今年は末吉、勉強をしろと言われました。おみくじに。
それでは勉強もせずに書いた小説です、どうぞ。
4/28(月)
明子が怖いよ。マスター・メイコ・スリープホールド喰らって死にかけたよ、いやマジで。
なんとか無理矢理知らないで通したけどね。
魔女は見付からなかった。
4/29(火)
……そういえば、そろそろ四月が終わるね。
四月は死月。何事もなく終わるわけが無いよね
~○~○~○~○~○~
「マミさ~ん! ……と、あれ?」
「あ、まどかちゃん」
「あら、知り合いだったの朱音さん?」
久し振りにマミさんと一緒に魔女狩りしようと連絡をとって、見滝原に行ったら……まどかちゃんだー。
「てかまどかちゃん、わたしの事覚えてるの?」
「当然だよぉ。朱音ちゃん、だよね?」
「そうそう! なんだ~マミさん誰を待ってるのかと思ったら」
「ティヒヒッ」
「朱音さんに鹿目さんの修行に付き合って貰おうと思っててね。心配はしてなかったけど、知り合いなら安心ね」
「ふむふむ」
まどかちゃんかぁ。ってことは何時の間にやら本編が始まってたのか。何日からなのかな。
「ちなみにまどかちゃんは何で魔法少女に?」
「えっと、トラックにひかれそうになってた子猫を」
「はいストップ。まどかにゃん!」
「はい! ……ってにゃん?」
ふふ、早速先輩ぶってみよう。
「わたしとかマミさんとかなら良いけど、滅多なことじゃ魔法少女になった理由は教えないこと。いい、まどかにゃん?」
「はいっ、朱音さん!」
「よろしい。それと、返事は『にゃんっ!』でしょまどかにゃん!」
「え、にゃん……?」
「分かった?」
「に、にゃんっ!」
「可愛い~!」
「うわわっ」
ナデナデナデナデナデナデナデナデ。この子触り心地最高じゃん!
「ふぅ~」
「えっと、そろそろ良いかしら朱音さん?」
「あ、はい。まどかちゃんもほら」
「あはは……」
「病院に魔女結界があったわ。前衛を朱音さん、後衛は私と鹿目さんで。質問は?」
「いえ、大丈夫ですマミさん」
「まどかちゃんの武器は?」
「あ、私は弓を使ってます。朱音さんは?」
「わたしはナイフ。まどかちゃん、間違ってわたしを攻撃しないようにね?」
「き、気を付けます!」
マミさんがジーっとこっちを見てくるけど無視無視。わたしの能力は隠してなんぼのもんだからね。
「ほらほら、マミさん行きましょう!」
「はいはい。鹿目さんも行きましょう」
「は、はい!」
さて、病院に魔女、しかもまどかちゃんも居る、ってことは……
~○~○~○~○~○~
あ、やっぱりお菓子の魔女ですか。うーむ。
「これが……魔女結界」
「まどかちゃん、そこらに落ちてるお菓子は食べちゃ駄目だからね」
「その心配は朱音さんがした方が良いんじゃないかしら?」
「どーゆー意味ですかマミさん」
なんて喋ってると、来た来た。丸っこい身体に細い手足。カエルみたいに四つん這いな使い魔。
「マミさん、変身しましょう!」
「えぇ!」
おー、マミさん張り切ってる。なんかわざわざ回転してくるくる光って……え、わたしもそれやらなきゃ駄目ですか?
うわ、まどかちゃんもやってる。
あ、ま、待って。わたしは今から考えるんだよ、二人してそんなキラキラした目で見ないで!
あー、もうっ!
「……え、変身ポーズしないの朱音さん?」
「朱音さん、ダメじゃない。どうしちゃったの?」
「いやいやいやどうしちゃったもこうしちゃったも無いよ。無茶言わないでよ。わたし別にアドリブに強い訳じゃ無いんだから」
普通に変身したよ。無理無理、変身をカッコつけるなんて無理! そもそもさ。
「そんな暇、くれないみたいですしっ!」
襲いかかってきた使い魔を切り捨てる。そっか、前衛か。
「それじゃ、ガンガン行きますよ!」
「えぇ!」
「行きます!」
~○~○~○~○~○~
スパスパーっと。うーん? なんか多いね。こんなに多く使い魔が居たのは……保母の魔女ぐらいかな?
「うらっ!」
「危ないっ!」
「おっと、ナイスまどかにゃん!」
後ろから忍び寄っていた使い魔をまどかちゃんが撃ち抜いてくれた。
「しまっ―――」
「ほいっと!」
マミさん狙いで飛び掛かってきた使い魔を切り裂く。
意外といいコンビ……じゃなくて、トリオだねわたしたち。
「あ、それっぽい扉がありますよマミさん!」
「そうね。きっとこの先に魔女が居るわ」
ふむふむ。……使い魔の襲撃も一旦止まったね。
「休憩しましょっか、マミさん、まどかちゃん」
「いえ、この勢いのまま突入するべきじゃないかしら。鹿目さんはどう思う?」
「えっと……私はこのまま行けます」
「んー、じゃ、行こっか」
マミさんが慎重に扉を開ける。
「……今言うことじゃ無いけど、マミさんに対するまどかちゃんとわたしの口調、なんか被ってるよね」
「え?」
「二人とも、来るわ!」
お、人形のシャルロッテさん。ちっすちっす。
「わたしが先行します!」
駆け出す。ナイフを振るうがヒラリヒラリとかわされる。
「的が小さくて当たんない!」
「援護します!」
まどかちゃんの矢がシャルロッテの移動先を潰すように飛んでくる。ピンクの矢が綺麗なことで。
「それじゃ、ここ!」
縦に切り裂いてあげた。途端に力を無くし落っこちるシャルロッテ。
さてさて、 ここからだよ。マミら無いようにしないと……。
「終わった……の?」
「朱音さん、どうかしら。グリーフシードは?」
「………………」
……あれ? シャルロッテさーん?起きてるんでしょー? いつでもかかってこいやー!
カツッ
あ、グリーフシードだ。
「あれれぇ?」
「意外と呆気なかったわね」
「やりましたね、マミさん! 朱音さん!」
うーーーーん? ナイフで吸収出来たっけ? 出来ないよね。
ま、まぁマミらなかっただけましかな?
「はい、グリーフシード。まどかにゃんにあげる」
「え、良いんですか?」
「うん。グリーフシードならまだそこそこあるしね」
「ありがとうございます!」
「…………にゃん、でしょ?」
「にゃ、にゃんにゃんっ!」
恥ずかしそうに照れながらにゃんにゃん言うその姿……ヤバい、鼻血出そう。
「……えっと、私は?」
「マミさん……自分がまだ『にゃんにゃん』とか言って『可愛い』とか言ってもらえる歳だと?」
「え、いや、そうじゃなくて、えっと、その」
「ふふ、可愛いですよマミさん」
…………事件は、マミさんたちと別れてから起きた。
危ない危ない、始めに書いた伏線をもののみごとにスルーするとこだった。
どんな事件にしようかなー。