海岸の町   作:アイバユウ

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第134話

海岸の町 旅館 私の部屋

 

今日はお母さんが私の部屋にユウさんと私の朝食を持ってきてくれた。私はユウさんと一緒に朝食を取り始めた

朝食は鮭定食だった。いつものように朝食を取りながらいろいろとおしゃべりをしていた

まずは今日来る予定の第三新東京市にある学校の教師による研修の話だ

 

「それで、カオリちゃんはどうするつもりなのかな?」

 

「私は変わりません。普段通りこの部屋で過ごすつもりです。お昼にはお酒の注文に行って来て帰ってくるだけ」

 

毎日と変わりませんよと言うと私は言う。

そう、彼女と接触したからと言って何かトラブルがあるとは限らない。

 

「ならそのお酒の注文には僕が同行するよ。心配だからね」

 

「ユウさん。バカな事はしませんよ。私だって」

 

「それでも心配なんだよ」

 

君のことがとユウさんは言ってくれた。心配してくれる人が増えたことが良いのか悪いのかはわからないが

私は分かりましたと言うと一緒に行く事にした。どちらにしても引き下がってくれるとは思えなかったからだ

それにそこまで心配してくれているなら、一緒のほうが良いと判断したのだ

私達はいつものように食べ終わると食器を食堂に持って行く。すると食堂は大混雑していた。

最近、この旅館も人気がお客さんが増えてきたように感じられた。以前はもっと静かな時間だったのだが

 

「人が増えたことは良い事かな?」

 

この旅館に人気が出てきたことは良いことかもしれない。経営的にはの話だが

ただ、私個人的な事を思えば、静かな旅館だった昔がのほうが良かったと思ってしまう。あの静けさが良かったのだから。

そんなことを話しながら砂浜の近くにある酒屋に到着するといつものように注文した

そして注文を終えると砂浜に向かった。そして、浜辺に座った。

 

「平和ですね」

 

「なんでもない事が最高の幸せなんだよね」

 

「はい。なんでもない事が最高の幸せです。それ以上は望みません」

 

その時、浜辺のバス停のところに1台のバスが止まった。私が振り返るとある人が降りてきた

 

「お元気そうですね。カオリさんと呼んだ方が良いの?」

 

「伊吹マヤさんですね。変わりましたね」

 

「もう私もあのころとは違うから」

 

「なら私も、もう碇シンジではありませんからそう呼んでもらえると嬉しいです」

 

話しかけてきたのは伊吹マヤさんだった。横にいたユウさんは明らかに警戒していた

私は大丈夫ですからと言って警戒態勢を緩めるように促すがそうする事は無かった

 

「どうして話しかけてきたんですか?」

 

「あなたにこれを預かってきたの。できれば早い方が良いと思って」

 

マヤさんは私に1枚の手紙を渡してきた。差出人は碇ユイとなっていた

 

「ユイさんからあなたへの手紙。あなたは嫌がるかもしれない。でも、渡してほしいって。返事はいらなくても読んでほしいそうよ」

 

「わかりました。読むだけは読んでおきますが返事をするかどうかは保証できないとお伝えください」

 

マヤさんはありがとうと言うと砂浜から道路に戻ってバスに再び乗ると、バスは旅館に向かっていった

 

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