ストライクウィッチーズ 明日と昨日を繋ぐ魔女   作:乾操

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最近ようやく手に入れました。
この二次を書いてた頃から欲しかったので、念願が叶った次第です。
HGUCジムスナイパーⅡ。
中々買う機会が無かったもので。


とまぁスト魔女関係ないお話でした。
今回も誤字脱字を発見した方にはもれなく良いことがあります。たぶん。


8.飛び立つは果てしなき蒼空 (後編)

その日の昼、ミーナは部隊の全員をブリーフィングルームに集めた。何やら知らせがあるらしい。

「全員集まったわね?」

彼女は部屋を見回して全員いることを確認すると、一つ咳払いして話し始めた。

「先程、連合国軍司令部からロマーニャ地方の戦力強化のため、大和を旗艦とした艦隊が此方に向かっているとの連絡が入りました」

「いよいよか……!」

坂本が何やら染々と頷く。室内にいる何人かも溜め息をついたり目を瞑ったりしていた。

加織、芳佳、リーネはこれが何を意味するのかをイマイチ理解できず(ルッキーニも同様のようだった)、リーネは大和について小声で扶桑人の二人に尋ねた。

「私横須賀で見たことあるよ。スッゴく大きいんだ」

「私も、修学旅行で広島に行ったとき」

中学三年生の時、呉の海軍博物館へ行ったのだ。そこで見た大和はとても大きく、まるでお城だと思ったものだ。

「加織ちゃんの時代だと大和はもう動いてないの?」

「うん。私が生まれるずっと前に退役したよ」

加織は実際に航行している大和を見たことはない。戦艦の時代は終わり、今の海戦の主力は空母を中心とした機動部隊なのだ。そもそも、海戦自体が起こりにくくなっている。

かつては扶桑海軍の誇りであり象徴と呼ばれた戦艦大和も、彼女の時代では単なる展示品である。

(ちょっと寂しい感じかな)

このとき、彼女はふと、一つの疑問を抱いた。

(あれ……大和って、ロマーニャの作戦に参加してたっけ……)

ミーナは大和が来る理由を「ロマーニャの戦力強化のため」と言った。しかし、彼女の知っている歴史の教科書には大和は「カールスラント奪回のため派遣された」となっている。

(どういうことだろう……)

そんな加織の疑問を遮るように、部屋にあった電話のベルがけたましい音をたてた。ミーナが素早く受話器を取り、応答する。

「はい、こちら501……何ですって!?」

彼女は受話器を置いてこちらに振り向いた。

「大和で事故だそうよ」

「何!?」

ブリーフィングルームに軽い衝撃が走る。どうも、艦内で爆発事故が起き、医師の派遣を要求しているのだという。

「二式大艇を送るか?」

「すぐに準備させるわ」

坂本とミーナは手際よく医師派遣の打ち合わせを済ませた。しかし、

「私に行かせてください!」

一人、大和に向かうことを主張する者がいた。宮藤芳佳である。

「飛ぶくらいや、怪我人の治療は出来ます!」

彼女の目は行かせて欲しいと嘆願していた。このまま役に立たないことになってしまうのが死んでも嫌だったのだ。

「私も行きます、包帯くらいは巻けます!」

「私も、治癒魔法を使えます!」

そんな芳佳に続き、リーネと加織も大和派遣に立候補した。二人とも芳佳一人に行かせることを不安に思ったのだ。

坂本とミーナは三人の言ったことを少し考えた後「いいぞ」と許可した。

「但し、無茶はしちゃだめよ……」

彼女の言葉には優しさの他に何かを危惧するような色も含まれていた。

 

 

大和に向かう道すがら、芳佳のストライカーユニットが幾度と煙を吐いていた。飛行も安定せず、自他共々、前より悪化していることが手に取るように分かった。

「芳佳ちゃん、大丈夫?」

加織が声をかけると芳佳は「平気!」と言ってバランスを崩す。

そんなこんなで大和に着くまでの間加織とリーネは身体に悪い緊張を続けた。

「あっ、ほらあれ!大和だよ!」

大和の巨大な影が三人の目に飛び込んできたのは基地を飛び立って一時間と少し経った頃だった。その姿は加織がかつて呉の海軍博物館で見たものとは違い、確かな誇りと力の象徴であった。

「大きいね、まるでお城みたい」

リーネの表現は的確と言えるだろう。

巨大な城のような艦橋塔の頂上には指令室がおかれており、そこから何人かの人が此方に手を振っているのが見えた。

 

三人は艦の後部格納庫に着艦するように言われ、着艦してユニットを固定すると一人の士官がやって来て、直ぐ様三人は引っ張られるように怪我人の眠る大部屋に連れていかれた。

食堂の水密扉を開けると、その部屋は本来あるべきテーブルや椅子の代わりに十数人からなる怪我人のが横たわっていた。部屋の中は窓が空いているとはいえ血生臭く、怪我人の呻き声だけが聞こえていた。

「ひどい……」

三人は少し呆然としたが、直ぐに自分を取り戻して治療にかかる。芳佳と加織は治癒魔法で、リーネはその手伝いである。

「一番重篤な人は?」

芳佳が訊くと白衣を血に染めた医務士官が「こいつだ」と足下で呻く患者を指差した。

「我々には手に負えん……頼む」

その患者は下腹部を大いに痛めており、血も止まる気配を見せなかった。

「わかりました……」

彼女は患者の患部に手を翳した。彼女の両手が青白く、優しく光を放ち、呻く患者を癒していく。

「ここれが、ウィッチというものか……」

医務士官は安堵と驚きから帽子を外して胸元を扇いだ。

加織とリーネはそれを見ながら少し不思議がる。

(芳佳ちゃんは、魔力が無くなったり不安定になっているわけではないんだ)

彼女の行う治癒魔法は非常に強力で安定し、みるみる患者の血を止めているのが分かる。もし飛べなくなってきているのが魔力の枯渇や不安定に因果するのであれば、このようなことが出来る筈がない。

「……私たちも治療しよう」

加織は胸に何か釈然としない痼のようなものを感じた。しかし、今は目の前の患者を治療することに専念する必要がある。

 

 

治癒魔法を使えるウィッチが二人いたこともあって、患者の処置は一時間ほどですべて完了した。先程芳佳が治療した患者も落ち着いた寝息をたてて清潔なシーツの上で寝ている。

「助かりました。我々だけではどうすることも出来なかったでしょう」

医務士官は三人の活躍を労ってくれた。

「ロマーニャに着いたら彼らを入院させるのだね?」

「はい」

「うむ……食堂で料理長が君たちの為にアイスクリンを作ってくれているから、食べてくるといいよ」

「わあ、ホントですか?」

アイスクリンは加織の時代にはアイスクリームと呼ばれている。

加織にとってはコンビニにいくらでも売っているアイスクリームであるが、芳佳などにとってアイスキャンディなどの氷菓子でないアイスクリームは高嶺の華でそうそう食べられるものではなかった。

「ありがとうございます!」

「我々からのささやかなお礼さ」

医務士官は明るく笑った。

 

 

「そうか、なんとかなったか」

艦橋で患者が全員助かったという報告を受けた杉田大佐は安堵の溜め息をついた。

「またも宮藤さんに助けられたな」

彼は数度宮藤に窮地を救われていた。

「今度は何を贈りましょうかねぇ」

「ハハハ……」副長の言葉に彼は朗らかに笑う。「確か、前は扶桑人形だったな」

艦橋の中は和やかな雰囲気だった。安全海域での航海である。特別憂えることは無かったのだ。

しかし、その空気も電探室からの連絡で一瞬で緊張に満ちたものとなった。

「電探室から連絡!六時の方向に大型ネウロイの感あり!」

「なに?もう一度確認しろ!ここは安全海域だぞ?」

副長に命ぜられて連絡員はもう一度問い合わせたが、帰ってきた答えは変わらなかった。

「勘づかれましたかね……」

「わからん。ただ言えることは、ネウロイとここで戦わなければならないということだけだ。全艦、戦闘配置!」

杉田の命令は無電や伝声管を通じて他の艦や大和艦内に伝えられ、けたましいサイレンが鳴り始めた。

その放送は食堂にいた三人にもよく聞こえた。

「まさか、ネウロイ!?」

「行こう、リーネちゃん、加織ちゃん!」

三人は料理長にアイスクリンの礼を述べるとユニットの格納されている後部格納庫へ向かった。

 

「敵、射程内!」

「主砲発射用意!」

大和の主砲は46センチという世界最大の口径を誇る。その砲の威力のほどは発射時の衝撃波で砲塔脇に置いてあった鶏が消滅したという逸話から伺える。

衝撃波で人を殺せるのだ。主砲の命中を受けたネウロイがひとたまりも無いのは明らかである。

「撃ちかた始めー!」

「てェー!」

砲術長の号令で前方六門の主砲が一斉に火を吹く。砲弾はキュルキュルと音をたてて飛翔し、ネウロイの装甲を簡単に粉砕した。

「次弾装填!……やったか?」

艦橋にいた全員がそれを確信していた。

だが、しかし。砲弾の硝煙の中から現れたのは凄まじいスピードで損傷を回復するネウロイの姿であった。

 

格納庫に着いた三人は一斉にユニットへ脚を入れた。そして、魔法陣を展開してユニットを起動させる。

「あ、あれ?」

しかし、芳佳のユニットだけは起動すらしなかった。チラチラとプロペラの光が出現するばかりで、後は煙を吐き出すばかりである。

「芳佳ちゃん、大丈夫?」

「ち、ちょっと待ってね……」

芳佳は魔力を絞り出そうとする。だが、彼女の思うようにユニットは何時ものように唸りをあげず、虚しい時間が過ぎていくばかりである。

『高雄、大破!』

艦内には芳しくない戦況を伝える放送が流れる。このままでは、大和が攻撃を受けるのも時間の問題である。

「加織ちゃん!」

リーネはわたわたする加織の手を取った。

「何!?」

「行こうっ、加織ちゃん!」

彼女はそのままエンジンの出力をあげて加織を引っ張るように格納庫から飛び立った。後ろからは芳佳の呼ぶ声が聞こえる。だが、リーネはそれを振り切るかのように加速した 。

「リーネちゃん!芳佳ちゃんが!見棄てるの?飛べないからって!」

「そんなわけ無いでしょう!……私ね、少し分かったの、芳佳ちゃんが飛べない理由」

「えっ?」

そういう彼女の目は確信に満ちた光があった。

「芳佳ちゃんは魔法力が切れたりしたんじゃなくて、強すぎるんだよ、きっと……」

「強すぎる?」

「魔法力が強すぎるから、ストライカーユニットが受け止めきれないんだよ」

加織は思わず「そんな馬鹿な」と呟く。が、事実芳佳は治癒魔法を難なく使えていた。もしリーネの言っていることが本当であれば、辻褄は合う。

「だからね、加織ちゃん……私たちは芳佳ちゃんが思いっきり空を飛べるまでその分も戦わなくてはならないの……」

 

 

「くっ……うう……」

芳佳はなんとかストライカーユニットを動かそうと雑巾を絞るかのように魔法力を送り込んだ。しかし、そうすればするほどポンポンと黒い煙を吐くばかりである。

「なんで……なんで動いてくれないの……」

芳佳には分かっている。リーネと加織はこの艦隊を守るために自分を置いて飛び立っていったと。だが、こんな海の中心に来るようなネウロイだ。二人だけでは苦戦することだろう。

戦う人数が一人増えただけでも、戦術の幅はぐんと広がり戦いやすくなるものだ。

だから、芳佳は飛ぶ必要があった。

シールドだけは人一倍自信がある。いくら大きなネウロイのビームも防ぐ自信がある。だが、リーネや加織はどうだろう?

二人とも素晴らしく優秀なウィッチだが、シールドをいくらでも張れるわけではない。艦隊が離脱して攻勢に出ようとしても魔法力を使いきってしまっていることだろう。

「飛ばなきゃならないのに!」

このままでは、誰も護ることができない。

かつて別れ際に父は言った。その力を使って、たくさんに人を護りなさい、と。そして芳佳は約束したのだ。去年坂本の誘いにのって欧州へ渡ったのもその一心だった。

「それなのに……私誰も護れない……」

彼女の目から大粒の涙が溢れた。空を飛べなくなったら私はどう存在すればいいのだろう。今では仲間たちと空を飛ぶことが、そして護ることが彼女の存在意義だったのだ。

「私、もう飛べない……」

彼女は首をうなだれた。絶望と悲しみが胸を覆った。思考が混濁して、心臓が締め付けられるようだった。

 

……芳佳……

それは、幻聴だったのかも知れない。

だが、うちひしがれる芳佳にはその優しい声は確かに聞こえていた。

「……お父さん……」

 

……芳佳、お前は飛べなくなった訳じゃないよ……

 

父の声はあの別れの日に聞いたものと変わりなかった。芳佳はそれに安心したが、だからと言って彼女の絶望が希望に転化することはない。

「お父さん、お父さん……なら、なんで私は飛べないの?今すぐにでも飛んでリーネちゃんと加織ちゃんに加勢したいのに……」

ああ!私に翼があったなら!ユニットが無くとも今すぐに飛んでいけるのに!

 

……お前は翼を持っているよ……いや、これから新しく持つんだ……

 

「……!」

芳佳は、ハッとした。そして、ユニットから飛び出し格納庫の奥へ駆けた。

何が彼女にそうさせたのかは分からない。ただ、彼女はこの奥に自分を再び蒼空(そら)

へ羽ばたかせてくれる翼があると確信したのだ。

薄暗い格納庫の奥、シャッターの降りた区画がある。芳佳は迷わずレバーを入れてそのシャッターを開けた。

「これが……!」

果たして、それはそこにあった。

従来とは違い、大きな翼を上向きに取り付けた異質な、それでいて美しく、力強いフォルム。

それが、宮藤芳佳の新しい翼だった。

 

 

大和の艦橋からは向こうの空でネウロイのビームを防ぐ二人のウィッチの姿がはっきりと見えた。

「……艦長、全艦敵射程より離脱しました……」

「そうか……」

国から、帝から与えられた艦を、そして数千名からなる乗員を護れたのだ。本来なら、いくらでも喜んでいい状況である。それでも、艦橋の中はひっそりと静まり返っていた。

(今ここで大和を失うわけにはいかんのだ……とは言え、二人のウィッチを残しておめおめ逃げるなぞ……皇国軍人として恥ずべきことだ……)

窓から見える影は明らかに苦戦しているのが分かった。出来ることなら艦を反転させて加勢してやりたいところである。

「ん?艦長!」

「何かね?」

一人の見張りの兵が後方に何かを見つけたようだ。

「後部格納庫開いています、誰かいます!」

「何!?」

その言葉に全員が見張り所に集まった。そして、兵の指差す方向を見て息を飲んだ。

「宮藤さん!?」

そこには新型のユニットを履いた芳佳の姿があった。

「宮藤さん、その『震電』はまだテストもろくに済んでいない!」

「構いません!」

彼女はユニットをカタパルトに固定した。

エンジンを回す。すると、魔法陣が、大和の全長を軽々と越える巨大な 魔法陣が展開された。

「発進!」

カタパルトの火薬に点火され、芳佳の身体が急速に加速する。

何にも縛られない、新たな翼を手に入れた彼女は重力を降りきって海水を巻き上げると勢いよく空へと飛び立っていった。

 

 

「加織ちゃん、艦隊は大丈夫みたいだね」

「そうだねぇ」

リーネと加織は既に疲労困憊だった。ネウロイの放つ攻撃はしばらく無いほどの威力で、しかも連射してきたのだ。

「………」

特にリーネの疲労は酷かった。立ち回りが加織よりも熟練されたものがあり、ネウロイにマークされたのだろう。

彼女は視界が朦朧とするのが分かった。それでも彼女は攻勢に出ようとライフルの照準をネウロイに合わせて引き金を引いた。

彼女の獲物から放たれる鉄鋼弾はこれまで数々のネウロイに風穴を開けてきた。

だが、彼女の疲労がピークに達しているからか、はたまたネウロイの装甲が分厚かったからか、放たれた弾丸はあっさりと弾き返された。

「うっ?」

ネウロイの巨大な身体がよりいっそう大きく見えた。そして、それは赤い光の粒子を蓄え始めた。

ビームが煌めいた。そのビームはリーネに殺到する。

「!?」

シールドを展開する。それでビームは防ぐことができた。

だが、リーネの魔法力は既に限界だった。シールドはビームを防ぐとまるで自分の仕事を終えたのようにパリンと弾け、リーネの身体を弾き飛ばした。

「リーネちゃん!」

加織は彼女に手を伸ばす。だが、伸ばした手はあと少しのところで届かない。気を失ったリーネは紺碧の海へ真っ逆さまに堕ちていった。

「あっ!ああ!」

加織は慌ててそれを追いかけようとする。だが、ネウロイがそれを易々と許すわけもない。

(ああっ!駄目っ!……)

 

「リーネちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

加織がそう思うのと、リーネの名を呼ぶ声が響いたのはほぼ同時であった。

「!?」

高速で飛翔する影が、海面に激突する寸前でリーネの身体を受け止めた。

「リーネちゃん!大丈夫!?」

「うぅ……芳佳……ちゃん?」

ぼんやりと目を開いて訪ねるリーネに芳佳は大きく頷いた。

「芳佳ちゃん!何?そのストライカーユニット!」

加織の質問に、芳佳は笑いながら答えた。

「私の新しい翼だよ!」

芳佳はリーネを抱えたまま加織のもとに近づき、「リーネちゃんをお願い」とそっと渡した。

「芳佳ちゃん、武器!」

加織は肩にかけてあった機関銃を芳佳に放り投げた。

「ありがとう!」

機関銃を受けとると彼女は巨大なネウロイに向かって全速力で飛翔した。

ネウロイは芳佳の進撃を阻もうとビームを発射する。しかし、彼女の展開する分厚いシールドの前に赤い光条は空しく四方八方に拡散していく。

「よくもぉぉぉぉッ!」

しかもネウロイにとって悪いことに、芳佳は最高に『怒って』いた。

彼女はシールドをグッと縮めてより強固なものとした。ルッキーニがよくやる手段である。シールドを『面』で張るのではなく『点』で張るのだ。

そして、することはただひとつ。

彼女はそのまま真っ直ぐネウロイに突っ込んだ。震電の加速と攻撃性を含んだシールドを張る彼女にネウロイはなすすべもなくあっさりと体内に侵入を許す。

「あああああッ!」

芳佳は絶叫をあげて機関銃を放った。そしてそれは、ネウロイの中にあった光輝くコアにめり込んだ。

いくら強固なネウロイも、コアは脆いものだ。

コアが、弾けた。巨大なネウロイの体も光の破片に姿を変えた。

「わあ……!」

加織は歓声をあげる。

「リーネちゃん!芳佳ちゃんがやったよ……!」

「うん……うん……!」

二人は芳佳の姿を見て自然と涙を流していた。

芳佳は新しい翼を手に入れた。大きな大きな、力強く優しい翼である。

彼女はまだ、仲間たちと飛べるのだ。

 

 

 

続く




この間やっとのこさスト魔女の劇場版を見ることができました。
いやぁ、スゴかったですね!
ハイデマリーさんの胸。
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