。

 

「いやー、騒がしくない方が珍しいですよ」

 

 篝家の道場は毎日厳しい修行を行っており、その内容は多種多様だ。中には規模の大きく爆発音が鳴り響くこともある。実際に爆発物を使うのもどうかと思うが、治外法権状態のあの道場でなら何でもありだ。そう考えれば、確かに静かな方が珍しいのだろう。

 

「そう言う先ぱ……じゃなかった。真由美さんは九校戦明けは何してたんですか?」

 

 先輩と言いかけたが、デートの日時を決める際、真由美から今日一日は名前で呼ぶことを要求された。問題ないのだが、呼び慣れていない所為で思わず『先輩』と口にしかけるが、とっさに言い直すと真由美は上機嫌になった。

 

「妹達と買い物に行ったり、勉強したり、摩利達と遊びに行ったりしてたわね」

 

「学生らしい夏休みですねー。俺とは大違いだ」

 

「禅君はまだ二年あるでしょ」

 

「そう言う真由美さんも大学生になったらまだ学生ですよ」

 

 確かにその通りだと、真由美は苦笑を浮かべる。

 真由美の実力であれば十分に魔法大学に合格出来るので学生でなくなる心配は皆無である。しかし、進学率を上げる為に上位成績者が推薦を使わないというのもおかしな話ではある。

 

「禅君は進学先は決めてるの?」

 

「いやぁ、あんまり考えてないんですよねぇ。叔父さんが言うには防衛大の講義と同じ事ならいくらでも教えられるって言ってたんで。まぁ、親父の仕事を継ぐなら魔法大学の方が良いかなって考えてます」

 

「ふーん……そっか」

 

 禅十郎は父親の跡を継ぐことはそれとなく知っていた。

 宗士郎の様に道場に籠ることはなく、清史郎のように自由に研究することなく、彼は決められた道を歩むことを選んだ。

 真由美も又聞きでしかないが、禅十郎が継ごうとしている役目は十師族の当主の跡を継ぐのと同じかそれ以上に大変なことらしい。将来が決まってる為に、彼は自由気ままに行動しているのではないかとさえ言われてるのだ。

 

「今は好きなようにやれってのが親父の意向なんで、もしかしたら変わるかもしれませんよ」

 

「そうね。でも、禅君って軍人には向いてないと思うわよ。だって好きでしょ、下剋上」

 

「そうっすね」

 

「はい、アウト」

 

呆れる真由美に禅十郎は軽快に笑った。

 確かに荒事の多い結社を継ぐのであれば、防衛大学に行く方が良いのかもしれない。だが自由気ままにやってきた禅十郎にとって居心地が悪い空間となるのは想像に難くない。道場のように自由な環境が当たり前になっているのなら、防衛大学に行けば絶対に問題を起こすのは目に見えていた。

 

「まだ二年はありますからじっくり考えてみますよ」

 

「それが良いわね」

 

 そんな話をしながら二人は都心のショッピングタワーへと足を運んだ。

 今回の目的は夏用の新しい服を買うことだ。

 禅十郎は普段は母や姉達の買い物のついでに適当に(当の本人達は割と大真面目に)見繕ってもらっており、特に奇抜なファッションではない。

 今も白のトップスの上に赤色の半袖のシャツを羽織っている。紺色のパンツはタイトだが、伸縮性に優れており、通気性も良い。機能面とデザイン面においても禅十郎にぴったりのものであった。

 大体の服が身内によって選ばれていることも多い為に、折角なので真由美の意見を取り入れつつ、服を選んでみようと思ったのである。

 一方の真由美も似たような目的だった。友人と服を買いに行くことはあっても、家族以外の異性から見てもらったことはない為、禅十郎と服を買いに来たのである。

 最初は真由美の買い物からということで、まずは女性用の衣類を取り扱っている店に入った。

 

「にしても夏休みなのは分かるが、何でこんなに人がいるんだ?」

 

 入店した時の禅十郎の感想がそれだった。

 常に人が混むようなことはないのが禅十郎の抱いている洋服店のイメージだ。だというのに昼前でありながら経験した時より人が圧倒的に多いのである。

 

「何かセールですかね?」

 

「そんな様子は無かったと思うけど……」

 

 二人が不思議がるのも無理はない。ここ数日前にとある兄妹がやってきて、見目麗しい妹が買った服を着て歩き、ネットで店の評判が一気に広まったのだ。それを聞きつけた客がやってきて混雑しているのだ。

 混んではいるが、不自由することはないので二人はそのまま買い物をすることにした。

 

「真由美さんの夏服っていつもそうなんですか?」

 

真由美のここ最近の服装を思い出して禅十郎がそんなことをぽつりと呟く。流石の禅十郎も露出が多いと態々口に出すようなことはしなかった。。

 

「禅君は嫌?」

 

「好きか嫌いかで言えば好きですね。でもおとなしい服装も好きですよ」

 

「ふーん。じゃあ、どっちでもいいんだ」

 

 どっちつかずの回答に真由美はやや不満げな顔をする。

 

「似合っていればの話ですよ。全員同じ服装が合う訳じゃないですし、千鶴姉や姉貴、千香も姉妹なのに似合う服がそれぞれ違いますからね」

 

 彼女の反応に気付かなかったが、禅十郎は補足した。

 確かに千鶴は包容力の高さも相まってスカートの方が似合っている。千景はクールな見た目からボーイッシュな服装がよく似合う。末の千香は少女らしい可愛い服がぴったりだった。

 禅十郎はその違いを見る目はちゃんとあるようで、その上での回答だったのだと真由美は納得し、不満は解消された。

 

「私はどっちが似合うの?」

 

「両方ですね。外で遊ぶのなら今着ているタイプが似合ってますし、カフェでお茶したりゆっくりとした時間を過ごすならおとなしい服装が似合ってます。ただ……俺個人の意見として真由美さんはズボンよりスカートの方が良いかなぁって」

 

「そ、そう?」

 

 打算の一切ない素直な感想に真由美は少々恥ずかしくなった。

 加減の良し悪しもあるが、禅十郎は相手を評価をする時は過小評価も過大評価もしない。その上でオブラートに包むことなく、素直な感想を口にする為、時折聞いていて恥ずかしい言葉を躊躇わずに口にするのだ。

 

「あー、でもスカート姿が見慣れてるからかなぁ。後でズボンも見てみませんか?」

 

 何でもかんでも口にしがちだが、褒められているのは事実であり、悪い気はしなかった。

 

「ええ、良いわよ」

 

 上機嫌な真由美は禅十郎の好みの服を選ぶのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 同時刻、猪瀬と大神は同じフロアの別の店で服を選んでいる客を装って、禅十郎達の様子を監視していた。

 

「ハチ、店内の様子はどう?」

 

 葉知野と吉崎は別行動をしており、別側面から二人を監視していた。耳には小型のヘッドセットで常時彼からの情報を得られるようにしている。

 

『いい感じですよー。大将好みの服を選んでますね。でも付き合ってない癖にリア充感出してるのが若干腹立つっす』

 

「あんたの身の上話は聞いてないわよ。それと本当にバレないの?」

 

『問題ないっす。この程度のセキュリティーなら二時間は余裕っすね』

 

 葉知野はショッピングタワーの監視カメラをハッキングして禅十郎達の様子を探っている。流石に大神達が近づけば禅十郎に気付かれるのは確実である為、商業施設に常設している監視カメラを使うことにしたのである。大神達がいるのはその保険である。

 

「社長に怒られても知らんぞ」

 

『心配ご無用っす。社長にはここ最近暴力団の組員がこの周囲で騒ぎを起こしてたって話を使って適当にでっちあげるんで』

 

「そう言えばあったわね、そんな話」

 

「芸能プロダクションの青年社長が粗相したって話だったな。まったくもって面白みのない話だろう」

 

『ところがどっこい、その若手社長がつるんでる暴力団関係で妙な話が流れてるんですよ』

 

 先程から沈黙を貫いていた吉崎が話に混ざってきた。

 対人関係の情報収集能力が高い彼は有名人のきな臭い話を多数把握している。彼が出てくるあたり絶対に面倒な話が舞い込んでくると猪瀬と大神は覚悟した。

 

『正確にはその暴力団の上の組織なんですけどね。下手すると魔法師の人身売買に手を出してるんじゃないかって疑いがあるんですよ』

 

 猪瀬が店員に見えないように物凄く嫌な顔をした。

 

「こんな時に仕事の話を持ってこないでよ」

 

『いやー、こっちもやりたくなかったんですけどねぇ。坊ちゃんにその辺の情報を送るの忘れちゃって……あははは』

 

「禅が知っていれば別の場所に来ただろうに」

 

『面目ねぇ。まさか大将がここに来るとは思わなかったもんで……』

 

「吉崎、その噂話もう少し詳しく聞かせろ。俺も似たような話を聞いたことがある」

 

 仕事に真面目な大神は、暇つぶしに付き合っている禅十郎のストーキングより余程やりがいのある案件に食いついた。

 

「あ、この仕事バカ!」

 

 足早に店を出る大神に猪瀬は買おうと思っていた服をそそくさと戻して、大慌てで彼の跡を追う。

 

『猪瀬さん、心配しなくても大将は俺が追っておきますんで、大神さんをよろしくー』

 

 そう言って葉知野は通話を切った。

 

「もー、あいつは享楽って言葉を知らないのか!」

 

 折角面白そうな場面を見れるかと思ったのに、相方の所為で全て台無しになったことに猪瀬は腹を立てながら店を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 通話を切った葉知野はさっそくハッキングしたカメラでターゲットの観察を再開した。

 

「さてさてー、お二人のご様子はー?」

 

 真由美のワンピースやスカートを真剣に選んでいる禅十郎が映っていた。

 

「珍しいっすね、こういう時の大将なら基本即決するはずなんすけど……」

 

 青を基調としたものにするか、緑を基調としたものにするか悩んでいるようである。やや粗雑な所はあるが、禅十郎は姉と妹の買い物に幼い頃から付き合っており、女性に似合う服を経験と直感で見繕えるようになっていた。

 実際に真由美も悪くないと言った様子であり、禅十郎の選んだ服に興味を示している。

 

「はっはーん、七草のお嬢さんだから慎重になってるのか。男の子っすねぇ、大将も」

 

 普段と異なる様子の禅十郎に葉知野は納得の表情を浮かべる。

 好きな女性と一緒に買い物をするだけでなく、彼女に似合う服を選ぶとなれば良い所を見せたいと思うのは思春期男子ならば一度はやってみたいことだろう。それは禅十郎も例外ではないということだ。

 そんなことを想像してしまうとニヤケが止まらなかった。

 

「さてさてー、今度はどんな一面を見せてくれるんだい大しょ……ん?」

 

 面白い情報は他人でも身内でも構わないのが彼の信条だ。普段は見せない禅十郎の姿を観察できるまたとない機会にワクワクしていると、モニターに気になるものが映っている事に気付いた。

 

「これは……」

 

 画面に映ったものを見て、葉知野は目を丸くするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 大神と猪瀬が禅十郎から離れた同時刻、泉美と香澄も別の店で客を装って禅十郎達の様子を見ていた。

 

「禅さん、真剣に悩んでいますね」

 

「あいつがこんな所にいる時点で滅茶苦茶違和感があるんだけど……。でも思っていた以上にお姉ちゃんに似合う服を選んでるからなんか腹が立つ」

 

「香澄ちゃんったらまたそんなことを。禅さんを何だと思ってるんですか」

 

「人でなし」

 

 即答する香澄に泉美は溜息を吐いた。

 

「そうやって禅さんの悪口ばかり言うとお姉さまに嫌われますよ」

 

「それでもあんな奴にお姉ちゃんを渡したくない。あんな奴より洋史さんの方が良いよ」

 

 それとなく知られている真由美の婚約者候補として、克人の他に五輪家長男の洋史が挙がっている。香澄は人柄的に彼の方が禅十郎より相応しいと考えていた。

 

「あの方は禅さんと比べたら頼りなさ過ぎます。それにお姉さまも乗り気でない方と付き合われても幸せになれるとは思いません」

 

 そこそこ評価している香澄に対して、泉美はあまり洋史を評価していなかった。その上、彼女は政略結婚より恋愛結婚を推していた。

 

「それを言ったら面倒ごとに首突っ込みまくってお姉ちゃんに迷惑かけるあいつの方が相応しくないよ」

 

 普段は仲が良い双子なのだが、この件だけは過去最も長く意見が対立している。

 泉美は禅十郎の短所を補って余りある長所から、真由美に相応しい人物であると見ている。一方、香澄は彼の短所が全てを台無しにしているから相応しくないと考えている。ここまで意見が対立しているのは稀であり、どのように収束するのか誰も分からないのだ。

 

「面倒な事ってどんなことですか?」

 

「四月の失踪とか九校戦の事故とかでお姉ちゃんをすっごく不安にさせてたじゃん」

 

 四月の禅十郎が突然消息不明になったことを泉美は父の弘一から聞かされていた。当初は驚かされたが、隆禅の息子がそう簡単にやられるとは考えにくいとのことで、泉美はそれほど不安にはならなかった。

 だが、真由美は千景と弘一の話を聞いた上でも不安を拭い切れてはいなかった。時折、見せた暗い顔を浮かべる彼女を見た香澄は、やはり禅十郎は姉を不幸にする存在だと強く思うようになっていた。

 

「確かに禅さんは自身の事を疎かにしがちです。その点に関しては私も直して欲しいとは思ってますよ」

 

「ほらやっぱり……」

 

「ですが、それ以外の不満はありません」

 

 そう口にはするが、実際のところ、禅十郎が自分の身を第一にしないことに関して泉美はほぼ諦めていた。

 アレは禅十郎の性格というより血筋の問題なのだ。自分より他人を優先してしまうのはエレメンツの依存癖と『もう一つの血筋』によって根付いてしまった宿命とも言えるものだ。それを正すことは困難を極めることであり、自分達では何も出来ないのだと泉美は理解していた。

 それを含めても、泉美は今の禅十郎であれば真由美を幸せに出来ると確信しているのである。

 

「泉美ってさぁ、男を見る目が無いんじゃない」

 

「香澄ちゃんが偏見的な目で見過ぎてるんで……。まぁ! お似合いですわ、お姉さま!」

 

 二人で話し合っている内に服を選んでいたらしく、真由美は試着室で禅十郎が選んだ服を着ていた。ボーダーのトップスにデニムを試着しており、スカート姿の多い真由美には珍しい組合せであった。

 

「背中が少し開けすぎじゃない……どう見ても男の欲望丸出しじゃん」

 

 香澄はそう言うが、実際はあまり背中の部分は開けていなかった。本当は似合っていると言いたいが、選んだのが禅十郎である為に、香澄は本音よりも嫉妬の感情を露わにした。

 

「……香澄ちゃん」

 

 彼女の本音が分かっている為、泉美は呆れるしかなかった。

 しかしそれも束の間であり、視線を禅十郎達に向け直す。彼女の目には理想の光景が映っていた。敬愛する姉と男が仲睦まじく買い物をしている。

 

(あと少し、何か切欠が出来れば、あの方は私の……ふふふ)

 

 泉美はある目論見を果たす為に策を考えつつ、目を輝かせて心底幸せそうな笑みを浮かべるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 互いに服の買い物を終えると時間は昼を過ぎていた。

 同じビルの中にある料理店で昼食を取っても良かったのだが、禅十郎は真由美を外に連れて目的の店に向かっていた。

 

「昼食は良い所の予約が取れたんでそこに行きましょう」

 

「どんなお店なの?」

 

「そこは行ってからのお楽しみってヤツです。心配しなくても女性向けの料理が沢山あるんで真由美さんも満足出来るのは間違いないですよ」

 

 禅十郎の舌はかなり肥えており、拘りもかなり強い為、真由美は彼がオススメする店に不安を抱かなかった。

 

(まぁ、そんな変なお店にはいかないと思うけど……)

 

「つきましたよ。あの店です」

 

 禅十郎が指を刺す方に目を向けると、真由美は自分の目を疑った。

 

「えっと、その隣のお店じゃなくて?」

 

「あそこはただの飲み屋ですよ。まぁ、今から行く店の所為でしょっちゅう変わってますけど」

 

 確認しても今から向かう場所はあの店であることに真由美は困惑する。

 まず店の看板のインパクトが強かった。マッチョな爽やかイケメンのキャラクターが力瘤を自慢しているポーズが大きく掲載されている。その隣には「マッスル・カーニバル」と店名が書かれており、料理店には全く見えなかった。

 

「禅君、本当にあのお店に入るの?」

 

「大丈夫ですよ、この時間帯は店主が気に入った客だけしか入れないんで。かなり評判が良い、いわゆる隠れた名店ってヤツです。中身はまともですから行きましょ、行きましょ」

 

 真由美はこの店に入ることに抵抗があった。しかし、禅十郎がこれから食べる料理への期待に胸を膨らませて満面の笑みを浮かべているのを目にし、説得するのを諦めた。

 

(本当に大丈夫なのかしら?)

 

 不安しかない真由美の予想は悉く的中することになる。

 扉を開けるとその先にはスーツを着ている筋骨隆々の巨漢が立っていたのだ。




如何でしたか?
夏休み編のオリジナルはもう少しだけ続ける予定です。
真由美とのデートの後は、雫との夏休みの話と小話を書こうと考えています。
それらを持って一年生の夏休み編は終了しようと考えています。
それでは、今回はこれにて。


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