天の声   作:例の傘屋

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第十一話

我輩は天の声である

 

 

好きな食べ物は最後までとっておく派である。

 

「げ、元帥殿?!何故この様な場所へ…」

 

「中佐よ、ここは貴様の鎮守府だったか?あ?」

 

「い、いえ、私の鎮守府ではございませんが…?」

 

「では、この様な場所と言ったことを取り消せ。貴様の鎮守府ではないのだ。提督に対して失礼にあたる」

 

「うぐっ…しかし…」

 

「さっさとせんか!ばかもん!」

 

 

このおねぇさん、マジ怖いな。

 

つか、相変わらずと言った方がいいかな?

 

一応、我輩が過去に選定した提督で元帥まで登り詰めたっていう私の自慢だ。だから知ってる。怖いこと。

 

 

「ふむ、君が提督か。ようこそ我が軍へ」

 

「おばさんはだぁれ?」

 

大淀さんが後ろで白目剥いてるので気がついてあげて!!

中佐も白目剥いてやがる!てめぇら実は仲良しだろ!!

 

 

「おっと、自己紹介が遅れた。私は元帥だ。君たち提督の…ボスと言っておこうか」

 

「わぁ~ボス!!じゃぁ強いの?ねーねー、強い?」

 

「あぁ、強いぞ。あめちゃんをあげよう」

 

ポケットにあめちゃん大量に持ち歩いてるのも昔から変わってないな。

 

よく駆逐艦たちに群がられては鼻息荒くなってたもんな…

 

「しかし、あの編成は君が考えたものか?」

 

「うん!!あのね、怖いおにいさんはたぶん僕に負けないようにするために作戦を考えてたと思うの。だからね、逆にそれを利用しようと思ってな…思ったの。」

 

…ただのいい間違いだよな?

 

「ぼくが普通の編成をしたらたぶん勝てない。通常の…ふつうの作戦だと潜水艦を倒すのは大変だから。おれ…ぼくはだから潜水艦を倒すためだけの装備にしたの!」

 

「ふむ、博打的な所はあるが相手の心理を瞬時に読み編成をを構築…そう簡単に出来ることではない。」

 

「えへへ」

 

んー…すごく違和感が拭いきれん…

 

調査部はなにしてんだ。さっさとこの子の事調べてこいよ!

 

黒の組織なんていねぇから!

 

「ふむ、完勝ではないか。」

 

おや?もう演習終わったか。

 

MVPは…夕立か。

 

「完勝っぽい!MVPっぽい!」

 

ばかっぽい

 

だが、それがいい。

 

しかし、あれだけ対潜水艦装備で固められたらゴーヤ達が逆に可愛そうだ…

 

まぁ、演習だからペイント弾。撃破判定こそあるものの実際には沈まんしな。

 

 

「ふむ、なかなか面白いものが見れた。私はこれで帰るとしよう。」

 

「また遊びに来てくれる?」

 

「あぁ、またお邪魔する。…中佐、貴様は本日中に報告書を提出すること、いいな!!」

 

 

ざまぁみろ。

 

 

「では、改めて私は帰るとしよう。またな、提督」

 

「うん!またね!」

 

…違和感が仕事しまくってて痒くて仕方ない…

 

くそ!私は天の声だぞ!誰か…この違和感の正体を教えてくれ!!

 




大分、話が動きました。

確信に迫るのはいつになることやら…

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