海岸の町   作:アイバユウ

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第117話(挿絵があります)

 

【挿絵表示】

(スキューバダイビングをしている水川カオリの絵)

私は鍾乳洞の中をスキューバダイビングで楽しんでいた

タンクには初めから1時間分は潜っていられるぐらいの空気が入っている。

まだまだ優雅な時間を過ごしていられる。ここは何者にも邪魔されない空間だから好きだ。ただ、魚たちとの空間。

ところどころ上から太陽の光が入ってきて綺麗な青色の海が広がっている

鍾乳洞と言っても上の天井部分に穴が開いている部分があるのだ

魚たちのエサを持ってきたためそれを途中で撒きながら泳ぐと彼らは自然と寄ってくる

魚たちとの優雅なダイビングの時間。魚たちは人と違って裏切るようなことをしない。

自然と共に生きて運命を自ら分かっている。だから好きなのだ。魚釣りも同じに

彼らは自らの運命が分かっているのかもしれない。もしそうだとしてもそれは人が考えている傲慢な考えなのかもしれない

でも今一緒に泳いでいる魚たちは自然と同じだ。何物にも代えることができない自然の生き物。

彼らと一緒にいる時間は極めて貴重だ。そして鍾乳洞の最深部の奥に向かって泳いでいく

その途中である生き物と出会った。それはイルカだ。種類は珍しく。

この界隈でしか生息していない天然記念物にも指定されている種類の物だ

彼らもこの鍾乳洞のことが好きなのかそれとも私を追ってきているのか。

もしかしたら私の本当の正体を見抜いているのかもしれない。

人には見ぬ事はできない事でも自然と共に生きている生き物である彼らにはわかるのかもしれない。

潜って10分ほどで一度浮上した。そこには大きなドームがあった。

ダイビング用の装備の酸素タンクからつながっているレギュレーターを口から外して、声を出す

すると綺麗に反響しあっている。まるで山で起きるやまびこのような現象のように

当然といえば当然なのかもしれないが

 

「ここはあいかわらず綺麗ね」

 

すこし太陽の光が入ってくる部分があるため海の海水の色が綺麗に反射していた

私は持っていた魚たち用のエサを巻くと多くの小魚が寄ってきた。

私は再びレギュレーターをくわえると潜っていった

そして鍾乳洞にある最深部にある部分に向かっていった。ここから先は少し暗いためダイビング用の懐中電灯と

ロープを頼りに潜っていった。ここから先は少しリスクがあるためお父さんもよく注意するようにといつも言われている

初めて潜った時は少しパニックを起こしてしまったことがあるくらいの難所だ

でもここを超えると綺麗な光景の部分が続いている場所に出る。

そこが最も美しい光景が見られ居るところなのだ。だから目指しているのだ。

その場所がまるで私にとってはお母さんやお父さんに囲まれている場所の次の幸せを感じれる場所なのかもしれないからだ

自然の中で生きていると幸せというのが何なのか考えさせられることがよくある

どうしてなのかは私にもわからないのだが。でも考えてしまうのだ。どうしても

 

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