黒森峰の黒色槍騎兵戦車隊   作:ヤママ

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銀英伝ファンの方とガルパンファンの方ごめんなさい。

妄想が爆発した結果生まれた駄文でございます。

一発ネタ。多分続かない。


黒森峰の黒色槍騎兵戦車隊

全国戦車道大会の対戦くじを引き終わった大洗高校の一行は戦車をモチーフにしたレストランでお茶していた。

投入できる戦車の数に制限がある初戦でサンダースとあたったのはむしろ幸運だ、とみんなに励まされるみほ。

ケーキを食べながら会話も弾み、沙織はふと、みほが在籍していた黒森峰がどれほど強いのか、質問をした。

 

「ねぇみぽりん。黒森峰ってどのくらい強いの?」

「う~ん、どの位かぁ…」

「黒森峰は前回の準優勝校ですよ。それまでは9連覇してます。」

「えぇそうなの!みぽりん凄い学校にいたんだね。」

「あはは…私は全然。寧ろチームを引っ張っていたのはお姉ちゃんや選ばれた人達だったから。」

「何ですかその選ばれた人って?」

「それは…」

 

答えようとしたとき、みほは自分を見つめる視線に気づき、そちらに目を向ける。

黒いパンツァ―ジャケットに長い金髪、青い瞳、日本人離れした容姿。

その人物もみほも、互いに顔を見合わせて驚いている様子だったが、そのうち金髪の方が涙を流し、破顔してまるで砂漠の中でオアシスを見つけたように突っ込んできた。

 

「みみみ、みほせんばあ゛ぁ゛ぁ゛あ゛いいい!!!」

「きゃ!お、オイゲンちゃん?」

「うわあぁぁ!何事でありますか!?」

「何この子!?机を飛び越えてダイブしたけど。凄い身体能力!」

「みほさんのお知り合いでしょうか?」

「・・・重い」

 

オイゲンと呼ばれた彼女は、机を飛び越えて顔をみほの胸へとダイブし、がっしりと腰に手を回す。もう離さないといった具合である。足の部分が座っている位置の関係上、麻子の膝の上に放り出されていたが、もはや眼中にないようだ。

 

「みほ先輩お願いです、黒森峰に帰ってきてくださいぃぃぃ!私ひとりじゃあの人を止めるのはもう…もう…!!」

「え、えっと落ち着いてオイゲンちゃん。お姉ちゃん、じゃなくて、隊長は何って言ってるの?」

「『すべてお前に任せる』でノータッチですよ!あの人が暴走しても何故か私が咎められて!『お前が子守り役なんだから手綱をしっかりと引け』って何の話ですか!私はただの通信士ですよ!大体手綱を引くのって隊長の役目ですよね!今までみほ先輩がしてくれていたことを自分でしないで他人に押し付けやがって!ふざけんじゃねぇ!アハトアハトの雨にさらさせちまえ!!!」

「お、オイゲンちゃん落ち着いて?」

「これが落ち着いていられますか!苦労を共にしてきた仲じゃないですか!一人だけ抜け駆けしやがって、そうは行きませんよ!さぁ、戻るんです黒森峰に!あの人専属のリミッターとして!」

「私だってやだよ!あれを止めるのに精神的疲労かなりかかるんだから!私はもう解放されたんだから知りませーん!」

「この裏切者ー!!でも構いません。このまま強制連行します。死んでも離さない…!!」

「目が真剣(マジ)になってるよ!?怖い怖い!」

「これが私の戦車道です!」

「それは違うよ!」

 

突然繰り広げられたみほとオイゲンという少女の訳の分からない攻防に取り残される大洗一行。話を聞く限り黒森峰だということは分かるが、二人して言っている『あの人』『あれ』とは一体誰のことなのだろう?なんて事を考えながら沙織が場を和ませようとするが、それより先に、ずっとオイゲンの足を乗せられていた麻子がいい加減限界を感じたのだろう、オイゲンの身体をみほから引っぺがす。

 

「な、何をするだぁ!」

「さっきから足がずっと乗ってた。重い」

「す、すみませんでした…」

「ごめんね冷泉さん」

「ん」

 

オイゲンは麻子からの注意で自分がどれだけ暴走してたか、我に返ったようだ。顔を真っ赤にして俯いている。

 

「ところで西住殿、この方は?」

「ああ、この子は…」

「おい、オイゲン。こんなところにいたのか。さぁ、早く帰って訓練を…おお!みほではないか!久しぶりだな!その様子だと、戦車道を続けているようだな。」

「あ、アハハハ~。久しぶりだね。」

「せ、戦車長こそどちらにいらしたんです?待ち合わせ場所にいなくて探しましたよ」

「すまんな。隊長にボコとかいうよく分からんぬいぐるみを選ぶのを手伝わされてな。あんなボロボロのどこかいいんだか」

「ボコは可愛いしかっこいいよ!訂正しなさい!」

「なんだぁ?そんなムキになることもないだろ。それにかっこよさなら王虎にはかなわんさ。」

「もー!それとはまた違うの!」

 

オイゲンの他に現れた、これまた黒森峰のパンツァ―ジャケットを着た、くせっけのある赤毛の少女がみほと話を進める。

ボコと王虎、どっちがかっこいいが談義はヒートアップし、大洗一行のみならず、オイゲンも取り残されている状況である。とりあえず事態を収集しようと優花里が声をかけようとしたとき、王虎の彼女のジャケットの左肩にあった、槍を持った騎兵のワッペンに目が行き、驚愕に目を大きく開いた。

 

「シュ、黒色槍騎兵戦車隊(シュワルツ・ランツェンレイター)!?」

 

そう呼ばれ、赤毛とオイゲンが優花里の方を向いた。赤毛は呼ばれたことに気分を良くしたのか、なかなかある胸を大きく張り、オイゲンとはその横で苦笑いを浮かべる。オイゲンの肩にも同じワッペンがあった。

 

 

 

「なかなか我らの名も売れてきたということだな。いいだろう、そこのくせっけ、教えてやる。

 

我らこそ!

黒森峰において最大・最高の火力と機動性を併せ持ち!

如何な奇形奇策であろうと力によって食い破る!

後退とか迂回とかまどろっこしい言葉は存在せず!

猪突猛進こそが我らの本領!

 

それが!

黒森峰の!

黒色槍騎兵戦車隊《シュワルツ・ランツェンレイター》であり!

 

そして私が戦車隊隊長の!

フリッツ・ヨセフ・ビッテンフェルトである!!!」

 

 

 

ガイナ立ちして後ろでは爆発エフェクト付きそうな勢いの自己紹介である。皆がその勢いに圧倒されそうになっていたが、マイペースな麻子が一言

 

 

 

「そうか、つまりゴリ押しってことだな」

 

「ちょ、言葉を選ばんか!」

 

 

 

少し場がほんわかした。




オイゲン

外見は艦これのオイゲン。一年。
銀英伝同様ビッテンフェルトに振り回されている模様。
みほと共にオイゲンブレーキを発動させていたが、みほがいなくなってからはブレーキの効きが弱くなっている様子。
いつの間にかビッテンフェルトのこもり役としての認定を受けてしまい、ビッテンフェルトまたは黒色槍騎兵戦車隊に苦情や話がある場合はオイゲンを通すのが暗黙のルールとなっている。
なお本人はストレスマッハで胃にダイレクトアタックを受けている。
普段は冷静にオイゲンブレーキとして対処しているが、しばらくの間一人でブレーキしなくてはならず、心労がたたって暴走してしまった。
最近同級生から胃薬を貰い、泣きそうになったとかどうとか。

ビッテンフェルト

皆さんご存知帝国の呼吸する破壊衝動。2年。
外見はそれなりにある胸とくせっけの赤毛でショート。作品の都合上女体化。名前もヨーゼフからヨセフに。黒色槍騎兵艦隊は戦車隊になりました。
可愛い顔してあの子、やるなんてもんじゃないの。
目の前の敵を撃破することに関しては右にでるものがなく、フラッグ戦よりか殲滅戦において真価を発揮する。
公式戦における撃破数は全学校中トップ。
銀英伝同様、ただの突撃厨というわけでもないため、まほも運用・投入のタイミングに苦労している様子。
味方からすれば突っ込むことした能のない猪武者の馬鹿だが、敵からすればどんな地形的不利もアンブッシュももろともせずに圧倒的機動力と火力で突っ込んでくるわけだから、これほど怖いものはない。
だが一度罠にはまってしまえば抜け出すのは中々困難。一気に戦力を削がれてしまうことに。ご利用は計画的に。
みほとオイゲンにブレーキをかけられていたが、みほがいなくなったことでブレーキの効きが悪くなり、現在暴走気味。
まほに状況を伝えてから開戦する流れを無視する傾向にあり、勝手に戦端を開いてしまうこともしばしば。
「状況は刻一刻と変化しているのだ!ならば、我々がしとめなくてどうする!」
まほの頭痛のタネ。オイゲンのストレスマッハ。

みほ

黒森峰にいたころはオイゲンと共に、まほとビッテンフェルト(黒色槍騎兵戦車隊)の間を取り持つ中間管理ポジにいた。
話が通じないことがしばしばあり、オイゲンほどではないがストレスを抱え、砲弾を撃つことで発散させていた。
そんなこともあってか、原作と比べると黒森峰から転校してせいせいしている模様。

まほ

みほに帰ってきてほしくてボコのぬいぐるみをプレゼントに選んでいた。しかし彼女が選んだのはボコをボコボコにしているキャラのぬいぐるみ。なぜビッテンフェルトを付き合わせた…
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