記録者達が異世界から来るそうですよ?【削除&改訂予定】   作:白結雪羽

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さあさあ戦闘のお時間だー!

『少し纏まりが悪くないですか?』

気にしないでくれ!断じて戦闘描写が難しいとか雪羽や十六夜がチートすぎてあれだとか全く関係ないから!

『作者よ。少し言い訳が苦しくないか?』

さあ行こう!ハッハハーー!

『((逃げた))』



決着、そして打ち上げ

「さってと、やりますか。準備はいいよなぁゲームマスター」

 

「ん?そこのリーダー君はかかってこないのかい?」

 

『大丈夫って事です。ジン君が出るまでも無いって事ですよ?』

 

 

両者はお互いに挑発しあう。特に雪羽は違和感しかないが、何度も言うのもあれなのでスルーしようと思う。

 

 

「はっ。たかが名無し風情が、精々後悔するがいいッ!!」

 

「Ra,GYAAAAAAAAAAAaaaaaaa!!!」

 

『五月蝿いですね……。十六夜君そっちはよろしく頼みます』

 

「ハハッ!了解ッ!!」

 

 

その言葉と共に二人は駆け出す。

それに対しルイオスはアルゴールの陰から炎の矢を二人に向け放つ。

 

が、それは十六夜の前に出た雪羽が障壁で弾き飛ばす。

 

 

「チッ!うちの海魔どもを打ち倒しただけはあるって事か!」

 

 

ルイオスはそう言うとギフトカードから神殺しと言われる鎌、ハルパーを弓の代わりに取り出す。

 

 

『接近戦ですか?それもいいです、ねッ!』

 

 

雪羽はルイオスに向かって飛んだ。その際に右手には一振りの短剣を携えて。

 

 

ガキンッ!

 

 

「くっ!僕の相手は君ってわけか。正直、その跳躍力には吃驚だけど、ただそれだけ──────────な!?」

 

『何感違いしてるんですか?制空権が貴方だけの物と思うならそれは間違いですよ?』

 

 

雪羽はそう言いつつ、ルイオスを思いっきり弾き返す。その目にはいつもの気弱さは無く、仲間思いの善人(しゅじんこう)の様に、純粋に楽しむ事を渇望する子供の様に明確な炎が宿っていた…………って言うのも大袈裟か。普通に真剣な目です……はい。

 

 

「チィッ!!──────」

 

『今更、あの……星霊でしたか?には頼れませんよ。というよりやらせませんけど。それにアレに付いてるのは十六夜君ですから』

 

 

雪羽が、無意識なのかは分からないが嘲笑を含んだ言葉でルイオスに言う。というより、絶対無意識のうちなのだろう。

と、それと同じ時、下方からはアルゴールの叫びが響いた。

 

 

「ReeAaGYAAAAAAaaaaaaa!!!??」

 

「ハハハ!!どうしたよ元魔王様よ!今のはマジの悲鳴に聞こえたが!?」

 

「な!?アルゴー──────」

 

『余所見とは、随分余裕そうですね?』

 

「っ!?しまっ──グハッ!!」

 

 

十六夜に叩きつけられていたアルゴールに一瞬気を取られたルイオスは、雪羽の蹴りをもろに受けてアルゴールと同じ場所に叩きつけられた。

 

 

「ガッ!ハッ……く、くそ!図に乗るんじゃねえぞ餓鬼共が!!」

 

「テメエがな!」

 

『同じくです!』

 

十六夜はアルゴールに、雪羽はルイオスにその拳と短剣を叩きつける。もちろん、ルイオスはハルパーを振りかぶり雪羽に思いっきり振り下ろした……が、いかんせん遅すぎる(・・・・)

 

 

「ガハッ!?」

 

「GYAa……a……!」

 

 

アルゴールとルイオスは共々に闘技場の壁まで吹き飛ばされる。

 

 

「ハハ!やるじゃねえか雪羽。何で今まで隠してたんだよ?」

 

『私はあまり争いはしない方なんです。ただやる時はやるんであって……。それに、力はあまり見せびらかす物では無いですよ?』

 

「そりゃ御尤もな事だな!ハハハハハ!」

 

 

圧倒的な力を見せつけられ、その上警戒心ゼロで話す二人にルイオスは叫ぶ。

 

 

「き……貴様ら、本当に人間か!?一体どんなギフトを持てばそんな力が出せる!?」

 

「ギフトネーム〝正体不明(コード・アンノウン)〟……って、これじゃ分からねえか」

 

『結局明かしちゃうんですね。まあいいですかね?────ギフトネーム〝    (コードエラー)〟です』

 

「お、御二人とも!今は早く止めを!石化のギフトを使わせてしまうのはマズイです!」

 

 

ジンは暢気に話続ける二人に呼びかける。

だが、その間に起き上がっていたルイオスは次の行動に入っていた。

 

 

「アルゴール!宮殿の悪魔化を許可する!奴らを殺せ!」

 

 

ルイオスがアルゴールに指示をすると、アルゴールは不快な声を響かせ宮殿を黒で侵食させていく。

 

 

『きゃ!な、なんですかこれ!?』

 

「……そういえばゴーゴンにはこんなのもあったけなあ」

 

『何暢気に言ってるんですか!ひゃ!?き、気持ち悪い!!』

 

 

雪羽はまるで生きているかのようにうねりだした宮殿から悲鳴を上げて飛翔した。だが、宮殿から生まれる様々な怪物は空中に逃げた雪羽を包囲する。いくら雪羽でも360度を囲まれたら逃げる事などはできなかった。

 

 

「もう生きて帰さない!!貴様らの相手は魔王とその宮殿の怪物そのもの!このギフトゲームの舞台に、貴様らの逃げ場など無いと知れっ!!」

 

 

ルイオスはもはや激昂して叫ぶ。

それに対し十六夜と雪羽は─────

 

 

「そうかい………………なら、宮殿ごとぶっ潰せばいいってことだ」

 

『く、この!纏わり付かないでくださいよ!……十六夜君!!』

 

 

 

ドオオォォォォォォォォォォォォォン!!!!!

 

 

 

─────宮殿を破壊した。十六夜はその拳で。雪羽はいつの間にか周囲に展開した十を超える剣を

叩き落して。

 

最初に十六夜の拳で崩壊し始めた宮殿は雪羽の馬鹿げた剣の威力で更に崩壊の勢いをあげる。

雪羽がした事はさしずめ某運命に出てくる金ピカの王が持つチートのようなものだった。

ただ違う点としては、その威力がそれ以上に馬鹿げている事だろう。

 

 

「ば……馬鹿な……どういう事なんだ!?あいつらは山河さえも砕けるとでも言うのか!?」

 

「おいおいゲームマスター様よぉ?まさか……これで終わりなんてこたぁねえよなぁ?」

 

『それは無いと思いますよ?だって、まだあの石化の光を使ってないじゃないですか』

 

 

十六夜はつまらなそうに言うが、雪羽がそれを否定する。彼女の言う通り、アルゴールはまだ世界を石化したギフトを使っていないのだ。

そして、伝説にあるゴーゴン通りならそれが最後の足掻きとなる。

 

 

「……ああそうかよ。もういい、さっさと終わらす。アルゴール、開放しろ!!」

 

「GIiiYAAAAAAAAAAAaaaaaaaaa!!!」

 

 

ルイオスはとうとうアルゴールの最後の楔を開放する。そして、アルゴールは再び天地をも灰色に染める褐色の光を十六夜たちに放った。

 

 

「十六夜さん!!雪羽さん!!」

 

 

黒ウサギは叫ぶ。あの光を受ければ例え馬鹿げた力を持つ十六夜及び雪羽でさえも敗北は確実、そうとしか思えないのだ。

 

 

─────────────だが、黒ウサギはいい意味で、ルイオスは最悪な意味で驚愕する事になった。

 

 

「……カッ。ゲームマスターが今更狡い事してんじゃねえよ!!」

 

 

十六夜は踏み砕いた(・・・・・)。比喩ではない。確かに真正面から光を潰したのだ。

 

 

「なあ!?ば、馬鹿な!?」

 

「せ、星霊のギフトを無効化───────いえ、破壊した!?」

 

「あ、ありえません!天地を砕く恩恵(ギフト)恩恵(ギフト)を砕く力が両立するなんて!?」

 

 

その間、彼等の驚愕をよそに雪羽はアルゴールへ向けて大きく跳躍。そしてアルゴールの頭に手加減した(・・・・・)踵落としをきめ、クレーターを作りながらアルゴールを床に沈めた。

 

 

『ふぅ……。全く、何て危ない事するんですか』

 

「……おい、雪羽」

 

『はい?何ですか?』

 

「はい何ですか、じゃねえよ。どうすんだよアレ。もう少し星霊の力ってやつを見たかったのによ」

 

『いえ、多分あれが限界だと思いますよ?それに私のあの一撃で沈むようじゃ高が知れてますし』

 

「……あのさあ。今更ながら聞くが……お前ってバトルマニアか何かなのか?」

 

『む、失礼ですね。私は父親譲りで、楽しい事には少し箍が外れるだけですよ?』

 

「そりゃ驚きだな。あれが少しなら、本気は戦闘狂まで行っちまうってか?」

 

『そこまでは行かないです。それにもう言いましたけど、私は戦うのはあまり積極的では無いんです』

 

「ハハ、説得力の無い事で。…………で、どうするゲームマスター?まだやるってんなら是非相手になってやるぜ?」

 

「!?」

 

 

話を振られたルイオスはビクッと震えた。瞳にこそ憤怒の炎が見受けられるが、十六夜達はそんなの何所吹く風って感じに流す。

 

 

「十六夜さん、そこまでですよ。彼にはもう対抗する力は残ってまいません」

 

 

黒ウサギの言葉をルイオスは否定しようとしない。そして、それは負けを認める事と同義だった。

 

 

「────ハッ。所詮は七光と元魔王あっての奴ってか?……ハハハ……ハハハハハハハ!!」

 

「え?ちょ、ちょっと、十六夜さん?」

 

 

黒ウサギは急に笑い出した十六夜に困惑する。隣に居る雪羽はある程度察しが付いたのか、止める気も無いようだ。

 

 

「─────はあ、笑った笑った。やっぱ笑うっていいな。……っと、話を戻すぜゲームマスター。アンタさ、このまま負ければさ〝ペルセウス〟の旗印がどうなるか……分かってるよな?」

 

「な、何?」

 

「何じゃねえよ。あの吸血鬼ロリは後でも問題ないだろ?そういう訳だからさぁ、お前らは旗印を盾にもう一度ゲームを申し込むぜ。そうだなあ……次はテメエらの名でも賭けるか?」

 

「っ!?」

 

 

ルイオスの顔からサーッと血の気が引く。それを見て今まで静観していたレティシアが雪羽に聞く。

 

 

『(……雪羽、止めないで良いのか?)』

 

『(あ、やっと喋りました。それで、止めるですか?あの十六夜君を?嫌ですよ、私の身の安全の為にも)』

 

『(そ、そうか……)』

 

『(それにルイオスさんは色々とやりすぎました。これも因果応報と思って割り切れますよ)』

 

『(それも……そうだな。まあ、何はともあれ─────────雪羽)』

 

『(?何ですか?)』

 

 

『(────────────ありがとう。心から感謝する)』

 

 

『(……フフ、どういたしまして。────でも、それは私だけじゃなくて、後で皆さんにも言いましょうね)』

 

『(ああ。分かっている)』

 

 

こうして、ペルセウスとのゲームは終わった?のだった。

深くは掘り下げない。掘り下げる必要も無いだろう。後はただ、十六夜一人による蹂躙が始まるだけなのだから……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

ノーネーム本拠。そこでレティシアは絶賛困惑中だった。

 

 

「……ど、どういうことだ?」

 

「だ・か・ら……。ったく、もう一回言うぞ?」

 

 

十六夜は飛鳥と春日部もと一緒に先ほど言った言葉を繰り返す。

 

 

「「「これからよろしく、メイドさん」」」

 

「え、いや、だから…………はい?」

 

「だから、はい?じゃないわよ。今回のゲームで活躍したのは私達でしょう?貴方達はホントに付いてきただけじゃない」

 

「うん。私なんて力いっぱい殴られたし。石になった」

 

「で、俺と雪羽は挑戦権だ。まあ?一応雪羽が一番の功労者なわけでな。所有権としては

3,5:2,5:2:2(雪羽:十六夜:飛鳥:耀)ってとこだろ」

 

「ど、どうしたの十六夜君?自分から下がるなんて……」

 

「正直な結果を言ったまでだ。ちと中途半端だが、まあいいだろ」

 

「何勝手に進めてるのですか、貴方達は!?」

 

 

ここで、漸く黒ウサギがつっこむ。だが、つっこむ事が多すぎて対処できていなかった。

そんな中レティシアは十六夜たちの言い分に一理あると考えたのか、幾分か冷静になって帰してきた。

 

 

「ふむ……確かに……そうだ、な。今回の件で、私には君達に恩義がある。それはコミュニティの同士として忘れてはならないな……。うむ、君達が家政婦をしろというのなら、喜んでやろうじゃないか」

 

「え、ちょ、レティシア様!?」

 

 

黒ウサギはレティシアの肯定に吃驚する……が、レティシア自身、主観的にも客観的にもこのことには否を唱えるつもりは毛頭ない。

そのため、黒ウサギは渋々だが諦めるしかない。

 

 

「はぁ……私、ずっと金髪の使用人に憧れてたのよ。私の家の使用人ときたら、皆華も可愛げも無いんだもの。そういうわけだから、これからよろしく、レティシア」

 

「ああ、よろしく……いや、主従関係なら『よろしくお願いします』の方がいいのかな?」

 

「使いやすい方でいいんじゃないですか?」

 

「そ、そうか?……あ、いや、そうですか?んんッ、そうでございますか?」

 

「いや、あの、だから普段通りでいいんじゃ?」

 

「ハハハハ。後、黒ウサギの真似はやめとけ」

 

 

部屋を和やかな空気が包む。そして、そんな空気を出す5人に黒ウサギはガックリと肩を落とすしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

視点~雪羽~

 

 

「えーそれでは!新たな同士を迎えた〝ノーネーム〟の歓迎会を始めます!」

 

 

黒ウサギさんの言葉にワッと歓声が上がります。

 

ペルセウスとのギフトゲームが終わって三日後、私達は今更ながら歓迎会を開かれる事になりました。

まあ、こちらに来てからというもの休む間もなく動いてましたから当然と言えば当然なのですけど。

 

「それにしても、何で屋外なんですか?レティシアさん」

 

「何故か、か……まあ、見てれば分かる」

 

「?そうですか?」

 

 

因みに十六夜君達は中心の方にいますが、私は隅の方でレティシアさんと乾杯してます。

 

 

「……それにしても、主様。主様は本当に人間なのか?」

 

「そんな堅苦しい呼び方はやめてくださいよ。雪羽でいいです。それで、どうしたんですか?藪から棒に」

 

「いや。君の中に居た時だが……微かに触れた事のある力を感じたのでな」

 

「……それはどんなものでした?」

 

「龍だ」

 

 

レティシアさんは真っ直ぐ私を見て言いました。……フフ、そう、ですか……。

 

 

「龍、ですか。それではレティシアさんは龍のお知り合いが?」

 

「あ、いや……そういう訳ではないが……。で、結局のところはどうなのだ?」

 

「ハハハ……企業秘密──────いえ、乙女の秘密とでも言いましょうか?」

 

「……フフフ……そうか。っと、どうやら始まるみたいだ」

 

 

レティシアさんは深くは追求しませんでした。これも彼女の優しさ、でしょうか。

 

そして、私はレティシアさんが向く方向、箱庭の天幕を見上げました。そこには───────

 

 

「わぁ……!綺麗ですね……」

 

 

────────夜天の空を星々が流れていた。しいて言うなら流星群でしょうか?何はともあれ、本当に綺麗です……。

 

 

「喜んでくれて何よりだ。しかし、これを起したのは他でもない雪羽達なのだぞ?」

 

「え?それって……」

 

 

レティシアさんは流れ行く星を見ながら説明した。

 

 

「箱庭の世界と言うのはな、全ての則り(ルール)が此処、箱庭の都市を中心に回っているんだ。そして、君達が倒した〝ペルセウス〟は、その敗北の為〝サウザンドアイズ〟に追放された。その際に旗を降ろす事がこの景観を生み出しているわけだ」

 

「ほぇ~……つまりは正座を空から消しちゃうって事ですか~……。お兄ちゃんにもみせたかったな~……」

 

「雪羽……。その事は……え?ゆ、雪羽?」

 

「はいぃ~?どうかしましたか~?」

 

「え、いや、何で急に抱きついて…………ん?」

 

 

可笑しなレティシアさんですね~?こんにゃのスキンシップに決まってましゅよ~。そ

 

 

「ゆ、雪羽。その飲み物だが……少し貸してくれないか?」

 

「えぇ~……嫌ですよぉ~。しぇっかく歓迎会の手伝いの時にぃ見つけたんですかりゃぁ~」

 

「(顔が赤い上に呂律が回っていない……やっぱり酒か?というかなんで酒が……)と、とりあえず休まないか?顔も赤いし熱でも、って!ゆ、雪羽!?」

 

「んぐ……んぐ……ぷはぁ~!ホントォに美味しいお(みじゅ)ですねぇ~。ホントォに気分がいいれすよぉ~」

 

「ば、バカ!それ以上は止めておけ!!」

 

 

むぅ?なんでレティシアしゃんはワラシからお水を盗ろうとすりゅのですかぁ~?……あぁ、そっかぁ……レティシアしゃんも欲しいのですねぇ~?

 

 

「アハハハ、欲しいんでしたらぁ言ってくれりぇばいいのにぃ~……んく……んく……」

 

「こら!早く離s、キャッ!」

 

 

アハハハハ、レティシアしゃんって結構可愛いこえだしゅんですねぇ~?

 

 

「おいおい、二人とも何してんだ?いくら歓迎会とは言え少し盛んすぎじゃねえか?」

 

「れ、レティシア様!?こ、これは一体どういう」

 

 

ん~?なんだぁ~クリョウサギしゃんにいじゃよい君じゃないですかぁ~。

 

 

「く、黒ウサギいい所に来た!早く雪羽からそれを取ってくれ!何故だか知らないが、おそらく酒だ!」

 

「お、お酒!?ど、どうしてそんな物が!?」

 

「それはもういいから……!!早く……って、雪羽!?な、何を!」

 

「にゃにをってぇ、お水を飲ましぇてあぎぇるんですよ~?」

 

 

ほかに何があると言うにょですか~?

 

 

「ハハハハハ!完全に出来てるなあ、おい。いっそそのまま行くとこまで行っちゃえば?」

 

「何言ってるのですかこの御馬鹿様!!早く止めますよ!!」

 

「へいへい。ほいっと」

 

「にゃ、にゃにすりゅんですかぁ~?……あ、もひかしていじゃよい君もこのお水がほしいのでひゅか~?」

 

「うわ、これ完全に出来上がってるな。取り合えず寝かすか……」

 

「ふぇ……?あうっ!………………」

 

 

し、視界が……くりゃく、なる……ので……す……

 

 

 

 

視点OUT

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

黒ウサギと十六夜に助けられたレティシアは肩で息をしながら二人に感謝の念を言う。

 

 

「はぁ……はぁ……く、黒ウサギに主殿、助かったよ。彼女の力が思いのほか強くてな……」

 

「そ、そうでございますか。しかし、本当にどうしてお酒なんかが……」

 

「おそらく白夜叉辺りから譲り受けた物が倉庫の奥にでも眠ってたのだろう」

 

「ああ、なるほど」

 

 

いくらコミュニティとして機能しなくなったといっても、全てが全て奪われた訳ではないのだ。中には顕現する型のギフトなども多少は残っているだろう。

 

 

「それにしても、まさかの絡み上戸か……。よかったなレティシア、色々綺麗なままで」

 

「主殿、先ほどと言ってることが違うのだが……」

 

「まあ、細けえ事はいいじゃねえか。っていうか、タイミングが流星群が来た時でよかったな。あと、俺らに気付かれて」

 

「本当ですよ……。それにしても、雪羽さん大丈夫でしょうか?年齢的にお酒は少々まずい気がするので、それは本人が目を覚ましたらでいいだろ。とりあえず中に連れてくか」

 

「それなら私も同行する。せめてもの責任だ」

 

「そうかい」

 

 

そう言い、十六夜は雪羽を背負ってレティシアと共に本拠に戻っていった。

それから、一時間ほどで歓迎会はお開きとなる。飛鳥と春日部はレティシアと雪羽が居ないのが気になったが、そこは黒ウサギが説明した。

 

こうして、箱庭に彼ら問題児が来ての10日間の遽しい日々は一旦収束を見せるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談だが、次の日の朝二日酔いで気分の悪い雪羽は、昨日の顛末を十六夜とレティシアから聞いて、レティシアと暫く顔を合わせられなかったとか……。

 

 

 

 

 

 




深夜のテンションで書いた、後悔などしてません!

と言う訳で雪羽の裏設定、酒には滅法弱い上に絡んできます。年齢的には問題ないんですが……とにかく弱いです。家族の中で雪羽には何があっても酒を飲ませるなという強行策がしかれてる位ですから。

と言う事で今日はここまでです。
誤字脱字等何か有りましたらご指摘ください。



P,S
文章力はともかくこういう話は書いてて楽しいですね。
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