お久しぶりです。
それで、今回はリハビリがてらに短めです。
いやぁ、なかなか良い言い訳ですね。
では、どうぞ。
魔女狩りしなくちゃなぁ。
そんな事を考えながら宿題カリカリ。
とはいえ、グリーフシード自体はそこそこ残ってるしなぁ。
カリカリ。
……ん、ここなんだっけ。えーと。あぁ、はいはい。
カリカリ。
「終~了~!」
まだぎりぎり簡単だね。分かんなくなったら教科書見れば良いし。
次の(中学初めての)テストはいつだっけ?
「あ・か・ね・さーん!」
「この声は」
窓から顔を出す。
「あそびましょう!」
うん、やっぱり鈴音ちゃんだ。タイミングが良いね。
「お母さん、出掛けてくる!」
「何時に帰ってくるの?」
「暗くなったら!」
軽く誤魔化して走り去る。腕時計持ってないしねー。
「おはよう鈴音ちゃん」
「おはようございますわ、朱音さん」
わたしは薄い長袖にジーパン。長袖は赤地に白で英語が書かれてるパンクスタイル、だっけ? 鈴音ちゃんはお嬢様らしくゴスロリ、ゴスロリ!?
「ま、間近で見ると思ってたより凄い格好だね」
「まったくですわ。朱音さんみたいな服のが良いのに。早く中学生になりたいものですわ」
「でも土日に関わらず制服でいろっていう中学もあるしねぇ。場所によると思うよ?」
言うまでもなく見滝原中学校のことだね。
つらつらと喋りながらのんびり歩く。
と、前から見慣れた人影が。
「明子ちゃんおはー!」
「お、あかねん。こんにちはだけど?」
ニヤニヤしながらハイタッチしてくる。当然それに応じる。
「んで、そこのゴスロリコスのお子さんはあかねんの子供?」
「何でよ!? この子は友達の鈴音ちゃん。鈴音ちゃん、こっちのお姉さんは明子ちゃん」
紹介するも、鈴音ちゃんは警戒心剥き出しで睨んでいる。
「おりょりょ? 嫌われちゃったかな?」
「……ふん、わたくしは俗物なんかとは友達にはならないのですわ」
「うっわ、なに? そういうキャラなの? 残念だけどあたしよりかあかねんの方が俗物だけど?」
あ、やべ、そういや明子はそこそこけんかっぱやいんだった!
鈴音ちゃんも喧嘩を売られたら迷わず買うような性格だし……。
「朱音さんを、」「まあまあほらほら早く行かないと! それじゃあまた明日ね明子ちゃん!」
鈴音ちゃんの手を繋ぎ脱兎のごとく逃げ出す。
悪いな明子、おれのその場しのぎの実力を、貴様ではまだ越えられない!
~○~○~○~○~○~
「何処へ行くんですの?」
「見滝原市。ちょっと遠いけどね」
正直、徒歩で行ける距離じゃ無い。けどまぁ、変身すればどうにかなるよね、うん。
「こっちこっち」
「? 路地裏……ああ、成る程」
鈴音ちゃんも分かったみたい。二人でこっそりと変身。
すぐさま『無し無し結界』を張る。
周りの色が無くなり、耳に痛い程の静寂が訪れる。
「鈴音ちゃん、じゃあこっちに……!?」
路地裏から出ようと後ろを向いたのは偶然か? 必然だ。
ならば
路地裏の出入口。明子がこっちを見失いキョロキョロしている姿があった。
「……。………!」
「あ……どうしよう……」
……どうしましょうか。
……展開をどうしようか。
……どうにかなるでしょ。