記録者達が異世界から来るそうですよ?【削除&改訂予定】   作:白結雪羽

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何か切り方がおかしい気がしなくも無いですが(というかおかしいと思いますが)気にしないで下さるとありがたいです。



自己紹回 ※誤字にあらず

 

 

 

どうも、さっきまで他の子たちと黒ウサギのウサ耳を堪能していた影禍だよ。

あの至福の時間が終わった後だが、黒ウサギからこの【箱庭】についての説明を聞いた。

 

正直に言うと、僕の期待以上だった。

全てを一から言うと長いので少し割愛すると、ここには【ギフトゲーム】と呼ばれる一種の娯楽が有り、この【箱庭】はそのための舞台らしい。

また、その【ギフトゲーム】において重要なギフトを保持する物は【コミュニティ】というものに属す必要があるらしい。

 

まぁ、ようはあらゆる条件、状況において行えるやたら規模のでかい娯楽施設。僕はそう思うことにした。僕と雪羽にとって説明なんてそれだけでもいいと思うんだよね。

 

 

と、黒ウサギの説明もみんなの質問も粗方終わったようだ。

するとそこで十六夜君が、

 

 

「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」

 

 

と威圧的な声と共に黒ウサギを引きとめた。

僕自身、彼の性格はある程度読めてるつもりだから何を聞くかはおおよそ見当はついてるけど。

 

 

「…………どういった質問です?ルール?それともゲームそのものですか?」

 

「そんなこたぁどうでもいいんだ。腹のおくそこからどうでもいい。今更そんな事聞いたって何

かが変わるわけでもないだろ?そんなのは革命家の仕事で、俺らプレイヤーの仕事じゃねえ。

俺が黒ウサギに聞きたいこと─────────────そんなのはたった一つ、あの手紙の事だけだ」

 

 

そこで、彼は一度言葉を切り、確認するかのように視線を僕らから天幕に覆われた都市を見回す。そして、何もかもを見下すような視線で一言─────────

 

 

 

 

「──────────この世界は…………面白いか?」

 

 

 

 

 

─────────そう黒ウサギに問うた。僕達4人もその返事を静かに待った。

これは、此処に呼ばれた5人(雪羽は微妙だが)が最も重要視すること。

この世界は全てを捨ててまで来る価値があるのか、そういうことなのだ。

 

 

 

 

「Yes。【ギフトゲーム】は人を超えた者たちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保障いたします♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジン~ジン~ジン!黒ウサの姉ちゃんまだ戻ってこねえの~」

 

「もう2時間くらいだよ~私疲れた~」

 

「…………そうだね。うん、皆は先に帰ってていいよ。僕はここで待ってるから」

 

 

そうジンと呼ばれた少年が周りの子供達に言うと子供達はワイワイ騒ぎながら帰路についっていった。

 

ジンは黒ウサギを待つ中色々と考えていた。そして、その中でもジンが何より心配なのは、新しく入る人たちが自分達のコミュニティにとって救いとなるのかだった。

 

 

(もしも外界から来た人達が使えない人達だったら…………僕らも箱庭を捨てて外に移住する

 しかないのかな……)

 

 

当人達がいないとこで随分失礼なことを考えてるジンだった。だが、彼の言うことも尤もなので強くは言い返せないが……

 

 

「ジン坊ちゃーん!新しい方々を連れてきましたよー!」

 

 

その時だった、街道から黒ウサギが手を振りながら戻ってきたのだ。

 

 

「お帰り、黒ウサギ。そちらの女性二人と男性一人が?」

 

「はいな、こちらの御五人様が──────」

 

 

クルリ、カチンと流れるように黒ウサギは固まった。

 

 

「…………え、あれ?もう二人いませんでしたっけ?ちょっと目つきが悪くて、かなり口が悪

 くて、全身から『俺問題児!』ってオーラを放ってる殿方と、小動物みたいで、良心あふれ

 る白が印象的な女の子は?」

 

 

「ああ、十六夜君と白結ちゃん?十六夜君の方なら『ちょっと世界の果てを見てくるぜ!』と言って駆け出して言ったわ。あっちの方に」

 

「雪羽ならその十六夜君についていったよ」

 

 

飛鳥と影禍は口々にそういい、上空から見えた断崖絶壁のほう見た。

 

 

「な、何で止めてくれなかったんですか!というか雪羽さんも?!」

 

「『止めてくれるなよ』って言われたもの」

 

「ならどうして黒ウサギに教えてくれなかったのですか!?」

 

「『黒ウサギにはいうなよ』と言われたから」

 

「雪羽にしては珍しかったから僕が許可した」

 

「嘘です、絶対嘘です!そこのお二人は面倒くさかっただけでしょう!」

 

「「うん」」

 

 

ガクリと音が聞こえるようなくらい黒ウサギは前のめりに倒れた。

 

 

「それに、影禍さんもなんでいかせたんですか……」

 

「だから、雪羽が自分から行くなんて珍しかったからだよ。何か向こうに感じでもしたのかな?」

 

 

と、そこでジンはさっきまでとは打って変わり顔を蒼白にして慌てて言った。

 

 

「た、大変です!【世界の果て】にはギフトゲームのために野放しにされている幻獣が」

 

「幻獣?」

 

 

ジンが言うには幻獣とはギフトを持った獣の事を言うらしく、端に行けば行くほどとても人間では太刀打ちできないほど強力なギフトを持つものもいるらしい。

 

 

「あら、それは残念。もう彼はゲームオーバー?」

 

「ゲーム参加前にゲームオーバー?…………斬新?」

 

「しいて言うならチュートリアルで、だね」

 

 

さすが問題児達といったところだろうか、全くぶれない。

 

 

「冗談を言ってる場合じゃありません!」

 

 

黒ウサギにそうは言われるも、3人は各々肩を竦めるだけだった。

 

 

「……はぁ……ジン坊っちゃん。申し訳有りませんが……」

 

「分かってる。3人は僕が案内しとく。黒ウサギは?」

 

「問題児様方を捕まえてきます。そして事のついでに─────」

 

 

黒ウサギがそこまでいったん言うと全身から怒りのオーラ噴出させ艶のある黒髪を鮮やかな緋色に染めてこう言った。

 

 

「──────【箱庭の貴族】と謳われるこの黒ウサギを馬鹿にしたことを、骨の髄まで後悔させて

やります」

 

「なんか見たことあるなーこれ…………」

 

 

影禍が何か思いだしていたが、それは今はおいておこう。

 

 

「一刻程で戻ります!その間、皆様はゆっくりと箱庭ライフをご堪能くださいませ!」

 

 

そう黒ウサギは言うと台にした柱に亀裂をつけるほどの勢いで跳躍しあっというまに4人の視界から消えていった。

 

 

「へーすごいね。黒ウサギってあんなに速いんだ」

 

「ウサギ達は箱庭の眷属。力もそうですが様々なギフトや権限などを持ち合わせた貴種です。

彼女ならよほどの事が無い限り大丈夫だと思いますが……」

 

「ふ~ん。まっ、十六夜君と雪羽なら大丈夫だと思うけど」

 

「随分と信頼してるのね」

 

「まぁね。十六夜君はまだ未知数だけど」

 

 

影禍は逆廻十六夜の事を見定めてはいたのだが、彼の本質はまだ解りきってないようだ。

まぁ会って間もない人を知ろうとするのは容易な事ではない。

 

 

「まぁ今は任せておきましょう。黒ウサギも堪能してくださいと言ってたことだし、お言葉に

甘えましょ。もちろんエスコートはあなたがしてくれるのよね?」

 

 

飛鳥は心配そうな顔をしたジンのほうに向きそういった。

 

 

「え、あ、はい。コミュニティのリーダーをしているジン=ラッセルです。齢十一になったばか

りの若輩ですがよろしくお願いします。3人の名前は?」

 

「久遠飛鳥よ。それでそこで猫を抱えてるのは」

 

「春日部耀」

 

「僕は白結影禍。よろしく」

 

 

三人ともジンに倣い礼を交えて自己紹介した。

 

 

「さ、それじゃ箱庭に入りましょ。まずはそうね……軽い食事でもしながら話を聞かせてくれる

とうれしいわ」

 

「箱庭の料理か…………弥記の土産にでもしようかな」

 

「…………」

 

 

こうして彼らは外門を潜り箱庭の中に入っていった。

 

 

 




なんか、影禍が男性になってると喋り方に違和感をバリバリ感じてしまいます。
自分でやっといてなんですが、時折誰と思ってしまいます。

影禍「ならなんでそんなことしたのよ?」

いや、面白そうだから……つい。

影禍「自業自得ね」

うぅ…………

雪羽「さ、作者さん!だ、大丈夫ですよ…………たぶん」




P.S
誤字脱字等何か有りましたら指摘してくださるとありがたいです(追伸で書くことじゃなかった)。
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