魔法少女リリカルなのは~俺は転生者じゃねえ!~ 作:サッカー好き
お待たせしてしまい申し訳ありません!
「・・・
「ん?なのは?イタタタタッ!?」
絶賛、なのはからアイアンクローを喰らっている俺こと
何でこのような状況になっているのかと言うと・・・俺にもよく分からない。
「なのはちゃん。それ以上はいけない。
「・・・アリシアちゃん。外出許可を出してたけどまさかここにいたなんて・・・」
「うん!実はこっそり会いに来てました!フェイトの言うとおり面白い子だね!」
そして、そのすぐ傍でフェイトの姉のアリシアとなのはが連れてきたライトグリーン?の髪をしたお姉さんが仲よさげに話していた。
というか、止めてくれると嬉しいんですが。
「どうして、
「え?」
そういえば、そんな約束をしてたような・・・。
「すまん。アリシアと遊んでてすっかり忘れてたタタタタタタタタッ!?」
「少し反省しようか?しかも、まだ会って間もない筈のアリシアちゃんと名前を呼び合う程の仲なんて許せないの・・・」
「後半なんか違くナナナナナナナナいです!ま、マジ、すみませんでした・・・」
なのはを怒らせるのは、ほどほどにしようと俺は誓った。
ちょっと、どたばたしたが俺はなのは達と公園にやってきた。
「それで、なのはが会って欲しいって言ってた人が・・・」
「ええ、私よ。私はリンディ・ハラオウンと言います。よろしくね、
「あ、はい。橘
とても知的な女性って感じかな?
それにどこかなのはのお母さん桃子さんに雰囲気が似てるよな・・・?
「
「大事なお話?」
なんだろう?
俺、この人と初対面でそんな大事な話をされるほど関係があるのか?
「君は、魔法を信じているかしら?」
「・・・?」
「君には魔法の力があるの」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???
「はい?」
「君には信じられない話だと思うわ。その反応だってこの世界では正しい。でも、貴方の身体から溢れだす魔力は異常なの。どうやら貴方には見えていないみたいだけど、私やなのはちゃんみたいな魔導士からみたらとても危険な状態なの」
「え、えっと?」
「そこで
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
俺はハラオウンさんの言ってる事がよく分からなくて呼び止めた。
「さっきから魔法って、何言ってんのさ!そんなの漫画やゲームの話でしょ?」
「違うわ。これは本当の話よ」
「な、なのは。このお姉さん、おかしいぞ?」
「えっと・・・その・・・」
なのはもとても気まずそうな表情をしている。
なのはもこのお姉さんには苦労しているんだろうな。
「・・・
「・・・なんですか?」
「君の力はいずれ多くの人を傷つける。そうなりたくなければ次に私と会う時、真剣に私の話を聞いてちょうだい」
ハラオウンさんはとても真剣な表情でそう言ってくる。
いやいやいや!魔法なんて存在する筈ない!
この人がただ痛い人なだけさ!
「それでは、私はこれで失礼するわ。アリシアちゃん、一緒に行くわよ」
「はーい!」
俺の隣にいたアリシアはハラオウンさんの元まで行き、手をつないで俺の方を向いた。
「
「あ、ああ・・・」
「なのはさん。後は宜しくね」
「は、はい!」
「なっ!?」
俺は夢でも見ているのだろうか?
いきなりハラオウンさんを中心に光る円が現れた。
「転送!」
「ばいばーい!」
「き、消えた・・・?」
ハラオウンさんの声と同時に円が少し輝きを増したと思ったら2人の姿が消えていなくなっていた。
「ど、どうなってんだよ・・・。な、なのは。ハラオウンさんって奇術師かなんかか?」
「違うよ。時空管理局という組織で働いている偉い人なの」
「じ、時空管理局?なのは、お前まで何言ってんだよ。そんな組織聞いたことないぞ?」
「にゃはは。とりあえず、そんな組織があって
なのはの真っ直ぐな目は少しもぶれずに俺を見ている。
嘘がつけないなのはがここまで言っている。
でも、『魔法』というアニメや漫画のような言葉が現実にある筈がないんだ。
でも、アリシアやハラオウンさんが消えたやつはどう説明する?
俺の夢?幻覚?でも、なのはから喰らったアイアンクローの痛みがまだ残ってるし・・・。
「だあああああああああああああっ!分からん!なのは!」
「は、はい!?」
「とりあえず、帰ろう!家まで送って行く!そして、今日の事はぐっすり寝て明日考える!」
「わ、分かったの・・・」
こうやって考え込んでも何も変わらない。
だから、寝よう。
寝てすっきりさせた方が考えも纏まるさ。
「という事があったんだけど、どう思う?」
「・・・知るか、モブ!とっとと消えろ!」
酷い言い草である。
ただ相談しに来ただけなのに。
「そもそも、何故俺に相談してくるのだ!」
「いや、なんか和也ってこういうのに詳しそうだからさ」
そう結局、俺一人ではどうすればいいか分からなかった。
だから、なんとなく和也に相談しに来た。
「黙れ!俺はモブと触れ合う気はない!それにさっきから嫁達の目が怖いのだ!」
「あー、それは俺もだから我慢してくれ」
和也はアリサやすずかになのはと同じクラス。
俺が珍しくこの教室に訪れて3人に驚いた顔をされつつ、挨拶してすぐに和也の元に向かったからか、めっちゃ睨みつけられている。
「そして、俺の事を軽々しく名前で呼ぶな!馴れ馴れしいぞ!」
「それでさ。魔法って本当にあるのかな?」
「俺の話を聞け!」
俺は和也の威嚇を無視して話を続ける。
こいつは怒ってもそんなに怖くないんだよね。
「どうなのさ?」
「ちっ!あるもないも貴様はあの時、それを目の当たりにしただろう!」
「へ?あの時?」
いつの事だ?
俺が魔法に関わった事があるのか?
「忘れているのか?俺と喧嘩した時の事だぞ?」
「ああー、俺が大怪我した時の事か!」
「大怪我とか言いながら2週間で退院してたがな」
「十分大怪我じゃね?それでも医者には最低でも全治3カ月はかかるって言ってたよ。退院した時、凄い回復力だと驚かれたわ。そう言えばなんで俺と和也って喧嘩したんだっけ?」
「それも忘れたのか・・・まあいい。もう授業が始まるぞ!早く教室に戻れ!」
「へいへい。また来るわ」
俺はそう言って自分の教室に戻った。
ん?なんか自然と話してたから気付けなかったけど・・・。
「俺と喧嘩した時使ったって・・・という事はあいつも魔法を使えるって事じゃね?あれ?マジか?」
「(神崎君、聞こえる?)」
「(おおっ!我が嫁のなのは!聞こえてるぞ!)」
嫁じゃないの。
私、高町なのはは神崎君の相変わらずの様子に溜息を吐く。
「(さっき
「(奴が一々しつこいのが悪いのだ。それでいきなり念話なんてどうしたんだ?俺の声が聞きたくなったのだな?)」
「(違うの。その
しかも、魔法で大怪我させ全治3カ月と医者に言われるくらいの重傷。
これは内容次第ではリンディさんとクロノ君に報告するの。
「(それは・・・まあ、嫁の頼みだし話してやろう。あれは俺達が小学校に入学して数カ月経った初夏の事だ)」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「おい!モブ!お前の事だ、銀髪頭!」
「あっ、俺?」
まだ小学生になって間もないのにアリサやすずかと仲の良かった
元々
原作でならば、なのはと出会い喧嘩して仲を深める筈なのに既に仲良しになっているアリサとすずかを見て和也は
「ちょっと来い!」
「うわっ!?なんなんだよ!?」
和也は
「えっと、急にこんなところに連れて来てなんなのさ?俺、アリサ達と帰る約束してるんだけど・・・」
「そのアリサとすずか・・・俺の嫁達についてだ」
「嫁?ああ!最近、アリサが愚痴ってた変な奴って君の事か!」
「んだと?」
ただでさえ、イラついてた和也に追い打ちをかける
「嫁とかよく分からないけど、あんまりアリサを怒らせるのは止めてくれないか?その飛び火が俺に来るんだよ」
「知るか!そもそもお前が嫁達の側から消えればいいんだ!」
「え?なんで?」
キョトンと首を傾げる
いきなり初対面の子から友達の前から消えろと言われればそうなるのも当然である。
「嫁達の隣には俺のように相応しい男ではないといけないのだ!」
「ふーん?でも、俺はアリサとすずかの側から離れたくない」
「ほざくな、モブ!転生者のよしみだから穏便に済ませてやろうしてやったのだが仕方あるまい!結界発動!」
和也は魔力感知されない様に結界を展開させる。
「結界?何言ってんの?」
「モブ。最後のチャンスだ。嫁達の前から消えろ。そうすれば多少は手加減してやる」
「だから嫌だって言ってんじゃん。そっちこそ、モブって呼ぶな。意味は分からないけどバカと似たような感じがしてむかつく」
流石の
だが、そんな
「このモブが!」
「ぐっ!?」
和也が小学1年生とは思えない脚力で
「い、痛え・・・」
「お前はちょっと痛い目に遭わないと分からねえようだから覚悟しろよ!」
「ぐっ!?」
今度は鳩尾に向かって蹴りを放つ。
その蹴りは
先ほどから和也は小学生らしからぬ力を持っているのは身体強化魔法を使っているからだ。
もちろん、本気でやれば死に繋がる致命傷を与えられるだろう。そこはしっかり手加減をしているがそれでも小学生の身体にはかなりのダメージである。
「ごほっ!?ごほっ!?」
「さあ、誓え!もう2度と俺の嫁の、アリサとすずかの側に近寄らないと!」
「・・・・・・だ」
「んあ?」
「いや、だ!」
「絶対に嫌だ!」
「このモブが!」
今度は上段回し蹴りが
もうふらふらな
「俺は・・・絶対に・・・嫌だ」
「しつこいぞ!」
それでも
何度も和也に殴られても強い意志と気持ちで立ち上がっていく。
「お・・・れ・・・は・・・」
「ぐっ!
そして、和也は
金と赤のオッドアイ。その瞳のさらに奥に見える白き輝き。それに和也は恐怖を感じた。
「桜華崩拳!」
「がはっ!?」
「ぬっ!しまった!?」
和也の魔法を使った攻撃が
今までと比べ物にならない一撃に
そして、壁は崩れ、
「や、やっちまった・・・」
「い、いや、でもあいつも転生者の筈だ。この程度でくたばる訳ねえ!」
≪マスター。宜しいでしょうか?≫
「セイバー?こんな時にどうした?」
凛々しい女性の声が和也の腕輪から発せられる。
その正体は和也の専用デバイス『セイバー』。
これは特典の1つで神様に創られた特別製である。
≪神様からマスターを含め、この世界には2人いると言われたのは覚えていると思います≫
「ああ。だからこうして転生者を―――」
≪しかし、神様からの情報では黒髪黒眼であるとあります≫
「なに!?だ、だが髪の色を変えたって可能性があるじゃねえか!」
セイバーの発言に驚く和也は必死に否定する。
当然だ。自分と同じ転生者と思っていたら全く無関係の一般人だったのだから。
「とにかく、あいつをどう処分する―――」
青ざめた顔をしながら和也は瓦礫の所へ向かおうとした瞬間だった。
瓦礫が爆音と共に突然吹き飛んだ。
そして、白く輝く魔力の柱が現れる。
「て、てめえは!?」
「・・・・・・」
魔力の柱が治まるとそこには立ち上がっている
「おい。本当にこいつが転生者じゃねえのか?」
≪間違いありません≫
「ちいっ!これは俗に言うイレギュラーって奴かクソったれ!」
「・・・・・・」
その足取りはかなり危うい。今にも倒れてしまいそうである。
「おいおい。あいつの怪我、凄い勢いで治ってねえか?」
≪恐らくあの膨大な魔力が傷を癒しているのだと推測。そして、あの子供の魔力量はSSSを超えています≫
「はあ!?この俺より上だって事か!?ふ、ふざけた魔力してんじゃねえぞ!
もう手加減を止めた和也の雷の刃が
「なっ!?」
しかし、白い魔力が
「1つ・・・言っておく・・・」
「ひっ!?」
そんな中、
「俺がアリサ達に嫌われて迷惑をかけているなら消えるよ。でもさ、なんでお前に言われて2人から消えなきゃいけないんだ!ふざけんじゃねええええええええええ!!」
「ぐおっ!?」
感情の爆発によって魔力が弾ける。その反動に和也は吹き飛ばされベンチに突っ込んだ。
「ぐっ・・・なんだなのだ。このバカみたいな魔力・・・あ、ありえ―――」
「おい・・・」
「ひっ!?」
さっきと反対の状況になった尻餅をつく和也に見下す
その
「もう・・・2度と・・・そんな事・・・言・・・うな。わか・・・たな?」
「わ、わわわわわ分かった!もうそんな事は言わない!だから許してくれ!」
「・・・・・・」
和也はすぐに土下座をして許しを請う。
もうプライドとかどうでもよかった。
それほど
「ゆ・・・」
「へ?」
「許す・・・」
その言葉を最後に
そして、暫くして寝息をかき始める。
「な、なんなんだこいつ・・・」
その一言を最後に和也はその場を後にした。
そして和也はもう
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「(という事があってな。そしてあのモブは屋上の階段下で見つけられ病院に送られた。恐らく起きた奴が帰ろうとしたら怪我と魔力の消費による疲労で足を踏み外し転倒したのだろう)」
「(リンディさん、この人です。捕まえてください)」
「(分かったわ。明日から休みらしいし、2日間みっしり教育するわ)」
「(え!?ちょ!?)」
放課後、和也はリンディとクロノに連行され、色々と教育的指導された。
如何でしたでしょうか?
リンディとの会合とテンプレ踏み台君・和也との過去話でした!
めっちゃ悩んだ挙句こうなりましたが楽しんでくれたでしょうか?
次回は・・・どんな話にしようかな・・・
という訳でしつこく報告会!
お気に入り3444件、感想112件、評価135人
前話から5日程空いてしまいましたが・・・千人もお気に入りが増えるとは思ってもいませんでした!
感想も3ケタを超えて読者の皆様には感謝でございます!
そして、誤字や指摘を頂いたりと本当に嬉しいです!ありがとうございます!
次の更新も頑張ります!