勝負は終盤
赤龍をシールド残り一枚まで追い詰める
『アアアアアアアアアアアアアアア!!』
「マナがたまってきてる、このかんじ、切り札か!?」
盤上に赤龍と同じ姿のクリーチャーが現れる
『アアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!』
龍は相良のダースレインへ襲いかかる
「ホネンビーでブロックだ!」
ホネンビーがダースレインを護り砕ける
爆煙の中から赤龍が飛び出す
『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』
赤龍は再びダースレインに襲いかかった
「なんだこいつ!?」
『能力かなんかか!?』
どうやら向こうの攻撃は止められないらしい
おとなしく攻撃を受け入れる
『アアアアアアア!! アアアアアアアアアアアアアア!!!』
赤龍の攻撃は止むことはない
『アイツ、マナを取り込んでパワーアップしてやがる』
熱気がこちらまで伝わってくる
シールドごしでも汗だくになるほどだ
ダイレクトアタックをまともに食らったのなら・・・
「なんとか止めねえと」
『だがどうするあいつの食らったマナ、相当な量だ。刺激しようもんならありゃ・・・』
まちがいなく暴走したマナが弾け飛ぶ
相良一人ならクロスファイアが守りきれるだろうか
否、あたりにはまだ逃げているクリーチャーたちもいる
なんとか赤龍の溜めたマナを刺激せずに倒さなければならない
『グアアアアアアアア!!!』
勢いを増した攻撃がシールドを突き破る
「来たぜ! 終末の時計クロック! このターンは終わりだ!」
時間が強制的に吹き飛ばされる
「このまま決めてやるぜ! クロスファイア召喚!」
『合点!!』
最後のシールドをクロックが破壊する
『ウオオオオオオオオオオア!!』
炎が迸りクロスファイアとクロックが焼き焦がされる
『バーニングギンガァ・・・』
「くそっ、ここでシールドトリガーを引かれるとは・・・」
『ヌガアアアアアアアアアア!!!』
再び赤龍の連撃が相良を襲う
一枚目、二枚目、トリガーはない
『ガアアアアアアアアアアアアアア!!!!』
最後のシールドが砕かれる
「トリガー・・・地獄門デスゲート!」
『おい何やってんだケンイチ! ヤツを今選んだら!!』
「黙って見てな!!」
地獄の門が開かれ、生贄を求めて亡者の腕が伸びる
「効果でガイグレンを破壊!」
『アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』
「ぐ・・・くっそ・・・」
『ケンイチ! 逃げろ! 焼き殺されちまう!!』
「―――――」
―――――
周囲が静寂に包まれる
赤龍が破壊されたことで溢れだしたマナの大爆発により、辺り一面は焼け野原に・・・
ならなかった
「なんとか・・・間に合ったようだな!」
『ケンイチ! 無事か!?』
「ああ、ちょっと髪が焦げちまったけど、なんともない」
『しかしどうやって・・・』
「あいつの爆発のエネルギーが溢れる前に、デスゲートでクロックを呼び出して時間を吹き飛ばしてやったのさ!!」
墓地のクロックがぐったりしながら親指を立てる
「もっともバトルゾーンは吹き飛ばされちまったけどな」
『クソオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』
「俺のターン! もう一度ホネンビーを召喚だ!」
『今度こそ!』
「ああ、決めてやろうぜ! 効果でクロスファイアを回収してそのまま召喚! ダイレクトアタックだ!!」
―――――
『いてて・・・ なんか体中痛い』
『モルト! 大丈夫!?』
『ああ、何か悪い夢を見ていたような・・・』
―――――
赤龍を倒したのも束の間、火のマナが身を包むような感覚に呑まれる
「さすがに無茶しすぎか・・・」
そう言う間もなく相良はまた意識を失った
続く