DMЯ   作:海藤 桜夜

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「ああつっかれた」

 

真夜中に相良の声が響く

 

眠たい目をこすりつつデッキを見やる

 

「とりあえず明日にすっかな」

 

デッキを机に置くとそのまま眠りについた

 

相良とデッキを見ているものがいることに相良は気付かなかった

 

―――――

 

「シールドトリガー、タイガーグレンオーだ!」

 

「おほぉ、やるじゃんよ」

 

「へへーん」

 

「まあ攻撃済みのやつらしか破壊できてないんだけどな」

 

「ああ!?」

 

「ほい、ダディパインでダイレクトな」

 

「あばばばば」

 

―――――

 

「まあいんじゃね? なかなかできてると思う」

 

「お、そうか。組んだかいがあったってもんだぜ!」

 

ご満悦な相良。しかし志羽は続ける

 

「でもなぁ、いまひとつ爆発力がねえな。さっきも守勢一方だったし」

 

「ああ、それはあるな」

 

一転、相良は考える

 

今の相良のデッキはエースといえるクリーチャーがいない

 

相良のデッキは火と闇を主体としたデッキだ

 

なんとなくだが使いやすさがある

 

「とりあえずショップまた行くか」

 

「おう!」

 

デッキにふさわしいエースを探しに行くことに決めた

 

―――――

 

「・・・ダイレクトアタック」

 

・・・

 

「・・・今日は活躍してたよ。よくやったね」

 

「―――忝い」

 

「ゲンジはつよいね・・・ふふ」

 

・・・

 

―――――

 

「おし!きみに決めた!」

 

相良の手には一枚のカード

 

どうやらエースを見つけられたようだ

 

「楽しみだなぁ・・・。うまく使ってやれっかなぁ」

 

相良の言葉にそのカードは赤く光って応えたように見えた

 

―――――

 

「パインJrでアタック」

 

「ホネンビーでブロック!」

 

「次には決めるぞ」

 

志羽のシールドは2枚、相良のシールドは残り1枚に

 

場には、志羽がパインJrと青銅の鎧が二体、相良はオタカラアッタカラ一体のみ

 

墓地にはさきほどの攻撃で倒されたホネンビーや他のクリーチャーがいる

 

「ここが重要だな」

 

「うん、どうしてくるか見てやろう」

 

「言ってくれたな? やったるぜ」

 

相良は気合を込めてドロー!

 

うーむ、狙いのカードは引けていないようだ

 

「いやまだまだだぜ!」

 

マナをタップし召喚する

 

「オタカラを進化元に夢幻騎士ダースレイン召喚! その効果発動!」

 

ダースレインは山札上から三枚を墓地に置くことができる

 

「そして置いたら一枚回収するぜ」

 

山札から落とした三枚のカードに・・・あった!

 

「俺は百万超邪クロスファイアを回収!」

 

百万超邪クロスファイア、スピードアタッカーのWブレイカーだ

 

その効果は墓地に6体以上クリーチャーがいればコストを支払わずに召喚できるというもの

 

そして今相良の墓地には6体以上のクリーチャー

 

「俺はクロスファイアをG0で召喚!」

 

場に二体のクリーチャーが並ぶ

 

夢幻の騎士と百万馬力の無法者の最強タッグだ

 

「ダースレインでシールドをブレイク!」

 

志羽のシールドが割られる

 

まずは一枚・・・

 

「ないな」

 

そして二枚目・・・

 

「シールドトリガー・・・」

 

「ああ・・・」

 

「・・・フェアリーライフで山札から一枚マナに。やるじゃん」

 

「・・・っし! クロスファイアでダイレクトアタックだ!!」

 

相良にはクロスファイアが光って見えた

 

―――――

 

「いいじゃんいいじゃん」

 

「へへへ、もうお前には負けってばっかじゃねえぜ」

 

「俺もデッキ改良してみっかな」

 

「そんじゃ今日も行くか」

 

「そだな」

 

デッキケースの中でクロスファイアが鈍く赤く光っていた

 

 

 

続く!

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