記録者達が異世界から来るそうですよ?【削除&改訂予定】 作:白結雪羽
細かくはネタバレにもなってしまうので書けませんが。
今回は最初からもうバラします。多分もう分かりきってることでしょうし、隠す必要も有りませんから。…………本当だったら延ばしてここぞという時にドーンッ!といった方が盛り上がるのですが……。自身の技量的に見て不可能と断定。大人しく諦めました。
とまぁ、前置きは此処まで。今回はいつもより短いです。ただ、個人的に此処が限がいいかな?と判断したんで…………ゴホンッ。では、どうぞっ
視点~絵錬……!?~
暗い暗い闇の中。光はおろか音すら聞こえない、そんな場所。
「…………」
そこに一人の少女が漂っていた。薄めの栗色の髪を持ち黒と白の斑模様が所々に入ったワンピースを着た少女………はい、要はペストです。
「…………ん……」
お?どうやら目を覚ましたみたいだね。
そうそう。言い忘れてたけど今なんで私が視点を担当してるとか、ペストが何で居るのとかその他もろもろ、あまり気にしないでくれ~。
「…………私……。私は……」
「おぉ。リーダーお早~」
「…………絵錬?え、ど、どうして……!それになんで私──────」
うん。見事にてんぱっていらっしゃる。まぁ、あのインドラの槍だっけ?を受けてそれは見事に爆散したからね~。あれは普通に魂でも砕けるレベルだよ。
「まあまあ、とりあえず落ち着こうねリーダ~」
「落ち着けるはずないでしょ!何なのよ此処は!それに私は確かに、」
「だーかーら~。一旦ストップ」
「──────!!──────!?」
口を塞がれて尚喚くペスト。仕方ないので一発殴った。
ドコッ!!
「う゛ッ!?」
あ、少し強すぎた……。
私が少々加減を間違えた為ペストはお腹を抱えてその場に蹲った。蹲るといっても地面は無いんだけど。
「ええっと…………ペスト、大丈夫?」
「……大丈夫な……分けないでしょッ!!?」
そう言ってガバッと体勢を戻したペストは、袖口をこちらへ向けてペストお得意の死の風を放とうとする……が、
「!?え、どうして……!?なんで、」
「ああ、言い忘れてた……というよりこれから説明するつもりだったけど。ここ、
ガチンッ(そんなイメージ)、とペストは固まった。そして、ブリキのようにギギギと私の顔を見て、
「………………………………………………………………は?」
なんとも間抜けな声を出した。
「随分長かったね~。ま、今から説明するよ」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「────────つまり何?此処はあなたの精神の中?であって、それで今は私と
「うん。この説明、キャラに合わないね、ペストって」
「貴女のせいよッ!!」
「まぁ、話だけじゃ実感ないだろうし?今から戻すね~」
そう言って、私は精神世界から意識を浮上させて現実を目に映す。
そこは、ペストが召喚したハーメルンの街、その上空およそ2000m。私の下ではさっきまで殺りあっていたウサ耳少女達を含めた参加者が一箇所に集っていた。
『どう、見える?』
『(……ええ、以前より見えてるわよ……。見えすぎて違和感があるわ)』
『アハハ、それは慣れるしかないね~。……でさ。下、見れば分かると思うけど……もう第二条件、クリアするみたいだよ』
『(そう…………)』
ペストは何処か空いた声音で返してきた。そんなペストに私は一つ質問をした。
『ねぇ、どうする?まだ、ゲーム自体は終わってない。保険で急遽用意した条件がまだ残ってるからね』
『(でも……絵錬はあの時、私と一緒に、)』
『うん、死んだね。でも……
『(……ホント、滅茶苦茶ね……貴女)』
『アハハッ…………で、どうする?ペストが言うなら最後に一勝負するけど?』
『(一勝負って……あの白い子と?でも、あの子は絵錬が……)』
『そこらへんは無問題だよ~。あの子も死なないから』
『(…………そ。…………好きにしなさい。ただ、必ず勝ちなさいよ)』
『それは保障しかねるな~。ま、ここでどうなっても、ペストの身体が癒えたら……ペストの事、手伝ってあげる』
『(……そう…………ふふ。期待はしないでおくわ)』
『ふふ、そうですか~……っと、街が戻ったみたい。それじゃ、最後は(白結)恒例、手抜きガチバトルでしめますかっ。ペストは中で見ててね~』
『(そうさせてもらうわ)』
私は袖口から夥しい程の黒死の風を吐き出し、それを境界壁のゲーム盤全体に、転移させた。
『あ、因みにだけど。今外見はペスト主体だから』
『(はぁ!?ちょっと、何勝手に、)』
『いいじゃん。私と同調してるおかげか少し成長した姿になってるよ?ほら』
そう言って私は今の姿を客観的にペストに見させる。
その体躯は小学生位だったものが中学生くらいになり、髪は私の白に近い灰色をところどころに織り交ぜたセミロング(癖っ毛も多少含む)。格好も私の外套、バギーパンツとペストのワンピースをそれぞれ反映してあり、今はペストにあった配色となっている。
『(なっ……あ、いや……でも……)』
『本人の公認も貰えたし、行っきますか~』
『(っ!ま、待ちなさい!誰が了承なんか【プツンッ】)』
ちょっと、騒がしいから会話をきった。とまぁ、下のほうも随分混乱してるし、そろそろラスボス登場しますかね♪
私はその場から一気に急降下し、先ずヘッドフォン少年を思いっきり蹴り飛ばした。
視点OUT
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
それは突然起こった。
参加者の一人、レティシアは地面に倒れ伏しながらもその霞み行く視界で目の前の光景を見る。
そこには先ほどまでのハーメルンの街とは違う、元の舞台区画の特徴が見て取れる。そして、その地面に同じように倒れているゲームの参加者達。これはノーネームのメンバー、ジンや飛鳥、黒ウサギも同様だった。
そして、今まで全てを圧倒的力で打ち倒してきた十六夜。その彼は今一人の少女───────────否、魔王に叩き伏せられている。意識は残っているようだが、それでも満足に身体は動かせないほどの傷を負っている。
「う、ぐっ……お前…………!!」
「アハハッ!やぁ、さっきぶりだね~、ヘッドフォン少年?それにウサ耳少女に龍少女、そこの撫子少女も。っと、そこのおチビちゃんは久しぶり」
「ど、どうし……て……。貴女、は……確かに……」
「うんうん、分かるよ~その気持ち。倒したと思った相手がいきなり現れて全てを狂わせる、今回のはちょっと早計気味だけど……ま、いいよね。でも安心して?ちゃんと二つ目までの勝利条件はクリアしてるからさっ?」
「……ハッ……。なるほど……確かに、お前はアイツの身内だ…………ちっ」
十六夜はこんな状況ながらも何かに納得し、同時に舌打ちをする。
「おぉ。分かってるのか~……。なら隠す必要もないかな?そう、私は白結 絵錬。君たちが仕留め損ねたギフトゲーム最後の鍵だよ。因みに今は同調ってのをしてて、身体はリーダー主体だけど、意識は私だから。リーダーは今は休眠中~」
「で、今の現状だけどね~?君らとってもピンチなんだよ。今このゲームに参加している人は、皆リーダーの死の呪いを受けてもらった。もちろん此処にいない人もね?ただ、白夜叉って人は流石にきついから空間ごと凍結させてもらったよ~。で、主戦力であるヘッドフォン少年は見ての通り戦闘続行不可能状態。それで、当の呪いはゲーム終了──────つまり後半日程で完全に皆を蝕み、殺す。今回はちょっと特別な方法を取らせてもらったから利き難かった人も無問た~い。そのうえ、今はこうして
「……何?俺らが積み?ハッ……そりゃ笑えるな。……その油断は二の舞いを踏むぜ、斑寝ぼすけ」
圧倒的敗北を突きつけられても尚、十六夜の目は死んではいない。その目には確固たる勝利への確信があった。
「へぇ~……。君は強いね~、身体も、力も。そして、
因みにだが、今十六夜以外に意識があるのは黒ウサギ、レティシアのみだ。他の参加者は黒死病の症状が少しずつ現れ、また絵錬の重圧もあるため意識を手放してしまっている。
「うんうん、ホントに君は凄いよ。うちの
「一つ目は、アイツと…一緒に居た……チビの言葉」
「チビ…………ああ、影禍姉か~……」
「……あいつ、お前より上なのかよ…………まあいい。そして、二つ目…アイツを受け止めた時……あの怪我にも…関わらず、心臓がハッキリ動いてた……」
十六夜は少し途切れ途切れながらも推測を述べる。ハッキリ言って、想像できる材料がそれなりにあったので簡単に済ませている。
「たぶん…あいつを抱えてた、レティシアも……気付いてるだろうさ…」
「ふ~ん……」
絵錬はどこか楽しげにレティシアを、そして隣に横たわる雪羽を見る。
「……これ以上話すのもあれだよ、私たち敵同士だもんね~。まぁ、とっとと君らの、そして僕らの命運を分ける最終対決と洒落込もうよ~…………ねぇ、
私がそう雪羽を見て言い放った瞬間だった。
ドガッァァァァァァァァァァン!!!!!!
私退いた場所に、シュトロムと同じくらいはあろう巨大なバール?が振り下ろされたのは。
さ、次回は自分と自分の作品では名物になる(多分、おそらく、maybe~)スーパー白結ガチ対戦。栄えある初対戦は絵錬と■ ■ ■。果たして、どちらが勝つのか……!!
………………すいません、少し調子に乗りました。
では、誤字脱字・感想等何かありましたら御願いします。