天の声   作:例の傘屋

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第二話 おむかえ

吾輩は天の声である。

 

天の声は狼狽している。

 

 

ご、ご、ご、5歳?!

 

あかんぞこれは…

 

私の脳内はすでに警告ゲージがマックスまで上がり

今にもふり切らんとばかりに警告音を発していた。

 

私は早急に支配下の妖精さんにキャンセルを出来るか確認する。

 

「デキルワケナヤロガ」

 

そら、そうだよね…

 

分かってはいたが状況は絶望的である。

 

先程は辞職を覚悟したがキャンセルが出来ない以上、私が辞職した所で彼は鎮守府に着任してしまう。

ワンクリック詐欺に近しいこのシステムや突然後ろから声をかけてきやがったクソ上司が悪いなどと

毒付いた所で事態は好転しない…。

 

で、あるならば私が責任を持って支配下の妖精さんをフル活用し、彼に5歳児提督ライフを謳歌してもらおうじゃないかと思ったのである。

 

天の声はポジティブである。

 

早速、工廠にいる妖精さんに連絡を取り、玩具を作らせよう。

 

どんなものがいいのかと要望を聞かれたので

 

合体ロボで、名前はキサラギにしようと提案した所却下された。

 

クッ

 

駆逐艦みたいな脅威的(意味深)に問題がある物は作りたくないとか

てめぇらあとで駆逐艦の子達に謝れ!!

 

安易に多方面に喧嘩売るんじゃないよ!まったく…

 

私がそうこう妖精さんとおもちゃの打ち合わせと胸囲について討論をしているうちに

鎮守府入口にいる妖精さんから入電。

 

どうやら大本営から送迎の車が鎮守府前に到着したようだ。

 

「さぁ、ついたよ。ここが君がお仕事をする鎮守府だ。疲れてないかい?」

 

「うん!!大丈夫だよ!おじさんありがとう!」

 

「お礼が出来ることは良い事だね。でもおじさんはやめようね。」

 

「わかったよ!おじさん!」

 

「おじ…コホン、いいかい、もう一度これからの事を説明するよ?」

 

「うん!」

 

「これから君はこの鎮守府で艦娘という女の子たちと一緒に住むんだ。

 ただ、一緒に住んでるんじゃなく、女の子達にお願いをして悪い敵を倒して行かなきゃいけない。」

 

「しんかいせいかんっていう悪い奴と戦わなきゃいけないんだよね?」

 

「そうだね、戦う上で色々辛い事や悲しい事があると思うけど、そんな時はお兄さんに電話をしておいで」

 

「悲しい事があるの?」

 

「おそらくね…」

 

「…うん、わかった!ありがとう!おじさん!」

 

「オニイサンデス」

 

「ふふふ」

 

「まったく…ふぅ…しかし、いつまでたっても迎えが来ないな…」

 

おや?まだ迎えを手配していなかったか…

 

ふむ、妖精さんに手配を頼もう。

 

さてさて、誰を迎えに寄越すんだろうか。

 

やはり駆逐艦の方が年齢層的に近い感じがすから駆逐艦の子達であろうか。

赤城も母性本能満載、食欲満載の笑顔でお迎えとしては適任かもしれん。

しかし、大本命はお艦こと鳳翔であろう。5歳からしたら安心感がち

 

「長門だ。提督、ようこそ鎮守府へ。」

 

…妖精さん…何故妖怪幼子大好き戦艦をお迎えに寄越したんですか…

 

 




じわじわ話を進めて行きます。

次からは鎮守府の中に入っていきたいと思います。

大分、地の文章が出て来てるのはご愛嬌です。

泥版の艦これ、さくっと枠を解放して頂きたいものです。
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