ポケットモンスター 真実を求めて   作:プチシュー

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2話 あの時から今まで

俺はライブキャスターからのアラーム音で目が覚めた。

 

「懐かしい夢だったな。」

 

俺は体を起こし夢で見た3年前の自分を思い出した。

 

あの時の俺はホウエン地方にいる兄、リョクト兄さんに会いにミシロタウンに行った。そしてリョクト兄さんが生でポケモンバトルを見た事がない俺にポケモンバトルを見せるためにトレーナーを探してコトキタウン近くの草むらまで一緒に行きそこでエレキブル使いのトレーナーに出会ったのだ。

 

テレビでしかポケモンバトルを見た事がなかった俺には一つ一つが新鮮だった。そしてパワー自慢のエレキブルを圧倒したジュカインとジュカインに巧みに指示するリョクト兄さんに俺は衝撃を受けた。

 

「どうすればそこまで強くなれるの?」

 

「旅をして沢山経験を積めばアオトもきっと俺みたいになれるぞ!」

 

その言葉を聞いて俺は旅に出る事を決心した。それから1年後、10歳なった俺は再びホウエン地方に飛んだ。そこで俺は兄にキモリ、つまりジュカインを譲ったホウエン地方のポケモン博士、オダマキ博士を兄に紹介して貰った。何故ホウエンに飛んだかと言うと兄が旅した土地を回りたいという気持ちがあったからだ。

 

そこで俺は相棒となるポケモンと出会った。ポケモンを貰って旅を始めた俺は色んな経験をした。初めてのポケモンバトル、初めてのポケモンゲットそして初めてのポケモンジム挑戦。そして相棒とも息があったバトルが出来るようになった時、事件が起きた。リョクト兄さんが行方不明になったのだ。始めはまた長期の旅に出たのだろうと思ったが半年も連絡がこず不審に思った俺はリョクト兄さんのライブキャスターに電話をしたが繋がらずそこで行方不明になっている事がわかった。それから俺はリョクト兄さんを探して沢山の土地を回ったが手がかりすら見つける事が出来なかった。そして俺は今オダマキ博士の研究所があるミシロタウンに来ていた。ミシロタウンにはリョクト兄さんの家もあり、もしかしたら戻ってきた形跡があるかと思ったがいつも通りのままだった。そしてミシロタウンに来たもう1つの用事が家に行く事をオダマキ博士に連絡した時に頼みたい事があるそうだ。それで昨日はここで一泊してこれからオダマキ博士に会う予定だ。

 

「今の時間は…5時15分か…博士はまだ寝てるよな。」

 

アラームを早くセットし過ぎたせいで会うじかんにも朝食の準備にはかなりの余裕があった。そして俺は朝食の用意を始めた。朝食といっても昨日来る前にかったパンと珈琲だけだ。用意にはさほど時間がかからなかった。そしていざ食べようと朝食を外にあるテラスに移動させるとテーブルの上にあった2つのボールの内の1つがコトコトを動いている。ボールを手に取り、

 

「起きてたのか?出てこい!」

 

「ラグラー!」

 

ボールからは俺の相棒ラグラージが元気よく飛び出してきた。ラグラージはオダマキ博士から譲って貰ったミズゴロウが進化した姿。本当はオダマキ博士からポケモンは貰わず、リョクト兄さんがポケモンを捕まえるのを手伝ってくれるって話だったが研究所を訪れた時にミズゴロウが俺に向かって突進してきたのがきっかけで譲ってもらう事になった。何でもこの時のミズゴロウはなかなかトレーナーが自分を選んでくれなくて焦っていたそうだ。それで俺をポケモンを貰いに来た新人トレーナーだと勘違いして元気がいい所をアピールしようと突進してきたってのがオダマキ博士の見解だった。

 

「真っ直ぐな所がアオトにそっくりだな!最初のポケモンはそのミズゴロウでいいんじゃないか?」

 

「そうだね。ミズゴロウも君を気に入ってるみたいだしどうだいアオト君?」

 

って感じで俺はミズゴロウを譲って貰った。最初はミズゴロウとの旅に不安があったが沢山のバトルを積み重ねて俺もミズゴロウもお互いを信頼し会うようになりそして今に至る。俺はポケモンフーズと昨日来る前に近所の森で収穫したモモンの実をラグラージに出した。

 

「ラグラ〜♫」

 

ちなみにラグラージはモモンの実が大好物。好物が出てラグラージはご機嫌なようだ。

 

「ゆっくり食べろよ?それじゃ頂きます!」

 

それから俺たちは朝食をのんびりと楽しんだ。




読んで頂きありがとうございます。
次回もお楽しみに!
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