我が魂は真紅の眼と漆黒の龍と魔導少女 作:0・The Fool
「士さん! 大変っす!」
「大変なんだな!」
生徒や先生が少ないのは教室で首を傾げるなか、翔と隼人が駆け込んできた。
「翔。隼人。どうした? まるで、凡骨がアルティメットバーストを食らったみたいだぞ?」
「強靭! 無敵! 最強!
粉砕! 玉砕! 大喝采!
………って違うっすよ!」
のりがいいな。ボケかまして突っ込みをいれる翔にそう思った。
「皆が強制労働させられてるっすよ!」
翔の言葉に俺達は走り出す。翔の案内のもとコロシアムにたどり着くと、大勢の生徒が働かされていた。
「は~い♪ 皆ありがとね♪」
ニコニコ笑顔でアカデミアとは無関係な女性がアルバイト料を手渡していた。そして、俺達に視線を向けて声を上げた。
「ようこそ! 鍵の守護者達よ! 私はセブンスターズの1人タニヤ! 私の対戦相手は誰だ!」
「それはこの俺、三沢大地だ!」
三沢の名乗りにタニヤは満足そうに頷いた。
『
三沢とタニヤはそう宣言してカードを引いた。
「俺のターン! ドロー! 俺はハイドロゲドンを攻撃表示で召喚! カードを1枚伏せてターンエンド!」
三沢ライフ4000 手札4枚
伏せカード1枚
ハイドロゲドンATK1600
「私のターン! ドロー! 私はカードを1枚セット! さらにアマゾネスの剣士を攻撃表示で召喚!」
タニヤのフィールドに戦闘ダメージを相手に移す剣士が現れる。
「さらにアマゾネスの呪詛師を発動! エンドフェイズまで相手のモンスターの攻撃力を入れ換える!」
つまり、攻撃力1600のハイドロゲドンは攻撃力1500に、攻撃力1500のアマゾネスの剣士は攻撃力1600になるわけだ。
「アマゾネスの剣士で攻撃!」
タニヤの攻撃宣言にアマゾネスの剣士はハイドロゲドンを切り裂いた。(三沢ライフ4000+1500-1600=3900)
「カードを1枚セットしてターンエンド!」
三沢ライフ3900 手札4枚
伏せカード1枚
アマゾネスの剣士ATK1500
伏せカード1枚
タニヤライフ4000手札3枚
「俺のターン! ドロー! ハイドロゲドンを攻撃表示で召喚!」
その言葉に先ほど倒されたのと同じ種類の恐竜が現れる。
「ハイドロゲドンでアマゾネスの剣士に攻撃! ハイドロパニッシャー!!」
ハイドロゲドンの攻撃がアマゾネスの剣士を打ち倒した。
「しかし、アマゾネスの剣士は戦闘ダメージを相手に移し変える。つまり100のダメージを受けるのは三沢だ!」(三沢ライフ3900+1500-1600=3800)
「構わない! ハイドロゲドンは戦闘によって相手モンスターを破壊した時同名モンスターを特殊召喚する! 3体目のハイドロゲドンを召喚! ハイドロゲドンでダイレクトアタック! ハイドロパニッシャー!!」
「ムダだ! リバースカードオープン! カードブロック! ダメージを無効にして1枚ドロー!」
タニヤはそう言いながらカードをドローする。
「カードを1枚セットしてターンエンド!」
三沢ライフ3800 手札3枚
伏せカード2枚
ハイドロゲドンATK1600×2
伏せカード0枚
タニヤライフ4000手札4枚
「私のターン! ドロー! アマゾネスの吹き矢兵を召喚! 効果によりハイドロゲドンの攻撃力を500下げる!」
その言葉と共に放たれた吹き矢がハイドロゲドンにあたり攻撃力を弱らせた。
「さらにアマゾネスの里と一族の結束を発動!」
「んげ!」
なんてカードを使うんだ! いや、アマゾネスは攻撃性の高いデッキだけど若干打点が足りてない。その分をあれでサポートしているのか。
「一族の結束の効果に、より私の墓地のモンスターが戦士族1種類のため同じ戦士族のアマゾネスの吹き矢兵の攻撃力が800アップして、さらにアマゾネスの里の効果によりさらに200アップする!
アマゾネスの吹き矢兵でハイドロゲドンを攻撃!」
タニヤの攻撃宣言に吹き矢兵が放った吹き矢がハイドロゲドンを貫いた。(三沢ライフ3800-800-800-200-500+1600=3100)
「私はこれでターンエンド!」
三沢ライフ3100 手札3枚
伏せカード2枚
ハイドロゲドンATK1600
アマゾネスの里
アマゾネスの吹き矢兵ATK800+800+200
伏せカード0枚 一族の結束
タニヤライフ4000手札1枚
「俺のターン! ドロー! ハイドロゲドンを生け贄にエメラルドドラゴンを召喚!
バトルフェイズだ! エメラルドドラゴンでアマゾネスの吹き矢兵を攻撃!」
エメラルドドラゴンの輝きを放つブレスが吹き矢兵を倒した。(タニヤライフ4000-2400+800+800+200=3400)
「だが、ここでアマゾネスの里のもう1つの効果発動! アマゾネスと名のつくモンスターが破壊された事により、アマゾネスの吹き矢兵以下のレベルのモンスターを特殊召喚する! アマゾネスの吹き矢兵を特殊召喚!」
「1枚伏せてターンエンド!」
三沢ライフ3100 手札3枚
伏せカード2枚
エメラルドドラゴンATK2400
アマゾネスの里
アマゾネスの吹き矢兵ATK800+800+200
伏せカード0枚 一族の結束
タニヤライフ3400手札1枚
「私のターン! ドロー! 手札から魔法カード、壺の中の魔術書発動! 互いに3枚ドロー! そして、アマゾネスの吹き矢兵を生け贄に、アマゾネスの女王を召喚!
バトルだアマゾネスの女王でエメラルドドラゴンに攻撃! その瞬間手札から収縮発動! エメラルドドラゴンの攻撃力を半分にする!」
アマゾネス達を束ねる女王の攻撃宣言にエメラルドドラゴンは斬り裂かれた。(三沢ライフ3100-2400-800-200+2400÷2=900)
「だが、この瞬間伏せカードオープン! ダメージコンデンサー! 手札1枚をコストに、受けたダメージ2200以下の攻撃力のモンスター、オキシゲドンを特殊召喚する!」
「私は1枚伏せてターンエンド!」
三沢ライフ900 手札5枚
伏せカード1枚
オキシゲドンATK1800
アマゾネスの里
アマゾネスの女王ATK2400+800+200
伏せカード1枚 一族の結束
タニヤライフ3400手札0枚
「俺のターン! ドロー! 3枚伏せてマンジュゴッド召喚! 効果により、リトマスの死儀式を手札に加え、さらに一時休戦発動! 互いに1枚ドローして次の俺のターンまでプレイヤーへの戦闘ダメージは無効になる! ターンエンド!」
三沢ライフ900 手札3枚
伏せカード4枚オキシゲドンATK1800 マンジュゴッドATK1400アマゾネスの里アマゾネスの女王ATK2400+800+200
伏せカード1枚 一族の結束
タニヤライフ3400手札2枚
「私のターン! ドロー! リバースカードオープン! アマゾネスの意地! 墓地のアマゾネスと名のつくモンスターを特殊召喚する! アマゾネスの剣士を特殊召喚する! バトルだ! アマゾネス達でオキシゲドンとマンジュゴッドを攻撃!」
アマゾネス達の攻撃にマンジュゴッドもオキシゲドンもなす術なく倒される。
「私は1枚伏せてターンエンド!」
三沢ライフ900 手札3枚
伏せカード4枚
アマゾネスの里
アマゾネスの女王ATK2400+800+200 アマゾネスの剣士ATK1500+800+200伏せカード1枚 一族の結束 アマゾネスの意地(対象 アマゾネスの剣士)タニヤライフ3400手札2枚
「俺のターン! ドロー! 強欲な壺を発動! 2枚をドロー! さらに無謀な欲張り発動! もう1度ドロー!
………タニヤ。面白いデュエルだ。だけど、最後の最後で運は俺に味方したらしい。マンジュゴッドを召喚! 効果により儀式モンスター、リトマス死の剣士を手札に加える! 手札から死者蘇生発動! 墓地からハイドロゲドンを特殊召喚! さらにリビングデッドの呼び声! もう一枚のハイドロゲドンを特殊召喚! そして、装備魔法リビングフォッシル発動! 攻撃力を1000ダウンし、効果を無効にする代償に墓地からオキシゲドンを特殊召喚!」 ハイドロゲドン2体とオキシゲドンだと? まさか!
「ボンティングH2O発動! ハイドロゲドン2体とオキシゲドンを生け贄にウォータードラゴンを召喚! さらにリトマスの死儀式を発動! 手札の溶岩魔神ラヴァゴーレムを生け贄にリトマス死の剣士を儀式召喚!」
「3体のモンスターを召喚して見せたのは驚いたが、それでも攻撃力が足りないぞ!」
「それはどうかな?バトルフェイズだ! ウォータードラゴンでアマゾネスの女王を攻撃!」
「残念だったな! 伏せカードオープン! 立ちはだかる強敵! 三沢の攻撃は全てアマゾネスの剣士が引き受ける! そして、アマゾネスの剣士は戦闘ダメージを相手に押し付ける! 勝負あったな!」
自身が発動したカードに勝利を確信する。しかし、ウォータードラゴンはアマゾネスの女王に攻撃する。そのアマゾネスの女王のは………0!
「ど、どうして、アマゾネス達の攻撃力が0なのだ! どうして、ウォータードラゴンがアマゾネスの女王に攻撃した!」
「タニヤ! その答えは俺のフィールドにある! 立ちはだかる強敵にチェーンでDNA移植手術に暴君の威圧を発動していた! DNA移植手術はフィールドのモンスターの属性が俺の指定した属性、炎属のみになる! そして、暴君の威圧はマンジュゴッドを生け贄にウォータードラゴンにそのトラップ以外の効果を受けないという効果を付与する!」
そして、ウォータードラゴンは炎属、炎族のモンスターの攻撃力を0にする。そして立ちはだかる強敵はモンスターに効果を作用する効果故に暴君の威圧により効果を受けないため影響を受けなかったわけだ。(タニヤライフ3400-2800+0=600)
「リトマス死の剣士はフィールドに永続トラップがあるとき攻撃力を3000になり、またトラップの効果を受けない!
リトマス死の剣士でアマゾネスの女王を攻撃!」
三沢の攻撃宣言にタニヤのライフは0になった。(タニヤライフ800-3000+0=-2200)
「ヌワッハッハッハ! 俺、最強!!」
タニヤのライフを0にした瞬間、三沢はVサインを決めていた。
「私の敗けだ。楽しいデュエルだったぞ。三沢よ。」
そう言ったタニヤの体は透けていき完全に姿を消した。