一週間と少し。それが、ワルプルギスの夜との決戦から過ぎた日数。
あの日、わたしたちはワルプルギスの夜を倒した。
わたしが空から引きずり落として、皆が全力攻撃を喰らわせた。
その時危うく皆のソウルジェムが真っ黒になりかけたけど……ワルプルギスの夜から取れたグリーフシードは、全員の穢れを吸い取ってもまだまだ綺麗。伝説級の魔女はやっぱり核が違うね。
「おっはよぅ朱音~!」
「おはよ、明子ちゃん」
「おはようですわ」
「うん、おはよ」
ワルプルギスの夜によって壊された場所は普通の人たちの手で修復中。
「ねぇねぇ聞いた~? なんでも見滝原中学校はあの災害で休校だって! ったくもぉ、ずるい! あたしも休みたいし家でゲームしたい!」
「今と全然変わらないじゃないですの」
「なんだと~!」
「ま、まあまあ……その代わり宿題がっつり出たって聞くよ?」
ワルプルギスの夜の被害は見滝原中学校にも一部届いていたみたいで、学校が機能しなくなってるらしい。さやかちゃんが宿題多いって愚痴ってた。
「……ん~、いやでも、普通にしてても宿題出るでしょ? だったら一気に終わらせられる休校の方が良いわね」
「む、それはあんまり点数の良くないわたしへの当て付けかな? それとも皮肉?」
「いや、そんなつもりじゃ無いけどね。……あ、先生来た」
明子ちゃんは自分の席に戻る。
「……」
窓から外を見る。雲一つ無い綺麗な青空だ。
……ほむほむは生き残った。マミさんも生き残った。杏子ちゃんも、まどかも、さやかも生き残った。
鈴音ちゃんは純香さんに怒られたらしいけど、うん、生きてる。
しかもまどかちゃんとさやかちゃんは魔法少女になってない。
「……願いは、叶ったよ」
呟く。
「―――ではこの問題を、本庄!」
「は、ひゃい゛っ!?」
急に指されたせいで舌を噛んだ。い、痛い……。
「おいおいどうした。もしかしてボーッとしてたとかか?」
「ひ、ひぇ……ひゃいひょうふれふ……」
ぐ……教室の笑い者に……っていうか明子ちゃん笑いすぎ! どんだけ大声で笑ってるの!?
「ったく。じゃあ前に出てこの問題解いてみろ」
先生も結構鬼ですよね。
……まあ。
こういうのも、ありだよね。
素敵な毎日だ。平和……とは言い切れないけど。
皆と、仲良く。もっとずっとこんな日々が続けば良いな。
―――これで、魔法少女となったわたしのお話はおしまい。
わたしの
一言伝えるとするならば。
あぁ、幸せだなぁ。これで終わらないでよね
全ての運命の不幸は無くなるけど、地上のマホウは残っているから、これは彼女の
この世から悲しい事を消すために。
悲劇は無くならない物ではあるかもしれないけれど、ヒトは立ち上がれるから。 だからずっと救いを続ける。
皆の物語を守れるのなら。
わたしの物語なんて。
勝手に投げ捨てないでよ。ねえ。ねえってば!
さて、最終回読了お疲れ様でした。
実は今回も白文字使ってるんですけど、全部見付けられましたか?
サブタイトルを少し変えて分かりやすくしますから、この小説に使われている白文字を全部見てほしいですね。『訳が分からないよ』ってなる気がしますけど。こっそりアンケート。真相を見たいですか?