天の声   作:例の傘屋

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第四話 ごはんおいしい!

我輩は天の声である。

 

加齢臭が気になる天の声である。

 

さて、妖怪戦艦、長門は提督のメッにより目下、天に召される最中の為、提督が泣き出してしまった。

 

そら、目の前で噴水の様に鼻血を出し、白目を向きながら後ろに倒れられたら大の大人でもお漏らしくらいはするだろう。

 

…私は断じて漏らしてないぞ。

 

このままほっておいてもらちが明かないと思い、別の艦娘を寄越すように妖精さんに入電をするとしよう。

 

 

「ふぇぇぇ!!おねぇーちゃーん!!しんじゃやだぁぁあ!!」

 

 

長門にとっては最良の幸せな轟沈だと思う天の声なのでした。

お、そうこうしているうちに新しい案内係りが到着したようだ。

 

 

「新しい提督か。オレは天龍だ。フフフ、怖いか?」

 

 

「ふぇぇぇん!!」

 

おい、やめろ!!本当に怖がってるじゃないか!!

しかも自分で怖がらせておいて怖がってる事に動揺してる場合か!!

確かにチビッ子の面倒と言えば天龍が定説ではあるが初対面の5歳児にはさすがにそのセリフはダメだ。

 

「あらぁ~天龍ちゃ~ん、ダメじゃない~」

 

「龍田か…本当に怖がるとは思わなくてな…妖精にも掴みはこれですぜ!天龍さん!って言われてな…」

 

 

…あの妖精、1週間おやつ無しの刑をたった今より執行する。

異議は認めない。

 

 

「提督~、見た目はこんなんですけど天龍ちゃんは怖く無いわよ~」

 

「…いじめる?」

 

「大丈夫~いじめないわよ~、誰かが提督をいじめたら龍田おねぇちゃんに教えてくださいねぇ~」

 

 

龍田さん、目が笑ってないのですが…

 

しかし…あるぇ?おかしいなぁ…以前ここの鎮守府は海の藻屑として消えた前提督の時はもう少し規律がしっかりしていたイメージがあったのだが…

 

すこし余裕が出来たら5歳児提督の資料をしっかりと読み直してみよう。

 

なにはともあれ龍田の守ってあげる発言により提督が持ち直した様だ。

 

「よし!じゃぁ提督!オレが案内してやるからこっち行こうぜ!」

 

「う、うん…あっ…でも長門おねぇちゃんが…」

 

「大丈夫よ~私が処理しておくわ~」

 

龍田さん、処理はダメです。

 

ふむ、食堂へまずは行くのか。

そう言えば時間は昼近くを指している。

腹も減ってるだろうという天龍なりの優しさか。

 

「いらっしゃいませ。あら、かわいい提督さんね。ふふふ」

 

「こんにちは!ぼく、提督です!…えっと…」

 

「はい、こんにちは。私は間宮です。ここで皆さんにご飯を作ったりしてるんですよ」

 

「間宮おねぇちゃん!どんなご飯があるの?!」

 

「そうですねぇ、かわいい提督にぴったりのご飯もありますよ」

 

「ぴったり!天龍おねぇちゃん!ぼく、食べたい!」

 

「オレも丁度腹が減ってたし一緒に飯食うか!」

 

「天龍おねぇちゃん、飯っていったらダメだよ!ご飯って言わないとダメ!」

 

間宮さんがニコニコしてるのは分かるけど天龍さんも何でニコニコしてるんですかね…

 

ちょっと天の声、頭痛くなってきました。

 

「ごちそーさまでしたぁ!」

 

「はい、お粗末様でした。提督、美味しかったですか?」

 

「うん!すっごく美味しかったよ!また間宮おねぇちゃんのオムライス食べたいなぁ~」

 

「ふふふ、ご飯の時間になったら食堂に来てくださいね。美味しい料理作ってお待ちしております…あら…提督…?」

 

 

お腹一杯になって寝ちゃったか。

 

…提督の後方よりなにやらいけない鼻息が聞こえる…

 

「テイトク…ミ・ツ・ケ・タ!!」

 

ぎゃぁぁぁあ!!妖怪戦艦長門復活してる!!

 

 

 




みてくださってる方がいて非常にうれしいです。

今日の更新はここまで。

ゆっくりまったり進行して行きますが宜しくお願いします!
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