まぁチラシの裏ですしほとんど見られて無いだろうと後回しにしてたら一ヶ月ですよ。
もし、もしも心待ちにしている人が居るのならば、謝りますすみません。
というか設定がめちゃんこになってきてて。展開も難しい状況に追い込まれてます。
あぁ、まどかは、ほむほむは、出番はいつになるのでしょうか。
それでは、どうぞ。
「あら、お帰りなさい」
「ただいま」
家についた。さぁて、何を言われるんだろうか。
「またこんな夜に帰って……どうしたの?」
「え?」
てっきり怒られるかと思ったのにな。
「元気が無いわよ」
「それはその、ほら、暗くなってから帰ってきたから怒られるかなぁって」
記憶の中の朱音を真似る。大丈夫、元々わたしの体なんだから。おれだけど。なんてね。
どうよ、完璧じゃない?
「あのねぇ。何年貴女を育ててきてると思うの? 何があったの?」
「……その。鈴音ちゃんと、ちょっと、ね」
「はぁ。喧嘩ね」
「……てへへ」
まったくもう。とお母さんが呟き、ふと頭を撫でてくる。
「……えっと?」
「
「!?」
「……さ、ご飯の用意をしましょうか」
…………あ、ね?
~○~○~○~○~○~
「ごちそうさまです」
「ご馳走さまでした」
……駄目だ。夕食の間ずっと考えていたけど、やっぱり記憶に無い。
「お母さん」
「なぁに?」
「わたしは……朱音には、何があるの?」
「あら……もしかして朱音でも、あの子でも無いの? どうしましょうかしら……そろそろ覚えきれないわよ」
「……」
「まぁ、まずは貴女の事から教えて貰おうかしら」
……え、この人動じなさすぎじゃない? 天然なお母さんだなとは思っていたけど。
「なら。わたし……
「あらあら、今度は男。それに、蒼太、だっけ?」
お母さんが何かに気づいたようにうんうんと頷く。
「……名前が何か?」
「お祖父様の生まれ変わりかぁ」
「………はい?」
お祖父様? ってことはなんだ、おれの二世代後には二次元が現実になっているという――いや、偶然だろう。
「まぁ私は気にしないけど。で、朱音の事だけど貴方も薄々気づいてるでしょ?」
「……なんとなくは」
「そう。朱音は――――よ」
……ん?
「ご、ごめんお母さん。もう一回言って?」
「ふふ、朱音そっくり。いや、でも体は朱音なのよね」
「いいから!」
つい怒鳴ると、お母さんはいつになく真剣な表情を見せる。
「に、じゅ、う」
口を閉じる。なんだろうか。……復唱しろってことか?
「にじゅう」
「じ、ん」
「じん」
「か、く」
「かく」
……二重、人、か
~○~○~○~○~○~
そっか。……はぁ。ねぇ『こいし』ちゃん、まだ無理だったよ?
倒れた体を起こす。
「まだ。まだ、駄目なの」
お母さんにそう伝える。
「そう? 蒼太さん、だったかしら、あの人でも?」
「うん。……あれはただの記憶に過ぎないから」
そう言うと、お母さんは少し怒った顔をする。
「もう。人の事を、ましてや貴女の仲間の事をそんな風に言わないの」
本当の事だし。なんて言わないけど。
「ごめんなさい。……寝るね、お母さん」
「あんまり長く寝てると牛になるのよ?」
「…………」
お母さん、馬鹿にしすぎ。
―――なんて、
朱音。貴女は、まだ、また、目をそらすの?
「迷惑かけるね」
二階へ上がる直前、小声でお母さんに告げる。
「任せなさい。慣れっこよ」
力強く胸を叩くお母さん。
うん。朱音か、蒼太が起きるまで。
少し、ひきこもります。
お母さん、動じなさすぎ。慣れって怖い。