海岸の町   作:アイバユウ

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第233話

レストランでは私たちは楽しく食事ができた。本当に楽しい時間だった

いつもこの街に来てから考えていた。私はどうしたら幸せになれるのかどうかを

先が見えないから頑張ろうとするのだというのはわかっていても

私がどういう運命をたどるかどうかは私にもわからない

未来というのは決まったものなどはない

数多くの分かれ道があるため、どんなことになるかは私にも想像もつかない

 

「カオリちゃん。何か悩み事なら相談に乗るよ」

 

ユウさんが私の少しの表情の変化に気が付いたようで私に質問してきた

私は未来ってわからないですねと答えた

 

「そうだね。未来はどこでどういう道になるかがわからないから頑張れるってことだから」

 

ユウさんの言うとおりだ。未来はどんな道の選択もできる

だからこそ人は努力するのだ。少しでも明るい未来を目指すために

中には悪事をたくらむ連中も存在する。そういった人物は警察などによって摘発される

だがすべてを摘発できるわけではない。時には包囲網を突破されるケースもある

私はそんな人物や組織をつぶすつもりだ。

子供達には明るい未来を見てほしい。妨害する奴らは邪魔な存在である

その妨害する奴らの中にはネルフやゼーレの関係者も含まれている

甘い対応で乗り切るつもりはない。やるからには徹底的につぶすしか私たちには道はない

 

「一応聞いておくけど、カオリは襲われていないわよね?。一緒に同棲しているのは男なのだから」

 

手を出されているならいつでも申告してねとルミナさんはどこか不気味な笑みを浮かべて話した

もしここで私が色仕掛けを受けていますと返答すればどんな結果になったかは簡単に想像できた

きっとルミナさんはユウさんを死ぬよりも怖い目にあわされることは確実だ

 

「ルミナさん。ユウさんが私をおいしく頂かれそうになったら大声で悲鳴を上げますよ」

 

ただし私にその気があれば話は別ですけどというとルミナさんはユウさんのことをにらんだ

 

「僕がカオリちゃんを襲ったら海岸の町にいるご両親に顔向けができないよ。襲うなんてとんでもない話だから」

 

「人間ってそう簡単に言っておいて、いざってときにはどんなチャンスでも利用するから心配しているのよ」

 

ルミナさんの予想は当たっている。人間は突然何をするかわからない

でもユウさんに限ってそれはあり得ない。もう長い付き合いだし、私のために多くのものを犠牲にしてきた

だから信頼性は確実である。保証できるくらいに

 

「もし襲われたら報告すること。良いわね。それとあなたもそんなことをするつもりがあるなら覚悟しておきなさい」

 

私がどこまで逃げようと追いかけまわして傷物にした罪の重さをたっぷりと時間をかけてわからせてあげるわと

どこまでが本気なのかと聞きたいところだけど、ルミナさんは必ずそれを実行する

怒らせると怖い人ランキングで上位に入っているのだから

 

「カオリちゃんを餌食にしたら殺されることくらいはわかっているよ。心配しなくてもそんなつもりはないから」

 

ユウさんは少し冷や汗をかいている。

ルミナさんの口調がかなり深刻なものだったから当然と言えばそうかもしれないけど

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