ハイスクールD×D 死を視た者の物語 作:憂姫ちゃんの猫
あぁ──コレが死ぬというコトか──
あぁ──これが失うというコトか──
あぁ──此が復讐心というコトか──
その日俺は、初めてモノを殺すというコトを知った。
「それが君の力、君の力が変異した力だよ」
目の前に少女の姿が見える、その子には何一つ『キモチガワルイ』モノは、線は見えない。
「君は本来、全ての偽りを弾き阻害されない目の異能を持っていたのさ」
何の気力も湧き出てこない、声は耳で聞くと言うよりも脳で聞いてるに限りなく近かった。
「真実を見通す力、それが異変を起こし死を見えるようになってしまった」
ただ少女による説明が聞こえる。
「なにが見えてるのか、それは僕に知る由もないことさ。だけど見たくないモノを視ないための術を教えてあげれる」
なんだっていい、こんなキモチガワルイモノが見えなくなるなら……。
「ふふっ、契約は成立だ。ポップコーン片手に君を観ているよ、君に七星の加護が有らんことを──なんてね」
頭に何か流れ込んでくる、痛い、痛い痛い痛い痛い。
(っあが、頭が痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い……………)
そのまま俺の世界は閉ざされた。
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「どうせされるなら虫扱いよりも豚扱いの方がよっぽど嬉しいぜ!」
「イッセー…お前…………」
「イッセー…お前…………」
悲報、遂に男友達二人に縁を切られそうになりました。
「んで、突然お前どうしたんだ?女子高生のパンチラを見た時の元浜みたいだったぞ?」
「お前が変態なのは前からだがまるで脳内で美少女を犯してた時の松田みたいだったぞ?」
「お前等は俺の前で突然殴り合うなよ!」
この二人は俺の友達、別名『セクハラパパラッチ』『エロ坊主』と呼ばれるスポーツ万能な松田と『エロメガネ』『スリーサイズカウンター』と呼ばれる特殊野郎だ。
「何となく言いたくなった気分なんだよ、で…どうしたんだ?」
「いやぁ、新しいコレクションが増えたからお前にも見せ──ぶごふぁ!?」
人の机の上に卑猥なDVDをばらまき始めた野郎には鉄拳制裁。
「松田、だから俺は止めとけって言っただろ…」
「ったく、人の机に卑猥なモノを…しかも学校でだぞ!?」
周りの女子からの冷たいまなざしはこの際無視しておこう、そうしないと俺耐えれない。いろんな意味で。
「いてて…イッセーは相変わらず二次元派かよ?」
「そうだよ、たくっ…次の授業始まるぞ?」
「「やべっ!!」」
俺が肯定をしながら授業の合図が近いことを知らせると急いで二人は席に戻ってた。
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男女比が2:8、二年次ならば3:7、それが俺が通う私立駒王学園。
生徒会の殆どが女子生徒という程の元女子高で男子が強く出れない所だ。
選んだ理由は比較的近いから。女子生徒が多いのもその一つだが近いというのが一番だ。
そして俺は兵藤一誠、両親や友人はイッセーって呼んでくる。
俺を一言で定義するとなればそのまんま、『オタク』。
べ、別に現実の女に興味ない訳じゃないぞ?
単に深夜アニメを観て録画したのを観てってやったりラノベを読んだりとか、その程度だ。
そして俺はそうでありたいとも思ってる。
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そして今日の学校を終えれば家に直帰、毎日はそれの繰り返し…だったんだが今日の俺は違った。
何となく気紛れに公園に寄った、寄ってしまった。
そのとき俺が視たモノは──────
「ゴメンナサイね、そんなモノを宿させた神を恨んで頂戴?」
───光の槍のようなものに身体を貫かれて死んでしまった男の姿だった。
「なんだよ…これ……」
思わず俺がそう呟けば恐らく男を殺した犯人であろう黒髪の、背中に黒い羽が生えてるのを除けば美少女な女の子だった。
「くっ…おかしいわ、人払いの結界は張ったのに…でもまぁ、死んでもらったら関係ないわよね?」