我が魂は真紅の眼と漆黒の龍と魔導少女   作:0・The Fool

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感想いただきましたベルゼ23様、並びにこのお話を読んでくださる皆様ありがとうございます。


デュエル26 史上最弱の死者

 

 

「どこに目をつけてやがる!!」

「ご、ごめんなさい!!」

 

 教室に向かう途中、そんな声が聞こえたのでそっちを見ると女の子がオベリスク・ブルーの男子にいちゃもんつけられているところだった。

 

「許して欲しけりゃ、カードを寄越しな! って、おい! こいつのデッキ、ワイトじゃねぇか!」

 

 珍しいとは思うが、それがどうしたんだろうか?

 

「まさか、そんな屑カードを使っている奴がいるとは思わなかったぜ。」

「か、返してください! お姉ちゃんからの贈り物なんです!」

 

 男は女の子の必死の訴えに嘲りの笑みを浮かべ、デッキを床にばらまいて、

 

「そんな屑カードは使えないようにしてやるよ!」

 

 右足でカードを踏みにじろうとするより早く、

 

「せいっ!!」

 

 俺の右足が男のシンボル目掛けフルスイングしていた。

 

「*>||+?}",@~#-[~~ $*.\~\.$%/^!!!!」

 

 激痛にのた打ちまわっている間に女の子のカードを広い集め、女の子に渡した。

 

「大丈夫?」

「は、はい!!ありがとうございます!」

「て、てめえ!! 何しやがる!!」

 

 男が噛みついてくる。まだ痛いのか、内股なのがかっこがつかない。

 

「それはこちらのセリフだ。カードを取り上げたり、踏みにじろうとするなんて、デュエリストとして最低だ。」

 

 俺の顔を見た男はニヤリと笑みを浮かべた。

 

「沖田士! 賞金首のカードをかけてデュエルしてもらうぜ!!

ただし、この女のデッキを使ってもらうぞ!!」

「そ、そんな!! 無理です!!」

「いや。やろう。ただし、デッキの調整をさせて欲しいから放課後にな。」

 

 俺の答えに男はニヤリと笑みを浮かべて去っていった。

 

「君。デッキを見せて。」

「あ、あの。良いんですか? 私のデッキなんかじゃあすぐに負けちゃいますよ。」

「良いよ。俺のデッキで勝てても君のデッキを認めようとしないだろう。」

 

 その答えに嬉しそうな笑みを浮かべる。

 どうやらこの子のデッキは純アンデッドの構成らしい。

 

「デッキの構成をちょっと崩すけどいい? えっと、」

「あ、あたしは水上香奈美です。デッキの方は構いません。」

 

 香奈美から許可をもらいデッキをいじくった。

 

 ○ ○ ○

 

「レディースエーンドジェントルメーン!! 長らくお待たせしましターノ!」

 

 事情をクロノス先生に話して審判を務めてもらったのはいいが、何故か全生徒、教員までその話が広まり、皆が見に来ていたりする。

 

「今日この場でデュエルは雑魚田蔵!」

 

 その言葉に対戦相手の男がデュエルリングにあがる。

 

「対するは沖田士!」

 

 俺がデュエルリングにあがると大半のブルー生からブーイングが鳴り響いた。

 

 ○ ○ ○

 

決闘(デュエル)!!』

 

「俺のターン! ドロー!」

 

 かなり良い手札だ。

 

「ワイトキングを攻撃表示で召喚!!」

 

 俺のフィールドにワイト達の王様が現れると大半のブルー生が俺を馬鹿にしたような目で見る。

 

「さらにカードを2枚セットしてターンエンド!」

 

士ライフ4000 手札3枚

伏せカード2枚

伏せモンスター0枚

ワイトキングATK0(1000×0)

 

「俺のターン! ドロー! そんな雑魚すぐに潰してやるよ!

電動刃虫を攻撃表示で召喚!!」

 

 男のフィールドにチェンソーで武装した虫が現れた。

 

「チェンソー・インセクトでその雑魚に攻撃!」

 

 伏せカードくらい気にしろよ?

 

「リバースカードオープン! 手札断札を発動! 全てのプレイヤーは2枚捨てて2枚ドローする!」

 

 ワイトキングと電動刃虫がぶつかりあい、拮抗している。

 

「な、何!」

「ワイトキングは墓地にあるワイトとワイトキングの枚数×1000がもともとの攻撃力になる!」

 

「だ、だが、その効果で得られる攻撃力も2000どまりのはずだ!」

「墓地に送ったワイトプリンスの効果発動! ワイトとワイト夫人を墓地に送る! そして、ワイト夫人も既に墓地に送ったワイトメアもワイトプリンスも墓地ではワイトになる! よって攻撃力は4000! ワイトキングの反撃! ホーンテッドラッシュ!」

 

 ワイトとワイト夫人を墓地に送ると、墓地からワイト達が飛び出して、電動刃虫を皆でフルボッコして墓地に戻った。ちなみにその光景を見ていた雪乃は恐怖で震えていたらしい。(田蔵ライフ4000-4000+2400=2400)

「電動刃虫の効果で1枚ドローする!」

「く。カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

士ライフ4000 手札4枚

伏せカード1枚

伏せモンスター0枚

ワイトキングATK4000(1000×4)

 

 

伏せモンスター0枚

伏せ1枚

田蔵ライフ2400手札4枚

 

「俺のターン!ドロー! 手札から魔法カード、強欲な壺を発動!2枚ドロー! ワンフォーワンを発動! 手札のワイトプリンスを墓地に送り、デッキからレベル1のワイトキングを特殊召喚!!」

 

 俺はデッキからワイト、ワイト夫人、ワイトキングをサーチして墓地とフィールドに置く。

 

「さらにワイトプリンスの効果発動! このカードとワイト2枚を除外してワイトキングを特殊召喚!! さらに異次元からの埋葬発動! 除外したワイト2枚にワイトプリンスを墓地に戻す! 手札から魔法カード生者の書禁断の呪術を発動! ワイトプリンスを特殊召喚して電動刃虫を除外! ワイトプリンスを生け贄に捧げレッドアイズ・アンデッドドラゴンを生け贄召喚! ワイトプリンスが墓地に送られたことでワイトとワイト夫人を墓地に送る!」「す、すごい。」

「ちょっと待って! 士の墓地にワイト、ワイト夫人が3枚ワイトメアが1枚、ワイトプリンス2枚あるわ!!」

「ということはワイトキングは攻撃力9000!」

『三沢君いたんだ。』

「最初からいたぞ!!」

 上から翔、明日香、三沢っていうラー・イエローの生徒の声が聞こえるが三沢なんていたか?

 

「バトル! ワイトキングでダイレクトアタック!! ホーンテッドラッシュ!」

「かかったな!! リバースカードオープン!聖なるバリア―ミラーフォース!」

 

 虹色の閃光がフィールドを満たす。

 

「はっ! てめえのデッキには強力なカードなんかねぇだろ!! 雑魚を踏み潰されるのを指を加えて見てるんだな!」

 

 勝ち誇ったような声を上げるが、その閃光が収まると無傷のワイトキング3体がそこにいた。

 

「てめえ! まさかイカサマを!」

「いや、ミラーフォースにチェーンでリビングデッドの呼び声を発動してワイト夫人を呼び出した。ワイト夫人はワイト夫人以外のレベル3以下のアンデッドを戦闘、効果から守る。この効果によりレベル1のワイトキングは守られた。」

 

 ワイトキングが墓地のワイト達を呼び出して攻撃をしかけた。

 

「ワイトキングのダイレクトアタック!! ホーンテッドラッシュ!」

 

 フィールドにいたワイトキング墓地のワイト達を呼び出して攻撃をしかけた。

 

「ラスト! ワイトキングのダイレクトアタック!! ホーンテッドラッシュ!」

 

 俺の宣言にワイトキングは墓地からワイト達を呼び出して攻撃をしかけた。

 

「そこまで! 勝者、沖田士なノーネ!」

 

 クロノス先生の言葉に明日香達は喜び、それ以外のオベリスク・ブルーは葬式か通夜みたいに暗くなっていた。

 

「お待ちください。今のデュエル士君の反則負けです。」

 

 その言葉に明日香達は落ち込み、逆にそれ以外のオベリスク・ブルーは我が事のように喜んでいた。

 

「鮫島。理由を聞いても?」

「自らのデッキをゴミのように扱い、高い攻撃力で反撃を許さないだけではあきたらず、決着ついた相手を傷つける。そこにリスペクトは感じられません。」

 

 その言葉にため息を吐いていた。

 

「鮫島はそう言ってますが、あなたはどう思いますか?」

 

 胸ポケットに入れといた携帯に向かってそう言うと、向こう側から答えが返ってきた。

 

「イヤ、鮫島の発言には正当性が何もない。反則負けにはならない。」

 

 その言葉に鮫島は顔を青ざめる。

 

「その声はオーナーですか!!」

「鮫島! このデュエル士の勝ちだ!」

 

 その言葉に鮫島は悔しそうに俺を睨んでいた。

 

 その日の晩、泣きついて来た雪乃と何故か泊まりに来た香奈美に抱きつかれ、明日香並みに豊満な双子の山の感触を堪能していた。

 

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