DMЯ   作:海藤 桜夜

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赤黒い煙のようなものが相良を包み込む

 

苦しみ悶える相良の姿に思わず走り寄ろうとする入谷

 

が、ゲンジに止められる

 

『今ここで入っては反則で負けになってしまう! ここはなんとか抑えるのだ!!』

 

「でもッ! 剣一くんが!!」

 

『ケンイチ殿を信じるのだ! 必ずや我らの期待に応えてくれる!!』

 

「・・・剣一くん」

 

―――――

 

『THE TIME HAS COME』

 

―――――

 

何かの幻影がそっと相良の影に消えた

 

『とにもかくにも引くんだぜ!! なんとかしねえとやられるぞ!!』

 

「そ、そうだな。来てくれよ・・・」

 

クロスファイアにどやされてカードを引く

 

「こいつは・・・?」

 

相良が引き当てたのは見覚えのないカード・・・

 

しかしその効果は

 

『なんだってんだこの効果は・・・。やるじゃねえかケンイチ!!』

 

「ああ、こいつなら!! 行くぜ、レッド! いや、ザ・ゼット!!」

 

反撃の一手に必要不可欠な最後の歯車だった

 

「まずは轟速ザ・ゼットを召喚!!」

 

『ダラァァァァァア!! 突っ切ってやるゼェェェェェッ!!!』

 

「ですが残りのマナは一枚! 侵略を使おうとこの鉄壁は突破できません!」

 

「それはどうかな?」

 

「なん、ですって・・・」

 

「たしかに、レッドゾーンの効果じゃアンドロムたちを越えることは出来ない。

 

シールドだってあと一枚残ってる。だが!」

 

「越えてみせよう! こいつでな!!」

 

その姿はまるで、古の龍を思わせた

 

焼け焦げた魂にまで染みついた闘争の記憶の中で

 

猛る想いが敗れて行った友の悲しみを力に変えるように

 

あまたの屍を乗り越え、暴走する

 

「暴走龍5000GTを召喚ッ!!」

 

「そのクリーチャーはコストが12と書いてあります! 1マナでは召喚できません!」

 

「それがな、できるのさ。こいつを召喚するコストは墓地にあるクリーチャー一体につき1少なくなる。

 

俺の墓地にはさっき破壊されたダースレインたちも含めて11体以上クリーチャーがいる」

 

「つまり・・・」

 

「こいつは1マナで召喚できるってわけさ! さあ! 5000GTの効果発動だ!!」

 

『グルゥガアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』

 

その暴力の嵐とでも言うべき疾走で砕け散る神兵たち

 

「っ! アンドロムたちが!!」

 

「パワー5000以下のクリーチャーはすべて破壊される!!」

 

「それならば貴方の後続も・・・破壊されていない!?」

 

「レッドはパワー4000、だったがゼットはパワー7000! この効果では破壊されないのさッ!!」

 

「くっ・・・」

 

「さあ行くぜ! 轟速ザ・ゼットでアタック! するときに!」

 

『侵略ッ!!』「発動ォーッ!!」

 

より強く、そして速く! 音速を超えて進化する!

 

「『熱き侵略 レッドゾーンZッ!!』さらに! 轟く侵略レッドゾーンへ侵略だ!!」

 

「一気に二回侵略をした、ですって・・・」

 

「その効果! Zを進化でないクリーチャーの上に置いたとき相手のシールド一枚を墓地に!

 

さらに一番パワーの大きいネバーラストを破壊だ!!」

 

「っ、ニンジャストライク7! 光牙忍ゼロカゲ! ゼロカゲでブロックします!」

 

虚空をより現れ身代わりとなったシノビがレッドゾーンのタックルを受け粉々に砕け散った

 

「これで終わりだ!! 暴走龍5000GTでアタック!!」

 

「いえ、貴方の終わりです! ニンジャストライク4! 光牙忍ハヤブサマル! ・・・え?」

 

ゼロカゲに続いて場に投じられたハヤブサマル、がしかし主を守る務めを果たそうとしない

 

怖気づいたかのように主の手の中で丸くなっている

 

「・・・5000GTがいるかぎり誰もパワー5000以下のクリーチャーを召喚できない。どうだ?」

 

「私の、負けです・・・」

 

「5000GTでダイレクトアタック!!」

 

『ギシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』

 

 

 

『暴 走 貫 徹 !!』

 

―――――

 

「まさかまさかだ。うちのをやっちゃうとはねー。ちょーっと無視できないやこれは」

 

『gfd@8hdqu』

 

「こっちからふっかけるとするかね」

 

『xf@g6』

 

「だーね。"禁断"は排除しねえと」

 

―――――

 

「剣一くんッ!!」

 

「おう、なんとか勝ったぞ」

 

「心配させないでよね! どうにかなっちゃうかと思ったじゃない・・・」

 

「ごめんな・・・」

 

いちゃつく二人を余所にゲンジは考えていた

 

『しかしケンイチ殿に現われたあの影は一体・・・』

 

その正体をまだ彼らは知らない

 

 

 

続く!

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