まどマギ【助けたい】少女   作:yourphone

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投稿者は辛い現実から逃げる為に脳内に妄想の世界を作りました。

その中で、投稿者は最強でした。

この小説はそんな世界から放出している物です。

それでもよければ、どうぞ。


彼女は目覚めた。

ん……あれ?ここは…。

 

「病院?」

 

この白さは病院っぽい。

体を起こす~!?

 

「あたたたっ!いた、痛い!」

 

ふ、腹筋が!痛い!

 

「あら、起きたの?まだ動かない方が良いわよ?」

「もっすっあ、遅いっ!」

 

あまりの痛さに舌が回らない。

 

「ほら、落ち着いて」

 

落 ち 着 け る か !

 

「はっはひっはっふっふぅっふぅぅ」

 

とにかくお腹の痛みを和らげる。

第三者の目はこの際気にしない。

 

「はぁ、はぁ、んぐ、はあぁー。お、治まった」

「ぷっククク。あなた、面白いわね」

 

うるせー余計なお世話だ!

っとおれは出てこないで。

 

「えっと、わたしはなんで病院に?」

「強盗だか何だかに襲われてたらしいけど?覚えてないの?」

「うーん。はい、覚えてないです」

 

まあ記憶はあるけど、さ。

二階建てのでかいカマキリにお腹をぶった斬られましたなんて言っても…ね。

 

「そう。じゃあ先生呼んでくるから大人しくしててね」

「あ、良いですか?」

「何?」

「えっと、誰がわたしをここ(病 院)に連れてきたんですか?」

「んーと、確かあなたより少し背の低くて、赤っぽい髪の毛した女の子よ。お友達?」

「あー。知り合い…ではあります」

 

ふーんと言ってナースさんは部屋を出ていった。

良い尻だった…じゃーなーくーてー!!!

ヤバイ、考え方がおれに近付いてきてる。

 

「わたしはわたし。おれじゃない」

 

そう、わたしはわたし。本庄朱音は()()()

 

あれ?何を考えようとしてたんだっけ?

確か…そうそう、杏子の事。

 

「やあ、元気かい?」

 

元気だけどタイミング悪いです、先生。

 

~○~○~○~○~○~

 

先生は問診した後、名前、住所、電話番号を聞いてきた。

 

意識を失ってた上に携帯も財布も持ってなかったから身元が分からなかったらしい。

 

それと、2日間の間意識が戻ってなかったらしい。衝撃的だ。

 

先生が部屋を出た後お腹を確認すると数針縫ってあった。

 

何故かまだ入院してなくちゃいけないらしい。

 

ベッドから下りる事も出来ず、ぼんやりと考え事をする。

 

…お母さんとお父さんに心配かけたな。

 

…身分証明書とか無くても入院って出来たっけか?

 

両親が来た。

お母さんはわたしを見ると泣き出した。

お父さんはほっとしてた。

 

 

次の日

 

 

…暁美ほむらもここに入院してるのかな。

 

…勉強着いていけない気がする。

 

 

次の日

 

 

…わたし、おれ。わたし、おれ。

 

…おれ、わたし。おれ、わたし。

 

「キュップイ」

「…。…!? 何!?」

 

え?え!?なんでQB(キュウベエ)が!?

 

『やぁ、君の事は調べさせて貰ったよ、本庄朱音』

「プライバシーのなんたらで訴えさせてもらいます」

 

いやいやそうじゃないでしょ、おれ!

 

『え?』

「えっと確か、ここら辺にあの伝説のナースコールが…」

『キュイッ!?ス、ストップ!待ってくれ本庄朱音!』

「う、だってあからさまに怪しい生物じゃない。てか病院に人間以外の動物が入ったらいけないの!」

『む、そ、そうだけど…』

「ね?だからナースコールオン!」

 

ナースコールを押す振り。

 

『キュイッ!?』

「ふふふ、楽しい!暇で暇で辛かったの!」

『あ、あれ?こんな性格じゃ無かったはず…』

「え?わたしはあなたと会ったことは…ああ、調べたんだっけ?スリーサイズとか分かるの?この変態!」

『お、落ち着いて。落ち着くんだ、本庄朱音!』

 

おれとわたしの、主におれの暴走が止まらない!

 

~○~○~○~○~○~

 

ここ数日分の鬱憤を晴らさせて貰いました。

 

「ふぅー。…で、あなたは?」

『……ボクはインキュベーター…キュウベエと呼んでくれ……』

「あれ?お疲れ?大丈夫?」

『誰のせいだと…コホン、まあ良いや。ボクは本庄朱音、君を魔法少女にスカウトしに来たんだ』

 

来た。ここからの対応が今後を分ける。

荒ぶれ、おれの妄想力。

高まれ、わたしの演技力。

 

「ま、魔法少女…?」

『そう。魔法少女になればあのカマキリと戦う力が貰える』

「あいつ…と?」

 

うん、自分で言うのもなんだけど良い演技だと思う。

 

「ど、どうすればその、魔法少女に成れるの?」

『簡単さ。本庄朱音、君の願いを言えば良い。ボクがその願いを叶える。その代わりに魔法少女になって貰うんだ』

「願い…」

『そう。なんでも良い。ボクが叶えてあげる』

 

どうしよう…おれの記憶ではその願いで魔法の強さとか能力が決まるらしい。

 

おれが強く願う事。

わたしがおれの記憶を見て願う事。

 

わたしの…わたしとおれの、願いは。

 

「……。この世界で、強く、なりたい。皆を守れる位強く」

 

まどかを、ほむらを。マミさんを、さやかを、杏子を。

 

助けたい。

 

例え、ストーリーが変わっても。未来が変化しても。

 

『強くなりたい。それが君の願いかい?』

「うん。」

『そうか。契約は成された。君は今から、魔法少女だ』

 

キュウベエが光り始め、眩しさに目を閉じて…。

 

~○~○~○~○~○~

 

ん…あれ?夢…だったの?

ベッドから身を起こす。

横の机には花瓶と名前も知らない綺麗な花と…。

 

「…これは、ソウルジェム!?」

 

やっぱり、夢じゃ無かった!

ソウルジェムは薄い水色。ほとんど白に近い水色だ。

 

「……。綺麗…」

「けっ。キュウベエの奴、見境なしかよ」

「!?」

 

慌ててソウルジェムを隠し、声のした方を見る。

 

「あーあー、そんなに慌てんなよ。あんたを助けたのはあたしさ」

 

そこには、赤い髪をポニーテールにした小柄な女の子が居た。

 

「あなたは…?」

「あたしは佐倉杏子。魔法少女さ」

 

知ってる。

 

「わたしは本庄朱音。魔法少女になったばかりです。よろしく」

「うん。で、話があるんだが」

「何ですか?」

「あんたの『願い』。あれ、どういう意味だ?」

「え?そのまんまですけど…」

 

皆の、主にほむらの為に強くなりたい。

 

「『皆を守れる位、強くなりたい』だったよな。あれ、本気で言ってんの?」

「は、はい。本気です」

 

…嫌な予感。

 

「はん、馬鹿馬鹿しい。魔法ってのは自分の為だけに使うもんさ。強くなりたいってのは良いけど、そんなんじゃあ他人は守れない」

「あなたの様に、ですか?」

 

杏子がギロッとこっちを睨み付ける。

あ、選択肢間違えたな。

…いやなにしてんのおれ!

 

「何だと、おい。あんたが何を知ってるって言うんだ!」

「…色々知ってます。杏子さんの事も、マミさんの事も、キュウベエの秘密も」

「な…あんた、マミと知り合いなのか?」

「いえ、こっちが一方的に知ってるだけです。会ったことは無いです。…信じてないですね?」

「当然だろうが。信じられねーな」

 

じゃあ、毒を食らえば皿まで。

 

「金髪縦ロール」

「は?」

「リボンの魔法。『ロッソファンタズマ』」

「んな!?なんでそれを!?」

「言ったでしょう?()()()()()()()って」

 

ほむほむレベルで掴みをミスってる気がする。

ま、まあとにかくキュウベエの思惑ぐらいは話しておきたい。

キュウベエの思惑を知ってるのと知らないのとではかなり選択肢が変わるし。

 

「さあ、何が聞きたいですか?わたしの事?それとも自分の過去?或いはキュウベエの…!?」

 

世界が歪み始める。

 

「はぁ!?魔女結界だぁ!?こんなタイミングで!?」

 

杏子が叫ぶ。

わたしはいつの間にか立っていた。毛布もベッドも無い。

ってか水墨画風の白黒な世界って…え?

 

「あ、あのカマキリが魔女じゃ無かったの?」

「あん?あんた、なんでも知ってるんじゃ無いの?」

「何でもとは言ってないです。色々です。あと、朱音です、杏子さん。」

「ふんっ、使えないな。あぁ朱音だっけ?そこで大人しくしてな。邪魔だけはするなよ」

 

と言って、杏子は魔女結界の中を走り去る。

 

「変身もしないで行っちゃった。わたしは…変身しようかな」

 

病院服のままだと動きにくいし。しっかり握っていたソウルジェムを目の前に掲げる。

 

「うーん、どうするの?うわっ!?」

 

ソウルジェムが光を放つ。

 

「う、うん?あ、変身出来てる」

 

真っ白の服。裾の長いスカート。袖も手を隠せる位長く、ダブダブ。内側にこれまた白いフリルがあしらってある。

 

頭には大きく白いリボンが着いている丸っこい麦わら帽子。

 

だが、一番目を引くのは緑の閉じた目(?)とそれに繋がっていて体にまとわり付いている緑のケーブルの様なもの。

 

「ん…何処かで見たような…」

 

見たとすればおれだね。

んー。あ!

 

「なんだっけか、何かのゲームのキャラの服にそっくりなんだ。キャラの名前は…こいし?」

 

でも知ってるのと色が違う。確か服は黄色っぽかった筈…。

 

まあいいや。

 

「何が出来るか分からないけど、今行くよ、杏子ちゃん!」

 

~○~○~○~○~○~

 

迷子ナウ。

 

なんでや!使い魔一匹出てこないじゃんけ!

って何語だよ、おれ。あ、ノリですかそうですか。

 

はぁ。それより、杏子ちゃんが見つからない。

結界は消えてないから魔女が倒されたって事は無い筈だし。

 

「どういう事なの~!」

「動かないで。」

「はい?」

 

背中に固い何かを当てられる。

 

「えーと、どちら様ですか?」

「それはこっちの質問よ。貴女、縄張りって知ってる?」

「え…いや、今日魔法少女に成ったばかりでして」

「そう。なら、これが良い機会だから覚えなさい。魔法少女には縄張りがある。これを犯すとそこの魔法少女と戦う事になるのよ」

「は、はぁ。成る程。後ろ向いても良いですか?」

「…良いけど、もう少し緊張感持ちなさいよ」

 

振り向く。

マミさんが居る。




こうやって活字にしたものは『小説』なのに、
ノートに手書きしたものは『黒歴史』になるんですよね。
違いは何ですかね?

さて、マミさん出現。
原作キャラが徐々に出てきています。
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