ストライクウィッチーズ 明日と昨日を繋ぐ魔女   作:乾操

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遂に最終回です(一応)。
最終話の簡単な試作は以前から既にあったので、このように早めの投稿となりました。

では、不満な方もいるかもしれませんが!お楽しみください。


誤字脱字、見つけたらきっと幸せになれますよ。


最終話.時を越えて……

ズウゥゥン……。

大和の主砲の発射音は地中海の空気を震わせた。

扶桑が誇る46センチ砲は絶大的だ。それがビームとなるのだから、威力は更に上がる。

図太いビームはネウロイの巣に突き刺さった。坂本渾身の一撃は堅い巣の外殻をいとも簡単に砕いた。

「あっ!」

誰かが、声をあげた。それと同時に、ヴェネツィア上空の雲は凄まじい爆発音と共にザアッと晴れ、ネウロイを倒したときに発生するあの光の粒子……いつもの数十倍にもなるであろうそれがスコールのようにヴェネツィアの空を照らした。

「ネウロイの反応、消滅しました……」

サーニャが報告をする。作戦は成功した。しかし、素直にそれを祝福する人間は一人もいなかった。

あの爆発である。大和と言えど、ひとたまりもない。

全員の視線が砕け散ったネウロイの巣へと向けられていた。

「……任務は終了よ……帰還します。一時解散」

そう言うミーナの声はひどく小さかった。泣くことが出来ないのだから、辛いだろう。

上官から命令を受けた面々は帰還のための準備に取りかかった。嗚咽を堪える声は聞こえるが、それ以外誰もが無言だった。

(苦い勝利だ……)

加織はそう思った。

加織の記憶では、坂本はこの大戦を生き延びた筈だ。

(まさか、思い違いかな……悲しい思い違い……そんなことって……)

そう思った時だった。無線がにわかに騒がしくなった。

『おい、あれは……』

『確認しろ……確かなのだな……』

全ての艦が何かを口々に言っている。その混雑具合から初めは何が起きているのか分からなかったが、芳佳が巣のあった空を指差して声にならない叫びをあげた事で、全員がその事態を察知することができた。

「大和が無事だ!」

歓声が上がった。ヴェネツィアの空に漂う煙とネウロイの破片から大和が無事な姿を見せたのだ。

「大和が無事なら、少佐も無事だ!」

先程まで傷心の涙を流していた少女たちはそれを喜びの涙に転化させた。今までにない、最高の勝利だ。

が、その歓声は、すぐに凍りついてしまう。

「まって……おかしいわ、大和のネウロイ化が解けてない……」

気が付いたのはミーナだった。大和がネウロイでいられるのは十分ほど。もうそれはとうに過ぎている。

サーニャの魔導針がキュイイン、と反応を示した。

「ネウロイの反応復活……大きいです!」

「そんな、まさか……」

嫌な予感は的中した。

煙が晴れたとき、そこから現れたのは大和だけではなかったのだ。

ネウロイのコア……超巨大な、赤色の結晶体であった。

 

ネウロイは倒せていなかった。その事実は将兵たちを大いに動揺させた。

「照準合わせ!撃て!」

ロマーニャ海軍の戦艦が火を吹く。ロマーニャ海軍は対ネウロイ弾を装備していたのだ。いくらでかかろうとコアはコア。戦艦の主砲には耐えられるはずがない。

だが、その砲弾がコアを微塵に粉砕することはなかった。砲弾が寸前で止められたのだ。

「何だ!?」

「艦長、ネウロイがシールドを張っています!砲弾着弾しません!」

 

「そんな、ネウロイがシールドを!?」

今までに無いことだった。シールドは魔法力を持つウィッチだからこそ展開できる代物なのだ。

「ネウロイが、魔法力を持ってるって?」

「違います!」

リーネは目を凝らした。固有魔法で視力をあげたのである。そして、彼女の目に写ったのは半身をコアに取り込まれた坂本の姿であった。

「坂本少佐の魔法力を、ネウロイが使っているんですよ!」

「坂本さんの魔法力はもう殆ど無いのに……?」

坂本はネウロイに必要とされたのだ。ネウロイは砕けた破片を再集結させて、自分と同じ形の小型ネウロイを産み出した。

小型ネウロイは見た目によらず図太いビームを吐き出し、手近にあったロマーニャの巡洋艦を一撃で沈めた。その威力の高さに戦慄が走る。

「ミーナ中佐!少佐き救出しませんと!」

坂本のことを敬愛するペリーヌは真っ先にそう意見具申した。他の面々もそれには全く同意だが、ミーナは指揮官としてそれを易々と許可するわけにはいかない。

「駄目よ……私たちには戦えるだけの魔法力はないの」

「そんな……」

ミーナとて断腸の思いである。しかし、艦隊は既に撤退の態勢に入っており、ユニットも格納されてしまっていた。

全員が顔を伏せる。全く、なんと無力なことか。

その時、あることに気が付いた芳佳が加織にそっと囁いた。

「加織ちゃん……お願いがあるの」

 

天城の艦橋は通夜ムードである。

「よもやネウロイがシールドを使うとは……」

「艦長」

「我々人類のなんと無力なことよ……」

杉田は軍帽の鍔をクイッと引き下げ、顔を隠した。本国で受ける処分などどうでもいい。ただ、ネウロイに勝てなかったことが悔しくて堪らないのだ。

そんな中、副長が異変に気付きすっとんきょうな声をあげた。

「艦長!」

「何事かね?」

「中央エレベーター動いています……!」

杉田を始め艦橋要員たちは飛行甲板が見える位置に殺到した。確かに、中央エレベーターがせり上がってくるのが見える。

「誰かいるのか?」

そして、エレベーターに乗って上ってきたのは彼らの良く知る人物だった。

 

「芳佳ちゃんに加織ちゃん!?」

エレベーターに乗ってきた二人を見て悲鳴のような声をあげたのはリーネだった。彼女は二人が何をしようとしているか理解したのだ。

「駄目だよ二人とも!」

リーネの叫びを理解したミーナは「馬鹿なことはやめなさい……」と制止しようとした。だが、その声は小さく些か自信無さげである。

「馬鹿なことかも知れないけど、私は坂本少佐を助けにいきます!」

芳佳の目には決意の炎が燃え盛っていた。こうなった彼女を止めることが不可能に近いことはここにいる全員が知っている。

「佐藤さんまで……佐藤さんも、もう戦えるだけの魔法力は……」

「魔法力は有ります。後方で援護をしていたので、それほど消耗はありません」

加織の決意もまた堅いものだった。

本当に、そっくりである。

「私、芳佳ちゃんに賭けてみようと思うんです……ウィッチに不可能はないのでしょう?」

ウィッチに不可能はない……坂本だけでなく、彼女の教官にも耳にタコが出きるほど聞かされた言葉だ。

「言うようになったな、()()め」

「なんかカッコいいねぇ」

バルクホルンとエーリカが笑いながらそう言う。

「でも、飛べたとしてもあのネウロイを倒すことは出来ないわ」

「出来ます!真・烈風斬があれば……」

ミーナに問われて芳佳が口にしたのは坂本の追い求めた必殺の一撃だった。

「あ、あれは少佐の技ですわ!」

「やってみなければわからないよ!」

そう叫ぶと芳佳は魔法陣を展開した。それは、魔法力を消耗しているとは思えない大きさであった。

「発進!」

芳佳はボルトを外して滑走した。しかし、疲労で魔法力が安定しないらしくユニットを甲板に接触させて火花を散らしていた。

「くっ……!」

このままでは彼女が飛ぶことは出来ない。だが、彼女にはもうひとつ翼がある。

「芳佳ちゃん!」

芳佳の身体がフッと軽くなった。加織がジェットエンジンを吹かして芳佳の胴体を抱き上げた。

「加織ちゃん!?」

「舌噛まないように歯ァ食いしばって!」

加織はそう言うとグンと一気に加速を掛けた。二人の高度はみるみる上がっていく。

「ホント、扶桑の魔女って……」

ミーナは飛行機雲を見つめながらそう呟いた。そんな彼女にバルクホルンが同意する。

「全くだ。本当に、馬鹿な連中だ」

しかし、そう言う彼女の手には二挺のM42がしっかりと握られていた。

「……!?トゥルーデ、あなた……」

見ると、バルクホルンだけでなく、皆がユニットを履いて各々の武器を手に持っている。

「にしし、実は私たちも馬鹿なんだよ」

エーリカは明るく笑いながらそう言った。

「でなきゃ、命張って戦ってないよ」

彼女の言葉にエイラとサーニャも頷いた。

「ミーナ中佐も馬鹿の仲間入りしないカ?」

「きっと素敵ですよ」

ミーナは思った。

嗚呼、なんて馬鹿な仲間たちなのだろう。きっと、美緒の教育のせいだ。

ならば、美緒にはしっかりと責任を取ってもらわなければなるまい。

 

高速で大和に向かう二人の前に数多のネウロイが立ちはだかった。

「うんっ!?」

加織のストライカーの性能があればネウロイのビームを避けるのも容易い。そして、抱き抱えられる形の芳佳が機関銃で敵を落とすのだ。しかし、それも何時までも持つわけではない。

「くっ、厚い!」

「加織ちゃん、どうする!?」

いくら高速のジェットストライカーといえど、壁のようなネウロイの集団を破るのは不可能である。ミサイルも、先の戦闘で撃ち尽くしてしまった。

「後少しなのに!」

彼女は呻いた。

どうしても、どうしてもこの先へ行かなければならない。

(私は、この歴史を見届けなければならないんだ……!)

だが、ネウロイにとってはそのようなことなど全くどうでもいい事であり、その無慈悲な赤い輝きは二人を葬ろうと光っているのだ。

二人の前にネウロイがグンと立ちはだかった。

「しまった!?」

しかし、そのネウロイがビームを放とうとした瞬間、対装甲弾がネウロイの身体を砕いた。

「!?」

二人は振り替える。そして、その視線の先にいたのは九人の仲間たち、家族の姿だった。

「芳佳ちゃん、加織ちゃん!頑張って!」

「わたくし達だって、撃つことぐらい出来ますのよ!」

九人の放つ怒濤の段幕はネウロイの防壁に大きく穴を掘っていった。

「私たちで突破口を作るから、二人はそこをぶっ飛ばしてけ!」

「よーしかー!かーおりー!ガンバレー!」

シャーリーとルッキーニも楽しそうに叫ぶ。そこにいる皆が、二人のことを応援していた。

(温かい……)

加織は熱を感じた。胸の奥から沸き上がる、熱い血流である。

「行こうっ、芳佳ちゃん!」

「うん!」

加織は芳佳を抱えたまま大和に向かって突撃した。嵐のようにネウロイが襲いかかるが、それを仲間の放つ嵐のような弾幕が粉砕していく。

「……見えた……烈風丸!」

烈風丸は大和の甲板に垂直に突き刺さったままであった。

芳佳は加織の手から離れると機関銃を棄てて突き刺さった烈風丸に取りついた。柄を握り、力の限り引き抜こうとする。

「ぐぅ……うう!」

烈風丸はネウロイ化した大和と融合しているのか、なかなか抜けない。

「ぬ、抜けない!」

しかし、飛び立つときそうであったように、やはり彼女は一人ではない。

加織もやって来て一緒に柄を握りしめた。

「せえので引き抜くよ……せぇ、のっ!」

あらんかぎりの力を込めた。ストライカーユニットの力も利用して、烈風丸を引き抜こうとする。

「あああああああああ!」

そして、遂に、二人の力を受けた烈風丸はネウロイの呪縛から解かれて美しい刀身を顕し、大和から引き抜かれた。

「いけぇぇ!芳佳ちゃん!」

芳佳は烈風丸を握りしめて鬨の声をあげながらネウロイのコアに突貫した。

その声に坂本が目を醒ます。

「ぐ……み、宮藤!」

「坂本さん!」

烈風丸は蒼白い光を纏う。

(烈風丸!私の魔法力すべてをあげる!だから……私に撃たせて!)

彼女は烈風丸を大きく振りかざした。刀身の光はますます強さを増し、ついに巨大な光の刀を形成した。その光はきっと数十キロ先からでも見えたであろう。

芳佳は、突撃する。

「烈!」

ネウロイがシールドを張った。坂本が何かを叫ぶ。

「風!」

彼女はこれをいとも容易く引き裂いた。そして、

「斬!」

光の刀はネウロイを切り裂いた。ネウロイは身をよじらせるような怪音を発し、それわ地中海全域に響き渡らせた。

そしてついに、ネウロイは今度こそ、完全に崩壊し、光の欠片と化した。

 

 

 

 

その時だった。ちょうど、ネウロイが芳佳の真・烈風斬に切り裂かれた時だった。

時が止まったのだ。まるで、時の流れの中からその部分だけ切り取り出されたかの様に。

加織は、その止まった時を感じながら、いよいよ別れであることを悟った。身体を心地よい浮遊感が包んでいる。

(私は今、浮いているんだ……)

「加織ちゃん」

名前を呼ぶ声がした。芳佳だった。彼女の足にはもう、ストライカーユニットは無く、ふわふわと浮かんでいる状態だった。

加織は、そんな芳佳の元へ泳ぐように行った。

二人の少女の心境はこのような非現実において驚くほど落ち着いていた。もう、全てを理解しているのだ。

「もう、行っちゃうんだね」

「うん……なんだか、呼ばれてるみたいなの」

「あはは、なんだか、寂しくなるね……」

芳佳の言うことはもっともである。約二ヶ月という短い期間でありながらも、加織は確かに彼女たちと戦ったのだ。

「短い間だったけど、楽しかったよ。私は……」

加織は自分の声が若干上ずっていることを知覚できた。それは芳佳にも同じことである。

「加織ちゃん、これ、持っていって」

そう言うと芳佳は自分の右手にしっかりと握りしめた烈風丸を加織に手渡した。

「いいの?坂本少佐のでしょ?」

「坂本さんは分かってくれるよ。だって、加織ちゃんにはこれからこれが必要になるんだもの……そう、感じるんだ」

加織の手に渡った烈風丸はやはり美しい刀だった。磨かれた刀身が加織の顔を写す。

「……もう行かなきゃ。皆によろしくね」

うん、と芳佳も答える。

「また、五十年後」

「うん、五十年後……」

加織はいつかそうであったように、視界がぼやけてくるのを感じた。目の前の芳佳の身体が輪郭を残すのみになって消えていく。それでも、身体を温かい感触が包み、彼女の心を落ち着かせた。

彼女の顔は笑顔だった。良く見えないがきっと、それは芳佳にも同じだろうと思った。

明日への微笑みはあっても、涙は無いのだ。

 

 

行くときはあまり感じなかったことだが、帰るとなると彼女は時の流れをその肌に感じることができた。

あの後、大和のネウロイ化については秘匿されたのだ……この事を知るのは一部の人間と、加織だけである。つまり、彼女もまた歴史の証人となったのだ。

だからといって、彼女がその事をどうにかするわけではない。タイムスリップという不可思議な現象が彼女を覆ったのはそのためではないのだ。

彼女の手には、烈風丸がある。

芳佳から手渡された、烈風丸だ。

その烈風丸と、加織自身の胸に輝く光が、彼女がタイムスリップをした理由なのだ。

彼女は霧の中に五十年という時を見た。

戦争が終わり、街は復興して、生き残った人々はその逆の人々を弔いながらこれから始まる長い時の流れをさらに生きていくことを心に誓う。それにともなって人々の意識のレベルも高まり、今までなかったような偉業をも成し遂げさせた。

……悲しい出来事もあった。ネウロイがいなくなり、人類同士の争いも所々で始まった。それでまた人々が死に、生き残った人々が建て直していく……。

希望と不安に満ちた五十年。

そして、その半世紀の最後、声が聞こえてきた。

『ダァ……ダァ!』

赤ん坊の声……そして、それを包み込むような優しい人々の声……。

『母さん、この子の名前、付けてやってくれよ』

『お義母さん、可愛い名前にしてくださいね』

男性と、女性の声……。

『そうさねぇ……』

年老いた、女性の声……。

それぞれの声を聞いた加織の瞳は熱くなった。

それと同時に、視界の靄も晴れてきて、世界がはっきりと見えるようになってきた。

「う……ん……!」

彼女の目に飛び込んできたのは、東京湾……間違いなく、1995年の東京湾……煌めく閃光、そして……。

「あれは、ネウロイ……!」

扶桑軍と超大型ネウロイが戦っていた。

(呼び戻されたのはアレが理由かっ!)

全ては、この時の為だったのだ。彼女はついに本来の成すべき事に直面したのだ。

彼女は、色々なことを考えた。

教官たちに居なくなったことを謝らなければならない。いろんな人に謝らなければならないだろう。お母さんとお父さんも心配していたことだろう。

そして、全ての用事が終わったら、自分をウィッチへの道に進ませてくれた祖母にお礼を……五十年越しのお礼を言おうと思った。

それらは全て未来のことだ。なんの確証も持てない未来。しかし、加織はその未来が楽しみでならなかった。

彼女には烈風丸と、時を越えて引き継いだ光がある。

それだけで、十分であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルス作戦の後、結局部隊は解散となった。だが、皆の顔は晴れ渡っている。

「この基地にも世話になったな」

基地を離れる日、荷物をまとめた坂本は、ウィッチ全員と外に出て大きな基地を見上げた。そして、その皆の前に、一冊の本を出した。

「あっ」

「これ、加織ちゃんの持ってきた……」

本の表紙には扶桑語で『世界のエースたち』と書かれている。ここにいる全員の未来が書かれた本だ。

「佐藤が、これを置いていってしまった」

坂本が微笑みながらそう言う。それに対して、そこにいた全員が何をするべきなのかを理解した。

バルクホルンが鞄からマッチを取りだし、芳佳に黙って手渡した。

「あーあ、ちょっと読んでみたい気もするナ」

「エイラ、将来は分からない方が面白いのよ」

「そうですわ……宮藤さん、お願いしますわね」

皆に促された芳佳はコクンと頷くと、マッチに火を点けて坂本が手にする本にそっと近付けた。すると、火は一気に本全体に燃え広がり、坂本の手離れてちチリチリと燃えながら宙に舞った。

「加織ちゃん、元気かなぁ……」

「大丈夫だよ芳佳ちゃん。また、会えるよ」

本はバラバラと分裂し、みるみるうちに燃え尽き、紺碧の空に吸い込まれていく。その姿は、本当に美しいものだった。

少女たちはそれを見ながら、それぞれの未来に思いを馳せた。きっと、生きているうちに加織の時代にも巡り会うことだろう。そしてそれは遠い未来のことではない。

五十年という時は、そんなに長くはないのだ。

 

 

 




一応、この小説はこの話をもって終わりとなります。どうにか完結できたのも、読んでくださった方々全員のお陰です。本当にありがとうございました。
終わり方や、話の運びに不満がある方もいらっしゃるかもしれませんが、今持てる力を出しきりましたので(だしきった、かなぁ)、どうかご容赦ください。

あとがきの場を借りて、少し反省点。

・加織の影が終始薄かった。
 歴史の傍観者的立場にしようとしたら、ただの影が薄い人になりました。なんだよこのオリ主。
・加織の成長物語のはずなのに、いまいちそれが分からない。
 歴史改編ものにしなかったのはこれが理由なんですが……チクショウ!
・不十分な考察
 名前は出しませんが、指摘してくださった方、すみません、まだ一部直してないです。許してください。
・意味不明な心理描写
 これは友人(サーニャを自分のものにしてたヤツ)の談。夢のシーンとかが意味不明だったそうです。でも、ただそれっぽいだけではなく、ちゃんと意味はあるのです。なんかすみません。


キリがないので終わり。
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