天の声   作:例の傘屋

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第十二話 元帥

我輩は天の声である。

 

お昼寝したい。

 

しかし私には5歳の謎多き提督を見守る責務があるのである。

 

義務はないが責任はある。

 

私が指名したのだから。

 

もし、幼子大好き妖怪戦艦が現れたら全力で叩き潰さなければならない。

 

長門、貴様には消えてもらう。

 

さて、提督は演習も終わり色々あって疲れてしまったようだ。

 

5歳の体力を考えれば当然でもある。

 

普通なら保育所などでお昼寝でもしている時間なのだから。

 

あー、5歳に帰りてぇ…

 

「提督、残りのお仕事はもうすぐ終わりますので先に寝てても大丈夫ですよ」

 

大淀って完璧だよな。胸囲以外は。

 

提督も寝てしまったことだし演習にで張ってきた元帥の話でも少ししておこう。

 

彼女は20歳で提督となり、27歳で元帥となった化け物である。

 

おわり。

 

もっと詳しくとどこからか聞こえた気がする。

 

っ!こいつ脳に直接だと…っ!

 

 

あれは今から7年前の事だ。

 

いいか、今から昔話をするぞ?

 

妖精さん!効果音!!

 

ほわーんほわーんほわ~ん

 

ん?もういいの?よし!

 

7年前のある日、とある鎮守府の提督が突如失踪した。

 

これは我々や憲兵が動いたのではなく未だに原因が分かっていない。

 

私は何時ものように候補者を選定しはじめた訳なんだがとあるページで手を止めた。

 

この子…かわいい

 

一目惚れである

 

よし、この子を提督にして見守っていれば仕事に託つけて美少女を拝み続ける事が可能であるという結論に達した。

 

私は天の声であり天才。

 

おいこらストーカー扱いしたやつ出てこいこらたここらやんのかたここら。

 

妖精さんに伝達をし変態ストーカーキングという不名誉なふたつなをつけられつつも無事に着任まで持っていくことができた。

 

着床とかいうな!恥ずかしい!

 

…ど、どうていちゃうわ!!

 

こほん!話を戻そう。

 

無事に手続きも終わり着任日を迎えた。

 

白い軍服を着こなしそれはそれは美しかった。

 

 

最初はね。

 

 

「提督、お迎えに上がりました」

 

「君が秘書官の大淀か。よろしく頼む。」

 

「こちらこそ宜しくお願い致します」

 

「早速で悪いが後ろの艦娘は…」

 

「イクなの!よろしくなの!」

 

「ふむ、発育がよろしいくてよろしい。大淀も見習うように。はっはっはー」

 

 

中身おっさんだった…

 

容姿端麗スタイル抜群系美少女と完璧なのに中身おっさんとかギャップ萌えを通り越してドン引きである。

 

見た目は美少女!中身はおっさん!その名は新着の提督!

 

誰得だバカ野郎。

 

案の定、最初はセクハラ発言をバンバンする為に艦娘達から非難の嵐。

 

「赤城、その食べたものは胸囲の部分のみに蓄積するものではないぞ。ある程度節度を持ってだな…」

 

「ふふふ、夜戦が得意か…私が川内に叩き込んでやろうか?」

 

 

お前が独房に叩き込まれるわ!などと私の誰にも聞こえない突っ込みを意に介することなく提督は暴走…いや、あれは暴走とはいわんな…欲望に忠実であった。

 

ただ、これでも駆逐艦からの人気は高かった。

 

駆逐艦たちの遊んでコールにも嫌な顔1つとせず駆逐艦達が疲れきるまで付き合っていた。

 

そして、廊下ですれ違えば飴ちゃんをあげようと声をかけるなど餌付け…まぁ、餌付けだわな…成功したのである。

 

訓練や演習なども無理をすることなく飄々とこなすこともあり一部の艦娘達から批判を受け始めた。

 

あー…失敗したかなぁ…と私は思った。

 

艦娘達は兵器とは言われているが意志を持っている。

 

モチベーション次第では闇落ち、即ち深海に落ちていく事も考えれられ。

 

早急な解決が必要ではあるものの、自分の選定が間違いだったとは認めたく無いこともあり妖精さんに提督交代の指示は出さずにいた。

 

まぁ、私の杞憂はあの大規模作戦以降は払拭されるわけだが…

 




予定外に元帥登場させちゃったので元帥についてかたっていきます。

天の声はデットプールの様に画面の向こう側に語りかけるので気をつけてくださいね。


…あー、輝きの向こう側に住みてぇ…
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