ヴレイブトゥエンティ~隠された12人目の勇者~   作:神狼 梟

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勇者トミヤ、久しぶりにぶっ飛ばす 前

場所はドーン支部ギルドマスター室。そのなかで幼女とメイドが少年の片腕を持ちながらにらみあっている。

 

「何でこんなことになったんだろ····」

 

「「この幼女(メイド)が悪い!」」

 

「はぁ····俺的には早く渡して欲しいんだけどなぁ……」

 

なぜこうなったのかと言うと時は少しさかのぼる。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

ギルマス室でにらみ会う少し前、トミヤの腹に突撃してきたミミは突然、後ろに引っ張られる。

 

「おい幼女、貴女はトミヤ様に何しているんですか?死にたいのですか?」

 

「ンだとおらぁ!人の事幼女って言いやがったな!離しやがれ、この糞メイド!」

 

「ンなっ……!糞メイドですって!?……貴女死にたいのですか?」

 

「こっちの台詞だごらぁ!!」

 

「「がるる……!!」」

 

いがみ合うルーンとミミ、そこに勇気をだして近づいている受付嬢がいた。

 

「あ、あの、ギルドマスター?「あぁん?」ひぃぃぃ!?すみませんすみません謝りますから~!」

 

「わりぃわりぃ。ちょっと話するから、あれ、持ってきてくれ。」

 

「え………、でも、………わかりました。すぐ持ってきます。」

 

声をかけてきた受付嬢は小走りで階段を上がり、奥へと消えていった。

 

「さて、トミヤと……糞メイド、俺についてこい。」

 

「さらっと糞メイドと……やはり殺るべきか。」

 

「お前らはまず喧嘩すんな。それと、あれって俺の?」

 

「それもギルマス室で話す。どうせ勇者たちのことも聞きたいんだろ?」

 

トミヤはうなずくと、ミミの後ろをついていった。

 

 

 

 

 

「ここだ。」

 

扉には蛍光色で『ギルマス室』と書かれたプレートがはってあった。

 

「適当に座ってくれ。」

 

部屋のなかは以外にも質素な感じではなくぬいぐるみやら可愛らしく、女の子が好きなものがかなり置かれていた。

 

「ふっ、やはり心まで幼女なんじゃないんですか───」

 

ルーンは言いきると同時に開いた穴に抵抗なく落ちていった。

 

「さて、これで話せるな。まず1つ、勇者たちはいまどこに?」

 

「王都の魔法学院だ。ギルド代表として、勇者全員がいってる。安心しろ、まだ枠が余ってるから入学入学可能だ。」

 

王都。トミヤにとっては苦い思い出しかない。なんせこの世界にくる原因となる奴が国王なのだから。

 

「俺の神器は?」「すぐに準備させよう。」「向こうにはいつでも入れるのか?」「大丈夫だ、問題ない。」

 

「あとは───」

 

 

 

[長いのでキ○グ・クリム○ン!]

 

 

 

トミヤが聞きたいことが終わったころ。ルーンが空間を裂いて現れた。

 

 

[ぜはぁ、ぜはぁ、トミヤ様、ほんと、やめてください。」

 

そういってトミヤの腕に絡み付くルーン。

 

「んなっ!?なに抱きついてンだよ!」

 

そういいながらも自分も抱きつくミミ。

 

そして光景は冒頭へと戻る。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

『トミヤ視点』

 

はぁ、全く、こいつらは会わさないほうがよかったなぁ。

それにしても王都か………まっ、突っかかって来たら返り討ちにしてやる。

 

 

 

コンコン

ガチャ「失礼します!ギルドマスター!大変です!王都の方に魔物の大群が現れました!」

 

はぁ!?えぇ!?まじ!?

 

「なんだと!チッ、しょうがねぇ、トミヤ、メイド、私に捕まれ。」

 

どうやら空間結晶でも使うのか。

空間結晶というのは、二対のアイテムで、一個を目的地に、もう一個をてにもって、置いた目的地の名前を言うとそこに転移できる便利アイテムだ!

 

「てっおい!俺のは!?」

 

「おっと、すまん。ホラよ。」

 

渡されたのは黒い腕輪。これが俺の武器。どんなのかは後で教えてやるよ。どうせ、使うだろうし。

 

「転移!王都グランツ!」

 

一瞬の発光のあと、次の瞬間には、俺たちの目の前には机に向かって話し合う4人の男女がいた。

 

「やっときたか『森の神狼』。後ろの二人は?」

 

「助っ人だ。メイドのほうはしらんが、トミヤの方は桁違いだぜ?」

 

俺の名前を口にした瞬間、奥にいた金髪の男が反応した。ってあれ、こいつもしかして………

 

「トミヤ、なのか?俺だ!リンクだ!」

 

やっぱり……リンクだったか。

 

「元気にしてるようだな、リンク。」

 

「あぁ、みんなお前の事を待っているぞ。」

「わかってる。その前に魔物の大群とやらを──「おい貴様!」たくっ……なんだよ。親友との再開に口を出すなよ。」

 

なんなんだよこのツンツン頭。毬栗か?毬栗なのか?

 

「貴様のようなやからが英雄であるリンク様に口を聞くなど笑止千万!ましてや親友だと……?嘘も大概にしろ!」

 

「「あぁん?」」

 

ツンツン頭が俺への悪口?を言い終わると同時にミミとルーンから強烈な殺気が当てられる。

 

「おいてめぇ、新人だろ?トミヤの事を知らずにグダグダ言ってよう。おいヘルメス!教育を疎かにしてんじゃねぇぞ!」

 

「こればかりは幼女に同意です。知りもしないでベラベラと喋るのは首と体がおさらばする覚悟があると見ていいので?」

 

「「なんか言えやこのツンツン頭!」」

 

………なんやかんやで仲がいいのか?この二人。

 

「あー……ミミ、そこら辺にしてやれ。」

 

「ルーン、そこまでだ俺はなんとも思ってないから。」

 

ヘルメスと呼ばれたリンクの隣にいる爺さんと俺が止めにはいったお陰で、ツンツン頭は気絶ですんだ。

 

「これでは戦えませんね~、一応南側の守護担当何ですが~。それにしても~トミヤさんでしたっけ~、何者何ですか~~」

 

まぁ、俺の昔を知ってる冒険者は古参組だからなぁ、

 

「オリヴィエが知らなくて当然だろう。トミヤが冒険者として活動していたのはリンクが魔王を討伐する10年以上前の事だからな。」

 

俺はなぜか不老なんだよな。不死ではないが寿命がないし。

 

「トミヤが協力してくれるのはありがたい。トミヤには先ほど倒れたカンダミアくん……あぁ、ツンツン頭の事ね。彼が守護担当の南にいってもらいたい。」

 

「わかった。ルーンをそちらに置く。「え!?」なにか連絡があったら言ってくれ。」

 

「ではリンク率いる勇者部隊とそこのメイドの嬢ちゃんが西側、オリヴィエ率いるクラン『神聖樹の乙女』は東側、ミミと俺が北側、南はトミヤにいってもらいたい。案内は俺がする。」

 

そういうとヘルメスはおもむろに立ち上がり

 

「全員必ずこの町を護るぞ!解散!……いくぞトミヤ。」

 

倒れたツンツン頭を放って俺たちは持ち場に向かった




かなりの不定期更新。でもよろしくお願いします。

最近マクロスΔにはまりまして、いいですよねマクロス。個人的にメッサー中尉が死んだところは感動しました。
では、また次回
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