前回からかなり間が空いた感じがしてたけどそんなことは無かったぜ!
更新を待っていた方々、それではどうぞ。
「それで、お話って鈴音ちゃんの事ですよね?」
「えぇ」
ところ変わって鈴音ちゃんのお母さん、純香さんの部屋。暖炉の中で火がパチパチ弾けて……ってこの時代に暖炉ですか!?
「いやまぁそんなに驚くことじゃないね。それで、お話ってなんですかっていうのも聞きましたし……えと、どうぞ」
「鈴音は養子、というのは」
「聞きました」
「そう。あの子は…いや、その前に。私は子供を産めない体質だったのです」
純香さんは真顔で話す。
「あの子を養子にしたときは、嬉しかったんです」
そこから、純香さんはせきをきったように話し始めた。
「私に子供が出来た。お腹を痛めた子ではないけど、それでも私の子供です。まだ貴女も子供ですから分からないかも知れませんけど、『子供が出来る』ということは存外嬉しいものなのです」
「はい」
いや分かる、とは言わない。
わたしは言われた通り子供だし、おれは子供こそ居たものの、女としての『嬉しさ』は分からない。
おれが居ようとわたしであろうと分からない事はある。
「しかし、あの子は、悪魔の子でした。あの子が養子に出されたのにはそれなりの理由があったのです。……魔法少女、というものを知っていますか?」
「はい。……でも何故、あなたがそれを?」
「あの子自身から聞きました。悲しい話です。あの子はただ、友達が欲しかっただけなのに」
やはり、デメリットがあったのか。
「あの子と親しくなった者はすべからず不運に会いました。それも老若男女問わずに、です。
ある子はあの子と遊んでる際に病院送りになりました。
ある老人はあの子と親しくなった次の週にお亡くなりになりました。
ある教師はうちの家庭訪問の帰りに交通事故に会いました」
「……それは」
「あまりにおかしいのである日、あの子に聞いたのです。そしたら、魔法少女の事を教えてくれました。あの子の願いを。それと、彼女の両親の末路を」
聞きたくない。聞きたい。聞く気にならない。
「詳しくは言いませんが、死ぬより辛い目にあっているらしいです」
「そう、ですか」
「その日から、私達はあの子を出来る限り避けるようにしました。常に一緒に居る私は、あの子を目の敵にして。あの人は、なるべく家に帰ってこないようにして」
「でも、鈴音ちゃんはお父さんは優しいって」
「ふりです。心の中では、きっと『悪魔の子め』とでも思っている筈です。そう思うように教えましたもの」
「……!」
なんて、なんて、狂ってる……いや、違う。これは、きっと、
「それが、貴女の鈴音ちゃんへの愛情の示し方、ですか」
「さげずんで貰って結構ですわ。ですが……」
純香さんが立ち上がり、わたしの手を握ってくる。
「お願いです。あの子から、離れて頂けますか。今はまだ大丈夫でも、いつか必ず貴女に不運が訪れますわ」
「ごめんなさい」
即答する。
「……何故、ですか?」
「友達だからです。その程度じゃわたしは退きません」
「……」
見つめ合う。わたしは純香さんに自らの意思を伝えるために。純香さんは、きっとわたしの意思を確かめるために。
「どうしても、ですか?」
「はい。不運程度なら、わたしが吸い取ってあげます」
純香さんは改めて椅子に座った。
どうやら、説得を諦めたみたい。
「……貴女は強いのですね。私は、あの子よりも自らの命を選んでしまいました。ずっと悔いていました。本当にこれで良かったのか。もっと他の方法は無かったのか」
「多分、純香さんは間違って無いです。魔法少女の問題はただの人間が解決するには難しすぎます。だから、わたしに任せて下さい」
「えぇ、あの子を、あの子をお願い致します……!」
~○~○~○~○~○~
中庭に戻ったらいきなり抱き着かれた。
「朱音さん! 大丈夫ですか毒を盛られたり殴られたり蹴られたり叩かれたり悪口を言われたりされていませんか!?」
「だ、大丈夫だよ」
仕方無いとはいえ鈴音ちゃんの中の純香さんのイメージが酷い。
「まあ、思ったよりは良い人だったよ」
「はぁ!? 何を仕込まれましたの!?」
鈴音ちゃんがわたしの顔をペタペタ触ってくる。
「ちょっと、くすぐったいよ」
「毒……じゃ無いみたい。ならお香? それか……変な事を吹き込まれましたね!?」
「被害妄想が過ぎる!?」
その後、鈴音ちゃんを静めて一緒に遊んで帰った。
楽しかったよ。うん。
4/26(土)
鈴音ちゃんとお友だちになった。親公認だよ!
そう言えば今日も魔女狩りしなかったなぁ。
まあ楽しかったから良いけどね。
最近スマホの充電の減りが速いです。
あーやだやだ。
てか、そろそろホムホムループ起点(あるいは終点)まで進んでますねぇ。
……ん? オリジナルキャラばっかり出てる?
・・・・・・あ。