記録者達が異世界から来るそうですよ?【削除&改訂予定】   作:白結雪羽

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自重と書いてやりすぎと読む

サラマンドラの本陣営、その貴賓室にノーネームからは十六夜・ジン・雪羽が、サラマンドラからはサンドラとマンドラ。そして、向かい合う位置にペスト、両端にウェーザーとラッテンが就いていた。

 

これから始まるのは今回のギフトゲームにおける審議決議、それと交渉だ。何故この面子なのかは、ゲームを対等に定める為だ。

 

 

「これより、ギフトゲーム〝The PIED PIPER of HAMELIN〟の審議決議、及び交渉を始めます」

 

 

ジャッジマスターとしている黒ウサギが始めようとする。が、そこで十六夜が待ったをかける。

 

 

「黒ウサギ少し待て」

 

「え?は、はい」

 

「おい、あんたらのとこ、もう一人いただろ。そいつは何処にいるんだ?」

 

 

十六夜が言うのはもしかしなくても絵錬の事だろう。実際紹介には出さなかった。

 

 

「あら、いるじゃないここに…………寝てるけど」

 

「は?」

 

 

十六夜は訳が分からんという顔をし、黒ウサギはペストが指す後ろの方を確認した。そこには

 

 

「……ZZZ~…………ZZZ~……」

 

 

絵錬が床に寝そべって寝ていた。位置的には黒ウサギからはギリギリ、十六夜達からは机が邪魔で見えない位置だ。

 

 

「あ、あの、起きてください。これから審議を始めるというのに何寝ているのですかっ」

 

 

黒ウサギは、そのあまりの傍若無人ぶりに素に戻って絵錬を起そうとする。

そんな中雪羽はゆっくりと立ち上がり黒ウサギに言った。

 

 

「黒ウサギさん。どうしても起さなきゃならないのですか?」

 

「え?あ、はい。あくまで審議は公平に執り行わなければなりませんので」

 

「そうですか…………。黒ウサギさん、元の位置に戻ってください」

 

「い、いや、でも……」

 

「そこにいると危ないですよ?」

 

 

雪羽がこめかみをひくつかせながら笑顔で言う。今更だが、最近の雪羽はどうしてかよく怒る(サッ←目を逸らす)。

黒ウサギは雪羽の迫力に「は、はい……」と大人しく下がる。そして雪羽はというと

 

 

「本当に…………いい加減にしてください!!!」

 

「あだッ!?」

 

 

絵錬の頭上に盥を作り思いっきり落とした。

流石の絵錬もこれには目を覚ました。

 

 

「ゆ、雪羽さん!?これから交渉する相手に何を────」

 

「いいんです。いいんですよ。いいですよね?」

 

「まぁ、話が進まないしね」

 

 

ジンは雪羽の行動に慌てて問うが雪羽は罪悪感など一切無いといた風にペストに聞いた。それに、ペストも敵とは思えないほど何を言う訳でもなくそれを許した。

 

 

「うぅ……雪羽ぁ~。寝てる時にそういうのはやめてよぉ~」

 

「うるさいです。さっさと席についてください。話が始まりません」

 

 

絵錬の言い分を雪羽はバッサリと切り捨てる。それには絵錬もしぶしぶ従い、ウェーザーに退いて貰い席に腰を下ろす。

少しグダグダになったが、黒ウサギは真剣な顔に戻り始めだす。

 

 

「えーと…………ごほんっ。それでは改めまして──────まず、〝主催者〟側に問います。此度のゲームですが──」

 

「不備は無いわ」

 

 

ペストは黒ウサギのほうを向き再度言う。

 

 

「今回のゲームに不備・不正は一切無いわ。白夜叉の封印も、ゲームクリアの条件も全て調えた上でのゲーム。審議を問われる謂れなんて最初から無いわ」

 

「……受理してもよろしいので?黒ウサギのウサ耳は箱庭の中枢と繋がっております。嘘を吐いてもすぐ分かってしまいますよ?」

 

「へえ~、あのウサ耳って本mイタイ!?」

 

 

無言で絵錬を殴るペスト。絵錬はしかたな(ry)。

一方、反対側の雪羽は驚くほどに無表情、十六夜は少し笑いを噛み殺していた。

そんな中ペストは何事も無かったかのように進める。

 

 

「ええ。そしてそれを踏まえた上で提言しておくけれど。私達は今、無実の疑いでゲームを中断させられているわ。つまり貴女達は、神聖なゲームにつまらない横槍を入れているという事になる──────言っている事は、分かるわよね?」

 

 

ペストの涼しげな返しに、サンドラは苦い顔をして答える。

 

 

「不正が無かった場合……主催者に有利な条件でゲームを再開させろ、と?」

 

「そういうこと~。龍少女(きみ)は一応ふろあますたー、って奴なんでしょ?そして、それ以前に箱庭の住民な訳だね。自分達だってこういう時はこうするでしょ」

 

 

急に真面目に入ってくる絵錬。流石のペストもマジトーンには手を出さなかった。

 

 

「…………分かりました。黒ウサギ」

 

「は、はい」

 

 

黒ウサギはサンドラの返事にぎこちなく頷き、目を閉じてウサ耳を少し動かしだした。

さしずめアンテナの電波受信・送信みたいな感じなのだろう。

 

その間、平常に戻った雪羽は小声で十六夜に尋ねた。

 

 

「十六夜君。不正ってどの程度までなの?」

 

「さあな……どうなんだ?」

 

 

十六夜は横にいるマンドラに尋ねる。マンドラはそれに舌打ちしながらも答える。

 

 

「そんな事も知らずに同行したのか…………。貴様も知っているだろうが、ギフトゲームは参加者側の能力不足・知識不足を不備としない。不死を殺せと命ぜられようが、殺せぬ方が悪い。飛べと言われても、飛べぬ方が悪い。今回の場合なら、クリアに〝ハーメルンの笛吹き〟の伝承の知識が必要でも、知らぬほうが悪いとなる」

 

「へえ?そりゃ理不尽だな」

 

「でも、理には適ってますね。完全な個人能力主義、造られた自然形態の世界、それが箱庭なんですね」

 

「つづけるぞ。もし、今回のゲームに不備があるとすれば、まずは白夜叉の封印。参加を明記しておきながら、参戦は出来ぬという。これは看過出来ん。そこには明文化された要因があるはず」

 

「しかし、記されていたのは『偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ』の一文のみ、か」

 

「そして、ゲームマスター打倒の他にある『異分子の同族による打倒』…………」

 

 

雪羽はそれを口にすると顔を俯かせた。十六夜はそれに目を細める。

そして、ほぼ同時に黒ウサギが目を開ける。どうやら交信が終わったようだ。

 

 

「……。箱庭からの回答がありました。此度のゲームに、不正・不備はありません。白夜叉様の封印も、正当な方法で作られたものです」

 

「ま、当然ね。じゃあ、ルールは現状維持。問題はゲーム再開の日取りね」

 

「日取り?日を跨ぐと?」

 

 

サンドラが疑問の声を上げる。ペストはそれを無視し黒ウサギに問う。

 

 

「ジャッジマスターに問うわ。再開の日取りは最長で何時頃になるの?」

 

「さ、最長ですか?ええと、今回の場合ですと……一ヶ月でしょうか」

 

「え!ホントっ?ってことはゆっくり寝てられるね~。そうしよっ、リーダー!」

 

 

絵錬はペストを揺さぶりながら子供のように言う。ペストはそれを少し鬱陶しそうに払う。

 

 

「じゃ、それで手を──────」

 

「待ちな!」

 

「待ってください!」

 

「え、えっ?十六夜君?ジン君?」

 

 

ペストの言葉を遮るように十六夜とジンは待ったをかける。雪羽は突然の二人の行動に少し困惑し、止められた本人であるペストは度々の絵錬の茶々もあってなのか少し不機嫌そうに彼らに聞いた。

 

 

「……何?何か不満でもあるの?」

 

「いや、正直言ってありがたいが……その前にだ。御チビ、先に言え。俺は後でいい」

 

「はい。主催者に問います。あなたの隣にいる二人の男女は〝ラッテン〟と〝ウェーザー〟だと聞きました。そして、今はいませんが〝(シュトロム)〟。そちらの女性は分かりませんが、これらの事から考えるに貴女の名は…………黒死病(ペスト)、ではないですか?」

 

「おぉ?」

 

「ペストだと!?」

 

 

マンドラは自分が対峙している幼j……少女の名を聞き愕然とする。

逆に絵錬はジンの博識さに少し感心した。

 

 

「ペスト……そうか、だからギフトネームが〝黒死斑の魔王(ブラック・パーチャー)〟!」

 

「ああ、間違いない。そうだろ魔王様?」

 

「…………ふふ。ええ、正解よ」

 

 

ペストは微笑を浮かべながら肯定する。

 

 

「御見事、名前も知らない貴方。せっかくだし、名前を聞いてもよろしくて?」

 

「……〝ノーネーム〟、ジン=ラッセルです」

 

「!……そっ。覚えておくわ。…………だけど、確認を取るのが一手遅かったわね。私達はゲーム再会の日取りを左右できると言質は取ってある。そして、勿論の事既に病原菌を潜伏させているわ。ロックイーターの様な無機生物や悪魔でも無い限り発症する、呪いそのものを」

 

「っ…………!?」

 

 

ペストの口から紡がれた言葉はジン達にとっては最悪のものだった。

つまりの所、勝敗はもはやペストの手の中にあるのだから。

 

 

「ジャ、ジャッジマスターに提言します!彼らは意図的にゲームの説明を伏せていた疑いがあります!もう一度審議を」

 

「ゲームの説明を意図的に?それは違うよ。あくまでペストがやったのはゲームの最中での勝利条件完遂の為の行動。説明も何も、手の内を晒すようなことをするとでも思った?大人しくしてないと~、私の睡眠期間が命一杯になっちゃうよ~?」

 

「ッ!!」

 

 

こんな時にまでふざける絵錬に雪羽は即座に剣を抜こうとする。だが、それは十六夜によって止められる事となった。

 

 

「やめろ、雪羽。これ以上はこちらがまた不利になるだけだ」

 

「でも!!」

 

「お前は犠牲を増やすつもりか?」

 

「!?…………すいません」

 

「ったく……(こいつのこの反応……なるほど、だいたい予想はついた)」

 

 

雪羽は十六夜の殺気の入った言葉に少し冷静さを取り戻す。

そんな、空気が少し緊迫する中ペストは相手側に問った。

 

 

「ふむ……此処にいる人たちが、参加者の主力と考えても良いのかしら?」

 

『…………』

 

「マスター。それで正しいと思うぜ」

 

 

ここでやっと、ウェーザーが口を開いた────なんて事を絵錬は考えた。

…………いらんなこれ。

 

 

「それなら提案しやすいわ。───────ねえ皆さん。此処にいるメンバーと白夜叉。それらが〝グリモワール・ハーメルン〟の傘下に降るなら、他のコミュニティは見逃してあげるわよ?」

 

「なっ」

 

「おぉ、いいねそれ~。何か悪役っぽい。それに、ここにいる子達ってレベルが高いよね~…………あ、そういえば。ラッテン、君も何か捕まえてなかったけ?」

 

「ええ。ちょっと高圧的だったけどそれ以上に可愛い子だったわ」

 

「ふーん……ならその子も含めて、ゲームは手打ち。参加者全員の命と比べたら安いものでしょ?」

 

「アハハ、そうだね~。…………我慢しなくてもいいよ雪羽(・・・・・・・・・・・・)?」

 

 

ガキンッ!!!

 

 

「くッ!!」

 

「ゆ、雪羽さん!?」

 

 

雪羽はいつの間にか十六夜の横から絵錬の目の前まで移動し、腕に創りだしたガントレットで絵錬に拳を向けた。だが、それは残り数cmというところで止められてしまう。

 

 

「ああ、皆。大人しくしてていいよ。これで更に強請ろうとかしないから。ただ…………一回は一回、前も言ったよね?」

 

「ッ!?」

 

 

絵錬がそう言うと雪羽は思いっきり床に叩きつけられた。以前は広範囲に広げていた重圧を一点集中で雪羽の居る場所に与えたのだ。

その衝撃で床は少々陥没し、雪羽は声を上げることすら適わなかった。

 

 

「う~ん……自分で許可しといてなんだけど、やっぱり感情的に動くのは良くないね、うん。よっと……少年、パス」

 

 

絵錬は雪羽を浮かせると、パスとは言ったがゆっくりと十六夜に受け渡した。

雪羽は十六夜の腕の中でぐったりと力が抜けていたが、どうやら生きてはいるようだった。

 

 

「ジャッジマスター!!今のは─────」

 

「立派な攻撃行為とでも言いたいの?それは違うよ~。だって、私はその子に良いよとは言ったけど、何も強制じゃないし?それに先に手を出したのはその子だ。これは立派な正当防衛って奴じゃん?だから──────私は悪くない」

 

 

某最弱の過負荷台詞を言う絵錬。そして、

 

 

「(あ~……なんか飽きたな~。早く寝たい……。そうだ!読者の方々には申し訳ないけど少し飛ばさせてもらうね~。ではっ、)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─キングクリムゾンもといパラレルシフト!!─

 

          ・

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「ゲームに期限をつけます」

 

「何ですって?」

 

 

ジンの言葉にペストは怪訝な顔で返す。

 

 

「(あれ、あんま飛んでない……?ま、いいかな)」

 

「再開は一週間後。ゲーム終了は……その24時間後。そして、ゲーム終了と共に主催者の勝利とします」

 

「…………本気?こちらの総取りを覚悟するというの?」

 

「はい。一週間は死者が現れないギリギリの期間。今後現れる病状やパニックを想定した場合、精神的にも体力的にも瀬戸際の状態。そして、それ以上は僕らも耐えれらない。だから全コミュニティは、無条件降伏を呑みます」

 

「ほぇ~……それはまた大層な考えを。本当に良いの~?」

 

「はい」

 

 

ジンは即答する。過程を流れに任せた(・・・・・・・・・)絵錬はその流れに沿って「ふ~ん」と相槌を打った。

 

 

「ん?どうしたのペスト、何か気に入らない?」

 

「うるさい。……ねえジン。もしも一週間生き残れたとして……貴方は私達に勝てるつもり?」

 

「勝てます」

 

 

ジンはまた即答する。

 

 

「(それだけの自信が有るのか……それとも考えなし?どちらにしてもペストを煽るには充分だね)」

 

「…………………………そう。良く分かったわ」

 

「(うん……さすがペスト。見事な負けフラグを立ててくれそう)」

 

 

そんな絵錬の考えは察することも出来るはず無く、ペストは華やか過ぎて逆に底冷えするような笑みを浮かべて言った。

 

 

「宣言するわ。貴方は必「こら、ペスト挑発に乗らない」死になさいッ!!」

 

 

絵錬は三度目に及びペストの言葉を遮る。それにペストは流石に今は機嫌が悪いことも有り、躊躇無く絵錬に黒い風を叩きつけた。

 

その際、ウェーザーとラッテン以外は間違えても感染しないように顔を塞いだ。(因みに雪羽はもう起きている)

 

 

「ぐふッ!!」

 

 

絵錬は真横に居たことも有り壁まで吹っ飛ばされる。ジン達はそれを唖然とした顔で見ていた。それもそうだろう、ペストは身内に感染したら確実に死に至らしめる風を現在進行形で叩付けき続けているのだから。

 

 

「このッ!このッ!最初から貴女は!?何、何なの!?私の邪魔をしたいの!?ええ?如何なのよッ!!」

 

 

ペストが若干壊れてきてるがそれを気にするほど場は穏やかとは言えない。

 

 

「マ、マスター……そのへんにしておいた方が……」

 

「あ゛!?」

 

「ヒッ!!」

 

 

ラッテンはペストのあまりにもでかい殺気をぶつけられ引き下がる。というより下手にこれ以上関わったら自分まで巻き込まれかねないと思ったのだ。

 

 

一分弱ほどして、ペストは息を荒げながらも落ち着きを取り戻した。

そして、さも何もなかったかのように言い直した。

 

 

「こほんっ……貴方は必ず───────私の玩具にしてあげるわ」

 

 

言い直したはいいが声は少し震えており、顔も少し赤い。迫力も何もあったものじゃなかった。

 

 

「おい、魔王様……いいのか、アレ。死んじまってんだろ……」

 

 

十六夜は壁に凭れ掛かる絵錬を指して言う。そ

 

 

「アレ?あれは死にやしないわ、ムカつくことにね」

 

「そうそう。私があの程度で死ぬ筈がないよ~」

 

『!?』

 

「はぁ……」

 

 

絵錬の事を知らない一同は驚愕し、雪羽は先の怒りも忘れ溜め息をつくしかなかった。

 

 

「いや~それにしても。ペスト、玩具って……これまた変わったプレイが好きなんだね~」

 

「………………ウェーザー、ラッテン、行くわよ」

 

 

ペストは怒りを表す訳でもなくただ無表情に言う。殺気すら出てないのが逆に恐ろしいくらいのものだった。

 

そして、黒い風と共に一枚の黒い契約書類と絵錬を残してその場から消え去った。

ただ、その際に絵錬にクチパクで「帰ってきたら殺す」と伝えて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

視点~絵錬~

 

 

殺すって……いや、無理でしょうに。

 

 

「まっ、いっか。それでウサ耳少女、今回はこれでお開きなわけで?」

 

「え?あ、はい。そうなります……」

 

「ふ~ん……。それにしても、良かったね~ペストが若輩の魔王で。そうじゃなかったら危なかったと思うよ?」

 

 

ベテランの魔王がどんな者なのか知らないんだけどね~。

 

 

「あんた、何でまだ残ってるんだ?」

 

「ん?ん~……置いてかれた?まぁ、後で行くから別にいいんだけど」

 

「……そう言えば、まだ名前を聞いてなかったけか?」

 

「…………ああ、確かに。一応〝グリモワール・ハーメルン〟のメンバーだから言わないのもあれか……。それじゃ─────雪羽よろしく」

 

「へ?」

 

 

雪羽は呆けたように私を見る。他の面々はヘッドフォン少年以外は何故って顔をしている。

 

 

「…………貴女の名前は──────〝白結 絵錬(・・ ・・)〟。私のお姉ちゃんです」

 

『なッ!?』

 

「(やっぱりな……)」

 

 

おぉ、驚いてる驚いてるって当然か。

 

 

「な、な……ゆ、雪羽さん!それは本当なのですか!?」

 

「…………はい。黙っていてすいません……」

 

 

雪羽は悲しそうな顔で俯き少々涙目で首肯した。

 

 

「……一ついいか?」

 

「ん~?なんだいヘッドフォン少年」

 

「あんた、こいつの身内って事でいいんだよな?」

 

「何を今更。今ので分かったことじゃん」

 

 

私の言葉を気にも留めず、少年は続けた。

 

 

「なら、アンタは異世界からきたはず。そうだろ?」

 

 

これは……いわゆる尋問?まぁいいけど。

 

 

「うん、そうだよ~。二日前に来たばかりだね」

 

「……なら、なんでそんな奴が魔王のコミュニティに参加してんだ?」

 

「なんで?そんなの─────────楽しそうだからに決まってるじゃん♪」

 

「なッ!?それだけの理由で魔王に尽力しているのですか!?」

 

 

ウサ耳少女が叫ぶ。何か今日は皆やけに驚いてばっかだね……

 

 

「何か悪いの?昨日の夜ペストたちに偶々会って聞いたけど…………魔王ってそういうものなんでしょ?……ん?少し違うかな……まぁいいや」

 

「…………それだけの理由で……我が同士達を、命の危険に晒す助力をしたのですか……」

 

「しょうがないでしょ、ゲームだもの。この箱庭で〝ギフトゲーム〟は核の一つといっても過言ではないんでしょ?だったらそこは何とか死者を出さないように自分達で頑張らないと~」

 

 

まずい……作者さんネタ尽きてきた?上手く話せないんだけど……

 

 

「っと、それじゃ私はもう行くね~。…………雪羽、今回のゲームの勝利条件だけど……私を殺さないと受理されないから♪」

 

「えっ!え、絵錬お姉ちゃん!?」

 

 

私はそう言ってその場から屋外へ転移し、そこからペストたちの許へ…………

 

 

「あれ…………ペスト達って何処?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、何だかカオスです。自分で書いてて「ここ、メンドクセ~とか呟いてました。個人的に、こう言った真面目な話は書くのが苦手なんです。
そのせいで少し文章があれですが……

誤字脱衣・感想等何かありましたらお申し付け下さい。ではっ!



絵錬「……し~んじたも~の~は…………つご~のいい~もうそうを~…………」

寝言が不吉!?

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