DMЯ   作:海藤 桜夜

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今日はショップ大会が開かれる日

 

腕によりをかけ作った新デッキを試す時!だったのだが

 

「ガトリングでダイレクトアタックだよー!」

 

「ぐえー」

 

―――――

 

「小学生に負けるってどうなのさ・・・」

 

一回戦落ちした相良は会場の端でうなだれていた

 

『出番なしだったか。でもよ!オレが出れば百人力だぜ!今度は頑張ろうぜ!』

 

落ち込む相良を励ますのはクロスファイア、もとい暴剣坊アラシ

 

これが今のクロスファイアの姿だ

 

「まだ明たちは終わってないみたいだし・・・一人回しでもするかぁ」

 

「キミ、すこしいいかな」

 

ふと、声をかけられる

 

やや渋い声色に少し緊張して顔を上げる

 

「もし暇ならワタシと対戦してくれないかな」

 

やや疲れた雰囲気の壮年の・・・いや、青年男性と言うべきだろうか

 

対戦の誘いとあらば相良はもちろん断ることはない

 

時間つぶしがてら相手をしてもらうことにした

 

―――――

 

「メンデルスゾーン発動。効果で山札上から二枚を見る。どちらもドラゴンなのでマナへ」

 

「正々堂々ホルモンを召喚。山札の上から一枚をマナへ」

 

序盤は互いに場づくりだろうか

 

「無双竜鬼ミツルギブーストを召喚。マナに送ることでそちらのホルモンを破壊」

 

「出がかりをつぶされたけどまだ序の口だ。飛散する斧プロメテウスを召喚」

 

青年に対応されるが相良も負けじと再展開の用意をする

 

「効果で二枚山札の上からマナへ。その後カードを一枚回収するぜ」

 

相良はさらにマナを伸ばし、切り札の準備を進める

 

「ふむ、そういうことなら・・・悪魔龍ダークマスターズを召喚!」

 

「げ! ここで来るのかよ」

 

「効果で相手の手札を見て三枚まで捨てさせる」

 

さきほどマナから回収したアラシを捨てられてしまった

 

「くそ、俺のターン! エナジーライトで二枚ドロー・・・エンドだ」

 

攻めるに攻められない

 

「ではこちらから行かせてもらおうか。竜星バルガライザーを召喚」

 

ドラゴンを呼ぶドラゴン、バルガライザーの攻撃はドラゴンの襲撃開始の合図となる

 

「バルガライザーの攻撃時山札の上から一枚を表向きにする。それが進化でないドラゴンなら場に出すことができる」

 

「くっ・・・」

 

「デッキトップオープン! 永遠のリュウセイカイザーをバトルゾーンに!!」

 

リュウセイカイザーが場に出ると同時に空気が揺れる

 

『!? 気配が!?』

 

アラシは確かにクリーチャーの気配を感じ取った

 

一瞬のことで不確かだったが相手の青年はクリーチャーであるように思えた

 

だが次の瞬間には人間のそれになっていた

 

『・・・?』

 

「トリガーはない」

 

「さらにダークマスターズでアタック!」

 

「シールドトリガー! 地獄門デスゲート発動!! 効果でリュウセイカイザーを破壊!!」

 

「む・・・やられたか」

 

「それだけじゃないぜ! 破壊したクリーチャーより小さいコストを持つクリーチャーを墓地から出せる!

 

墓地の突撃奪取ファルコン・ボンバーをバトルゾーンに」

 

「攻撃可能なクリーチャーはいない。ターンエンドだ」

 

「俺のターン! ドロー! 来たぜ! 冒剣坊アラシを召喚!」

 

満を持して切り札、アラシがバトルゾーンに出る

 

「登場時能力で山札の上から三枚を墓地に置き、一枚を手札に戻す。それがエグザイルクリーチャーならスピードアタッカーを得る!」

 

置かれたカードの中に・・・あった!

 

「冒剣王邪ハリケーンを回収! 行くぜ! まずはアラシでアタック! その時に!!」

 

「む!?」

 

「アタックチャンス!! EX秘伝カツトンファーを唱えるぜ!」

 

「それは・・・!」

 

「クリーチャー一体のブレイク数とパワーを上げる! 対象はアラシ! さらにもう一枚だ!」

 

「シールドトリガー、ミステリーキューブ。山札をシャッフルして山札の上がクリーチャーなら出せる!」

 

「・・・」

 

「龍仙ロマネスク! 効果で四枚ブーストする。ブロッカーだが・・・」

 

「・・・よし! ここでカツトンファーの効果! アラシを破壊!」

 

『ふんっ!!』

 

「そしてアラシが破壊されたことでドロンゴーが発動する!」

 

『やっと暴れられるぜ!!』

 

「暴剣王邪ハリケーンをバトルゾーンに!!」

 

(これがクロスファイアの新しい姿・・・!)

 

「効果でロマネスクとバルガライザーをタップして次のターンはじめにアンタップさせない!」

 

「まあ、そうなるか」

 

「ファルコンボンバーで最後のシールドをブレイク! 能力でハリケーンをスピードアタッカーに!!」

 

「トリガーはない」

 

「ハリケーンでダイレクトアタック!!」

 

―――――

 

「いいデュエマだった、対戦ありがとう」

 

「こちらこそ、えっと・・・」

 

「流スバル、スバルでいい」

 

「俺は相良剣一っていいます。またお願いしますね、スバルさん」

 

「ああ、もちろん」

 

「剣一! トーナメント終わったぞー!」

 

「悪ぃ! 今行く! それじゃ、失礼します」

 

―――――

 

『接触は成功だな、サクセス!』

 

青年は遠巻きに相良たちを見つめていた

 

『待っていてくれ、ウェイティング・・・』

 

彼の目は紅く輝いていた

 

 

 

続く

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