魔法少女の日常   作:xxtakuxx

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Ⅰ After Story

チュンチュン・・・。

 

小鳥の鳴く声が聞こえる。

 

朝のようね・・・。

 

避難所での寝袋は痛い。

 

けどあの「ワルプルギスの夜」を倒したあとの最初の朝。

 

爽快以外の気持ちは何も出てこない。

 

「んー! 今日は人生で一番気持ちのいい朝だわ。」

 

時計を見る。

 

短針は10を、長針は1を向いている。

 

10時5分!? ・・・。

 

寝てるのは昨日戦った私たち4人だけじゃない・・・。

 

「あ、ほむらちゃんが起きたね! ほら、まどか。 行ってきなよ。」

 

「うん!」

 

学校とは違って一つ編みにした『鹿目まどか』がやってくる。

 

「ほむらちゃん! 生きててよかった!」

 

この笑顔・・・これを見るために頑張ってきたんだと思うと、

 

これまでの85回のループも報われたと思える。

 

「まどか・・・やっと貴方を守ることができた・・・。」

 

しまった! 気の緩みで『まどか』と呼んでしまった!

 

「あ! やっと名前で呼んでくれた! やったー!」

 

・・・? まぁいい。 もうみんなを起こしましょう。

 

「さぁ、鹿目まどか。 みんなを起こしましょう。」

 

「あ・・・ うん・・・。」

 

結構シュンとなっちゃったわね・・・。

 

けど今更このキャラは崩せないわ。 ごめんなさい、まどか。

 

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                ・

 

やっとみんな起きたわね。

 

「ん・・・もう朝か・・・?」

 

「さやかちゃんは朝からテンションMAXだー!」

 

「あ・・・もう朝なのね・・・。」

 

今日はゆっくりしたいところなんだけどグリーフシードのストックが昨日ので

 

杏子がずっと蓄えていたのも含めて0個になってしまった。

 

今日は魔女狩りをして明日休むしかなさそうね。

 

「みんな。 今日は本当は休みたいところだけどグリーフシードのストックが無いの。

 

 だから今日は魔女狩りをするわ。」

 

「今日は私もついていっていい? ワルプルなんだかっていう魔女も倒したからついて行きたいの。」

 

こうなったらまどかは振り切れない。

 

前までは『ワルプルギスの夜の対策だから絶対ダメ!』で振り切れたけど今日は無理ね。

 

「仕方ないわ。 ただし貴方には2人以上の援護がつくわよ。

 

 あと危なくなったらすぐ逃げること。 わかった?」

 

「わかったよ! ありがとう、ほむらちゃん!」

 

まぁ今回は仕方ない。 まどかは絶対に私が守るわ。

 

「まぁそれより前に腹が減っちまってさぁ。 まず飯食おうぜ。」

 

「はい。 これで我慢しなさい。」

 

「カ、カンパン・・・。 まぁ我慢してやるよ。」

 

そう言って受け取った杏子は氷砂糖のみをどんどん口に放り込む。

 

「ほらよ。」

 

カンパンのみになったカンを渡される。

 

もう! ちょっとくらいカンパンのほうも食べなさいよ。

 

「てーんこーうせーい! 早くグリーフシード集めて休みたいよー! とっとと行こうよー!」

 

まどかとさやかが催促する。

 

さやかだけなら急ぐことはなかったんだけど。

 

「ふふ・・・。 じゃあ行きましょうか。」

 

私はカンパンを1つ口へ放り込み 4つ握って外へ出た。

 

ワルプルギスを倒したあとの最初の屋外へ。

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