魔法少女リリカルなのは~俺は転生者じゃねえ!~   作:サッカー好き

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皆さま、こんにちは!
2ヶ月ぶりの更新!
もう少し早く更新出来れば良いんだけど、、、

楽しんで頂ければ幸いです!


第17話『誰もが通る道』

「ただアリサを看病してる時につい寝ちまったくらいで普通殴るか?酷くね?」

「うーん・・・」

 

俺こと騎士(ナイト)は夏休みの宿題をするべくすずかの家に訪れている。

 

そして、昨日の出来事をすずかに話していた。

 

「でも、アリサちゃんがそんな事で怒るかな?」

 

そう言われると確かに・・・

 

「いや怒るだろ?」

「・・・こればかりはアリサちゃんの日頃の行いのせいかな?」

 

俺の言葉に苦笑するすずか。

 

まあ、この話ばかりしていても仕方ないから本題に入ろう。

 

「それで、今回はすずかが夏休みの宿題を手伝ってくれるんだろ?」

「うん!一緒に頑張ろうね!」

 

とても嬉しそうに笑うすずか。

遊ぶ訳ではないのになんでそんなに楽しめるのだろうか?

 

「そう言えば、すずかは昨日アリサが言ってた通り、夏休みの宿題を全部終わらせたのか?」

「そんな訳ないよ。夏休みの宿題を全部終わらせるなんて無理だよ」

 

すずかは笑いながらそう言った。俺はそれを聞いて安堵する。

 

そうだよな!

いくらなんでも一日で終わる訳ないよな!

 

「夏休みの宿題は後、絵日記とプチトマトの観察日記が残ってるよ」

「・・・・・・」

 

それはもう終わっていると言うんじゃないのか?

なんていうか、すずかやアリサと俺の頭脳は全く別のもので出来ているのではなかろうか?

 

「そ、それで今日は何をやるんだっけ?」

「今日は国語だよ!まずは漢字の書き取りだね!」

 

そんなこんなで宿題が開始された。

順調に終わり、昼食を食べ、ある意味国語で一番の難関が始まろうとしている。

 

「読書感想文か・・・」

騎士(ナイト)君は何を読むの?」

「それなんだよなー。何を読んだらいいかなー」

騎士(ナイト)君は読書苦手だもんね」

「自慢じゃないが俺の部屋にはサッカーの教本、漫画くらいしかねえぜ!」

「本当に自慢じゃないよね・・・。教科書なんて全部学校に置いてってるし」

「だって、一々持って行ったり帰ったり面倒じゃん。教科書って地味に重い・・・・・・ん?なんで俺が教科書全部置いてってるの知ってんの?」

 

俺がふと感じた違和感に気づいて尋ねた。

その事は誰にも話してないし、知っている人はいないはずなのだが。

 

「・・・・・・」

 

すずかの目があらぬ方向を向いている。

 

「おい・・・」

「それよりも!今は読書感想文だね!付いて来て。良い所があるから」

「あ、ああ・・・」

 

なんか納得いかないが俺は言われた通りついて行く。

とりあえず、宿題を終わらせることを優先しよう。

少し歩いて、すずかの言う良い所に到着した。

 

「おおっ~!本がいっぱいあるな!」

 

そこは天井に届きそうな本棚が沢山ある部屋だった。

本棚には隙間などどこにもないくらいびっしりである。

 

「ここは書斎だよ!私とお姉ちゃんが集めた本が置いてあるの」

「す、すっげー!」

 

こんな数え切れない本を2人で集めたのかよ!

俺じゃあ一生かけても無理だな!

 

「でも、これだけあると選ぶの大変だな・・・。そうだ!すずかが選んでくれよ!」

「えっ?私が?でも、こういうのは自分が選んだ方が良いと思うけど?」

「そうかもしれないけどさ。すずかの選んだ本なら飽きずに読められると思うんだ!すずかはセンス良いし!」

「そ、そうかな?じゃあちょっと待っててね!」

 

すずかは本を選んでくれている。

その間暇なので俺は適当にこの部屋を探索する事にした。

と言っても本しかないのだけど。

 

「ん?あそこだけタイトルが書いてない?」

 

隅っこまでやって来て背表紙には何も書いてない本を見つける。

1冊だけではなく6冊くらいはあった。

 

興味本位で俺はその中の1冊を取り読んでみようと開いてみた。

 

「・・・写真?」

 

どうやらこれは本ではなく、アルバムであるようだ。

次々とページをめくれば出会って間もない時やそれ以上前のすずかの写真がある。

一緒に忍さんが写っているのもあった。

そういえば、俺とすずかがあったのは今から2年前だったな。

 

アリサが連れて来たのがきっかけで。

なのはと仲良くなるまでは遊ぶときはいつも3人だった。

 

最初は俺と2人になると少し余所余所しくなったりしていたもんだけど随分変わったもんだ。

 

「さて、次のアルバムを・・・ん?これは・・・」

騎士(ナイト)様。何をなされているのですか?」

「ひゃあっ!?」

 

背後からの声に驚いて奇声をあげた俺は振り向くとそこにはメイド長のノエルがいた。

 

「ま、全く気づかなかった。いつの間に背後にいたんだよ」

「メイド足る者。気配を絶って背後に立つなど容易い事です」

「メイドにそんな特技必要なのか!?」

 

すずかもだが、ノエルもかなり変わったよな。

この人の本性(性癖)?が明らかになったら随分とオープンになってしまった。

 

俺もそんなノエルに、最初はさん付けで敬語だったけど、今では呼捨てでタメ語である。

前にその事でアリサから注意を受けたけど、ノエル本人に問題ないと許可された。

 

最後に『むしろご褒美』と言ったので流石のアリサもそれ以上何も言うことは無かった。

 

騎士(ナイト)様。すずか様がお探しになっていますよ」

 

しまった。

アルバムに夢中になってすっかり忘れていた。

 

「ここは私が片付けておきますので、すぐに行ってあげてください」

「でも悪いよ・・・。片付けならすぐに終わるから・・・」

騎士(ナイト)様がそう仰るなら構いませんが・・・。私と騎士(ショタ)様が2人っきりで私が我慢できるかどうか・・・」

 

現状を確認しよう・・・

場所は、広い書斎の隅っこ。

しかもかなり狭い。

居るのは、俺と何故か少し息を荒らげ始めたノエル。

 

悪寒を感じる!?

 

「なんか分からないけど分かった!片付け、よろしく!」

「はい。かしこまりました」

「ありがとね!」

 

お辞儀をするノエルを背にして俺は猛ダッシュですずかの元へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう。危ないところでした」

 

私の名前は、ノエル・K・エーアリヒカイト。

月村邸のメイド長を担っております。

 

騎士(ナイト)様を見送った私は床に積まれているアルバムを片付け始める。

数冊程なのですぐに終わりますが、私は騎士(ナイト)様が最後に持っていたアルバムを手にして開いた。

 

綺麗に並べられた写真に写っているのは幼稚園の頃のすずかお嬢様。

今よりも髪短く、なのは様のようにツインテールにしていてとても可愛らしいです。

 

「あの様子だと見られていないようですが、もう少し気をつけておく必要がありますね・・・」

 

私はそう呟きながら1枚の写真に視線を向ける。

そこには、はにかむすずかお嬢様と満面の笑みを浮かべる『銀髪』の少年がいた。

 

「それと、すずかお嬢様には謝らないといけませんね」

 

「いやああああああああああああ!!」

 

私が呟いた瞬間、すずかお嬢様の悲鳴が聞こえる。

その後すぐにドサドサドサーッ!と大きな音が聞こえた。

 

普通なら慌てて向かうところではありますが、私は冷静に通信機で妹のファリンへこう伝えた。

 

騎士(ナイト)様の救出を手伝いに来なさい。救護箱を忘れずにね」

 

 

 

 

 

 

 

 

~時を少し遡る~

 

「すずか。勝手に動き回ってごめん!」

「ううん。大丈夫だよ」

 

俺、騎士(ナイト)はすずかと合流してすぐに謝った。

すずかは笑顔で許してくれる。

 

騎士(ナイト)君はじっとしているのは苦手だからしょうがないよ。何してたの?もしかして、良い本とか見つけちゃったかな?」

「いや、本は見つけられなかったけどアルバムは見つけたぜ?」

「えっ」

「すずかって、幼稚園の頃は髪をなのはみたいにしてたんだな。初めて見たけど新鮮だった!」

「そ、そうかな?」

 

でも、なんか違和感があるんだよな。新鮮だけど懐かしいって思っちまうっていうか・・・。

 

「な、騎士(ナイト)君はそっちの髪型の方が好みなの?」

「ん?いや、そう言う訳じゃないけど。俺は今の髪型の方が好きだぜ」

「えっ!?あ、ありがとう・・・」

 

何故か急に顔を赤くしながらもお礼を言うすずか。アリサみたいに風邪ではなさそうだけど・・・?

 

「とても懐かしかったよ。すずかと友達になって二年くらいしか経ってないのにさ。色んなことを思い出したよ。どれも楽しい思い出ばかりだ」

「そ、そうだね。私もアリサちゃんや騎士(ナイト)君と出会ってからとても楽しいことばかりで嬉しい」

 

本当に楽しいことばかりだな。こんな日々がいつまでも続けばいいのに・・・

 

「でも、アルバム見られちゃったんだ・・・。変な写真とかなかった?」

「・・・えっ!?いや、その、な、なかったぜ!」

 

あっ、なんか変な空気になってきた。俺の反応にすずかは変わらず笑顔・・・に見えるが俺にはそう見えなかった。

 

騎士(ナイト)君・・・。正直に言えば許してあげるよ」

「えっと・・・」

 

俺は色々と覚悟を決めた。

 

「すずかがベッドに世界地図を描いてた写真が・・・」

「えっ・・・?」

 

静まり返る書斎。

最初は理解出来ていなかったようだが、事の次第を理解したすずかはみるみるうちに顔を真っ赤にした。

 

「い、いやあああああああああああああああああ!!」

 

・・・俺はこの後の記憶が無い。

正確に言えば、すずかが悲鳴を上げながら一瞬で拳を振りぬこうとしているを見たのが最後の記憶である。

 

聞いた話では俺はすずかに顔面を殴られ、本棚へと突っ込み、その衝撃で本棚から落ちてきた大量の本に押し潰されてしまったらしい。

 

ノエルやファリンさんが応急処置をしてくれたけど、予想以上に重体だったらしく病院へ搬送となった。

 

結局俺は2日間、病院のお世話になった。

本当は、俺の異常?な回復力もあってすぐに退院出来たが医者に止められてしまい、念のためお世話になることになった。

 

その間に、アリサやなのは、アリシアにまさかのはやてまでお見舞いに来てくれた。

 

アリサ、なのは、アリシアは繋がりがあるから分かるけど、はやてはどうして入院したのを知っているのだろうか?

 

聞いてみたら、よく通院している病院で珍しい容姿と名前の子供が入院したと聞いてすぐに俺だと分かったらしい。

そして俺の入院理由を聞いて同じような言葉を言っていた。

 

騎士(ナイト)(君)が悪いけど・・・。どんまい」

 

俺はその言葉にただ苦笑いする事しか出来なかった。

 

すずかもお見舞いに来て謝ってもらったけど、俺は謝られる前に謝った。土下座で。

俺はその時に誓った。

もう勝手に人様のアルバムを見ないと。

 

余談だが、入院した3日間で読書感想文の宿題を無事に終わらせた。

しかも、クラスで一番の量で先生から花丸をもらった。




今回は、すずかのターンでした!
粗末な事は誰もが通ってるよね?
すずかファンの方すみませんでした!

ちょっとした伏線入れちゃったけど、バレバレだよな、、、

まあ、その伏線を回収するかは分かりません!

もし回収してたらそんなやつあったわ〜、な感じでお願いします!


と言うわけで、報告会!

お気に入り5299件、感想142件、評価209人

増えてる増えてる!
これが私のモチベーションアップの1つだったりします!
なので、お気に入り・感想・評価バシバシお願いします!

では、また!
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