DMЯ   作:海藤 桜夜

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『・・・伝説の禁断ドキンダムXの能力。お前のクリーチャーを全て封印する』

 

荒野に突き刺さる槍の墓標

 

石化した志羽のクリーチャーたちを見下ろすようにドキンダムXは佇む

 

『封印されたクリーチャーはその存在をないものとして扱う・・・』

 

「・・・」

 

『お前を護るモノはもう何もない。ザレッドでシールドをブレイク』

 

「まだ終われない!! 禁断さえ除去できれば!! レインボースパーク! 二体選んでタップする!」

 

『・・・ドキンダムXはコスト4以下の呪文には選ばれネぇ。残念だったな』

 

「ホーリーをタップしカードを二枚引く・・・」

 

『ドキンダムXで、ダイレクトアタックウウウッ!!』

 

禍々しい雷が走り・・・

 

「アキラさん!」

 

その攻撃は再び相手に届くことはなかった

 

またしてもその一撃は阻まれた

 

全てを防ぐ城壁によって禁断の槍は防がれたのだ

 

「セツナ・・・か。助かったよ」

 

かつて相良と対戦した白百合の騎士と呼ばれた女性であった

 

ダイレクトアタックを生身で受けかけた志羽を救ったのは彼女の投じた一枚のカード

 

『ふん、レオザワルドで封印をはずしクリーチャーを身代わりにしたカ・・・』

 

しかし相良のダイレクトアタックが通った今、決着は着いている

 

『オレの勝ちダ。命拾いしたナ。次はこうにはいかネぇぞ』

 

そう言い放つと相良はその場に倒れ伏した

 

「剣一くんっ!」

 

入谷が相良に走り寄る

 

かなり消耗したのだろうか、衰弱していた

 

「とにかく手当しないと! ゲンジ!」

 

『ああ!』

 

―――――

 

「アキラさん、無事で何よりでした」

 

「ありがとうセツナ。でも俺はアイツを、剣一を助けられなかった。それに、アルファディオスも・・・」

 

「アキラさん・・・」

 

「すまない、光の代表失格だな」

 

「そんなことないです! アキラさんは立派に戦ってくれました!」

 

「・・・ほんとうに、すまない」

 

「・・・」

 

―――――

 

『だめだ。引きはがすことができん。カード自体がケンイチ殿の心臓とつながってしまっているのだ』

 

「そんな・・・なんとかできないの?」

 

『無理に引き離そうとすればケンイチ殿の命は・・・』

 

『俺がやる!!』

 

「クロスファイア!?」『クロスファイア殿!!』

 

クロスファイアは傷まみれだった

 

『一体今までどこに・・・』

 

『そこの畜生の取り巻きとな、遊んでたのよ。・・・っぐ』

 

「無茶しちゃだめだよ! 剣一くんだってこんな状態なのに! 貴方が今無理したら」

 

が、クロスファイアは遮って言う

 

『悪いなチカ。俺はコイツに惚れたときからコイツのために死ぬって決めてんだ。止めてくれるなよ』

 

『クロスファイア殿!! 滅私奉公だけが義の示し方ではないのだ!!』

 

『止めてくれるなよゲンジ。それにな』

 

クロスファイアのカードが相良の身体に吸い込まれる

 

『俺はアウトレイジ!! 誰かに縛られて生きるのはまっぴらごめんだ!!

 

仲間を泣かせる輩を殴りに行くのは、誰にも止められやしねえのさッ!!!』

 

「クロスファイア!!」

 

そう言い放つと彼は相良の身体へと消えていったのだ・・・

 

 

 

続く!

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