「閃光の天君・・・だと」
「そうだ、俺が光の代表だよ」
「・・・知ってたのか、俺に起こったことを」
「ああ。まさかここまでになるとは思ってなかったけどな」
向かい合う二人
「俺は負けるわけには・・・いかないんだ」
「相手が誰だろうと容赦はしない。禁断を排除するためなら!!」
―――――
空間が展開される
既に桟敷には文明代表同士の直接対決を見ようと観衆が詰めかけていた
「シールドセット・・・!?」
シールドを展開しようとした途端、相良のデッキから飛び出す7枚のカード
バトルゾーンに置かれると同時に周囲の空気を薄黒く染めていく
「これは・・・いったい」
「セット、さあ、始めるぞ」
「あ、ああ」
『さあ一大ビックイベント!! 煉獄の炎帝と閃光の天君の直接対決だぁああああ!!』
―――――
「いつもより火が多いな・・・。改造したまま寝落ちしたのか・・・? まずいな」
『問題ねえ』
「レッド・・・なのか?」
『お前ならわかるはずだ。任せたぞ』
「ああ、任しとけ。まずはトップギアを召喚!」
『おーっと煉獄の炎帝は早速トップギア! 速攻を決めるのかぁ!?』
「俺のターン。霞み妖精ジャスミンを召喚。自壊することで山札上から一枚マナに置く」
『対する閃光の天君はマナ加速! まだまだ準備が必要そうだ!!』
「早速行くぜ! 軽減して轟速ザレッドを召喚!!」
禁断が鼓動を刻む
その時相良の心臓も大きく鼓動を鳴らした
「!? ・・・そのままザレッドでアタック! その時!」
『出るか!!? 最速の轟撃ィッッッ!!』
「侵略発動! レッドゾーンZ! さらにその上にレッドゾーンを侵略ッ!!」
全てを破壊しつくす灼熱の轟火
多重侵略は容赦なく志羽のシールドを襲う
が、それと同時に禁断もその姿を徐々に露わにする
「ぐっ・・・Zの効果でシールド一枚を墓地に送り、Tブレイク!!」
「一枚目、サイバーブック! 三枚ドローし一枚デッキの下へ。二枚目もサイバーブック! 同じようにドロー」
「・・・これなら」
「三枚目は・・・、ヘブンズゲートだ」
「ちっ」
「その効果で手札から龍仙ロマネスクとトップオブロマネスクをバトルゾーンに!」
現われるは神仙の頂きに立つ龍
「効果で山札の上から四枚をマナに置き、さらに二枚をタップしておく!」
『ブロッカーの効果により一気に十マナに到達ゥ!! これは次で決まるのかぁ!!?』
「くっ・・・ターン終了だ」
(なんなんだこの胸の痛みは・・・何か抉られるような・・・)
「俺のターン。清浄の精霊ウルを召喚。効果でトップギアをタップする」
「ブロッカーだけならなんとでもなる!」
「いや、決着はもう着いてる」
「なんだと!?」
「呪文、母なる星域!! その効果でクリーチャーをマナに送り進化クリーチャーを出す!」
緑の閃光に包まれ仙龍が大地と同化する
「その効果で龍仙ロマネスクをマナに送り、マナからバトルゾーンに・・・!!」
光が満ちる
彼の神をも凌ぐその威光
天の使徒の始祖にして全ての終わりを司る精霊
「聖霊王アルファディオス!!」
「ああ・・・」
「・・・アルファディオスの効果はわかっているな」
「俺にはもうプレイできるクリーチャーも呪文もない・・・か」
「アルファディオスでレッドゾーンにアタック!!」
灼熱ですらかき消す眩さで王の進軍は始まる
「トップオブロマネスクでトップギアにアタックだ」
「・・・」
「ターン終了。潔く諦めろ。それも戦う者としての矜持だぞ」
「俺は・・・」
―――――
「そんなんじゃいつまで経っても勝てやしない!」
「だって俺は!」
「だっても何もない! おい聞いてるのか!」
―――――
「・・・負けるのはいやだ」
「だがこの状況を覆せるカードはあるのか? せいぜいトリガーくらいだろう」
「俺のターン・・・。ドローしてチャージ・・・、エンドだ」
「引導を渡してやろう。ヘブンズゲートで手札からシリウスとダイヤモンドエイヴンを出す」
「・・・」
「ダイヤモンドエイヴンの効果でシリウスは攻撃出来る。シリウスでシールドをブレイク」
「・・・使えるものはない」
「続けてアルファデイオスでシールドをブレイク」
(いやだ・・・いやだ・・・)
―――――
「そんなんじゃだめだ!!」
「だめなんだ!!」
「おまえは!!」
(うるさいうるさいうるさいうるさいウルサイウルセェエエエエエエエエアアアアアアアア!!!!)
―――――
「トリガー・・・、閃光の守護者ホーリーだ』
「な、に・・・」
『まさかのシールドトリガーッ!! 首の皮一枚でつながったぁ!!!』
『相手のクリーチャーをすべてタップする。ははっ、まだ終わらなかったナァ』
「ターン終了」
『おい、今ターン終了を宣言したよなぁ?』
「ああ、これで終わりだよ」
『そうか、そうかそうか。”相手がクリーチャーをコストを支払わず場に出したとき”効果発動ゥッ!!』
「何!?」
『侵略ZERO発動ォオオッ!!禁断の月ドキンダムゥウウウウン!! セットオン!!』
禁断の月がバトルゾーンを紅く照らす
その光に誘われ禁断の鼓動は激しく高鳴る
「なんなんだそのカードは・・・」
『D2フィールドだ・・・。これがオレの、いや、ドキンダムXの力だァ・・・』
「クリーチャーでも、呪文でもない・・・」
『そう! アルファディオスの効果じゃあコイツは止められねェ!!』
「だがそいつで何ができるんだ!!」
『ドキンダムーンの効果により山札の上から二枚を墓地に置く・・・』
「それだけなら・・・」
『そしてオレのターンッ!! ドキンダムーンのデンジャラスイッチ発動ォッッッ!!!』
碑の礎から屍が蘇る
紅い月に照らされボディを輝かせる
『ソニックコマンド一体をバトルゾーンに出す。召喚ではないッ!!』
「そんな・・・」
『轟速ザレッドをバトルゾオォンに!!!』
「まだだ! 後続は召喚できない! レッドゾーンZがいたとしても・・・!」
『そいつはどうかな・・・?』
「ッ!!」
『ザレッドでアタック! 侵略発動! 超轟速レッドエンドォ!! ブレイクだァ!!』
「そこまでだ!! ニンジャストライク7、光牙忍ゼロカゲ! ゼロカゲでブロックする!」
『・・・・・機を焦ったな。レッドエンドの能力発動。コイツが破壊されたときその下のカードを一枚出せる』
「それは・・・」
『轟速ザレッドを再びバトルゾーンに・・・』
禁断の封印が解かれる
光が、闇に閉ざされる
『禁断、解放ォ!!』
続く!